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第2章 リベンジ!!
021 殿という名の囮
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僕は、少し沈んだ気持ちを立て直せていないでいた。
しかし、このままここにとどまるわけにもいかず、周辺を警戒しつつ探索へ移った。
しばらく探索すると、少し大きめの集落を発見した。
さすがにこの大きさは一人では無理だと思う。
この集落はあきらめて別を探そうとした時だった。
集落内部から戦闘音が聞こえてきた。
どうやら先に、この集落を襲撃した探索者がいたようだ。
そういえば、他人が戦ってるところを見たことがあまりないことに気が付き、参考がてら様子見を行った。
6人パーティーで、なかなか連携が取れているようだった。
前衛の盾持ちがが、うまいことゴブリン4匹を引き付けていた。
その横をすり抜けるように、剣士が別のゴブリンへ斬りかかっていった。
ゴブリン達も応戦するため2匹で当たっていた。
盾持ちの前衛の後ろから、隙を伺いながら槍使いが攻撃を仕掛けていた。
後衛はおそらく魔法使いが二人で、うまいことゴブリン達の連携を切り崩していく。
一番後ろに回復職と思われる人物がいた。
全体を見回しながら、うまいこと回復を行っていた。
なるほど、これがパーティーでの戦闘か。
訓練以来だけど、それとはまた違う感じがした。
だけど遠目で観戦していた僕はある違和感に気が付いた。
おそらく戦闘中だったなら気が付かない違和感。
建物の脇に……
ゴブリンが4匹?!
完全に後衛に奇襲をかけるつもりだ。
まさかゴブリンが伏兵をしのばせるなんて、考えもしなかった。
これは助けるべきか……
しかし、助けた後で因縁を付けられても困るし……
実は気が付いててわざとやってるのかもしれない……
僕が悩んでる間に事態が動いてしまった。
ゴブリン4匹の奇襲が成功してしまったのだ。
僕は慌てて駆けだした。
ここで殺されたら寝覚めが悪すぎる!!
くそ!!間に合え!!
奇襲された後衛の魔法使い1名と回復職は、奇襲してきたゴブリンによって後方に吹き飛ばされてしまった。
おそらくうまく受け身を取れていないのか、ダメージを負ったようだ。
うずくまったまま動けないようだ。
それに気が付いた剣士が、慌てて退却の指示を出した。
盾持ちもうまいことさばききり、その場から後退した。
全員がうまく退却できた……わけではなかった。
盾持ちと槍使いが倒れた二人を担ぐと、全力で走り出した。
残る剣士と魔法使いが殿をするのかと思ったが……
剣士が魔法使いをゴブリンの方へ蹴り飛ばしたのだ。
あの腐れ剣士!!
僕は走りながら、インベントリから石を取り出す。
間に合え!!
手持ちの石10個を連続で投げつける。
うまいこと7匹にヒットして残りは3匹。
間に合え!!
襲い掛かるゴブリンが、いきなり目の前で爆ぜたことに驚いた魔法使いは、まだ動けずにいた。
僕は全力で駆ける。
これまで感じたことのない感覚だった。
全てが置き去りになる、そんな感じだ。
魔法使いはすぐに我に返り、迫りくるゴブリンに魔法を放った。
放たれた魔法は火属性魔法の爆発系統だろうか。
爆発に巻き込まれる形で2匹のゴブリンが吹き飛ばされていった。
使った魔法使いも爆発が近すぎたせいか、後方へ吹き飛ばされてしまった。
逆にそれが功を奏したのか、残り1匹のゴブリンの攻撃を躱すことにつながったようだった。
吹き飛ばされたゴブリン2匹のうち、1匹は動かなくなっていた。
もう1匹は残りのゴブリンとともに、魔法使いへ襲い掛かった。
間に合え!!
ガキン!!
間一髪だった。
ぎりぎりで盾をねじ込み、魔法使いへの攻撃を防ぐことに成功した。
急なことに驚いたゴブリンは、一瞬硬直していた。
その隙を見逃さなかった魔法使いは2発魔法を放つ。
今回は火属性魔法の貫通系統の魔法でゴブリンの頭を撃ち抜いて見せた。
「間に合ってよかった……」
それにしても、少女を囮にして逃げるとは……
男として風上にも置けない!!
