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4.アレキサンドライトの輝き
32.迷宮の主との戦い
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『ふむ。分際を弁えぬ痴れ者ではあるが、人としての水準が高いだけのことはあるか……』
そう言って部屋の中央に立つ金髪碧眼の10代後半の青年は、地球で言えばトガと呼ばれるローマ風の一枚布で出来た真っ白い服を着ています。
身長は180cm前後で、均整の取れた身体付きをしているんでしょうね。眉目秀麗といっても間違いなく、その口元には微笑みを浮かべています。
「あほにした物言いだけど、貴方は何者なん?」
シャルさんの問い掛けに対し、『彼』は全く関心を示しません。シャルさんをちらりと見ると、『彼』は右手の掌を上に向けました。
『忘れぬうちに返してやる。受け取るが良い』
直後に『彼』の右前、シャルさんと『彼』の間に、ユーリアちゃんを抱いた魔物が出現しました。スケルトンがボロボロの黒衣のローブとマントを纏った感じで、古びた王冠をその頭にのせています。
「「ユーリアちゃん!」」
「『リッチ』やて!!」
シャルさんの悲鳴めいた叫び声が聞こえます。『リッチ』は一見スケルトンに酷似していますが、実態は霊体である為、俗に言う物理は全く通用しません。しかも元が魔術師の成れの果てとも言われるだけあって、全属性の魔法に耐性を示し、高威力の魔法も使いこなす全魔物中最強クラスの地位を占めています。
『死なない程度に相手をしてあげろ。殺すなよ?』
『彼』は『リッチ』にそう言うと、頷いた『リッチ』がユーリアちゃんを解放します。
「撤退やっ、階上に逃げて!」
シャルさんの言葉に振り返った僕は、そこにあった扉を見出す事が出来ません。
「駄目、階段が消えているよ!」
『私が用があるのはお前だ。私から逃げるすべが有るはずがなかろう』
声が裏返ってしまうのがわかりますが、『彼』の言葉が尚更恐怖を与えてきます。そして『彼』の人差し指が僕を指差したとたん、周りの風景が変わりました。
「なっ、何が……」
『さて、《空間歪曲》程度、お前も使っただろう。予め言っておくが、【ルキウス】等と一緒にしないことだ』
そう言った『彼』が突き出した右掌から、片刃の剣が徐々に姿を現します。くそっ、こうなったらやるしかありませんね。
「《大蛇を切り裂け》」
召喚した天羽々斬を正眼に構え、突き出した『彼』の右腕を狙う……と見せかけて、横薙ぎで胴を狙います。
が、あっという間に握られた剣で通過した刀の峰側を打たれ、剣の軌道が大きく上に反れてしまいました。振りかざされた右上からの剣をそのままに、相手の懐に潜り込んで身体を独楽の様に半回転。髪の毛数本を犠牲にして、右肘で狙った相手の左脇腹への攻撃は、あえなくかわされてしまいます。慌てて距離をとって、正眼に構えなおします。
『異界の神器の召喚に、剣術と体術の複合技か。その動き、只人ならば如何ほどの修行が必要か考えた事もあるまい』
そう言いながら唯突き出された剣先をかわし、加速を使って背後に移動。直後に足を薙ぎ払いますが、あっさり見透かされ剣で受け止められました。
体重差もありますから、踏みとどまるのは僕の不利です。相手は身長も高いことから、上からの攻撃は不慣れだろうとあたりをつけますが、僕との身長差は50cmを遥かに越えています。
「風球」
幾つかの風球を生成し、彼に投射寸前に空気の塊りを足場に彼の頭上へと加速を使いながら移動。風球の投射と同時に頭上から切り付けましたが、これもあっさり頭上に構えた剣で受けられ、風球は左手の一薙ぎで全て消し飛ばされました。
