85 / 131
第5章 首都圏解放戦線
081 ゴブリンダンジョン第10層 ボス戦
しおりを挟む
「なんだこれ?ゴブ……リン……なのか?」
確かに見た目の色や醜悪さは、間違いなくゴブリンだった。
しかし、その背に生えている羽に違和感を覚えていた。
子供の様に小さいく、ガリガリに細い体躯に不釣り合いなその羽は、おそらく10人中10人は“悪魔の羽”というであろうものだった。
「ケントさん……あれはゴブリンでもかなり珍しい個体です。確か……そう、〝デモンズゴブリン〟。研究班曰くゴブリン種なのかデーモン種なのか分からないそうです。」
タケシ君は、少し前に研修で教えてもらったことを教えてくれた。
ここ最近のダンジョンでの目撃例が増えており、見た目に反してなかなか強力な個体であると説明を受けていたようだった。
しかし、目撃例が増えているだけで、まだそれほど出現が観測されていないモンスターでもあった。
そのためタケシ君も対峙するまでは、すっかりさっぱり忘れてしまっていたらしい。
しっかりしろタケシ君!!
「タケシ君。弱点とか耐性。特性なんかわかるかい?」
「すみません。まだ研究段階らしくて、そこまでは教えてもらっていません。」
タケシ君はそう言うと、少し申し訳なさそうにしていた。
しかし、戦闘間際とあって視線を落としたりはしていないようだ。
まあ、知らないことをあれこれ考えても仕方がないね。
俺とタケシ君は戦闘態勢に移行していく。
対峙しているデモンズゴブリンは、ただただじっと俺たちを見つめていた。
何かを叫ぶわけでもなく、ただただ見つめていた。
いったい何を考えているんだ?
って、これは……
【鑑定】か……
パッシブの【隠匿】が発動しているな。
俺がタケシ君に視線を送ると、軽く頷いて見せた。
タケシ君は……大丈夫そうだな。
恐らく俺たちのスキル【隠匿】が発動したことにより、デモンズゴブリンの顔色が少し変わったように見えた。
何かを考えているのだろうか、しきりに頭をひねっていた。
その動きは独特の動きで、さらにひとを不快にさせていく。
「GYOUGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
ひとしきり頭を振り終わると、デモンズゴブリンがものすごい爆音で叫び出した。
びりびりと振動する空気がその威力を物語っていた。
思わず俺は耳を塞ぎ、一瞬デモンズゴブリンから目を離してしまったのだ。
そう、戦闘中にもかかわらず……
俺は慌てて目をデモンズゴブリンに向けると、低空飛行でこちらに突進してきていた。
その手にはどこからいつ出したかわからない、三又の槍状のモノが握られていた。
ほんの一瞬の出来事で、対処の遅れてしまった。
咄嗟に俺は構えていた剣を振り下ろそうとするとも、デモンズゴブリンは急上昇でその斬撃を回避して見せた。
良かった、どうにか対処できた。
俺はの時、何故か安堵してしまった。
いまだ戦闘継続中だというのにもかかわらず。
デモンズゴブリンはその一瞬の気の緩みをまた突いてくるように、今度は上空から急降下で迫ってきた。
俺は剣で捌くのは難しいと判断し、咄嗟に左に転がりながら回避することしかできなかった。
——————
多田野はと言うと、最初の攻防の後すぐさま後退していた。
自分ではあの速度の攻撃に対応が難しいと判断したからだ。
その判断が功を奏したようで、二撃目の攻撃に晒されることはなかった。
余裕をもってスキルを展開できた多田野は、その周囲に2対4門の砲身を出現させた。
今まで見たライフルタイプやガトリングタイプトは違う、2門の砲身をくっつけたような見た目をしていた。
「これでも食らえ!!」
多田野が選択した武器はショットガンタイプの砲身だった。
弾はバードショットと呼ばれる種類で、細かい粒上の弾丸を広範囲にばらまいてくタイプだ。
