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第3章 リスタート
047 『探索者型イレギュラー』と【生物の進化】
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「由貴乃さんどうしてこんな【最古のGクラス】と話し合いなどしなくてはいけませんの?私たちは私たちで行動すべきはずです!!」
やはりこいつは好きになれないな。
とりあえず、無視して話を進め……
カイリがものすごく梁井 明日香を睨んでいた。
「カイリ、やめような?ここに喧嘩しに来たわけじゃないだろ?」
「でも!!」
「カイリ!!」
カイリが矛を収めないので、つい怒鳴ってしまった……
俺もまだまだだな……
「梁井、いつになったら理解するのですか?私たちは見られる側になったのです。いつまでも傲慢でいたら、いつか足元をすくわれます。それに、中村さんに相談したのは私です。わかりましたね?」
いつになく由貴乃さんの言葉に、怒気が乗っていた。
扱いがかなり面倒になってきたのか?
まあ、向こうのパーティー事情なんで俺が口を出すことじゃないか。
「こちらのカイリも迷惑を掛けました。すみません。」
「うちの梁井もですのでお気になさらず。」
まだ後ろでカイリが唸っている。
うん、怒ってくれるのはうれしいけど、時と場合を考えようか?
「それで、話というのは?」
「それは俺から話します。」
話を始めたのは龍之介君だった。
「先ほどの『探索者型イレギュラー』についてです。」
何かはっきりとしない感じたしていた。
こう、靄っとしたイメージだ。
「おそらく『探索者型イレギュラー』に俺たちは遭遇したかもしれません。出会ったときは同業者だと思ったんですが、話をしたときに一瞬殺気を感じました。」
「え?話が通じたんですか?」
こいつは驚いた。
まさか会話できるほどのモンスターに成長しているとは。
確かにゴブリンも進化した個体は会話ができた。
となるとゴブリン進化説が最有力なのか?
「はい。ただ、途中から会話が成立しなくなってきたので、その場で別れました。おそらくこちらの戦力を見て、攻撃を仕掛けなかったんだと思います。」
「そうですか。ケガが無くて良かった。」
「はい、全員無事でしたのでその点についてはほっとしています。ただ、先ほどの中村さんにお伝えした『イレギュラー』と同一の可能性についてですが……。確証はありませんがほぼそうだと思います。」
やはり何か確信している事実があるのか?
龍之介君は何かを話そうとしているが、決心がつかないようで言葉が出てこなかった。
「私が代わりに話すわ。今回の件ですが、おそらくモンスターの進化ではありません。探索者のモンスター化だと考えられます。」
はい?
言っている意味が分からない。
人間がモンスターに?
まさか……生物の進化って……人間のモンスター化も含まれる?
あぁ、そうだ。
そうだった。
昆虫がモンスター化した現実を、俺は知っているじゃないか。
Gが経験値を持ち始めた。
まさしくモンスター化といっても過言じゃない。
つまり、人間も動物もモンスター化する可能性を秘めているってことか?!
どうしてそこまで思い至らなかったんだ。
「ケントさん。何か知ってるんですか?」
ここまで挨拶以外口を開かなかった虹花さんが、質問をしてきた。
どうやら、俺の表情が相当思いつめた顔になっていたようだ。
「あぁ。予兆は感じていた。でもまさか本当に起こる現実とは思えなかったから、頭の片隅に追いやっていた。」
「その話、聞かせてください。」
虹花さんから促されるように、昆虫のモンスター化……生物の進化について私見を話した。
最初はみんな半信半疑だったけど、カレンがSNSで見つけたスレッドを見てみんなが息をのんだ。
『家のゴキブリをビビって魔法で倒したら、レベルが上がったんですけどwwww』
そのスレッドはネタ情報的に扱われており、ほとんどの人は信用していなかった。
むしろ法令違反なのではないかと、プチ炎上をしてしまったようだ。
おそらく一部の探索者はこれを理解して実行していたのだろう、コメントにそのようなことが書かれていた。
しかし、大半は否定的で、レベルが上がらなかったと書かれていた。
このスレッド自体は、ダンジョンができてそれほど経過していなかったときの話だ。
まだ昆虫がモンスター化している最中の出来事だったのかもしれない。
だから、経験値が得られる昆虫と、そうでない昆虫が存在していたのかもしれない。
これについては憶測でしかないので何とも言えない。
「なるほど、そういうわけでしたか。中村さん、おそらく今回の『探索者型イレギュラー』は元人間で間違いないでしょう。どういった経緯でモンスター化したかは分かりませんが。」
俺の話を聞いた由貴乃さんは、そう結論付けた。
そして俺もまた、それに賛成を投じた。
みんなを見回しても、否はいなかった。
しかし、これも仮説にしかすぎず、気を付けなければならないことには変わりはなかった。
「ケントさん。もし『探索者型イレギュラー』が本当に人間だったら……。私たちはどうしたらいいんでしょうか……」
それが一番の問題だった……『探索者型イレギュラー』は〝人間〟か〝モンスター〟か。
カレンの質問が、この問題を一番うまく表現できていた。
もし仮に、この話が事実としたならば、元人間をモンスターとして討伐しなくてはならないということになる。
それをこの子たちにさせていいのだろうか……
いくらモンスター化しているとはいえ、人殺しになる……
この子たちが耐えられるのか。
「ちなみに龍之介君。その『探索者型イレギュラー』に出会ったのはどの階層だったんですか?」
「帰り際だったんで確か第6層です。第5層とつながる階段付近に陣取ってました。何かを待ち構えてるんじゃないかって。」
おそらく、第5層をクリアした者たちを待ち構えていたのかもしれない。
ただ、龍之介君の友人パーティーだってそれほど弱かったわけではないはず。
『探索者型イレギュラー』の目的はなんだんだ?
