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3.帝政エリクシア偵察録
37.責任取ってね♪
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「へぇ、使命に失敗して罰が与えられるのなら、神とやらから直接使命を受けた貴方にも、失敗した責任があるよね?」
ディオニクスと呼ばれた大司教の背後で、僕はにこやかな笑みを浮かべて彼らを見つめます。もちろん、防御は固めてありますよ? なにせ、ここは敵の本拠地なのですから。
ディオニクスは僕の顔を見ると、ヒィっと小さな悲鳴をあげて後ずさります。なにか失礼な態度ですね。
教皇猊下は僕を怪訝な目で見ると、ディオニクスに問いますが、ディオニクスは僕の姿を見たことがトリガーになったのか、ショック症状がでて口から泡を吹いて倒れています。答えるのが無理とみたのか、杖を床に2、3度打ち付けると、カツカツと硬い音を立てますが、それを合図に部屋の入り口が開き、武装した兵士が現われました。
「何者かは知らぬが、ここはルキウス教の大聖堂である。許しの無い者の立ち入りは遠慮願おう」
オペラ歌手のような深いバリトンが響きますが、目の前に居るのは禿たオジサンですからね。僕に感銘を与える事はできませんよ。
「あれ? おかしいですね。あなた方が僕を呼んでいたのでしょう? 但し僕がここに着たのは、あなた方に呼ばれたからではありませんが……」
教皇猊下は改めて僕を見直すと、気付いたようですね。自分が取り押さえろと命令をした人物であると。
「おぉ、これは聖女『クロエ・ジャンヌ・エスティス』ではないか。我等の請願に答えて、この地に着てくださったのだな」
何処までも自分勝手な解釈ですが、見ている人が居るのですから、多少は演技込みでも相応しい相手をしてあげましょう。
「残念ながら、あなた方を救いに来たわけではありませんよ。どちらかというと、その逆、断罪に来たというべきでしょうね」
そして、僕は彼らの行為を1つ1つ暴いていきます。
西部属領での異端者や彼らが亜人と呼ぶ、獣人族やエルフ族等の流民でもない領民を虐殺し、死体を野山や路傍、下水などに放置したこと。
それが切欠となり、大量のネズミが繁殖した事。それが『黒死病』の本となる原因となったこと。
さらに、彼が命じた『アレキサンドリア討伐』の指示により、エリクシアの西部・中央・東部に、『黒死病』が拡散されたこと。
そして、西部属領での教会によるアンデッドモンスターによる自作自演により、大量の領民が死と飢えに苦しめられている事を。
その他、教会の権威を基に、洗礼にきた見目良い娘に関係をせまった司教や、冤罪を作り出し、喜捨の額で彼らを許したり裁いていた事を。
それらを黙って聞いていた教皇猊下ですが、突然壊れたかのように話し出します。
「それがどうしたというのだ? 物事が成ったのは神がそれを望んだからだ。結果神が望んだようになったのだ。我々は神の意思にしたがっただけのことよ。
お前達、コヤツはやはり聖女ではない。異教の魔女であり、その呪いの力によって『黒死病』を蔓延させた張本人だ。殺せ、殺すのだ」
はぁ、僕は深い溜め息を着きます。自分が犯した行為も、神が罰しなければ許されるなら、法も道徳も何の意味もありませんね。
「先程、貴方は自分で話しました。『われらが地上での神の威光を示せぬ故に、神であるルキウス様もその奇跡をもたらす事ができるのは、僅かだけ』と。
そうならば、神による断罪が行われる事は僅かだけではないのですか? 結局貴方は自分を正当化しているだけですね。」
僕は周囲を固める教会騎士を見渡して言いました。
「どうしました? 教皇猊下の言うとおり、僕を殺しに来ないのですか? あぁ、エリクシアお得意の銃を使う兵は教会にはいないのかな? 教皇毎僕を撃ってみれば良いですよ。あなた方の信じる神が存在するのであれば、神は教皇猊下を見捨てずに、奇跡をおこしてお救いになるでしょう?」
兵士は命令のあったとおり、僕に矢をいかけ槍を突き立てますが、守りの魔法を貫く事はできません。銃も撃たれたようですが、弾丸も同様に止められています。
