4 / 131
第1章 進化の始まり
004 【探索者4法】
しおりを挟む
「おはよう。」
「あ、おはようお兄ちゃん。これ見て。」
美鈴が見せてきたのは新聞の一面。
そこには政府が新しく発布した法律について書かれてる。
父さんたちもテレビを見ているけど、ネットでも大々的に取り上げられているようだ。
美鈴は美鈴でタブレットを操作しながらSNSなどをいろいろ探して、情報収集をしてるようだった。
僕も内容が気になったので、テレビの音に耳を傾けつつ、新聞を確認していた。
そこには新しい法律の名前と、簡単な説明書きが記載されていた。
話を纏めるとこんな感じになった。
1.ダンジョン法の制定
2.探索者法の制定
3.銃砲刀剣類所持等取締法の改正
4.能力規制法の制定
とりあえず今出来上がったダンジョンについての法律のようだ。
詳細はこんな感じだ。
1.ダンジョン法:ダンジョンの入退場に対する規制。ダンジョンの出入りを政府機関により厳格に管理する。違反者には罰則が適応。ダンジョン内では自己の責任において行動をする。死傷等は国・地方公共団体は一切の責任を負わない。
2.探索者法:ダンジョンへの出入りは有資格者のみとする。有資格者は通称【探索者】と呼称するものとする。ダンジョンはその危険度によってランク分けを行う。探索者もその実力によってランク分けを行い、そのランクに沿ったダンジョンのみ入場資格を付与するものとする。
3.銃砲刀剣類所持等取締法の改正:【探索者ライセンス】を持っている場合は、街中での銃砲刀剣類所持等の所持を認める。ただし、安全装置または安全具の装着を義務とする。また、不適切使用の場合、通常よりも重い罰則が科せられる。
4.能力規制法の制定:ダンジョン以外での能力・スキル等の使用を禁ずる。例外として創作・創造系スキルは許可するものとする。なお、創作・創造系スキルを使用する際は関係各所への届け出を行うものとする。届け出がない人物及び場所での使用は認められない。
こう聞くと、まあ当たり前かな?と思える内容だな。
常識範囲内と言えば常識範囲内となるのだろうか。
特に4つ目に関してはこれを規制しなかったらスキル次第では犯罪し放題になってしまう。
それと探索者ライセンスを取得すると、探索許可証が発行される。これは地方公共団体が担当するみたいだ。
探索者の希望者は地方公共団体……市町村役場で登録するようにとのことだった。
あと、探索許可証の発行は講習を3日間受ける必要があるみたいで、基本的には合宿で取得になる。
その後試験を受け、試験に合格すれば、晴れて探索許可証が発行され、探索者として登録される仕組みらしい。
なんというか、車の運転免許証の合宿取得と同じようなシステムだなと……
それにしてもよくこんな短期化で、これだけのものを準備したものだと感心してしまった。
早速美鈴は今日友達と登録に行くつもりらしく、予定を組むために電話中だ。
父さんは、木工スキルを現場で使用するために届け出をしないとならなくなり、今日市役所へ行くらしい。
母さんは、特に何かするわけではないので自宅で家事をしているとのこと。
家族は三者三様の対応だ。
当然街中も対応が分かれ、特に若い世代ほど探索者を目指すことにしたらしい。
理由は簡単……というよりこれが一番大きい理由みたいだ。
〝ライトノベルの主人公気分〟……命がけだろうに、そこは目をつぶってしまっているようだ。
逆に大人たちの世代が目指す理由は〝ダンジョンで素材が取れる〟ことだった。
これも法律の制定と同時に発表されたことだけど、この素材を各自治体が買い取りをしてくれるようだ。
個人間でもおそらくやり取りは有るだろうけど、公共団体を挟むことでトラブルに巻き込まれるリスクは減ると思う。
無職の僕としてはこの買取に心が揺さぶられる思いだった。
だって急に無職だよ?
焦るでしょ?
焦らない人なんていないでしょ?
