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第3章 リスタート
036 自己紹介とトンデモスキル
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二人と別れてからも、嫌な考えを拭い去ることはできなかった。
こうなることは予測で来ていた。
正直、常識的に考えて行動できればやらないはずだ。
だが、常識外に行ってしまったら。
精神的に蝕まれていたら……
やめよう。
これ以上考えても意味がない。
外道に落ちた人がいないことを今は祈ろう。
それからしばらくして、カイリ達が待合室にやってきた。
「ケントさん、お久しぶりです。待ちましたか?」
「いや、待ってないよ。カレンもアスカも元気そうでなによりだ。」
「はい。アスカはいつでもげんきですよ~。」
うん、アスカは相変わらずだな。
「ほら、アスカさん。挨拶はきちんとっていつも言ってるでしょ?ケントさんすいません。アスカには言い聞かせますので。」
カレンはいつも通り、アスカのオカンだった。
3人とも変わらないみたいで安心した。
「じゃあ、ちょっと早いけどブリーフィングルームに向かおうか。これまでの事を聞かせてほしいし。」
僕たちは受付でブリーフィングルームのカギを預かり、指定された部屋へと移動した。
カイリ達は、今は元出版会社のビルにあるダンジョンに潜っているそうだ。
中はスライムオンリーで、意外なことにスキル【製薬】でポーションを作る際にスライムから出るスライムゼリーが材料に使われるのだとか。
おかげで、スライムゼリーが高騰して、大分稼ぐことができたそうな。
装備を見せてもらったら、支給品から既製品に変わっていた。
僕は……変わってないんだよね~。
なんでだろうか……
そして、彼女たちはあと少しでレベルが15になるそうだ。
スキルレベルも大分上がってきて、魔法の扱いも前よりうまくなったと自慢していた。
3人と近況報告をしていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します。」
入ってきたのは谷浦達だ。
「いらっしゃい。まあ座って。」
僕の言葉に従い、谷浦達はカイリ達の前の席に腰を下ろした。
「じゃあ、まずは集まってくれたことに感謝します。とりあえず、ここに集まってもらった理由はカイリに話した通りなんだけど、自己紹介しようか?」
「では、私から。谷浦 虹花です。アーチャーでポジションは中衛。斥候もこなせます。」
「俺は谷浦 栄次郎。中村先輩の元後輩です。ポジションはタンク。」
谷浦達が緊張しているカイリ達に気を利かせて、先に自己紹介をしてくれた。
カイリ達も少し気が楽になったのか、緊張感が少し薄れたみたいだ。
「鈴木 海莉です。魔法職で、主に火属性と土属性を使って足止めなんかします。」
「赤羽根 花怜です。魔法職で、主に風属性使いです。+-属性です。範囲殲滅などを主に行います。」
「わたしは~、街田 明日架で~す。聖属性で、回復と補助をやってま~す。あ、あとは後方警戒と戦闘指揮もやってますよ~。そうだ、ケントさん。この前スキル【指揮者】を覚えたんですよ~。」
ほんとアスカは飽きさせないなぁ。
ここにきて知らないスキルが出てきた。
「アスカ。そのスキルの効果を聞いていいかい?無理にとは言わないから。」
「大丈夫ですよ~。メンバー間の通信と一時的なバフですね~。正直バフはあまり効果がなかったです~。通信はかなり便利でしたよ~。ただ、ダンジョン内みたいにパーティー登録されないといけないみたいですけど。」
これまたすごいスキルがきたもんだ。
ダンジョン内で通信する方法は、自衛隊みたいに通信士を隊において無線機を使うしかなかった。
それをスキルでこなせるって、かなり大きいことかもしれない。
たとえば、このスキルを6人取得した場合、まず6人でパーティーを組む。
その後ダンジョンで別のパーティーに補助として随行すれば、パーティー同士での疑似的な連携が可能になる。
この場合、通信役は経験値の恩恵が無いから現実的ではないかな。
「アスカ……、またすごいスキル覚えたね。あまり人に話さない方がいいかもしれない。正直引く手あまたのスキルだよそれ。」
「やっぱりですか~。カレンちゃんにも同じこと言われました~。」
さすがカレンってところだろうか。
「僕は自己紹介する必要なないよね。自己紹介が済んだところで、改めて僕からのお願いだ。この5人でパーティーを組んでみないかい?おそらく今お互いに不足している部分を補えると思う。どうかな?」
「え?ケントさんは参加しないんですか?」
「そうですよ、言い出しっぺの先輩が入らないってどういうことですか!!」
声を上げたのはカイリと谷浦だった。
まあ、そうだよね。
そう思うのも当たり前か。
どっから話すべきだろうか……
とりあえず、話せる範囲で話をすることにした。
「う~ん。何から話せばいいか……。僕がパーティーに入らないっていうか、入れないっていうか……。一応理由があるんだ。正直かなり致命的な状況なんだ。だから他言無用でお願いしたい。実は、僕はスキルレベルが経験で上がったりしないんだ。今いる低級ダンジョンだと、何とかやっていけるけど、上位ダンジョンだと足手まといというよりも、メンバーの命を危険にさらす可能性すら出てくる。だから組めないんだ。」
皆の表情が一気に暗くなってしまった。
やっぱり話すべきじゃなかったかな?