「それともう一つ。『探索者型イレギュラー』は3人組です。だから俺たちも、探索者パーティーだと誤認したわけです。」
確かにこれがソロだったら逆に怪しむことができた。
しかし、パーティーだったために、そうは思えなかったのだという。
「あ、あ、あのう……、ひ、ひとつ……いいですか?」
ずっと後ろで話を聞いていた厨 桃子が話をし始めた。
その話を聞いた俺たちは息をのんでしまった。
むしろ、明確に理解した。
その『探索者型イレギュラー』の目的は……
俺たちだ。
いや、俺だ。
「あ、あの、その、別れ際だったんで、はっきりとは聞こえなかったんですが……。『こいつらはちがう。ケント。どこだ。』って。それが中村さんかは、わ、わ、わかりません。」
「あの!!もしかして、3人組って大柄な盾持ちと、ひょろっとした槍使い。それにショートソードと盾を持った男たちじゃないですか?!」
カイリが慌てた様子で、廚さんに確認していた。
その様子を見たカレンとアスカも動揺していた。
まさか……
そんな……
「えぇ、良く分かりましたね。まさしくその通りです。」
代わりに応えてくれたのが龍之介君だった。
あまりのカイリの迫力に廚さんが委縮してしまって、答えられそうになかったからだ。
俺はカイリの頭をなでながら落ち着かせた。
「カイリ、何か知っているなら教えてくれないか?おそらく『探索者型イレギュラー』の目的は俺だ。」
「ケントさん……。実はだいぶ前からシンの行方が分からないの。シンの両親からも何度か問い合わせがきたけど、私たちはシンと別れたからその後の事は知らないと伝えたんだけど……」
カイリは言葉を詰まらせて、それ以上話すことができなくなってしまった。
最悪の事態を想定してしまったのかもしれない。
「続きは私から。シンが行方不明になってからほどなくして、一緒に行動していたダイスケとリョウも行方が分からなくなりました。たびたび3人でダンジョンへ潜っているのを目撃されたので、ダンジョン内での失踪……死亡と結論付けられました。」
なるほど、見えてきた。
シン達は失踪したんではなくて、ダンジョン内で何らかの方法で【生物の進化】を果たしたのだと思う。
これもまた可能性にしかすぎず、確証はない。
ただ、カイリ達はそうは思っていない。
シン達だと確信していた。
「3人とも考えすぎは良くない。もし仮に彼らの見た目だとしてもだ、姿を真似るモンスターの可能性だってある。だからこの件は自衛隊に任せよう。俺たちでどうにかできる問題じゃない。」
「そう、ですね……」
カイリ達のショックは俺には計り知れない。
幼馴染がモンスター化したかもしれないのだから。
「中村さん、ではこの件を自衛隊に一任するということでよろしいのですね?」
改めて由貴乃さんから確認されたけど、それ以外に選択肢はない気がする。
「そうですね。ただ、自衛隊としてどうするかは分かりませんが。」
おそらく当面の間、このダンジョンは閉鎖されるだろう。
片付くまで他のダンジョンに潜るしかないかな。
「カイトさん……、お願いがあります。」
思いつめた顔で、カイリが俺の袖を引っ張っていた。
その目には涙を浮かべ、今にも泣きだしそうになっていた。
しかし、必死にこらえる姿に何を言いたいか悟ってしまった。
「カレン、アスカ、虹花さん、谷浦。それにカイリ……。俺のわがままを聞いてくれるか?」
やはりこいつは好きになれないな。
とりあえず、無視して話を進め……
カイリがものすごく梁井 明日香を睨んでいた。
「カイリ、やめような?ここに喧嘩しに来たわけじゃないだろ?」
「でも!!」
「カイリ!!」
カイリが矛を収めないので、つい怒鳴ってしまった……
俺もまだまだだな……
「梁井、いつになったら理解するのですか?私たちは見られる側になったのです。いつまでも傲慢でいたら、いつか足元をすくわれます。それに、中村さんに相談したのは私です。わかりましたね?」
いつになく由貴乃さんの言葉に、怒気が乗っていた。
扱いがかなり面倒になってきたのか?
まあ、向こうのパーティー事情なんで俺が口を出すことじゃないか。
「こちらのカイリも迷惑を掛けました。すみません。」
「うちの梁井もですのでお気になさらず。」
まだ後ろでカイリが唸っている。
うん、怒ってくれるのはうれしいけど、時と場合を考えようか?
「それで、話というのは?」
「それは俺から話します。」
話を始めたのは龍之介君だった。
「先ほどの『探索者型イレギュラー』についてです。」
何かはっきりとしない感じたしていた。
こう、靄っとしたイメージだ。
「おそらく『探索者型イレギュラー』に俺たちは遭遇したかもしれません。出会ったときは同業者だと思ったんですが、話をしたときに一瞬殺気を感じました。」
「え?話が通じたんですか?」
こいつは驚いた。
まさか会話できるほどのモンスターに成長しているとは。
確かにゴブリンも進化した個体は会話ができた。
となるとゴブリン進化説が最有力なのか?
「はい。ただ、途中から会話が成立しなくなってきたので、その場で別れました。おそらくこちらの戦力を見て、攻撃を仕掛けなかったんだと思います。」
「そうですか。ケガが無くて良かった。」
「はい、全員無事でしたのでその点についてはほっとしています。ただ、先ほどの中村さんにお伝えした『イレギュラー』と同一の可能性についてですが……。確証はありませんがほぼそうだと思います。」
やはり何か確信している事実があるのか?
龍之介君は何かを話そうとしているが、決心がつかないようで言葉が出てこなかった。
「私が代わりに話すわ。今回の件ですが、おそらくモンスターの進化ではありません。探索者のモンスター化だと考えられます。」
はい?
言っている意味が分からない。
人間がモンスターに?
まさか……生物の進化って……人間のモンスター化も含まれる?
あぁ、そうだ。
そうだった。
昆虫がモンスター化した現実を、俺は知っているじゃないか。
Gが経験値を持ち始めた。
まさしくモンスター化といっても過言じゃない。
つまり、人間も動物もモンスター化する可能性を秘めているってことか?!
どうしてそこまで思い至らなかったんだ。
「ケントさん。何か知ってるんですか?」
ここまで挨拶以外口を開かなかった虹花さんが、質問をしてきた。
どうやら、俺の表情が相当思いつめた顔になっていたようだ。
「あぁ。予兆は感じていた。でもまさか本当に起こる現実とは思えなかったから、頭の片隅に追いやっていた。」
「その話、聞かせてください。」
虹花さんから促されるように、昆虫のモンスター化……生物の進化について私見を話した。
最初はみんな半信半疑だったけど、カレンがSNSで見つけたスレッドを見てみんなが息をのんだ。
『家のゴキブリをビビって魔法で倒したら、レベルが上がったんですけどwwww』
そのスレッドはネタ情報的に扱われており、ほとんどの人は信用していなかった。
むしろ法令違反なのではないかと、プチ炎上をしてしまったようだ。
おそらく一部の探索者はこれを理解して実行していたのだろう、コメントにそのようなことが書かれていた。
しかし、大半は否定的で、レベルが上がらなかったと書かれていた。
このスレッド自体は、ダンジョンができてそれほど経過していなかったときの話だ。
まだ昆虫がモンスター化している最中の出来事だったのかもしれない。
だから、経験値が得られる昆虫と、そうでない昆虫が存在していたのかもしれない。
これについては憶測でしかないので何とも言えない。
「なるほど、そういうわけでしたか。中村さん、おそらく今回の『探索者型イレギュラー』は元人間で間違いないでしょう。どういった経緯でモンスター化したかは分かりませんが。」
俺の話を聞いた由貴乃さんは、そう結論付けた。
そして俺もまた、それに賛成を投じた。
みんなを見回しても、否はいなかった。
しかし、これも仮説にしかすぎず、気を付けなければならないことには変わりはなかった。
「ケントさん。もし『探索者型イレギュラー』が本当に人間だったら……。私たちはどうしたらいいんでしょうか……」
それが一番の問題だった……『探索者型イレギュラー』は〝人間〟か〝モンスター〟か。
カレンの質問が、この問題を一番うまく表現できていた。
もし仮に、この話が事実としたならば、元人間をモンスターとして討伐しなくてはならないということになる。
それをこの子たちにさせていいのだろうか……
いくらモンスター化しているとはいえ、人殺しになる……
この子たちが耐えられるのか。
「ちなみに龍之介君。その『探索者型イレギュラー』に出会ったのはどの階層だったんですか?」
「帰り際だったんで確か第6層です。第5層とつながる階段付近に陣取ってました。何かを待ち構えてるんじゃないかって。」
おそらく、第5層をクリアした者たちを待ち構えていたのかもしれない。
ただ、龍之介君の友人パーティーだってそれほど弱かったわけではないはず。
『探索者型イレギュラー』の目的はなんだんだ?
「それともう一つ。『探索者型イレギュラー』は3人組です。だから俺たちも、探索者パーティーだと誤認したわけです。」
確かにこれがソロだったら逆に怪しむことができた。
しかし、パーティーだったために、そうは思えなかったのだという。
「あ、あ、あのう……、ひ、ひとつ……いいですか?」
ずっと後ろで話を聞いていた厨 桃子が話をし始めた。
その話を聞いた俺たちは息をのんでしまった。
むしろ、明確に理解した。
その『探索者型イレギュラー』の目的は……
俺たちだ。
いや、俺だ。
「あ、あの、その、別れ際だったんで、はっきりとは聞こえなかったんですが……。『こいつらはちがう。ケント。どこだ。』って。それが中村さんかは、わ、わ、わかりません。」
「あの!!もしかして、3人組って大柄な盾持ちと、ひょろっとした槍使い。それにショートソードと盾を持った男たちじゃないですか?!」
カイリが慌てた様子で、廚さんに確認していた。
その様子を見たカレンとアスカも動揺していた。
まさか……
そんな……
「えぇ、良く分かりましたね。まさしくその通りです。」
代わりに応えてくれたのが龍之介君だった。
あまりのカイリの迫力に廚さんが委縮してしまって、答えられそうになかったからだ。
俺はカイリの頭をなでながら落ち着かせた。
「カイリ、何か知っているなら教えてくれないか?おそらく『探索者型イレギュラー』の目的は俺だ。」
「ケントさん……。実はだいぶ前からシンの行方が分からないの。シンの両親からも何度か問い合わせがきたけど、私たちはシンと別れたからその後の事は知らないと伝えたんだけど……」
カイリは言葉を詰まらせて、それ以上話すことができなくなってしまった。
最悪の事態を想定してしまったのかもしれない。
「続きは私から。シンが行方不明になってからほどなくして、一緒に行動していたダイスケとリョウも行方が分からなくなりました。たびたび3人でダンジョンへ潜っているのを目撃されたので、ダンジョン内での失踪……死亡と結論付けられました。」
なるほど、見えてきた。
シン達は失踪したんではなくて、ダンジョン内で何らかの方法で【生物の進化】を果たしたのだと思う。
これもまた可能性にしかすぎず、確証はない。
ただ、カイリ達はそうは思っていない。
シン達だと確信していた。
「3人とも考えすぎは良くない。もし仮に彼らの見た目だとしてもだ、姿を真似るモンスターの可能性だってある。だからこの件は自衛隊に任せよう。俺たちでどうにかできる問題じゃない。」
「そう、ですね……」
カイリ達のショックは俺には計り知れない。
幼馴染がモンスター化したかもしれないのだから。
「中村さん、ではこの件を自衛隊に一任するということでよろしいのですね?」
改めて由貴乃さんから確認されたけど、それ以外に選択肢はない気がする。
「そうですね。ただ、自衛隊としてどうするかは分かりませんが。」
おそらく当面の間、このダンジョンは閉鎖されるだろう。
片付くまで他のダンジョンに潜るしかないかな。
「カイトさん……、お願いがあります。」
思いつめた顔で、カイリが俺の袖を引っ張っていた。
その目には涙を浮かべ、今にも泣きだしそうになっていた。
しかし、必死にこらえる姿に何を言いたいか悟ってしまった。
「カレン、アスカ、虹花さん、谷浦。それにカイリ……。俺のわがままを聞いてくれるか?」
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