一応今日は職業案内所に行く予定にしているけど……仕事があるかはわからない。
ニュースでも言っていたけど、どうやら僕のように仕事をいきなり失った人が相当数いるらしいのだ。
朝食を済ませ、美鈴はすぐに父さんに送ってもらって市役所へ向かった。
途中で友達を数人ピックアップするらしい。
父さんはちょっとだけ嬉しそうだった。
その時の母さんの顔はジト目だった。
父よ……南無三。
そして僕はというと……一人で職業案内所へ向かった。
車持ってないしね……
職業安定所に到着したら案の定、人、人、人。人でごった返していた。
ここだけ人口密度が急激に上がっているんじゃないか?と錯覚してしまいそうになる。
受付窓口も待合所も人であふれ返り、どうやっても中まで入っていけそうになかった。
こんな廃れた街にどれ程の仕事が残っているのか……
一応、求人情報の紙を手にすることは出来たんだけど、まあ、予想通り……仕事はほとんどなかった。
確かに、〝選ばなければなくはない〟、そんな感じ。
何とか人込みを縫って職員さんに軽く相談したんだけど、現在の有効求人倍率は0.5を下回っているとのことだった。
下手をしたら来週には0.1になるんじゃないかって冗談めかして言っていた。
普通冗談なんか言っている場合じゃないんだろうけど、それほどまでに職業安定所も追い詰められているのかもしれない。
なんせ、職員さんの目が死んだ魚のような感じがしたからだ。
そしてそこかしこの相談スペースからはため息交じりの声が聞こえてきた……
うん、よし、市役所行こう……
僕はとぼとぼと市役所へ向かった。
時間にして約40分……徒歩移動は本当にきつい。
正直、僕も美鈴と一緒に父さんに送ってもらうんだとこの時本気で後悔した。
僕が市役所に到着したのは16時を過ぎたころだった。
すると入り口でばったり美鈴たちに会った。
どうやら、今週の金曜日から始まる講習の受付に間に合ったそうだ。
僕も中に入ると、受付は大分空いていた。
これなら楽に受付できるかなって思ったけど、甘かった。
今週分の受付は定員一杯になり、受付は終了したとのことだった。
来週分はまだ若干の空きがあるそうで、来週の金曜からの講習を受けることにした。
やっぱり一緒に来るんだった。
家に帰ると、美鈴が忙しなく講習の準備を始めていた。
講習用のパンフレットを見せてもらったが、3日分の身の回りの物を持っていけば良いらしい。
装備品関連はすべて貸し出されるとのことだ。
ちなみに、パンフレット等の案内は僕には来週月曜日に郵送で届くそうだ。
僕は来週の講習に間に合ったことを伝えると、美鈴が先輩面を始めたので顔面ムニムニの刑をしておいた。
美鈴に「先輩!!」か……ちょっとイラっとした。
夕食の際のニュースでも引き続き探索者の件を取り上げていた……というよりもダンジョンの今後についてだろうか。
———政府は先程、新しい大臣を任命した模様です。新しい大臣は探索資源担当大臣。新しい大臣は探索資源担当大臣。現経済産業大臣が兼任するとの発表がありました。次に……———
どうやら政府としてはダンジョンを使って経済を活性化させたいらしい。
正直、探索者を職業と決めたんだから、厚生労働省管轄になるかと思ったけど、どうやら経済産業省が主導権を握ったみたいだった。
まぁ、僕たち一般市民にはどうでもいいって言えばどうでもいいのかもしれないな。
それともう一つ政府から発表があった。
ダンジョンに生息する生物を倒すと【魔石】と呼ばれる石が手に入るらしい。
その石には未知のエネルギーが蓄えられていて、これを【魔力】と呼称することが決まったようだ。
そしてここからが重要である。
その未知のエネルギーである魔力が、次世代エネルギーになるかもしれないということだ。
これに伴い、政府は魔石を大量に買取り、研究開発を進めていく方針らしい。
各国もまた脱化石燃料を進め、魔石の次世代エネルギー化を進めていく方向が示されていた。
つまりは、この魔石の回収を急ぎたいから通称【探索者4法】が急遽制定されたってことなんだろうな。
「ねぇ、お兄ちゃん。この世界ってこれからどうなっちゃうのかな……」
「僕にもわからない。ただ、今まで通りってわけにはいかないのかもしれないな。」
美鈴が準備を終えたのか、ソファーでニュースを見つつくつろいでいた僕の隣に座ってきた。
その横顔にはダンジョンというゲームに出てきそうなシチュエーションに、期待と不安を感じていることが伺えた。
「まぁ、命あっての物種だ。欲出して無茶しなければいいだろう。作戦『命を大事に』……だな。」
「お兄ちゃん……、それ古いよ?でもまぁ、元気出た。ありがとう。」
「おう。」
そう言うと少しだけ笑顔になった美鈴は、自分の部屋に戻っていった。
やっぱり不安が勝っていたんだろうな。
僕はとりあえず、来週まですることがなくなってしまった。
どうしよっかな?
