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第5章 首都圏解放戦線
076 潜入!!ゴブリンダンジョン
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朝食を終えた俺たちは、その足で公営組織探索者支援組合支部へと向かった。
探索者ギルド支部は支部というほどの設備は無く、通信機器とそれに付随する装置。
建物の見かけは、周囲のバラックと大差なかった。
簡易的な造りには理由があって、いつでも前線に移動が出来るようにするための様だった。
「おはようございます。すみませんダンジョンの情報を知りたいので、地図を見せてもらえますか?」
俺が受付へ声をかけると、それなりにガタイのいい男性が振り返った。
筋骨隆々という言葉が似合いそうなほど、がっちりとした体躯。
しかし、その体には左腕の上腕から先が失われていた。
よく見ると顔の左半分も傷だらけで、左目には眼帯をはめていた。
いかに激しい戦闘で失ったのかうかがい知れる姿だ。
「おう、兄ちゃんがた。昨日は派手にやったみたいだな。ここまで噂が来てるぞ。」
そう言うと、男性は俺達の前のカウンターに陣取り、地図の準備を始めた。
既に慣れた手つきで作業するのを見て、俺は感心してしまった。
「ほれ、こいつがここら一帯の地図だ。今現在進行中はここから西に約5km付近にあるダンジョンだ。そこは軟体系モンスターの宝庫で、打撃系の効果が薄いために近接系の探索者からは嫌われてる。それ以外は比較的難易度は低いから、初めて来た奴らの練習場所としてわざと途中にしてある。」
「じゃあ、そこは解放しないということですね?」
俺は男性の説明を再度確認した。
俺としてはさっさと攻略したいのだが、自衛隊や探索者ギルドの意向もあるので、むやみやたらと攻略はできない。
「そうだな。そこはそのまま管理ってことになるな。そこから北に約3km離れた場所に、ゴーレム系のダンジョンだな。ここは逆に斬撃系が通りが悪く、打撃系優位のダンジョンだ。他は……これだ。ここから南に4km地点にゴブリン系ダンジョンだ。こっちは人気が無さすぎて攻略が進んでいない。何せドロップアイテムが魔石か腰布か使えない武器だからな。誰も好んで攻略しようとしない。自衛隊が間引きして溢れないようにしているだけだな。」
俺はその情報をメモに取り、どこから手を付けるか思案していた。
タケシ君は俺のサポートに徹してくれているので、基本的には俺の意向に従うつもりらしい。
俺はタケシ君に、小声でゴブリンダンジョンを踏破する旨を伝える。
タケシ君もそれに反対ではなかったため、小さくうなづいて肯定の意志を示してくれた。
「ありがとうございます。とりあえず南のゴブリンダンジョンを一度目指してみます。ちなみに今現在何層くらいになってるんですか?」
「そこは踏破階層は24層だ。おそらくだが50で終わるかどうかってところじゃないか?」
俺は一つ確認したいことがあった。
実はここに来た理由の一つでもあった。
「そうだ、カイリ達……【爆炎の魔女】はここではどうでしたか?」
カイリはその魔法の性質から、二つ名を与えられるほどに成長していた。
カイリだけではなく、他のメンバーにも二つ名が付くほどに努力を重ねていた。
「ん?カイリちゃんのファンか?そりゃすごかったぞ。なんたってモンスターの巣を仲間と協力してあっという間に焼き尽くしたんだからよ。そりゃー圧巻だったぞ。あまりの熱量にダンジョンが溶けるって初めて見たぞ。」
カイリの活躍を聞けて、うれしくて仕方がなかった。
あの日別れた仲間たちが活躍している。
それが俺にとって何よりも励みであり、モチベーションとなっていた。
「ただなぁ~。最近は苦戦気味らしいな。さすがにA級が集まっても富士の樹海ダンジョンは一筋縄じゃいかないらしい。」
「そうですか……。俺も負けてらんないな。」
「頑張れよ兄ちゃん!!」
俺は職員に見送られると、すぐに拠点を後にした。
移動はタケシ君の車を借り、それほど時間はかからなかった。
道中モンスターが現れる場所もあったが、タケシ君が遠隔で難なく倒していく。
俺は正直【レベルドレイン】を使いたい気持ちにかられるが、今はまだ我慢の時だと思い抑え込んでいた。
拠点を出てから10分もしないうちに、目的地のダンジョンに到着した。
ここからはダンジョン生活が待っているので、タケシ君も念入りに準備をしていく。
今回は長期戦になると踏んで、約十日分の物資を積み込んできた。
それを二人で手分けして、インベントリに収納していく。
さすがに車は仕舞えないので、ダンジョン入り口に居た自衛官にお願いしていくことになった。
ダンジョンの受付を済ませた俺は、この地域初のダンジョン探索を開始したのだった。
中に入ると、一つの台座が鎮座していた。
部屋の広さはどのくらいだろうか、大人が100名余裕で入れそうなドーム状の部屋だった。
周りは白い壁に覆われて、いかにも金がかかってますよと言わんばかりで圧倒的だった。
「タケシ君はここのダンジョンは初めて?」
「間引きの時に何度か整備班として随行したくらいですね。基本的に極めてありきたりなダンジョン構成だったと記憶しています。」
なら問題ないかな?
まずは【トランスゲート】に登録してダンジョンアタックと行きますか。
トランスゲートに触れると、視界がいきなり暗転した。
次第に目が慣れて見た光景は、薄暗く狭い部屋だった。
広さで言うとおそらく畳10畳くらいだ。
周囲はレンガとも石ともとれるような外壁だ。
天井もあまり高くなく、3mあるかないかだ。
あまり広くなく、快適とはいいがたい部屋だった。
そしてこういった部屋には特徴がある。
ほとんどの場合はランダムワープを仕掛けてあるのだ。
「タケシ君。これは心してかからなきゃだね。」
「ダンジョンの再構成……?まさかランダムワープ系だとは思いませんでした。」
確か探索者ギルドの情報では、そのような話はなかった。
何か嫌な予感がしてきた。
ここは慎重に行動した方がよさそうだな。
部屋を出た先の通路もあまり広くはなく、幅はおおよそ4m、高さは3mくらいだろうか、ここで戦闘したら間違いなく戦い辛いだろうな。
それに空気も少しじめっとした感じがあり、常に不快感を与えてくる。
足元もあまりいいコンディションとは言えず、気を抜くと足元を取られる感じだった。
入り口から少し歩くと、魔法陣のような模様が描かれた場所にたどり着いた。
魔法陣は二つあり、左側にあるの魔法陣は青く凍えるような光を放っていた。
もう一つの魔方陣は赤く燃えるような光を放っている。
どちらが正解か……
ハズレを引くと、モンスタートラップ……いわゆるモンスターハウスに直行する場合がある。
「どっちにしようか……」
「そうですね……」
タケシ君も決めかねているようだった。
いくら考えても答えは出るはずもない。
「タケシ君、右にしようと思う。」
俺は、自分の考えをタケシ君に伝えた。
選んだ方に根拠が乏しく、選ばなかった方にも根拠はなかった。
有ったのは俺の勘だけだ。
タケシ君もまた、どちらかを選ぶ理由がなかったようで、俺の決断を支持してくれた。
ゆっくりと右側にある、赤く燃え上がるような光を放つ魔法陣へと近づいていく。
近づくたびにその光は強くなり、次第に天井へと続くように光は立ち登っていた。
俺たちは大きく深呼吸をして、意を決して魔法陣へ飛び込む。
眩い閃光が目を焦がし、視界を一瞬にして奪ってしまった。
「ここは?」
俺は、強い光に一瞬目を焼かれ、視界を失っていた。
徐々に回復する視界に映ったのは、遮る物のない広い大地だった。
見渡す限りの草原。
見上げれば晴天。
流れる風は涼やかで、今にも眠りに落ちてしまいそうになる。
「ここはどこでしょうね?」
「わからない。警戒だけはしておこう。」
俺たちは警戒をしつつ、周囲の偵察を開始した。
ワープでこの層に来たため、ここが何階層で、どういった位置に居るのかは不明だった。
元居た場所には魔法陣は存在せず、帰り道は自分たちで探す必要があるようだった。
徐々に行動範囲を広げると、あることに気が付いた。
時間の経過がわからなくなってきた。
空が暗くなることもなく、ひたすら太陽は真上を陣取っていた。
幸いにも二人とも時計を身に付けていたから良かったものの、そうでなければさらに混乱していたかもしれない。
「こうも明るいと時間感覚がくるってきそうだ。」
「そうですね……休息をとるのも一苦労しそうですね。」
これもまた、ダンジョンのトラップの一つかもしれないな。
そう思い、より一層警戒度を高めていった。
探索者ギルド支部は支部というほどの設備は無く、通信機器とそれに付随する装置。
建物の見かけは、周囲のバラックと大差なかった。
簡易的な造りには理由があって、いつでも前線に移動が出来るようにするための様だった。
「おはようございます。すみませんダンジョンの情報を知りたいので、地図を見せてもらえますか?」
俺が受付へ声をかけると、それなりにガタイのいい男性が振り返った。
筋骨隆々という言葉が似合いそうなほど、がっちりとした体躯。
しかし、その体には左腕の上腕から先が失われていた。
よく見ると顔の左半分も傷だらけで、左目には眼帯をはめていた。
いかに激しい戦闘で失ったのかうかがい知れる姿だ。
「おう、兄ちゃんがた。昨日は派手にやったみたいだな。ここまで噂が来てるぞ。」