障壁への当たり具合が悪く、兆弾によって教皇猊下に向った弾は、僕が教皇猊下の直前に張った障壁に食い止められていますが、猊下は腰を抜かして座り込んでしまいます。その股間には、汚水が溢れているようですね。
「ど、どうだ。やはり私は神に守られているのだ。これがその証拠だ」
漏らしていながら、虚勢を晴れるのはたいした物ですが、僕は彼らに言ってあげます。
「それは僕が張ってあげた障壁ですよ。その証拠にほら」
僕が右手人差し指を教皇猊下に向け、ちょいと指を動かすと、弾丸が床に転がります。この時代の弾丸は、椎の実型ではなくただの丸い粒ですね。それが障壁にあたりひしゃげています。潰れてないだけ、弾の強度が高いのか、それとも銃自体の威力が弱いのかですね。
そして、周囲がにわかに騒がしくなります。
「な、何事だ!!」
教皇猊下も教会騎士も騒ぎ出しますので、僕は収納から多数の小型ドローンを取り出し、空中に浮かべます。
「《彼が見聞きするものはこの者が見聞きするもの、空間を越えてつなぎたまえ 接続》」
僕が軽く目を瞑り、手を軽く広げながら詠唱します。さすがに台数が多いですからね。髪もふんわりと広がり、衣服の裾も多少はためきます。この辺は演出ですね。すこし、光なんかもまとって見ましょう。
そして、野戦病院同様に、大聖堂のホールの中にはエリクシア内の主要なルキウス教会の映像が投影されています。人々が、教会に押し寄せて、詰め寄っていますね。悪徳司祭が民衆に殴られ、引き倒されています。
「こ、これはっ」
教皇猊下が呟きますが、時既に遅しです。
「今までの会話を、全て敬虔なるルキウス教の信者にご覧になって頂いただけですよ。信者の皆さんが、あなた方の考えを理解して下さるといいですね」
そう、僕はこの会談をエリクシアのルキウス教会の前で、野戦病院の様に投影して民衆に見せていたのです。結果は、ご覧の通りですね。民衆による暴動が発生です。当然この大聖堂でも……
「…なん…だと…」
教皇猊下は喘ぎますが、これで終らせる気はありませんよ。僕は再び、猊下の周囲に魔法障壁を張ります。
「《魔力よ、壁となりて彼を閉じ込める檻と化せ!障壁》」
さて、では本来の用件である、アレキサンドリア討伐の責任を、最高責任者として取っていただきましょうね。
「では、教皇猊下。貴方には、戦争犯罪者として責任を取って、罰を受けていただきます。あぁ、申し訳ありませんが、これは貴方の行いによって、一時的にとはいえ国を出る羽目になった僕個人の意趣返しです。どうかお受け取りくださいね。《召喚 蚤》」
僕が呼び出したのは、この周辺で『黒死病』患者についている大量の蚤です。障壁の内側に下からおぞましい数の蚤が跳ねながら沸いて、教皇猊下の服や足に飛びついていきますが、ちょっと数が多いですね。
次から次へと沸いて、立ち上がって逃げようとした教皇猊下の腰の高さまで達したのに、まだまだ止まりません。障壁の中で必死な顔をして何か言ってますが、耳障りなので遮音していますからね。
「『自らの改心と信心があれば神の奇跡は汝にもたらされる』のでしょう? 神も最高位の教皇猊下の願いなら、きっと聴きとどけてくれますよ」
僕は教皇猊下を見つめて、にっこりと微笑みます。
「ですが、貴方に必要なのは神の奇跡ではなく、髪が増える奇跡だったみたいですね。それではさようなら」
あっ、絶望の顔色を浮かべて、蚤の海に沈んでしまいましたね。さぁ、これで『黒死病』に教皇猊下がかかるかどうかは神の審判に任せましょう。
「では、僕はこれで失礼しますね。教皇猊下の魔法障壁は5分もすれば解けますよ。蚤も逃げ出しますけどね♪ あぁ、それとこの大聖堂に溜め込まれた喜捨物の中から、今回のアレキサンドリア戦役での賠償分を徴集していきますね。喜捨した信者への賠償は、国王陛下にでもお願いして下さい。あくまでも、戦いを起こしたのは、ルキウス教徒となっているのでね」