「あ、おはようお兄ちゃん。これ見て。」
美鈴が見せてきたのは新聞の一面。
そこには政府が新しく発布した法律について書かれてる。
父さんたちもテレビを見ているけど、ネットでも大々的に取り上げられているようだ。
美鈴は美鈴でタブレットを操作しながらSNSなどをいろいろ探して、情報収集をしてるようだった。
僕も内容が気になったので、テレビの音に耳を傾けつつ、新聞を確認していた。
そこには新しい法律の名前と、簡単な説明書きが記載されていた。
話を纏めるとこんな感じになった。
1.ダンジョン法の制定
2.探索者法の制定
3.銃砲刀剣類所持等取締法の改正
4.能力規制法の制定
とりあえず今出来上がったダンジョンについての法律のようだ。
詳細はこんな感じだ。
1.ダンジョン法:ダンジョンの入退場に対する規制。ダンジョンの出入りを政府機関により厳格に管理する。違反者には罰則が適応。ダンジョン内では自己の責任において行動をする。死傷等は国・地方公共団体は一切の責任を負わない。
2.探索者法:ダンジョンへの出入りは有資格者のみとする。有資格者は通称【探索者】と呼称するものとする。ダンジョンはその危険度によってランク分けを行う。探索者もその実力によってランク分けを行い、そのランクに沿ったダンジョンのみ入場資格を付与するものとする。
3.銃砲刀剣類所持等取締法の改正:【探索者ライセンス】を持っている場合は、街中での銃砲刀剣類所持等の所持を認める。ただし、安全装置または安全具の装着を義務とする。また、不適切使用の場合、通常よりも重い罰則が科せられる。
4.能力規制法の制定:ダンジョン以外での能力・スキル等の使用を禁ずる。例外として創作・創造系スキルは許可するものとする。なお、創作・創造系スキルを使用する際は関係各所への届け出を行うものとする。届け出がない人物及び場所での使用は認められない。
こう聞くと、まあ当たり前かな?と思える内容だな。
常識範囲内と言えば常識範囲内となるのだろうか。
特に4つ目に関してはこれを規制しなかったらスキル次第では犯罪し放題になってしまう。
それと探索者ライセンスを取得すると、探索許可証が発行される。これは地方公共団体が担当するみたいだ。
探索者の希望者は地方公共団体……市町村役場で登録するようにとのことだった。
あと、探索許可証の発行は講習を3日間受ける必要があるみたいで、基本的には合宿で取得になる。
その後試験を受け、試験に合格すれば、晴れて探索許可証が発行され、探索者として登録される仕組みらしい。
なんというか、車の運転免許証の合宿取得と同じようなシステムだなと……
それにしてもよくこんな短期化で、これだけのものを準備したものだと感心してしまった。
早速美鈴は今日友達と登録に行くつもりらしく、予定を組むために電話中だ。
父さんは、木工スキルを現場で使用するために届け出をしないとならなくなり、今日市役所へ行くらしい。
母さんは、特に何かするわけではないので自宅で家事をしているとのこと。
家族は三者三様の対応だ。
当然街中も対応が分かれ、特に若い世代ほど探索者を目指すことにしたらしい。
理由は簡単……というよりこれが一番大きい理由みたいだ。
〝ライトノベルの主人公気分〟……命がけだろうに、そこは目をつぶってしまっているようだ。
逆に大人たちの世代が目指す理由は〝ダンジョンで素材が取れる〟ことだった。
これも法律の制定と同時に発表されたことだけど、この素材を各自治体が買い取りをしてくれるようだ。
個人間でもおそらくやり取りは有るだろうけど、公共団体を挟むことでトラブルに巻き込まれるリスクは減ると思う。
無職の僕としてはこの買取に心が揺さぶられる思いだった。
だって急に無職だよ?
焦るでしょ?
焦らない人なんていないでしょ?
一応今日は職業案内所に行く予定にしているけど……仕事があるかはわからない。
ニュースでも言っていたけど、どうやら僕のように仕事をいきなり失った人が相当数いるらしいのだ。
朝食を済ませ、美鈴はすぐに父さんに送ってもらって市役所へ向かった。
途中で友達を数人ピックアップするらしい。
父さんはちょっとだけ嬉しそうだった。
その時の母さんの顔はジト目だった。
父よ……南無三。
そして僕はというと……一人で職業案内所へ向かった。
車持ってないしね……
職業安定所に到着したら案の定、人、人、人。人でごった返していた。
ここだけ人口密度が急激に上がっているんじゃないか?と錯覚してしまいそうになる。
受付窓口も待合所も人であふれ返り、どうやっても中まで入っていけそうになかった。
こんな廃れた街にどれ程の仕事が残っているのか……
一応、求人情報の紙を手にすることは出来たんだけど、まあ、予想通り……仕事はほとんどなかった。
確かに、〝選ばなければなくはない〟、そんな感じ。
何とか人込みを縫って職員さんに軽く相談したんだけど、現在の有効求人倍率は0.5を下回っているとのことだった。
下手をしたら来週には0.1になるんじゃないかって冗談めかして言っていた。
普通冗談なんか言っている場合じゃないんだろうけど、それほどまでに職業安定所も追い詰められているのかもしれない。
なんせ、職員さんの目が死んだ魚のような感じがしたからだ。
そしてそこかしこの相談スペースからはため息交じりの声が聞こえてきた……
うん、よし、市役所行こう……
僕はとぼとぼと市役所へ向かった。
時間にして約40分……徒歩移動は本当にきつい。
正直、僕も美鈴と一緒に父さんに送ってもらうんだとこの時本気で後悔した。
僕が市役所に到着したのは16時を過ぎたころだった。
すると入り口でばったり美鈴たちに会った。
どうやら、今週の金曜日から始まる講習の受付に間に合ったそうだ。
僕も中に入ると、受付は大分空いていた。
これなら楽に受付できるかなって思ったけど、甘かった。
今週分の受付は定員一杯になり、受付は終了したとのことだった。
来週分はまだ若干の空きがあるそうで、来週の金曜からの講習を受けることにした。
やっぱり一緒に来るんだった。
家に帰ると、美鈴が忙しなく講習の準備を始めていた。
講習用のパンフレットを見せてもらったが、3日分の身の回りの物を持っていけば良いらしい。
装備品関連はすべて貸し出されるとのことだ。
ちなみに、パンフレット等の案内は僕には来週月曜日に郵送で届くそうだ。
僕は来週の講習に間に合ったことを伝えると、美鈴が先輩面を始めたので顔面ムニムニの刑をしておいた。
美鈴に「先輩!!」か……ちょっとイラっとした。
夕食の際のニュースでも引き続き探索者の件を取り上げていた……というよりもダンジョンの今後についてだろうか。
———政府は先程、新しい大臣を任命した模様です。新しい大臣は探索資源担当大臣。新しい大臣は探索資源担当大臣。現経済産業大臣が兼任するとの発表がありました。次に……———
どうやら政府としてはダンジョンを使って経済を活性化させたいらしい。
正直、探索者を職業と決めたんだから、厚生労働省管轄になるかと思ったけど、どうやら経済産業省が主導権を握ったみたいだった。
まぁ、僕たち一般市民にはどうでもいいって言えばどうでもいいのかもしれないな。
それともう一つ政府から発表があった。
ダンジョンに生息する生物を倒すと【魔石】と呼ばれる石が手に入るらしい。
その石には未知のエネルギーが蓄えられていて、これを【魔力】と呼称することが決まったようだ。
そしてここからが重要である。
その未知のエネルギーである魔力が、次世代エネルギーになるかもしれないということだ。
これに伴い、政府は魔石を大量に買取り、研究開発を進めていく方針らしい。
各国もまた脱化石燃料を進め、魔石の次世代エネルギー化を進めていく方向が示されていた。
つまりは、この魔石の回収を急ぎたいから通称【探索者4法】が急遽制定されたってことなんだろうな。
「ねぇ、お兄ちゃん。この世界ってこれからどうなっちゃうのかな……」
「僕にもわからない。ただ、今まで通りってわけにはいかないのかもしれないな。」
美鈴が準備を終えたのか、ソファーでニュースを見つつくつろいでいた僕の隣に座ってきた。
その横顔にはダンジョンというゲームに出てきそうなシチュエーションに、期待と不安を感じていることが伺えた。
「まぁ、命あっての物種だ。欲出して無茶しなければいいだろう。作戦『命を大事に』……だな。」
「お兄ちゃん……、それ古いよ?でもまぁ、元気出た。ありがとう。」
「おう。」
そう言うと少しだけ笑顔になった美鈴は、自分の部屋に戻っていった。
やっぱり不安が勝っていたんだろうな。
僕はとりあえず、来週まですることがなくなってしまった。
どうしよっかな?
200
あなたにおすすめの小説
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる