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8.未来へ……
03.陸路、ミッテルベルク王国へ
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ガタゴトガタゴト
馬車が進む度に、車輪が道を噛む音が聞こえますが、キャビンには想定通りに振動は伝わりませんね。これなら長時間乗っていても、お尻が痛くなることは無いでしょう。
二人の貴婦人と平民の女子二人の四人で乗っている馬車は、二頭立てのLandauと呼ばれる形式で、大型の後輪とやや小さめの前輪、高さのある御者台と半球型の底面のキャビンを持っています。
現代の馬車は、前部ウィンドウや後部フードなどは折り畳み式のモノも多いのですが、安全性に留意して金属とカーボンファイバーによってしっかりとしたキャビンとなっています。
アレキサンドリア以外では、サスペンションなんてない馬車がほとんどですが、前輪にブレーキを装備し、ベルトサスペンションを装備したVIP専用社労と言ってもよいものです。
アレキサンドリア内だけであれば、魔力式の自動車でもよかったのですが、今回は他国内を悪目立ちしないように、ごく普通の移動手段を用いてほしいと言われていましたので、僕が妥協できる範囲内での馬車というものを作ることになったのですが......
「クロエ様、この度はこの様な素晴らしい馬車を製作していただきありがとうございます。これなら父母の居る領地に帰るのに、道の悪いことを気にせずにすみますわ」
そう微笑むのは、ロンタノ辺境伯の正妃アルフォンヌ様です。アルフォンス様がいる事でお解りのように、今回はロンタノ辺境伯であるアレクシスが絡んでいます。
「いやぁ、うちの家内も実家のある隣の領地を訪ねたいらしいけど、ここ(チッタ・アベルタ)と違って街道も整備されていなくてね。いつも馬車に酔ってしまったりするので、なかなか帰ることもできないんだ。
それに、たまには王都に呼び出しされるときもあるけど、いつも海路を使えるわけじゃなくてね。長時間街道を走っても疲れないものがあればいいんだが……」
……どこから聞きつけてきたのか、僕が馬車を作っている場所にわざわざやってきてのこの発言ですよ。本来、僕や仲間が乗るためのものだから、内装にこだわる気はなかったのですが、やはり現れたエリーゼさんとサンドラさんの監修をうけ、質素に見えながらも実は品がよく高級な内装になってしまっています。ええ、お貴族様が乗る仕様ですよ……
大柄な成人男性が4人座れるように設計したキャビンですが、僕を含めた女性4人ではかなり余裕があります。
対面式の座席に、中央には折り畳み式のテーブルが備え付けられており、4人分のティーカップからは上質な紅茶の香りが漂い、内装はアルベニア貴族のサンドラさんと、エリクシア貴族のエリーゼさんが監修してくれた、一見質素に見えながらも品が良い感じにまとまっています。
「わたくし、馬車の中でお茶をゆっくり飲むなんて初めてですわ」
「わたくしも初めての経験です。外観は普通の馬車にしか見えないのに、こんなに振動も揺れも少ないなんて、驚いてしまいます。これはどういった技術がつかわれているのでしょう?」
アルフォンヌ様の言葉に同意するのは、コリーヌさんですね。今日は口調が少し改まっているのは、アルフォンヌ様が一緒だからでしょうね。
僕の隣ではひきつった微笑みを浮かべているクラリスさんの気持ちがよくわかります。なぜなら馬車は、既にチッタ・アベルタの街から離れて、アルベニア王国内を進んでいます。
当然の事ですが、アルベニアの国内法や身分制度が適用されますので、他国の公爵令嬢であるコリーヌさんはまだしも、僕やクラリスさんはいっかいの平民ですからね。
それに、貴人に質問されたら答えねばならないわけでして……
「そうですね。代表的な技術としては、振動緩和装置とゴム製中空車輪を使用しております。
今回は素材も特別性ですので非常に高価なのと、一定期間毎に細かい点検が必要ですので、あまり広めることができないのですが......」
僕たちの乗っている馬車は、黒を基調にした落ち着いた色になっていますが、後続を走るロンタノ辺境伯爵家仕様では、濃緑色をベースとして、左右のドアに紋章を入れる特別仕様です。
当然、監修に加わったエリーゼさんには、自ら細かい仕様を申しつけた馬車を納品させられていますが、白を基調にしたシンデレラ仕様の馬車でした。
そして、振動によるお尻の被害を抑えるために、僕が施した特別仕様の振動緩和装置だけではなく、キャビン自体をプラットフォームとフレームから磁気浮揚させています。
これで急発進急停車を繰り返すローズヒップ走りを行われない限り、キャビンで紅茶をこぼすことはありませんし、御者台からブレーキをかけることもできるので、馬が暴走してしまうこともありません。
エリーゼさん曰く、
「わざわざ辺境に留学させたオルティアに、良い土産話ができますわ」
そう黒い笑顔を見せていましたが、やりすぎて没収になっても知りませんよ?
そんなことを思い出しながら考えに耽っていると、僕が黙り込んだことを気にしたアルフォンス様が声をかけてきました。
「そんなに改まる必要はありませんですのよ?
領民の目がある場所では仕方ありませんけど、このキャビンの中だけはチッタ・アベルタと同じように、クロエさんもクラリスさんも、気を使わないでくださいね。」
そういって微笑んでくださいました。まあ、ロンタノ辺境伯と同乗している、後続を走るもう一台の馬車にのる男性陣からすれば、僕たちはだいぶ気楽に過ごすことができますよね……
◆◇◆◇
「素晴らしい馬車だったね。こんな快適な旅をしたのは、初めてだったよ」
ロンタノ辺境伯爵領の隣、ボルジア領の領都ランソルの入口で、僕たちはロンタノ辺境伯と分かれます。
辺境伯とアルフォンス様は、ここから奥様の実家であるランソル領主邸へと向かいますが、僕たちは本来の依頼を遂行するために、アルべニア王国の王都方面へと向かわなければなりません。
ロンタノ辺境伯家の侍従長が開けたドアから、アルフォンス様が優美な姿を地面におろすと、並んだ辺境伯が僕たちにねぎらいの声をかけ、奥様を自分たちの馬車へと乗せると、華麗に去っていきました。
なんだかんだ言っても、さすがは王家の人間ですね。アルフォンス様をエスコートする姿は様になっていました。クラリスさんは、はわわわわっと小さくつぶやいて赤面していましたし、騎士であるクラリスさんは眩しそうに二人を見ていましたよ。
そして、去って言った馬車の方から黒い人影が二つ、こちらに歩いてくるのと同時に、御者台からするりと小柄な影がキャビンへと乗り込みます。
「はぁ、揺れにくいとはいっても御者台で半日は辛かったんですの~」
小柄な人影、ブリュネットの神にブラウンの瞳を持つ娘が、僕の隣に座ります。先ほどまで隣にいたクラリスさんは、いつのまにかコリーヌさんの隣へと移っていますし。
キャビンへと乗り込んでドアを閉めた小柄な人影をみた、黒い人影が騒ぎました。
「ちょ、我々が御者をするでありますか? せめて、御者はこの植物馬鹿にまかせて、自分も休ませてほしいであります」
独特の口調で抗議したのは、デーゲンハルトさんですね。ギルドからの今回の依頼では、ガイド役として同行することになっています。
その隣で植物馬鹿と言われて、ムスッとしてるのはアルバートですか……
この男、ギルドに遠くに行く者と同行したいなどという、訳のわからない依頼を出してたらしいですね。ギルドでは、この訳の分からない男を、コリーヌさんの帰郷への護衛依頼を受けた僕たちとワンセットにすることで、厄介ごとを片づけたい思惑があったようです。
「デーゲン、諦めるんだな。
俺と違って、お前はあの四人と同じ空間に閉じ込められて、正気を保てるのか?」
アルバートの言葉を聞いたデーゲンハルトさんは、絶望的な表情を浮かべます。
御者台のほうへ向かった二つの影が視界から消えると、先ほどよりもゆっくりしたペースで街中へと続く街道を、馬車はゆっくり進みだしたのでした。
馬車が進む度に、車輪が道を噛む音が聞こえますが、キャビンには想定通りに振動は伝わりませんね。これなら長時間乗っていても、お尻が痛くなることは無いでしょう。
二人の貴婦人と平民の女子二人の四人で乗っている馬車は、二頭立てのLandauと呼ばれる形式で、大型の後輪とやや小さめの前輪、高さのある御者台と半球型の底面のキャビンを持っています。
現代の馬車は、前部ウィンドウや後部フードなどは折り畳み式のモノも多いのですが、安全性に留意して金属とカーボンファイバーによってしっかりとしたキャビンとなっています。
アレキサンドリア以外では、サスペンションなんてない馬車がほとんどですが、前輪にブレーキを装備し、ベルトサスペンションを装備したVIP専用社労と言ってもよいものです。
アレキサンドリア内だけであれば、魔力式の自動車でもよかったのですが、今回は他国内を悪目立ちしないように、ごく普通の移動手段を用いてほしいと言われていましたので、僕が妥協できる範囲内での馬車というものを作ることになったのですが......
「クロエ様、この度はこの様な素晴らしい馬車を製作していただきありがとうございます。これなら父母の居る領地に帰るのに、道の悪いことを気にせずにすみますわ」
そう微笑むのは、ロンタノ辺境伯の正妃アルフォンヌ様です。アルフォンス様がいる事でお解りのように、今回はロンタノ辺境伯であるアレクシスが絡んでいます。
「いやぁ、うちの家内も実家のある隣の領地を訪ねたいらしいけど、ここ(チッタ・アベルタ)と違って街道も整備されていなくてね。いつも馬車に酔ってしまったりするので、なかなか帰ることもできないんだ。
それに、たまには王都に呼び出しされるときもあるけど、いつも海路を使えるわけじゃなくてね。長時間街道を走っても疲れないものがあればいいんだが……」
……どこから聞きつけてきたのか、僕が馬車を作っている場所にわざわざやってきてのこの発言ですよ。本来、僕や仲間が乗るためのものだから、内装にこだわる気はなかったのですが、やはり現れたエリーゼさんとサンドラさんの監修をうけ、質素に見えながらも実は品がよく高級な内装になってしまっています。ええ、お貴族様が乗る仕様ですよ……
大柄な成人男性が4人座れるように設計したキャビンですが、僕を含めた女性4人ではかなり余裕があります。
対面式の座席に、中央には折り畳み式のテーブルが備え付けられており、4人分のティーカップからは上質な紅茶の香りが漂い、内装はアルベニア貴族のサンドラさんと、エリクシア貴族のエリーゼさんが監修してくれた、一見質素に見えながらも品が良い感じにまとまっています。
「わたくし、馬車の中でお茶をゆっくり飲むなんて初めてですわ」
「わたくしも初めての経験です。外観は普通の馬車にしか見えないのに、こんなに振動も揺れも少ないなんて、驚いてしまいます。これはどういった技術がつかわれているのでしょう?」
アルフォンヌ様の言葉に同意するのは、コリーヌさんですね。今日は口調が少し改まっているのは、アルフォンヌ様が一緒だからでしょうね。
僕の隣ではひきつった微笑みを浮かべているクラリスさんの気持ちがよくわかります。なぜなら馬車は、既にチッタ・アベルタの街から離れて、アルベニア王国内を進んでいます。
当然の事ですが、アルベニアの国内法や身分制度が適用されますので、他国の公爵令嬢であるコリーヌさんはまだしも、僕やクラリスさんはいっかいの平民ですからね。
それに、貴人に質問されたら答えねばならないわけでして……
「そうですね。代表的な技術としては、振動緩和装置とゴム製中空車輪を使用しております。
今回は素材も特別性ですので非常に高価なのと、一定期間毎に細かい点検が必要ですので、あまり広めることができないのですが......」
僕たちの乗っている馬車は、黒を基調にした落ち着いた色になっていますが、後続を走るロンタノ辺境伯爵家仕様では、濃緑色をベースとして、左右のドアに紋章を入れる特別仕様です。
当然、監修に加わったエリーゼさんには、自ら細かい仕様を申しつけた馬車を納品させられていますが、白を基調にしたシンデレラ仕様の馬車でした。
そして、振動によるお尻の被害を抑えるために、僕が施した特別仕様の振動緩和装置だけではなく、キャビン自体をプラットフォームとフレームから磁気浮揚させています。
これで急発進急停車を繰り返すローズヒップ走りを行われない限り、キャビンで紅茶をこぼすことはありませんし、御者台からブレーキをかけることもできるので、馬が暴走してしまうこともありません。
エリーゼさん曰く、
「わざわざ辺境に留学させたオルティアに、良い土産話ができますわ」
そう黒い笑顔を見せていましたが、やりすぎて没収になっても知りませんよ?
そんなことを思い出しながら考えに耽っていると、僕が黙り込んだことを気にしたアルフォンス様が声をかけてきました。
「そんなに改まる必要はありませんですのよ?
領民の目がある場所では仕方ありませんけど、このキャビンの中だけはチッタ・アベルタと同じように、クロエさんもクラリスさんも、気を使わないでくださいね。」
そういって微笑んでくださいました。まあ、ロンタノ辺境伯と同乗している、後続を走るもう一台の馬車にのる男性陣からすれば、僕たちはだいぶ気楽に過ごすことができますよね……
◆◇◆◇
「素晴らしい馬車だったね。こんな快適な旅をしたのは、初めてだったよ」
ロンタノ辺境伯爵領の隣、ボルジア領の領都ランソルの入口で、僕たちはロンタノ辺境伯と分かれます。
辺境伯とアルフォンス様は、ここから奥様の実家であるランソル領主邸へと向かいますが、僕たちは本来の依頼を遂行するために、アルべニア王国の王都方面へと向かわなければなりません。
ロンタノ辺境伯家の侍従長が開けたドアから、アルフォンス様が優美な姿を地面におろすと、並んだ辺境伯が僕たちにねぎらいの声をかけ、奥様を自分たちの馬車へと乗せると、華麗に去っていきました。
なんだかんだ言っても、さすがは王家の人間ですね。アルフォンス様をエスコートする姿は様になっていました。クラリスさんは、はわわわわっと小さくつぶやいて赤面していましたし、騎士であるクラリスさんは眩しそうに二人を見ていましたよ。
そして、去って言った馬車の方から黒い人影が二つ、こちらに歩いてくるのと同時に、御者台からするりと小柄な影がキャビンへと乗り込みます。
「はぁ、揺れにくいとはいっても御者台で半日は辛かったんですの~」
小柄な人影、ブリュネットの神にブラウンの瞳を持つ娘が、僕の隣に座ります。先ほどまで隣にいたクラリスさんは、いつのまにかコリーヌさんの隣へと移っていますし。
キャビンへと乗り込んでドアを閉めた小柄な人影をみた、黒い人影が騒ぎました。
「ちょ、我々が御者をするでありますか? せめて、御者はこの植物馬鹿にまかせて、自分も休ませてほしいであります」
独特の口調で抗議したのは、デーゲンハルトさんですね。ギルドからの今回の依頼では、ガイド役として同行することになっています。
その隣で植物馬鹿と言われて、ムスッとしてるのはアルバートですか……
この男、ギルドに遠くに行く者と同行したいなどという、訳のわからない依頼を出してたらしいですね。ギルドでは、この訳の分からない男を、コリーヌさんの帰郷への護衛依頼を受けた僕たちとワンセットにすることで、厄介ごとを片づけたい思惑があったようです。
「デーゲン、諦めるんだな。
俺と違って、お前はあの四人と同じ空間に閉じ込められて、正気を保てるのか?」
アルバートの言葉を聞いたデーゲンハルトさんは、絶望的な表情を浮かべます。
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