まずは聖堂の配置したドローンと、お金を中心とした喜捨物を回収します。あぁ、あちこちの教会に設置して回ったドローンも回収しなければいけませんね。また家を空けるって言ったら、アレクシアさんに叱られるかなぁ。僕は後始末を考えて、頭を抱えながら野戦病院へと転移しました。
ディオニクスと呼ばれた大司教の背後で、僕はにこやかな笑みを浮かべて彼らを見つめます。もちろん、防御は固めてありますよ? なにせ、ここは敵の本拠地なのですから。
ディオニクスは僕の顔を見ると、ヒィっと小さな悲鳴をあげて後ずさります。なにか失礼な態度ですね。
教皇猊下は僕を怪訝な目で見ると、ディオニクスに問いますが、ディオニクスは僕の姿を見たことがトリガーになったのか、ショック症状がでて口から泡を吹いて倒れています。答えるのが無理とみたのか、杖を床に2、3度打ち付けると、カツカツと硬い音を立てますが、それを合図に部屋の入り口が開き、武装した兵士が現われました。
「何者かは知らぬが、ここはルキウス教の大聖堂である。許しの無い者の立ち入りは遠慮願おう」
オペラ歌手のような深いバリトンが響きますが、目の前に居るのは禿たオジサンですからね。僕に感銘を与える事はできませんよ。
「あれ? おかしいですね。あなた方が僕を呼んでいたのでしょう? 但し僕がここに着たのは、あなた方に呼ばれたからではありませんが……」
教皇猊下は改めて僕を見直すと、気付いたようですね。自分が取り押さえろと命令をした人物であると。
「おぉ、これは聖女『クロエ・ジャンヌ・エスティス』ではないか。我等の請願に答えて、この地に着てくださったのだな」
何処までも自分勝手な解釈ですが、見ている人が居るのですから、多少は演技込みでも相応しい相手をしてあげましょう。
「残念ながら、あなた方を救いに来たわけではありませんよ。どちらかというと、その逆、断罪に来たというべきでしょうね」
そして、僕は彼らの行為を1つ1つ暴いていきます。
西部属領での異端者や彼らが亜人と呼ぶ、獣人族やエルフ族等の流民でもない領民を虐殺し、死体を野山や路傍、下水などに放置したこと。
それが切欠となり、大量のネズミが繁殖した事。それが『黒死病』の本となる原因となったこと。
さらに、彼が命じた『アレキサンドリア討伐』の指示により、エリクシアの西部・中央・東部に、『黒死病』が拡散されたこと。
そして、西部属領での教会によるアンデッドモンスターによる自作自演により、大量の領民が死と飢えに苦しめられている事を。
その他、教会の権威を基に、洗礼にきた見目良い娘に関係をせまった司教や、冤罪を作り出し、喜捨の額で彼らを許したり裁いていた事を。
それらを黙って聞いていた教皇猊下ですが、突然壊れたかのように話し出します。
「それがどうしたというのだ? 物事が成ったのは神がそれを望んだからだ。結果神が望んだようになったのだ。我々は神の意思にしたがっただけのことよ。
お前達、コヤツはやはり聖女ではない。異教の魔女であり、その呪いの力によって『黒死病』を蔓延させた張本人だ。殺せ、殺すのだ」
はぁ、僕は深い溜め息を着きます。自分が犯した行為も、神が罰しなければ許されるなら、法も道徳も何の意味もありませんね。
「先程、貴方は自分で話しました。『われらが地上での神の威光を示せぬ故に、神であるルキウス様もその奇跡をもたらす事ができるのは、僅かだけ』と。
そうならば、神による断罪が行われる事は僅かだけではないのですか? 結局貴方は自分を正当化しているだけですね。」
僕は周囲を固める教会騎士を見渡して言いました。
「どうしました? 教皇猊下の言うとおり、僕を殺しに来ないのですか? あぁ、エリクシアお得意の銃を使う兵は教会にはいないのかな? 教皇毎僕を撃ってみれば良いですよ。あなた方の信じる神が存在するのであれば、神は教皇猊下を見捨てずに、奇跡をおこしてお救いになるでしょう?」
兵士は命令のあったとおり、僕に矢をいかけ槍を突き立てますが、守りの魔法を貫く事はできません。銃も撃たれたようですが、弾丸も同様に止められています。
障壁への当たり具合が悪く、兆弾によって教皇猊下に向った弾は、僕が教皇猊下の直前に張った障壁に食い止められていますが、猊下は腰を抜かして座り込んでしまいます。その股間には、汚水が溢れているようですね。
「ど、どうだ。やはり私は神に守られているのだ。これがその証拠だ」
漏らしていながら、虚勢を晴れるのはたいした物ですが、僕は彼らに言ってあげます。
「それは僕が張ってあげた障壁ですよ。その証拠にほら」
僕が右手人差し指を教皇猊下に向け、ちょいと指を動かすと、弾丸が床に転がります。この時代の弾丸は、椎の実型ではなくただの丸い粒ですね。それが障壁にあたりひしゃげています。潰れてないだけ、弾の強度が高いのか、それとも銃自体の威力が弱いのかですね。
そして、周囲がにわかに騒がしくなります。
「な、何事だ!!」
教皇猊下も教会騎士も騒ぎ出しますので、僕は収納から多数の小型ドローンを取り出し、空中に浮かべます。
「《彼が見聞きするものはこの者が見聞きするもの、空間を越えてつなぎたまえ 接続》」
僕が軽く目を瞑り、手を軽く広げながら詠唱します。さすがに台数が多いですからね。髪もふんわりと広がり、衣服の裾も多少はためきます。この辺は演出ですね。すこし、光なんかもまとって見ましょう。
そして、野戦病院同様に、大聖堂のホールの中にはエリクシア内の主要なルキウス教会の映像が投影されています。人々が、教会に押し寄せて、詰め寄っていますね。悪徳司祭が民衆に殴られ、引き倒されています。
「こ、これはっ」
教皇猊下が呟きますが、時既に遅しです。
「今までの会話を、全て敬虔なるルキウス教の信者にご覧になって頂いただけですよ。信者の皆さんが、あなた方の考えを理解して下さるといいですね」
そう、僕はこの会談をエリクシアのルキウス教会の前で、野戦病院の様に投影して民衆に見せていたのです。結果は、ご覧の通りですね。民衆による暴動が発生です。当然この大聖堂でも……
「…なん…だと…」
教皇猊下は喘ぎますが、これで終らせる気はありませんよ。僕は再び、猊下の周囲に魔法障壁を張ります。
「《魔力よ、壁となりて彼を閉じ込める檻と化せ!障壁》」
さて、では本来の用件である、アレキサンドリア討伐の責任を、最高責任者として取っていただきましょうね。
「では、教皇猊下。貴方には、戦争犯罪者として責任を取って、罰を受けていただきます。あぁ、申し訳ありませんが、これは貴方の行いによって、一時的にとはいえ国を出る羽目になった僕個人の意趣返しです。どうかお受け取りくださいね。《召喚 蚤》」
僕が呼び出したのは、この周辺で『黒死病』患者についている大量の蚤です。障壁の内側に下からおぞましい数の蚤が跳ねながら沸いて、教皇猊下の服や足に飛びついていきますが、ちょっと数が多いですね。
次から次へと沸いて、立ち上がって逃げようとした教皇猊下の腰の高さまで達したのに、まだまだ止まりません。障壁の中で必死な顔をして何か言ってますが、耳障りなので遮音していますからね。
「『自らの改心と信心があれば神の奇跡は汝にもたらされる』のでしょう? 神も最高位の教皇猊下の願いなら、きっと聴きとどけてくれますよ」
僕は教皇猊下を見つめて、にっこりと微笑みます。
「ですが、貴方に必要なのは神の奇跡ではなく、髪が増える奇跡だったみたいですね。それではさようなら」
あっ、絶望の顔色を浮かべて、蚤の海に沈んでしまいましたね。さぁ、これで『黒死病』に教皇猊下がかかるかどうかは神の審判に任せましょう。
「では、僕はこれで失礼しますね。教皇猊下の魔法障壁は5分もすれば解けますよ。蚤も逃げ出しますけどね♪ あぁ、それとこの大聖堂に溜め込まれた喜捨物の中から、今回のアレキサンドリア戦役での賠償分を徴集していきますね。喜捨した信者への賠償は、国王陛下にでもお願いして下さい。あくまでも、戦いを起こしたのは、ルキウス教徒となっているのでね」
まずは聖堂の配置したドローンと、お金を中心とした喜捨物を回収します。あぁ、あちこちの教会に設置して回ったドローンも回収しなければいけませんね。また家を空けるって言ったら、アレクシアさんに叱られるかなぁ。僕は後始末を考えて、頭を抱えながら野戦病院へと転移しました。
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