多田野の掛け声とともに8門の銃口から発射攫えた弾丸は瞬く間に周辺を埋め尽くしていく。
一発一発の弾丸の威力は低いが、デモンズゴブリンはとても嫌がりながら距離を取り始めた。
多田野は逃がさんとばかりに、浮遊する砲身を操作していく。
ドパンドパンと鳴り響く銃声は、どこぞの西部劇を思わせる様子だ。
——————
「やるねタケシ君……」
俺はその隙にスキルを発動させた。
静かに、そっと……そしてこの空間から俺の存在は完全に消え去っていたのだった。
デモンズゴブリンは、タケシ君に追われ逃げることに必死になりすぎた為か、俺の存在を忘れ去ってしまっていたようだ。
空中を縦横無尽に飛び回り、タケシ君の銃撃を躱していく。
しかし、その体には無数の傷ができ始めていた。
タケシ君のバードショットには、約200発前後の小さな弾丸が内包されている。
それが一瞬でばら撒かれるのだから、躱し切れるはずがないのだ。
面制圧の点でいえば、これほど効率のいい弾丸はあまり類を見ない。
タケシ君は徐々に高度を落とし、速度も失っていくデモンズゴブリンを容赦なく追い立てていく。
そして新たな砲身を2門作成した。
作り出したのは先程と同じショットガンタイプである。
しかしその中に込められた弾の種類を変えていたのだ。
作り出した弾はスラッグショット。
内包される弾丸は1発。
その威力たるや、通常のスラッグ弾でさえ大型のクマも倒し切れるほどだ。
しかも今使われている弾丸は、タケシ君がスキルで作り出した魔弾である。
威力はその比ではないのだ。
ドダンドダンドダン!!
バズン!!
ボン!!
タケシ君は失速していくデモンズゴブリンに容赦なく銃弾を浴びせ続ける。
中に混じるスラッグショットを食らうと、さすがのデモンズゴブリンも耐え切れず、吹き飛ばされることがしばしば起った。
しかし、タケシ君の表情は優れなかった。
何か違和感を覚えているようだった。
俺もデモンズゴブリンを観察すると、違和感を覚えた。
失速し、死に体になっているにもかかわらず、デモンズゴブリンは焦る様子が見受けられないのだ。
むしろ、これさえも織り込み済みなのではないかとさえ思えるほどに。
あ、これはやばいな。
さすがにこれは手を出さないわけにはいかないか……ごめんなタケシ君。
——————
ギン!!
戦場に甲高い金属音が鳴り響く中、多田野に一筋の斬撃が降りかかってきた。
青く光る狂剣がぎりぎりで多田野の目の前で止まっていた。
そう、ケントの攻撃である。
「何するんですかケントさん!!」
慌てた多田野は、ケントに抗議の声を上げる。
いきなり背後から襲われたのだ、ケガをしてても不思議ではなかった。
しかし、そんな抗議をお構いなしに、ケントの攻撃が速度を増していく。
ギン!!ギン!!ガギン!!
多田野は、慌ててその場を飛び退いた。
そして、ひとつの違和感に行き着いた。
“誰がケントの攻撃を止めていたのか”と。
多田野は一瞬自分の目を疑った。
多田野の影から一本の槍が突き出ていたのだ。
ケントが何度も攻撃を仕掛けようとも、その槍が受け止めていたのだ。
それに気が付いた多田野は、浮遊させていた1門のショットガンを呼び寄せ、自分の影に一発のバードショットを打ち込んだ。
するとどうだ。
「gugyaAAAAA!!」
多田野の影から、声とも呼べない声が聞こえた来たのだ。
しかも先程まで縦横無尽に飛んでいたデモンズゴーレムが、霧散して消えてしまったのだ。
それによって多田野が行き着いた答え。
この影がデモンズゴブリンの本体だったのだと。
おそらく最初の叫びの際に目を離した隙を突かれ、影に潜まれてしまったのだと推測できた。
そして、自分がずっと攻撃していたものこそがデモンズゴブリンの影または幻影だったのだと。
つまりずっと無駄に攻撃をさせられていたのだ。
「腹立つ~~~!!」
ドダダダダダダダッ!!