そう言うと、男性は俺達の前のカウンターに陣取り、地図の準備を始めた。
既に慣れた手つきで作業するのを見て、俺は感心してしまった。
「ほれ、こいつがここら一帯の地図だ。今現在進行中はここから西に約5km付近にあるダンジョンだ。そこは軟体系モンスターの宝庫で、打撃系の効果が薄いために近接系の探索者からは嫌われてる。それ以外は比較的難易度は低いから、初めて来た奴らの練習場所としてわざと途中にしてある。」
「じゃあ、そこは解放しないということですね?」
俺は男性の説明を再度確認した。
俺としてはさっさと攻略したいのだが、自衛隊や探索者ギルドの意向もあるので、むやみやたらと攻略はできない。
「そうだな。そこはそのまま管理ってことになるな。そこから北に約3km離れた場所に、ゴーレム系のダンジョンだな。ここは逆に斬撃系が通りが悪く、打撃系優位のダンジョンだ。他は……これだ。ここから南に4km地点にゴブリン系ダンジョンだ。こっちは人気が無さすぎて攻略が進んでいない。何せドロップアイテムが魔石か腰布か使えない武器だからな。誰も好んで攻略しようとしない。自衛隊が間引きして溢れないようにしているだけだな。」
俺はその情報をメモに取り、どこから手を付けるか思案していた。
タケシ君は俺のサポートに徹してくれているので、基本的には俺の意向に従うつもりらしい。
俺はタケシ君に、小声でゴブリンダンジョンを踏破する旨を伝える。
タケシ君もそれに反対ではなかったため、小さくうなづいて肯定の意志を示してくれた。
「ありがとうございます。とりあえず南のゴブリンダンジョンを一度目指してみます。ちなみに今現在何層くらいになってるんですか?」
「そこは踏破階層は24層だ。おそらくだが50で終わるかどうかってところじゃないか?」
俺は一つ確認したいことがあった。
実はここに来た理由の一つでもあった。
「そうだ、カイリ達……【爆炎の魔女】はここではどうでしたか?」
カイリはその魔法の性質から、二つ名を与えられるほどに成長していた。
カイリだけではなく、他のメンバーにも二つ名が付くほどに努力を重ねていた。
「ん?カイリちゃんのファンか?そりゃすごかったぞ。なんたってモンスターの巣を仲間と協力してあっという間に焼き尽くしたんだからよ。そりゃー圧巻だったぞ。あまりの熱量にダンジョンが溶けるって初めて見たぞ。」
カイリの活躍を聞けて、うれしくて仕方がなかった。
あの日別れた仲間たちが活躍している。
それが俺にとって何よりも励みであり、モチベーションとなっていた。
「ただなぁ~。最近は苦戦気味らしいな。さすがにA級が集まっても富士の樹海ダンジョンは一筋縄じゃいかないらしい。」
「そうですか……。俺も負けてらんないな。」
「頑張れよ兄ちゃん!!」
俺は職員に見送られると、すぐに拠点を後にした。
移動はタケシ君の車を借り、それほど時間はかからなかった。
道中モンスターが現れる場所もあったが、タケシ君が遠隔で難なく倒していく。
俺は正直【レベルドレイン】を使いたい気持ちにかられるが、今はまだ我慢の時だと思い抑え込んでいた。
拠点を出てから10分もしないうちに、目的地のダンジョンに到着した。
ここからはダンジョン生活が待っているので、タケシ君も念入りに準備をしていく。
今回は長期戦になると踏んで、約十日分の物資を積み込んできた。
それを二人で手分けして、インベントリに収納していく。
さすがに車は仕舞えないので、ダンジョン入り口に居た自衛官にお願いしていくことになった。
ダンジョンの受付を済ませた俺は、この地域初のダンジョン探索を開始したのだった。
中に入ると、一つの台座が鎮座していた。
部屋の広さはどのくらいだろうか、大人が100名余裕で入れそうなドーム状の部屋だった。
周りは白い壁に覆われて、いかにも金がかかってますよと言わんばかりで圧倒的だった。
「タケシ君はここのダンジョンは初めて?」
「間引きの時に何度か整備班として随行したくらいですね。基本的に極めてありきたりなダンジョン構成だったと記憶しています。」
なら問題ないかな?
まずは【トランスゲート】に登録してダンジョンアタックと行きますか。
トランスゲートに触れると、視界がいきなり暗転した。
次第に目が慣れて見た光景は、薄暗く狭い部屋だった。
広さで言うとおそらく畳10畳くらいだ。
周囲はレンガとも石ともとれるような外壁だ。
天井もあまり高くなく、3mあるかないかだ。
あまり広くなく、快適とはいいがたい部屋だった。
そしてこういった部屋には特徴がある。
ほとんどの場合はランダムワープを仕掛けてあるのだ。
「タケシ君。これは心してかからなきゃだね。」
「ダンジョンの再構成……?まさかランダムワープ系だとは思いませんでした。」
確か探索者ギルドの情報では、そのような話はなかった。
何か嫌な予感がしてきた。
ここは慎重に行動した方がよさそうだな。
部屋を出た先の通路もあまり広くはなく、幅はおおよそ4m、高さは3mくらいだろうか、ここで戦闘したら間違いなく戦い辛いだろうな。
それに空気も少しじめっとした感じがあり、常に不快感を与えてくる。
足元もあまりいいコンディションとは言えず、気を抜くと足元を取られる感じだった。
入り口から少し歩くと、魔法陣のような模様が描かれた場所にたどり着いた。
魔法陣は二つあり、左側にあるの魔法陣は青く凍えるような光を放っていた。
もう一つの魔方陣は赤く燃えるような光を放っている。
どちらが正解か……
ハズレを引くと、モンスタートラップ……いわゆるモンスターハウスに直行する場合がある。
「どっちにしようか……」
「そうですね……」
タケシ君も決めかねているようだった。
いくら考えても答えは出るはずもない。
「タケシ君、右にしようと思う。」
俺は、自分の考えをタケシ君に伝えた。
選んだ方に根拠が乏しく、選ばなかった方にも根拠はなかった。
有ったのは俺の勘だけだ。
タケシ君もまた、どちらかを選ぶ理由がなかったようで、俺の決断を支持してくれた。
ゆっくりと右側にある、赤く燃え上がるような光を放つ魔法陣へと近づいていく。
近づくたびにその光は強くなり、次第に天井へと続くように光は立ち登っていた。
俺たちは大きく深呼吸をして、意を決して魔法陣へ飛び込む。
眩い閃光が目を焦がし、視界を一瞬にして奪ってしまった。
「ここは?」
俺は、強い光に一瞬目を焼かれ、視界を失っていた。
徐々に回復する視界に映ったのは、遮る物のない広い大地だった。
見渡す限りの草原。
見上げれば晴天。
流れる風は涼やかで、今にも眠りに落ちてしまいそうになる。
「ここはどこでしょうね?」
「わからない。警戒だけはしておこう。」
俺たちは警戒をしつつ、周囲の偵察を開始した。
ワープでこの層に来たため、ここが何階層で、どういった位置に居るのかは不明だった。
元居た場所には魔法陣は存在せず、帰り道は自分たちで探す必要があるようだった。
徐々に行動範囲を広げると、あることに気が付いた。
時間の経過がわからなくなってきた。
空が暗くなることもなく、ひたすら太陽は真上を陣取っていた。
幸いにも二人とも時計を身に付けていたから良かったものの、そうでなければさらに混乱していたかもしれない。
「こうも明るいと時間感覚がくるってきそうだ。」
「そうですね……休息をとるのも一苦労しそうですね。」
これもまた、ダンジョンのトラップの一つかもしれないな。
そう思い、より一層警戒度を高めていった。
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