最初に声を出したのはカイリだった。
「ケントさん……なんて言っていいかわからないけど……、無理はしないでくださいね?」
「そのつもりはないよ。僕は僕なりにできることをしていくだけだから。」
「先輩……。俺よりもかなりまずい状況なんですね。うん、俺もこの子たちを信用します。」
そういうと谷浦はカイリ達に、自分のスキルについて話始めた。
始めはカイリ達も戸惑ったが、そのスキルの有用性を考えるとアドバンテージの方が大きいと感じたらしい。
「ケントさん、私たちを虹花さんたちに引き合わせてくれてありがとうございます。私たちにとっても願ってもないお誘いです。」
カレンはそう言うと、虹花さんたちの向き直り頭を下げた。
「虹花さん。この申し出を受けさせてください。それで、できれば早めにダンジョンで連携確認をさせてください。」
「こちらこそよろしくお願いします。こんな弟ですが、こき使ってくださいね?」
「なな姉ちゃん、それ酷くない?!まあ、よろしく!!」
どうやら話はまとまったようだった。
ふと、カイリを見ると僕を見つめていた。
「カイリどうしたの?何か他に聞きたいこととかあった?」
「………。ケントさん……。まだ隠していることありませんか?」
一瞬ドキッとしてしまった。
どこか僕の中身を見透かすような、そんな瞳だった。
「どうしてそう思うんだい?特にないとは思うけど。」
「……勘……ですかね?そんな感じです。で、どうなんですか?」
カイリに表情からどんどんハイライトが消えていっている気がする。
どうしたものか……。
別に隠す必要もないんだけど、なぜだか話すべきではないと考えていた。
「ケントさん。栄次郎さんも自分の秘密を打ち明けてくれました。私たちはそんなに信用がないですか?」
あぁ、こう言われたら言わないって選択肢は取れないよなぁ。
言わないってことは、彼女たちを……彼女を信じていないってことになるから。
「本当にカイリには敵わないな。わかった、話すよ。でも、ここで聞いた話は他言無用でお願いするね。」
結局カイリに押し負けるようにスキル【スキルクリエイター】について話をした。
このスキルは谷浦と似たような仕様であること。
ボーナスポイントは消滅しないこと。
すでに何度も繰り返してステータス強化してきたこと。
少し話すと、気持ちが楽になった。
別に無理に隠す必要なんてなかったんだ。
あれ?でもどうして隠しておこうと思ったんだ?
なんだか心に靄みたいなのがかかっている気がする。
「ケントさん。私たちは気にしません!!ケントさんには何度も助けてもらいました。今度は私たちが……私が助けます!!」
「いやいや。だからね、デメリットも説明したでしょ?レベル低下のせいでランクが下がる危険性もあるんだって。だから、メンバーを巻き込めないから一緒には行けないんだって。」
カイリは真剣な目で僕を見つめてきた。
それも、僕の中を見据えるように。
「先輩……それって俺と同じじゃないですか?だったら問題ないですって。俺も結果そうなるんですから。ピンチだったら、仲間を助けるためだったら躊躇せずに使いますよ。だから一緒に行きましょう。」
谷浦まで……
ほんと、なんでこんなことになるかな……
どうして「僕」を見つめてくるんだよ。
ピコン
『一定条件を達成しました。スキル【スキルクリエイター】の権限を一部解除します。』
ここでなんか、いきなり来たんですけど!?
こうなることは予測で来ていた。
正直、常識的に考えて行動できればやらないはずだ。
だが、常識外に行ってしまったら。
精神的に蝕まれていたら……
やめよう。
これ以上考えても意味がない。
外道に落ちた人がいないことを今は祈ろう。
それからしばらくして、カイリ達が待合室にやってきた。
「ケントさん、お久しぶりです。待ちましたか?」
「いや、待ってないよ。カレンもアスカも元気そうでなによりだ。」
「はい。アスカはいつでもげんきですよ~。」
うん、アスカは相変わらずだな。
「ほら、アスカさん。挨拶はきちんとっていつも言ってるでしょ?ケントさんすいません。アスカには言い聞かせますので。」
カレンはいつも通り、アスカのオカンだった。
3人とも変わらないみたいで安心した。
「じゃあ、ちょっと早いけどブリーフィングルームに向かおうか。これまでの事を聞かせてほしいし。」
僕たちは受付でブリーフィングルームのカギを預かり、指定された部屋へと移動した。
カイリ達は、今は元出版会社のビルにあるダンジョンに潜っているそうだ。
中はスライムオンリーで、意外なことにスキル【製薬】でポーションを作る際にスライムから出るスライムゼリーが材料に使われるのだとか。
おかげで、スライムゼリーが高騰して、大分稼ぐことができたそうな。
装備を見せてもらったら、支給品から既製品に変わっていた。
僕は……変わってないんだよね~。
なんでだろうか……
そして、彼女たちはあと少しでレベルが15になるそうだ。
スキルレベルも大分上がってきて、魔法の扱いも前よりうまくなったと自慢していた。
3人と近況報告をしていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します。」
入ってきたのは谷浦達だ。
「いらっしゃい。まあ座って。」
僕の言葉に従い、谷浦達はカイリ達の前の席に腰を下ろした。
「じゃあ、まずは集まってくれたことに感謝します。とりあえず、ここに集まってもらった理由はカイリに話した通りなんだけど、自己紹介しようか?」
「では、私から。谷浦 虹花です。アーチャーでポジションは中衛。斥候もこなせます。」
「俺は谷浦 栄次郎。中村先輩の元後輩です。ポジションはタンク。」
谷浦達が緊張しているカイリ達に気を利かせて、先に自己紹介をしてくれた。
カイリ達も少し気が楽になったのか、緊張感が少し薄れたみたいだ。
「鈴木 海莉です。魔法職で、主に火属性と土属性を使って足止めなんかします。」
「赤羽根 花怜です。魔法職で、主に風属性使いです。+-属性です。範囲殲滅などを主に行います。」
「わたしは~、街田 明日架で~す。聖属性で、回復と補助をやってま~す。あ、あとは後方警戒と戦闘指揮もやってますよ~。そうだ、ケントさん。この前スキル【指揮者】を覚えたんですよ~。」
ほんとアスカは飽きさせないなぁ。
ここにきて知らないスキルが出てきた。
「アスカ。そのスキルの効果を聞いていいかい?無理にとは言わないから。」
「大丈夫ですよ~。メンバー間の通信と一時的なバフですね~。正直バフはあまり効果がなかったです~。通信はかなり便利でしたよ~。ただ、ダンジョン内みたいにパーティー登録されないといけないみたいですけど。」
これまたすごいスキルがきたもんだ。
ダンジョン内で通信する方法は、自衛隊みたいに通信士を隊において無線機を使うしかなかった。
それをスキルでこなせるって、かなり大きいことかもしれない。
たとえば、このスキルを6人取得した場合、まず6人でパーティーを組む。
その後ダンジョンで別のパーティーに補助として随行すれば、パーティー同士での疑似的な連携が可能になる。
この場合、通信役は経験値の恩恵が無いから現実的ではないかな。
「アスカ……、またすごいスキル覚えたね。あまり人に話さない方がいいかもしれない。正直引く手あまたのスキルだよそれ。」
「やっぱりですか~。カレンちゃんにも同じこと言われました~。」
さすがカレンってところだろうか。
「僕は自己紹介する必要なないよね。自己紹介が済んだところで、改めて僕からのお願いだ。この5人でパーティーを組んでみないかい?おそらく今お互いに不足している部分を補えると思う。どうかな?」
「え?ケントさんは参加しないんですか?」
「そうですよ、言い出しっぺの先輩が入らないってどういうことですか!!」
声を上げたのはカイリと谷浦だった。
まあ、そうだよね。
そう思うのも当たり前か。
どっから話すべきだろうか……
とりあえず、話せる範囲で話をすることにした。
「う~ん。何から話せばいいか……。僕がパーティーに入らないっていうか、入れないっていうか……。一応理由があるんだ。正直かなり致命的な状況なんだ。だから他言無用でお願いしたい。実は、僕はスキルレベルが経験で上がったりしないんだ。今いる低級ダンジョンだと、何とかやっていけるけど、上位ダンジョンだと足手まといというよりも、メンバーの命を危険にさらす可能性すら出てくる。だから組めないんだ。」
皆の表情が一気に暗くなってしまった。
やっぱり話すべきじゃなかったかな?
最初に声を出したのはカイリだった。
「ケントさん……なんて言っていいかわからないけど……、無理はしないでくださいね?」
「そのつもりはないよ。僕は僕なりにできることをしていくだけだから。」
「先輩……。俺よりもかなりまずい状況なんですね。うん、俺もこの子たちを信用します。」
そういうと谷浦はカイリ達に、自分のスキルについて話始めた。
始めはカイリ達も戸惑ったが、そのスキルの有用性を考えるとアドバンテージの方が大きいと感じたらしい。
「ケントさん、私たちを虹花さんたちに引き合わせてくれてありがとうございます。私たちにとっても願ってもないお誘いです。」
カレンはそう言うと、虹花さんたちの向き直り頭を下げた。
「虹花さん。この申し出を受けさせてください。それで、できれば早めにダンジョンで連携確認をさせてください。」
「こちらこそよろしくお願いします。こんな弟ですが、こき使ってくださいね?」
「なな姉ちゃん、それ酷くない?!まあ、よろしく!!」
どうやら話はまとまったようだった。
ふと、カイリを見ると僕を見つめていた。
「カイリどうしたの?何か他に聞きたいこととかあった?」
「………。ケントさん……。まだ隠していることありませんか?」
一瞬ドキッとしてしまった。
どこか僕の中身を見透かすような、そんな瞳だった。
「どうしてそう思うんだい?特にないとは思うけど。」
「……勘……ですかね?そんな感じです。で、どうなんですか?」
カイリに表情からどんどんハイライトが消えていっている気がする。
どうしたものか……。
別に隠す必要もないんだけど、なぜだか話すべきではないと考えていた。
「ケントさん。栄次郎さんも自分の秘密を打ち明けてくれました。私たちはそんなに信用がないですか?」
あぁ、こう言われたら言わないって選択肢は取れないよなぁ。
言わないってことは、彼女たちを……彼女を信じていないってことになるから。
「本当にカイリには敵わないな。わかった、話すよ。でも、ここで聞いた話は他言無用でお願いするね。」
結局カイリに押し負けるようにスキル【スキルクリエイター】について話をした。
このスキルは谷浦と似たような仕様であること。
ボーナスポイントは消滅しないこと。
すでに何度も繰り返してステータス強化してきたこと。
少し話すと、気持ちが楽になった。
別に無理に隠す必要なんてなかったんだ。
あれ?でもどうして隠しておこうと思ったんだ?
なんだか心に靄みたいなのがかかっている気がする。
「ケントさん。私たちは気にしません!!ケントさんには何度も助けてもらいました。今度は私たちが……私が助けます!!」
「いやいや。だからね、デメリットも説明したでしょ?レベル低下のせいでランクが下がる危険性もあるんだって。だから、メンバーを巻き込めないから一緒には行けないんだって。」
カイリは真剣な目で僕を見つめてきた。
それも、僕の中を見据えるように。
「先輩……それって俺と同じじゃないですか?だったら問題ないですって。俺も結果そうなるんですから。ピンチだったら、仲間を助けるためだったら躊躇せずに使いますよ。だから一緒に行きましょう。」
谷浦まで……
ほんと、なんでこんなことになるかな……
どうして「僕」を見つめてくるんだよ。
ピコン
『一定条件を達成しました。スキル【スキルクリエイター】の権限を一部解除します。』
ここでなんか、いきなり来たんですけど!?
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