トンボを切って着地した僕は、瞬時に正眼の構えを取りますが、『彼』のはなった片手での突きが、ありえない速さで正眼に構えた天羽々斬の刃を突き、あっさりと砕き去りました。
『ルキウス如きが砕いた刃、私に通用するはずがなかろう』
笑み一つ見せない『彼』から、加速を使いながらバックステップで距離をとり、左右のガンブレードを展開、全属性弾を左右で連続で撃ち出しました。
『彼』を狙って放った全属性弾60発は、これもあっさり全弾かわされます。
『つまらんな、連射速度が速いだけで、直線で飛んでくる魔法なぞ、恐れる必要すら……』
そこまで言って、『彼』も気付いた様ですね。かわした筈の魔法弾が、全て空中に漂っている事に。
「《帰巣弾》」
僕の声と共に、『彼』の周囲を囲んでいた60発の属性弾が、全方向から『彼』を襲いました。
オークの肩ごと、腕を消滅させた60発のレベル2魔法弾です。これで無傷ではないでしょう。連鎖する爆発の中、スピードチャージャーで弾層の魔石を左右交換します。さすがに、フルバーストの片側30発を打てば、レベル2の魔石とはいえスッカラカンです。
『……温いな』
その声と同時に爆発の煙の中から飛んできた刃が、僕の右肩を貫きました。痛みで反射的に引かれた引き金で、2発の魔法弾が撃ち出され、一発は空中で、残り一発は僕の影の中に着弾して消滅します。
「ぎっ、やぁぁいたっ……ぃぃ」
声にならない痛みが、僕の意識を刈り取ろうと右肩で暴れます。刺さった剣の柄は、僕が手を伸ばしても届きません。左右のガンブレードが、連続した金属音を立てて床に転がります。
刺さった剣を引き抜こうとした左手は、歩み寄った彼が放った前蹴りで腕の途中からありえない方向を向いています。
そして、そのまま『彼』は僕に歩み寄って、肩を貫いた剣をそのままに、僕の右手首を持って、僕を吊るし上げたのです。剣の刺さったほうの腕を無理やり動かされた事で、傷が更に広がったのでしょう。激しい痛みに既に声がでません。肺の一部も傷ついたのか、僕は吊り下げられたまま吐血しました。
吊り下げられた僕の目線と、彼の目線は同じ高さです。僕を吊り下げる段階で、刺さった剣は邪魔になったのか、『彼』が触れただけで消えうせますが、傷口に刺さった剣がなくなったことで盛大に血があふれ、急速に貧血状態に陥りそうです。
『多少加護があるとはいえ、所詮は女の身体。耐久力はさほど無いようだな』
そう言って手首を捻り僕の背中側を向けると、左手で左肩から上着が引き裂かれました。
『……ふん、やはりな。この程度の只人に、巨大な力を与えるとは。封じさせてもらうぞ』
そう背後で『彼』が呟いた途端、背中の左肩甲骨の下付近で凄まじい痛みが起きました。
すでに虫の息に近く声などあげられない状態だと思っていたのに、貧血状態からも脳が活性化するほどの痛みは、辛うじて僕の意識を呼び覚まします。
痛みすら感じなくなった僕は、右肩から流れる血と、股間を濡らし、はたはたと足を伝うなにかで地面を濡らしながら僕は最後の詠唱を行います。
「……《影撃ち》」
そして、今度こそ意識を手放したのでした。
*****
「ぎにゃぁぁあァぁィ~」
のんびりと精霊樹との昼食を楽しもうと、蜂蜜たっぷりのパンケーキにかぶりついたアリアは、突如自身の右肩を襲った痛みに身体を仰け反らして、直後フロアを転げまわる。
「なに? 歯痛にしては派手なリアクションだね」
ジト目でこちらを見る精霊樹を余所に、アリアは右肩を押さえてうずくまっている。パンケーキを加えたまま転げまわった所為で、あちこちパンケーキの屑と蜂蜜だらけになってしまった。
「なんじゃ、この痛みは。くそっ、またクロエに何かあったのか」
呻いたアリアは、直後にゾワリと神経を逆撫でるような感覚に身を竦ませるが、右肩の痛み自体はふつりと消え去ってしまった。半ば呆然としているアリアを見て、状況のわからない精霊樹は肩をすくめるだけであった。
そう言って部屋の中央に立つ金髪碧眼の10代後半の青年は、地球で言えばトガと呼ばれるローマ風の一枚布で出来た真っ白い服を着ています。
身長は180cm前後で、均整の取れた身体付きをしているんでしょうね。眉目秀麗といっても間違いなく、その口元には微笑みを浮かべています。
「あほにした物言いだけど、貴方は何者なん?」
シャルさんの問い掛けに対し、『彼』は全く関心を示しません。シャルさんをちらりと見ると、『彼』は右手の掌を上に向けました。
『忘れぬうちに返してやる。受け取るが良い』
直後に『彼』の右前、シャルさんと『彼』の間に、ユーリアちゃんを抱いた魔物が出現しました。スケルトンがボロボロの黒衣のローブとマントを纏った感じで、古びた王冠をその頭にのせています。
「「ユーリアちゃん!」」
「『リッチ』やて!!」
シャルさんの悲鳴めいた叫び声が聞こえます。『リッチ』は一見スケルトンに酷似していますが、実態は霊体である為、俗に言う物理は全く通用しません。しかも元が魔術師の成れの果てとも言われるだけあって、全属性の魔法に耐性を示し、高威力の魔法も使いこなす全魔物中最強クラスの地位を占めています。
『死なない程度に相手をしてあげろ。殺すなよ?』
『彼』は『リッチ』にそう言うと、頷いた『リッチ』がユーリアちゃんを解放します。
「撤退やっ、階上に逃げて!」
シャルさんの言葉に振り返った僕は、そこにあった扉を見出す事が出来ません。
「駄目、階段が消えているよ!」
『私が用があるのはお前だ。私から逃げるすべが有るはずがなかろう』
声が裏返ってしまうのがわかりますが、『彼』の言葉が尚更恐怖を与えてきます。そして『彼』の人差し指が僕を指差したとたん、周りの風景が変わりました。
「なっ、何が……」
『さて、《空間歪曲》程度、お前も使っただろう。予め言っておくが、【ルキウス】等と一緒にしないことだ』
そう言った『彼』が突き出した右掌から、片刃の剣が徐々に姿を現します。くそっ、こうなったらやるしかありませんね。
「《大蛇を切り裂け》」
召喚した天羽々斬を正眼に構え、突き出した『彼』の右腕を狙う……と見せかけて、横薙ぎで胴を狙います。
が、あっという間に握られた剣で通過した刀の峰側を打たれ、剣の軌道が大きく上に反れてしまいました。振りかざされた右上からの剣をそのままに、相手の懐に潜り込んで身体を独楽の様に半回転。髪の毛数本を犠牲にして、右肘で狙った相手の左脇腹への攻撃は、あえなくかわされてしまいます。慌てて距離をとって、正眼に構えなおします。
『異界の神器の召喚に、剣術と体術の複合技か。その動き、只人ならば如何ほどの修行が必要か考えた事もあるまい』
そう言いながら唯突き出された剣先をかわし、加速を使って背後に移動。直後に足を薙ぎ払いますが、あっさり見透かされ剣で受け止められました。
体重差もありますから、踏みとどまるのは僕の不利です。相手は身長も高いことから、上からの攻撃は不慣れだろうとあたりをつけますが、僕との身長差は50cmを遥かに越えています。
「風球」
幾つかの風球を生成し、彼に投射寸前に空気の塊りを足場に彼の頭上へと加速を使いながら移動。風球の投射と同時に頭上から切り付けましたが、これもあっさり頭上に構えた剣で受けられ、風球は左手の一薙ぎで全て消し飛ばされました。
トンボを切って着地した僕は、瞬時に正眼の構えを取りますが、『彼』のはなった片手での突きが、ありえない速さで正眼に構えた天羽々斬の刃を突き、あっさりと砕き去りました。
『ルキウス如きが砕いた刃、私に通用するはずがなかろう』
笑み一つ見せない『彼』から、加速を使いながらバックステップで距離をとり、左右のガンブレードを展開、全属性弾を左右で連続で撃ち出しました。
『彼』を狙って放った全属性弾60発は、これもあっさり全弾かわされます。
『つまらんな、連射速度が速いだけで、直線で飛んでくる魔法なぞ、恐れる必要すら……』
そこまで言って、『彼』も気付いた様ですね。かわした筈の魔法弾が、全て空中に漂っている事に。
「《帰巣弾》」
僕の声と共に、『彼』の周囲を囲んでいた60発の属性弾が、全方向から『彼』を襲いました。
オークの肩ごと、腕を消滅させた60発のレベル2魔法弾です。これで無傷ではないでしょう。連鎖する爆発の中、スピードチャージャーで弾層の魔石を左右交換します。さすがに、フルバーストの片側30発を打てば、レベル2の魔石とはいえスッカラカンです。
『……温いな』
その声と同時に爆発の煙の中から飛んできた刃が、僕の右肩を貫きました。痛みで反射的に引かれた引き金で、2発の魔法弾が撃ち出され、一発は空中で、残り一発は僕の影の中に着弾して消滅します。
「ぎっ、やぁぁいたっ……ぃぃ」
声にならない痛みが、僕の意識を刈り取ろうと右肩で暴れます。刺さった剣の柄は、僕が手を伸ばしても届きません。左右のガンブレードが、連続した金属音を立てて床に転がります。
刺さった剣を引き抜こうとした左手は、歩み寄った彼が放った前蹴りで腕の途中からありえない方向を向いています。
そして、そのまま『彼』は僕に歩み寄って、肩を貫いた剣をそのままに、僕の右手首を持って、僕を吊るし上げたのです。剣の刺さったほうの腕を無理やり動かされた事で、傷が更に広がったのでしょう。激しい痛みに既に声がでません。肺の一部も傷ついたのか、僕は吊り下げられたまま吐血しました。
吊り下げられた僕の目線と、彼の目線は同じ高さです。僕を吊り下げる段階で、刺さった剣は邪魔になったのか、『彼』が触れただけで消えうせますが、傷口に刺さった剣がなくなったことで盛大に血があふれ、急速に貧血状態に陥りそうです。
『多少加護があるとはいえ、所詮は女の身体。耐久力はさほど無いようだな』
そう言って手首を捻り僕の背中側を向けると、左手で左肩から上着が引き裂かれました。
『……ふん、やはりな。この程度の只人に、巨大な力を与えるとは。封じさせてもらうぞ』
そう背後で『彼』が呟いた途端、背中の左肩甲骨の下付近で凄まじい痛みが起きました。
すでに虫の息に近く声などあげられない状態だと思っていたのに、貧血状態からも脳が活性化するほどの痛みは、辛うじて僕の意識を呼び覚まします。
痛みすら感じなくなった僕は、右肩から流れる血と、股間を濡らし、はたはたと足を伝うなにかで地面を濡らしながら僕は最後の詠唱を行います。
「……《影撃ち》」
そして、今度こそ意識を手放したのでした。
*****
「ぎにゃぁぁあァぁィ~」
のんびりと精霊樹との昼食を楽しもうと、蜂蜜たっぷりのパンケーキにかぶりついたアリアは、突如自身の右肩を襲った痛みに身体を仰け反らして、直後フロアを転げまわる。
「なに? 歯痛にしては派手なリアクションだね」
ジト目でこちらを見る精霊樹を余所に、アリアは右肩を押さえてうずくまっている。パンケーキを加えたまま転げまわった所為で、あちこちパンケーキの屑と蜂蜜だらけになってしまった。
「なんじゃ、この痛みは。くそっ、またクロエに何かあったのか」
呻いたアリアは、直後にゾワリと神経を逆撫でるような感覚に身を竦ませるが、右肩の痛み自体はふつりと消え去ってしまった。半ば呆然としているアリアを見て、状況のわからない精霊樹は肩をすくめるだけであった。
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