多田野は怒りに任せて自分の影を撃ちまくった。
あまりの飽和攻撃に、たまらずデモンズゴブリンは多田野の影から飛び出してきた。
その姿は先程までの姿と変わりはしなかったが、多田野の攻撃ですでにボロボロであった。
多田野は攻撃の手を緩めることはせずに、飽和攻撃を続けていった。
それからどのくらい打ち込んだのだろうか。
デモンズゴブリンは成す術無く、物言わぬ躯と化して地面に墜落していったのだった。
確かに見た目の色や醜悪さは、間違いなくゴブリンだった。
しかし、その背に生えている羽に違和感を覚えていた。
子供の様に小さいく、ガリガリに細い体躯に不釣り合いなその羽は、おそらく10人中10人は“悪魔の羽”というであろうものだった。
「ケントさん……あれはゴブリンでもかなり珍しい個体です。確か……そう、〝デモンズゴブリン〟。研究班曰くゴブリン種なのかデーモン種なのか分からないそうです。」
タケシ君は、少し前に研修で教えてもらったことを教えてくれた。
ここ最近のダンジョンでの目撃例が増えており、見た目に反してなかなか強力な個体であると説明を受けていたようだった。
しかし、目撃例が増えているだけで、まだそれほど出現が観測されていないモンスターでもあった。
そのためタケシ君も対峙するまでは、すっかりさっぱり忘れてしまっていたらしい。
しっかりしろタケシ君!!
「タケシ君。弱点とか耐性。特性なんかわかるかい?」
「すみません。まだ研究段階らしくて、そこまでは教えてもらっていません。」
タケシ君はそう言うと、少し申し訳なさそうにしていた。
しかし、戦闘間際とあって視線を落としたりはしていないようだ。
まあ、知らないことをあれこれ考えても仕方がないね。
俺とタケシ君は戦闘態勢に移行していく。
対峙しているデモンズゴブリンは、ただただじっと俺たちを見つめていた。
何かを叫ぶわけでもなく、ただただ見つめていた。
いったい何を考えているんだ?
って、これは……
【鑑定】か……
パッシブの【隠匿】が発動しているな。
俺がタケシ君に視線を送ると、軽く頷いて見せた。
タケシ君は……大丈夫そうだな。
恐らく俺たちのスキル【隠匿】が発動したことにより、デモンズゴブリンの顔色が少し変わったように見えた。
何かを考えているのだろうか、しきりに頭をひねっていた。
その動きは独特の動きで、さらにひとを不快にさせていく。
「GYOUGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
ひとしきり頭を振り終わると、デモンズゴブリンがものすごい爆音で叫び出した。
びりびりと振動する空気がその威力を物語っていた。
思わず俺は耳を塞ぎ、一瞬デモンズゴブリンから目を離してしまったのだ。
そう、戦闘中にもかかわらず……
俺は慌てて目をデモンズゴブリンに向けると、低空飛行でこちらに突進してきていた。
その手にはどこからいつ出したかわからない、三又の槍状のモノが握られていた。
ほんの一瞬の出来事で、対処の遅れてしまった。
咄嗟に俺は構えていた剣を振り下ろそうとするとも、デモンズゴブリンは急上昇でその斬撃を回避して見せた。
良かった、どうにか対処できた。
俺はの時、何故か安堵してしまった。
いまだ戦闘継続中だというのにもかかわらず。
デモンズゴブリンはその一瞬の気の緩みをまた突いてくるように、今度は上空から急降下で迫ってきた。
俺は剣で捌くのは難しいと判断し、咄嗟に左に転がりながら回避することしかできなかった。
——————
多田野はと言うと、最初の攻防の後すぐさま後退していた。
自分ではあの速度の攻撃に対応が難しいと判断したからだ。
その判断が功を奏したようで、二撃目の攻撃に晒されることはなかった。
余裕をもってスキルを展開できた多田野は、その周囲に2対4門の砲身を出現させた。
今まで見たライフルタイプやガトリングタイプトは違う、2門の砲身をくっつけたような見た目をしていた。
「これでも食らえ!!」
多田野が選択した武器はショットガンタイプの砲身だった。
弾はバードショットと呼ばれる種類で、細かい粒上の弾丸を広範囲にばらまいてくタイプだ。
多田野の掛け声とともに8門の銃口から発射攫えた弾丸は瞬く間に周辺を埋め尽くしていく。
一発一発の弾丸の威力は低いが、デモンズゴブリンはとても嫌がりながら距離を取り始めた。
多田野は逃がさんとばかりに、浮遊する砲身を操作していく。
ドパンドパンと鳴り響く銃声は、どこぞの西部劇を思わせる様子だ。
——————
「やるねタケシ君……」
俺はその隙にスキルを発動させた。
静かに、そっと……そしてこの空間から俺の存在は完全に消え去っていたのだった。
デモンズゴブリンは、タケシ君に追われ逃げることに必死になりすぎた為か、俺の存在を忘れ去ってしまっていたようだ。
空中を縦横無尽に飛び回り、タケシ君の銃撃を躱していく。
しかし、その体には無数の傷ができ始めていた。
タケシ君のバードショットには、約200発前後の小さな弾丸が内包されている。
それが一瞬でばら撒かれるのだから、躱し切れるはずがないのだ。
面制圧の点でいえば、これほど効率のいい弾丸はあまり類を見ない。
タケシ君は徐々に高度を落とし、速度も失っていくデモンズゴブリンを容赦なく追い立てていく。
そして新たな砲身を2門作成した。
作り出したのは先程と同じショットガンタイプである。
しかしその中に込められた弾の種類を変えていたのだ。
作り出した弾はスラッグショット。
内包される弾丸は1発。
その威力たるや、通常のスラッグ弾でさえ大型のクマも倒し切れるほどだ。
しかも今使われている弾丸は、タケシ君がスキルで作り出した魔弾である。
威力はその比ではないのだ。
ドダンドダンドダン!!