しかし、事態はそれで終わってはくれなかった。
10匹のゴブリンは、二人で切り抜けたのはいいのだけど……
集落の一番大きなテントから、1匹のホブゴブリンが姿を現した。
デカい……
今までで一番デカいホブゴブリンだと思う。
これ倒せるのか……
撤退した方がいいのでは……
彼女をちらりと見ると、顔が強張っていた。
逃げるにしても彼女を守りながら撤退は無理か……
覚悟を決めるしかなかった。
僕は盾と剣を握りなおし、改めてホブゴブリンと対峙した。
ホブゴブリンも下手に動こうとはせず、じっとこちらをうかがっている。
またも膠着状態……
彼女も気持ちを立て直し、杖を握りしめていた。
そして、魔法使いは土属性魔法でホブゴブリンの足元を崩しにかかった。
ホブゴブリンもこれには驚き、一瞬僕から目をそらしてくれた。
今だ!!
僕はその隙を逃さずに駆けだした!!
魔法使いも、それに合わせて火属性魔法で牽制をしてくれた。
魔法がうまく目にヒットしたらしく、ホブゴブリンは目をつむってしまった。
僕は全力で剣を下段から一気に振り切った。
深々と切り裂かれた脇腹から、とてつもない量の体液が噴き出した。
ホブゴブリンは、何が起こったのかわからず暴れまわった。
目も見えず、突然訪れた痛みに混乱したのか、棍棒を振り回した。
彼女は隙を伺い、火属性魔法の貫通系統の魔法で、ホブゴブリンの心臓を撃ち抜いた。
そのまま倒れこんだホブゴブリンは、こと切れて動かなくなった。
一秒……二秒……三秒……四秒……
ホブゴブリンはやはり動くことはない。
勝った……のか?
いまだ、実感がわかない勝利だった。
正直、今回もまた死を覚悟した。
これがパーティー戦か……
改めてパーティーの大切さを感じた。
一ノ瀬さんに言われた意味を理解するには、十分すぎる出来事だった。
これが第4層で起こったのなら、僕は生きては戻れなかったと思う。
剣をしまい、魔法使いの元へと歩み寄った。
彼女も緊張の糸が切れたようで、その場にへたり込んでいた。
「大丈夫ですか?」
怖がらせないように、ゆっくりと優しく声をかけた。
「だ、大丈夫です。わ、私……生きてるんですね……。生き残れたんですよね……。」
彼女は途切れ途切れ、現実を確認するように言葉をつぶやいた。
それが彼女の今の心境なんだと思う。
仲間だと思っていた者からの裏切り行為。
迫りくる大量のモンスター。
絶望するには過不足ない状況だったと思う。
少し落ち着いてきたのか、彼女は立ち上がり礼を述べてきた。
「ありがとうございました。おかげで生き残ることができました。なんとお礼を言ったらいいかわからないです。」
「気にしないで下さい。って言っても気にしますよね?僕は中村 剣斗といいます。君は?」
「ケントさんですね。私は鈴木 海莉って言います。」
改めて挨拶をしたのだが、会話が続かなかった。
正直このままここにいても仕方がない。
それに今回の戦闘でだいぶ体力を使ったせいか、かなりだるい。
「カイリさん。ここにとどまっても仕方がありませんので、このまま僕とトランスゲートまで戻りませんか?」
「お願いできますか?私一人だと戻れるか自信がなかったんです。」
話がまとまったので、今日の探索は終了になった。
むしろ、このまま続けてもミスで命を落とす可能性の方が高いと感じた。
改めて話した思ったが、この子はとてもいい子に思えた。
年齢もおそらく成人はしてないと思う。
茶髪で少しウェイブがかったショートボブで、元気印を絵にかいたイメージを受けた。
それなのに今回の件で、だいぶ心がやられたのかもしれない。
その表情はどこか強張っていた。
それはそうだ、今まさに裏切りにあったばかりだから。
彼女と軽く戦闘について打ち合わせを行った。
彼女は火魔法と土魔法の+属性持ちだった。
あと、スキル【魔法操作】のおかげで、魔法の扱いが得意だと胸を張って自慢していた。
うん、おじさんには少し目の毒だよ……
たわわに実った果実がフヨフヨと揺れていた……
げふんげふん
しかし、このままここにとどまるわけにもいかず、周辺を警戒しつつ探索へ移った。
しばらく探索すると、少し大きめの集落を発見した。
さすがにこの大きさは一人では無理だと思う。
この集落はあきらめて別を探そうとした時だった。
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そういえば、他人が戦ってるところを見たことがあまりないことに気が付き、参考がてら様子見を行った。
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その横をすり抜けるように、剣士が別のゴブリンへ斬りかかっていった。
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盾持ちの前衛の後ろから、隙を伺いながら槍使いが攻撃を仕掛けていた。
後衛はおそらく魔法使いが二人で、うまいことゴブリン達の連携を切り崩していく。
一番後ろに回復職と思われる人物がいた。
全体を見回しながら、うまいこと回復を行っていた。
なるほど、これがパーティーでの戦闘か。
訓練以来だけど、それとはまた違う感じがした。
だけど遠目で観戦していた僕はある違和感に気が付いた。
おそらく戦闘中だったなら気が付かない違和感。
建物の脇に……
ゴブリンが4匹?!
完全に後衛に奇襲をかけるつもりだ。
まさかゴブリンが伏兵をしのばせるなんて、考えもしなかった。
これは助けるべきか……
しかし、助けた後で因縁を付けられても困るし……
実は気が付いててわざとやってるのかもしれない……
僕が悩んでる間に事態が動いてしまった。
ゴブリン4匹の奇襲が成功してしまったのだ。
僕は慌てて駆けだした。
ここで殺されたら寝覚めが悪すぎる!!
くそ!!間に合え!!
奇襲された後衛の魔法使い1名と回復職は、奇襲してきたゴブリンによって後方に吹き飛ばされてしまった。
おそらくうまく受け身を取れていないのか、ダメージを負ったようだ。
うずくまったまま動けないようだ。
それに気が付いた剣士が、慌てて退却の指示を出した。
盾持ちもうまいことさばききり、その場から後退した。
全員がうまく退却できた……わけではなかった。
盾持ちと槍使いが倒れた二人を担ぐと、全力で走り出した。
残る剣士と魔法使いが殿をするのかと思ったが……
剣士が魔法使いをゴブリンの方へ蹴り飛ばしたのだ。
あの腐れ剣士!!
僕は走りながら、インベントリから石を取り出す。
間に合え!!
手持ちの石10個を連続で投げつける。
うまいこと7匹にヒットして残りは3匹。
間に合え!!
襲い掛かるゴブリンが、いきなり目の前で爆ぜたことに驚いた魔法使いは、まだ動けずにいた。
僕は全力で駆ける。
これまで感じたことのない感覚だった。
全てが置き去りになる、そんな感じだ。
魔法使いはすぐに我に返り、迫りくるゴブリンに魔法を放った。
放たれた魔法は火属性魔法の爆発系統だろうか。
爆発に巻き込まれる形で2匹のゴブリンが吹き飛ばされていった。
使った魔法使いも爆発が近すぎたせいか、後方へ吹き飛ばされてしまった。
逆にそれが功を奏したのか、残り1匹のゴブリンの攻撃を躱すことにつながったようだった。
吹き飛ばされたゴブリン2匹のうち、1匹は動かなくなっていた。
もう1匹は残りのゴブリンとともに、魔法使いへ襲い掛かった。
間に合え!!
ガキン!!
間一髪だった。
ぎりぎりで盾をねじ込み、魔法使いへの攻撃を防ぐことに成功した。
急なことに驚いたゴブリンは、一瞬硬直していた。
その隙を見逃さなかった魔法使いは2発魔法を放つ。
今回は火属性魔法の貫通系統の魔法でゴブリンの頭を撃ち抜いて見せた。
「間に合ってよかった……」
それにしても、少女を囮にして逃げるとは……
男として風上にも置けない!!
しかし、事態はそれで終わってはくれなかった。
10匹のゴブリンは、二人で切り抜けたのはいいのだけど……
集落の一番大きなテントから、1匹のホブゴブリンが姿を現した。
デカい……
今までで一番デカいホブゴブリンだと思う。
これ倒せるのか……
撤退した方がいいのでは……
彼女をちらりと見ると、顔が強張っていた。
逃げるにしても彼女を守りながら撤退は無理か……
覚悟を決めるしかなかった。
僕は盾と剣を握りなおし、改めてホブゴブリンと対峙した。
ホブゴブリンも下手に動こうとはせず、じっとこちらをうかがっている。
またも膠着状態……
彼女も気持ちを立て直し、杖を握りしめていた。
そして、魔法使いは土属性魔法でホブゴブリンの足元を崩しにかかった。
ホブゴブリンもこれには驚き、一瞬僕から目をそらしてくれた。
今だ!!
僕はその隙を逃さずに駆けだした!!
魔法使いも、それに合わせて火属性魔法で牽制をしてくれた。
魔法がうまく目にヒットしたらしく、ホブゴブリンは目をつむってしまった。
僕は全力で剣を下段から一気に振り切った。
深々と切り裂かれた脇腹から、とてつもない量の体液が噴き出した。
ホブゴブリンは、何が起こったのかわからず暴れまわった。
目も見えず、突然訪れた痛みに混乱したのか、棍棒を振り回した。
彼女は隙を伺い、火属性魔法の貫通系統の魔法で、ホブゴブリンの心臓を撃ち抜いた。
そのまま倒れこんだホブゴブリンは、こと切れて動かなくなった。
一秒……二秒……三秒……四秒……
ホブゴブリンはやはり動くことはない。
勝った……のか?
いまだ、実感がわかない勝利だった。
正直、今回もまた死を覚悟した。
これがパーティー戦か……
改めてパーティーの大切さを感じた。
一ノ瀬さんに言われた意味を理解するには、十分すぎる出来事だった。
これが第4層で起こったのなら、僕は生きては戻れなかったと思う。
剣をしまい、魔法使いの元へと歩み寄った。
彼女も緊張の糸が切れたようで、その場にへたり込んでいた。
「大丈夫ですか?」
怖がらせないように、ゆっくりと優しく声をかけた。
「だ、大丈夫です。わ、私……生きてるんですね……。生き残れたんですよね……。」
彼女は途切れ途切れ、現実を確認するように言葉をつぶやいた。
それが彼女の今の心境なんだと思う。
仲間だと思っていた者からの裏切り行為。
迫りくる大量のモンスター。
絶望するには過不足ない状況だったと思う。
少し落ち着いてきたのか、彼女は立ち上がり礼を述べてきた。
「ありがとうございました。おかげで生き残ることができました。なんとお礼を言ったらいいかわからないです。」
「気にしないで下さい。って言っても気にしますよね?僕は中村 剣斗といいます。君は?」
「ケントさんですね。私は鈴木 海莉って言います。」
改めて挨拶をしたのだが、会話が続かなかった。
正直このままここにいても仕方がない。
それに今回の戦闘でだいぶ体力を使ったせいか、かなりだるい。
「カイリさん。ここにとどまっても仕方がありませんので、このまま僕とトランスゲートまで戻りませんか?」
「お願いできますか?私一人だと戻れるか自信がなかったんです。」
話がまとまったので、今日の探索は終了になった。
むしろ、このまま続けてもミスで命を落とす可能性の方が高いと感じた。
改めて話した思ったが、この子はとてもいい子に思えた。
年齢もおそらく成人はしてないと思う。
茶髪で少しウェイブがかったショートボブで、元気印を絵にかいたイメージを受けた。
それなのに今回の件で、だいぶ心がやられたのかもしれない。
その表情はどこか強張っていた。
それはそうだ、今まさに裏切りにあったばかりだから。
彼女と軽く戦闘について打ち合わせを行った。
彼女は火魔法と土魔法の+属性持ちだった。
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たわわに実った果実がフヨフヨと揺れていた……
げふんげふん
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