母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ

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第9章

第23話 突然の訪問者は? 1

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 そうかワイバーンをねぇ…カイトは食った経験あんのか…冒険してたんだな……。

 俺は食べる機会がなかったからな。
 忘れてたが一応貴族だったし…落ちぶれてたけどな!

「…なら、食うか? 肉ならあるぞ?」
「だから要らないよ!冒険者仲間と食ったの!金が少なくて食べたの。(…あいつら、碌でもなかったけどな!つうか、兄ちゃん天然過ぎ!何が食うか?だよ!ムカつく)」
「……あぁ、あの?」
「そう、あの!だよ。(本当に天然!パンができそうだ)」

 まっ、いい経験だったな?カイトにはかなり痛かった様だがな。

 それから……全員別々に風呂に入り、食事を済ませカイトとレツたちは早々に自分の部屋に引っ込んで行った。おやすみ。

 で、残ったのは俺とベルゼスだ。
 ダイニングテーブルに、酒と摘まみを少し出して一時の休憩…と謂うか息抜き。
 ダンジョンで息抜きとか、あり得んが…。
 ここまで何もないボス部屋だと気も抜けるもんだ。
 それに、もう気の抜けない緊張感はウンザリだ。

 なので家の回りに魔物探知の結界張ってゆっくりしていた。

「なあ、ベルゼス」
「何だろうか?」
「ここ、ダンジョンなんだよな?」
「そうだと、思うが?我に聞かれてもよく分からんが?」

 何せ住んでた山には、ダンジョン等はなかったからなと言われてしまった。

「………そうだよなぁ……」

 ん~神さんが謂うから、100階まできたけど何も起こらないのは……。

「なんかさぁ……ドラゴン?竜?どっちでもいいけと…神さんから預かった「これ」、どうするかと思ってさぁ~」

 これといって、預かった魔石をテーブルの上に出して左の指でコロコロ転がし、右手にグラスを持ち酒をチビチビと飲む。

「ん? ジュリ殿これは?」
「ん、グランバネルから預かった。魔石だと思うんだけどな?結構、魔素が隠ってるから」

 テーブルの上に乗せた魔石……指で触ってコロコロ転がしてた魔石をベルゼスに見せる。

 するといきなりその魔石が光出した。

「ま、眩しい!なんだ?」
「じ、樹里殿!目が我の目が……」
「ベルゼス!落ち着け、目は未だ閉じてろよ!」

 今治してやるからと声を掛けるが、俺もヤバい…なんだこれは?
 なんでいきなり光る?

 そうしている内に光が消え目を開けると……おかしい。
 テーブルに乗せてあった魔石が消えてる?

「ベルゼス、もう目を開けても大丈夫だぞ?」
「そ、そうか?なら………はぁ~目がシバシバする。一体なんで光出したのだ?あれは?」
「さあな、俺にも分からん。それに……ここに置いてあった魔石も無くなってる」
「そ、それはどういう……」
「それはね?僕が食べちゃったからだよ?」


 ん?知らない子どもがニコニコして椅子にすわって笑ってんだけど。

 ……だ、誰様ですか?

    
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