バズン!!
ボン!!
タケシ君は失速していくデモンズゴブリンに容赦なく銃弾を浴びせ続ける。
中に混じるスラッグショットを食らうと、さすがのデモンズゴブリンも耐え切れず、吹き飛ばされることがしばしば起った。
しかし、タケシ君の表情は優れなかった。
何か違和感を覚えているようだった。
俺もデモンズゴブリンを観察すると、違和感を覚えた。
失速し、死に体になっているにもかかわらず、デモンズゴブリンは焦る様子が見受けられないのだ。
むしろ、これさえも織り込み済みなのではないかとさえ思えるほどに。
あ、これはやばいな。
さすがにこれは手を出さないわけにはいかないか……ごめんなタケシ君。
——————
ギン!!
戦場に甲高い金属音が鳴り響く中、多田野に一筋の斬撃が降りかかってきた。
青く光る狂剣がぎりぎりで多田野の目の前で止まっていた。
そう、ケントの攻撃である。
「何するんですかケントさん!!」
慌てた多田野は、ケントに抗議の声を上げる。
いきなり背後から襲われたのだ、ケガをしてても不思議ではなかった。
しかし、そんな抗議をお構いなしに、ケントの攻撃が速度を増していく。
ギン!!ギン!!ガギン!!
多田野は、慌ててその場を飛び退いた。
そして、ひとつの違和感に行き着いた。
“誰がケントの攻撃を止めていたのか”と。
多田野は一瞬自分の目を疑った。
多田野の影から一本の槍が突き出ていたのだ。
ケントが何度も攻撃を仕掛けようとも、その槍が受け止めていたのだ。
それに気が付いた多田野は、浮遊させていた1門のショットガンを呼び寄せ、自分の影に一発のバードショットを打ち込んだ。
するとどうだ。
「gugyaAAAAA!!」
多田野の影から、声とも呼べない声が聞こえた来たのだ。
しかも先程まで縦横無尽に飛んでいたデモンズゴーレムが、霧散して消えてしまったのだ。
それによって多田野が行き着いた答え。
この影がデモンズゴブリンの本体だったのだと。
おそらく最初の叫びの際に目を離した隙を突かれ、影に潜まれてしまったのだと推測できた。
そして、自分がずっと攻撃していたものこそがデモンズゴブリンの影または幻影だったのだと。
つまりずっと無駄に攻撃をさせられていたのだ。
「腹立つ~~~!!」
ドダダダダダダダッ!!
多田野は怒りに任せて自分の影を撃ちまくった。
あまりの飽和攻撃に、たまらずデモンズゴブリンは多田野の影から飛び出してきた。
その姿は先程までの姿と変わりはしなかったが、多田野の攻撃ですでにボロボロであった。
多田野は攻撃の手を緩めることはせずに、飽和攻撃を続けていった。
それからどのくらい打ち込んだのだろうか。
デモンズゴブリンは成す術無く、物言わぬ躯と化して地面に墜落していったのだった。
130
あなたにおすすめの小説
(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる