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第5章 首都圏解放戦線
088 悩む多田野の歩む道
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「ケガが無くて何よりです。」
「すると思ってなかったでしょ?」
今まさに、殺人を終えた二人とは思えない気楽な感じの会話。
躊躇するという事は無かった。
襲い掛かって来た時点で、それは明確な〝敵〟となると考えているから。
〝躊躇〟した先にあるのは、自分の死だから。
それほどまでに、この世界の命は軽くなってしまったのかもしれない。
「それにしても、見事な移動とスキル展開だったね。相手まったく気が付いてなかったよ。」
「悔しいですが、この装備のお陰でしょうね……。悔しいですが……。」
シャドーマントにアサシンレッグ。
二つとも装備者の存在を消してくれる有能な装備品だ。
使い方次第で、今の様な暗殺も可能となる。
見た目も黒で統一されており、中に着込んでいるアーマーも黒くしたら完全に中二病患者だ。
「それにしても、彼女も殺す必要は有ったの?」
「そうですね……有ったか無かったかで言えば無かったかもしれませんが……」
タケシ君は俺の発言に少し訝しんでいた。
それはそうだろう。
ここに来て〝敵〟の命の心配をしているからだ。
でも俺は、その答えを聞いて少し安心したのも事実だった。
「うん、安心したよ。きちんと線引きをしているからね。無駄に躊躇したり、快楽に溺れたりしてるなら、これから先一緒は無理だし。」
「ケントさんも大概クレバーですね。ところでこの遺体どうします?このままってわけにもいきませんから。」
こいつらの遺体をこのままにしていても、問題無いと言えば問題無い。
今の世界的常識として、ダンジョン探索中の殺人は重罪となる。
しかしそれは、自分の身を守る為となった場合は、話は変わってくる。
結果、ダンジョン内の正当防衛の解釈はかなり拡大解釈されたものになってしまっていた。
あくまでも、ダンジョン内は自己責任の世界なのだから。
「彼らは……探索者証だけ回収して放置でいいと思うよ。無駄に遺体を持ち帰ると遺族から文句言われかねないからね。なぜ助けなかったのかと。それだったら、〝俺たちが発見した時は既に死んでいた〟、〝だから探索者証だけ持って帰って来た〟って言った方がまだマシだから。」
「確かにそうですね。って言っても彼らに遺族が居るか分かりませんが……」
タケシ君もこれ以上面倒に巻き込まれるのは嫌だったようで、探索者証だけ回収し、遺体は彼らのキャンプ地に運び込んだ。
ちなみに遺体はインベントリ内に収納可能であるが……正直見ず知らずの人間の遺体を入れっぱなしにしておくのは精神衛生上よろしくないので、持ち帰らないという選択でもあった。
「ん?ケントさんこれ……」
「あぁ~、なるほどね。これは持って帰ろうか。一応出口に居る自衛隊に提出すればそれなりの対応はしてくれると思うし。」
「ですね。」
タケシ君が見つけたのは、俺とタケシ君の人相書きだった。
しかも賞金付きの。
どうやら第29拠点のキャンプ地に居た【ボルテージ】の元リーダーが出した人相書きらしい。
上手く写真を撮られており、これをもとに俺達の行方を捜して彼らはここに来たというわけだ。
つまり彼らは最初からダンジョン探索をするつもりはなく、俺たちの後を付けて今に至ったようだ。
「それにしてもケントさん。あのゴリマッチョの執念ってかなりのものですね……」
「それを探索にきちんと活かせていれば、もっと上のランクの探索者だったろうさ。」
俺たちは、あらかた用事を済ませて自分たちのキャンプに戻ってきた。
そしてそこに立ち込める嫌な臭い……
料理中に襲撃を受けてしまった為に、火を消し忘れていたことを思い出した。
鍋は黒く焦げ、中身もすでに帰らぬ姿になっていた……
あいつら……許さん!!
「また作り直しですね。」
「そうだね。でもまぁ、これからは静かに過ごせるから良しとしよう。」
俺たちは何事もなかったかのように食事の準備を始めていた。
それはごく自然に、つい先ほど命のやり取りをしたとは思えない雰囲気だった。
パチパチと木が爆ぜる音が、ボス部屋に木霊する。
ゆらゆらと燃える火を見つめながら、ふとよぎるのはカイリたちの事だ。
このままでは追いつけないのでは……
俺はここで足踏みをしているわけにはいかない。
今まさにカイリたちは、Aランクダンジョンを探索しているのだから。
スキルの関係上、一緒に行動するのは難しくなった。
俺は三歩進んで二歩下がるを地で行くスキルだ。
どう頑張っても追いつくことは出来ないと思う。
分かっていても気がはやってしまっていた。
「ケントさん?交代の時間ですよ。」
突如タケシ君の声が耳に届いた。
あまりに深く考え込みすぎて、周囲の状況確認がおろそかになっていたようだった。
ここがボス部屋で助かったな。
見張り番としては落第だけどさ。
「あぁ、わかった。」
「大丈夫ですか?何度か声かけたんですが、返事が無かったんで心配しましたよ。」
どうやら心配をかけてしまったみたいだ。
焦ったって仕方ないのにな。
「ごめん、ちょっと考え事してた。」
俺はタケシ君に謝りつつ自分のテントへ仮眠の為引っ込んでいった。
——————
またもパチパチと木が爆ぜる音が木霊する。
主のいないボス部屋は、酷く閑散としていた。
多田野はふと考えていた。
少し前までここで死闘を繰り広げていた事を。
思い出すだけでもワクワクしてしまった。
ひと眠りした後でも、いまだに心が躍ってしまった。
市民を国難から守る……そう思って入った自衛隊。
しかし今はそれとは違った行動をしている。
そしてその行動を多田野自身、是としている。
多田野の中で何かが変わり始めていた。
ぼんやりとではあるが、何かが動き出そうとしていたのだ。
「俺は強くなってるんだな……」
誰かに聞いてほしいわけではなく、ただそう呟くことで多田野自身再確認していたのだった。
——————
「おはようタケシ君。夜番ありがとう。」
「おはようございますケントさん。あとで少しお話が有ります。」
いつものように挨拶を交わすと、タケシ君が真剣な表情で俺に話しかけてきた。
その眼差しがいつになく真剣であった為、俺もまた真面目に返す。
「わかった。取り敢えず朝食にしよう。話はそれからでもいいよね?」
「はい。」
タケシ君はてきぱきと朝食の準備を進めていった。
俺もまた簡単な朝食を作り始めた。
「で、話って何?」
朝食の後、俺はタケシ君との約束を果たすべく、タケシ君に話を振った。
タケシ君もちょうど片づけを終わらせたタイミングだった為、俺の前に椅子を移動させ座った。
「ケントさん。俺……自衛隊をやめようと思います。はっきりとは言えないんですが、今の俺は国民を守るとか、そんなことを言える立場じゃないと感じました。昨日のボス戦で、それをとても強く感じました。でも、それだけではないんです。昨日の襲撃者にとどめを刺したとき、俺は全く躊躇しませんでした。きっとこれは、訓練の賜物だとも言えることですが、それでも人間を手にかけたことには変わり有りません。ですが、俺の心はそれを是としました。こんな俺が、国民を守るなんて烏滸がましいセリフ、口が裂けても言えません。ですからこのダンジョン探索終了し次第、手続きを行いたいと考えています。」
タケシ君は、思いのたけを一気に語り出した。
タケシ君としては一世一代の事柄。
どれだけ悩んだんだろうな。
「いいんじゃないかな……どうするかは自由だからね。それに今ここに居るのは〝自衛隊〟のタケシ君なの?それとも〝ただの一般人〟の多田野武君?俺は〝探索者〟多田野武だと思っていたけど?だから背を任せているんだけどね。」
タケシ君は、俺の言葉に驚きを隠せない様子だった。
俺はタケシ君を、この探索である程度は信じようと決めていた。
だからこそ迷いもある。
どこまで話していいものかと……
探索者として、このままタケシ君と過ごすのが良いのかもしれない。
ここ最近の戦闘傾向を考えると、自分の背中を任せられる仲間の存在は必要不可欠なように感じていた。
だからこそ、タケシ君と別れるという選択肢は俺の中にはなかったのだった。
「すると思ってなかったでしょ?」
今まさに、殺人を終えた二人とは思えない気楽な感じの会話。
躊躇するという事は無かった。
襲い掛かって来た時点で、それは明確な〝敵〟となると考えているから。
〝躊躇〟した先にあるのは、自分の死だから。
それほどまでに、この世界の命は軽くなってしまったのかもしれない。
「それにしても、見事な移動とスキル展開だったね。相手まったく気が付いてなかったよ。」
「悔しいですが、この装備のお陰でしょうね……。悔しいですが……。」
シャドーマントにアサシンレッグ。
二つとも装備者の存在を消してくれる有能な装備品だ。
使い方次第で、今の様な暗殺も可能となる。
見た目も黒で統一されており、中に着込んでいるアーマーも黒くしたら完全に中二病患者だ。
「それにしても、彼女も殺す必要は有ったの?」
「そうですね……有ったか無かったかで言えば無かったかもしれませんが……」
タケシ君は俺の発言に少し訝しんでいた。
それはそうだろう。
ここに来て〝敵〟の命の心配をしているからだ。
でも俺は、その答えを聞いて少し安心したのも事実だった。
「うん、安心したよ。きちんと線引きをしているからね。無駄に躊躇したり、快楽に溺れたりしてるなら、これから先一緒は無理だし。」
「ケントさんも大概クレバーですね。ところでこの遺体どうします?このままってわけにもいきませんから。」
こいつらの遺体をこのままにしていても、問題無いと言えば問題無い。
今の世界的常識として、ダンジョン探索中の殺人は重罪となる。
しかしそれは、自分の身を守る為となった場合は、話は変わってくる。
結果、ダンジョン内の正当防衛の解釈はかなり拡大解釈されたものになってしまっていた。
あくまでも、ダンジョン内は自己責任の世界なのだから。
「彼らは……探索者証だけ回収して放置でいいと思うよ。無駄に遺体を持ち帰ると遺族から文句言われかねないからね。なぜ助けなかったのかと。それだったら、〝俺たちが発見した時は既に死んでいた〟、〝だから探索者証だけ持って帰って来た〟って言った方がまだマシだから。」
「確かにそうですね。って言っても彼らに遺族が居るか分かりませんが……」
タケシ君もこれ以上面倒に巻き込まれるのは嫌だったようで、探索者証だけ回収し、遺体は彼らのキャンプ地に運び込んだ。
ちなみに遺体はインベントリ内に収納可能であるが……正直見ず知らずの人間の遺体を入れっぱなしにしておくのは精神衛生上よろしくないので、持ち帰らないという選択でもあった。
「ん?ケントさんこれ……」
「あぁ~、なるほどね。これは持って帰ろうか。一応出口に居る自衛隊に提出すればそれなりの対応はしてくれると思うし。」
「ですね。」
タケシ君が見つけたのは、俺とタケシ君の人相書きだった。
しかも賞金付きの。
どうやら第29拠点のキャンプ地に居た【ボルテージ】の元リーダーが出した人相書きらしい。
上手く写真を撮られており、これをもとに俺達の行方を捜して彼らはここに来たというわけだ。
つまり彼らは最初からダンジョン探索をするつもりはなく、俺たちの後を付けて今に至ったようだ。
「それにしてもケントさん。あのゴリマッチョの執念ってかなりのものですね……」
「それを探索にきちんと活かせていれば、もっと上のランクの探索者だったろうさ。」
俺たちは、あらかた用事を済ませて自分たちのキャンプに戻ってきた。
そしてそこに立ち込める嫌な臭い……
料理中に襲撃を受けてしまった為に、火を消し忘れていたことを思い出した。
鍋は黒く焦げ、中身もすでに帰らぬ姿になっていた……
あいつら……許さん!!
「また作り直しですね。」
「そうだね。でもまぁ、これからは静かに過ごせるから良しとしよう。」
俺たちは何事もなかったかのように食事の準備を始めていた。
それはごく自然に、つい先ほど命のやり取りをしたとは思えない雰囲気だった。
パチパチと木が爆ぜる音が、ボス部屋に木霊する。
ゆらゆらと燃える火を見つめながら、ふとよぎるのはカイリたちの事だ。
このままでは追いつけないのでは……
俺はここで足踏みをしているわけにはいかない。
今まさにカイリたちは、Aランクダンジョンを探索しているのだから。
スキルの関係上、一緒に行動するのは難しくなった。
俺は三歩進んで二歩下がるを地で行くスキルだ。
どう頑張っても追いつくことは出来ないと思う。
分かっていても気がはやってしまっていた。
「ケントさん?交代の時間ですよ。」
突如タケシ君の声が耳に届いた。
あまりに深く考え込みすぎて、周囲の状況確認がおろそかになっていたようだった。
ここがボス部屋で助かったな。
見張り番としては落第だけどさ。
「あぁ、わかった。」
「大丈夫ですか?何度か声かけたんですが、返事が無かったんで心配しましたよ。」
どうやら心配をかけてしまったみたいだ。
焦ったって仕方ないのにな。
「ごめん、ちょっと考え事してた。」
俺はタケシ君に謝りつつ自分のテントへ仮眠の為引っ込んでいった。
——————
またもパチパチと木が爆ぜる音が木霊する。
主のいないボス部屋は、酷く閑散としていた。
多田野はふと考えていた。
少し前までここで死闘を繰り広げていた事を。
思い出すだけでもワクワクしてしまった。
ひと眠りした後でも、いまだに心が躍ってしまった。
市民を国難から守る……そう思って入った自衛隊。
しかし今はそれとは違った行動をしている。
そしてその行動を多田野自身、是としている。
多田野の中で何かが変わり始めていた。
ぼんやりとではあるが、何かが動き出そうとしていたのだ。
「俺は強くなってるんだな……」
誰かに聞いてほしいわけではなく、ただそう呟くことで多田野自身再確認していたのだった。
——————
「おはようタケシ君。夜番ありがとう。」
「おはようございますケントさん。あとで少しお話が有ります。」
いつものように挨拶を交わすと、タケシ君が真剣な表情で俺に話しかけてきた。
その眼差しがいつになく真剣であった為、俺もまた真面目に返す。
「わかった。取り敢えず朝食にしよう。話はそれからでもいいよね?」
「はい。」
タケシ君はてきぱきと朝食の準備を進めていった。
俺もまた簡単な朝食を作り始めた。
「で、話って何?」
朝食の後、俺はタケシ君との約束を果たすべく、タケシ君に話を振った。
タケシ君もちょうど片づけを終わらせたタイミングだった為、俺の前に椅子を移動させ座った。
「ケントさん。俺……自衛隊をやめようと思います。はっきりとは言えないんですが、今の俺は国民を守るとか、そんなことを言える立場じゃないと感じました。昨日のボス戦で、それをとても強く感じました。でも、それだけではないんです。昨日の襲撃者にとどめを刺したとき、俺は全く躊躇しませんでした。きっとこれは、訓練の賜物だとも言えることですが、それでも人間を手にかけたことには変わり有りません。ですが、俺の心はそれを是としました。こんな俺が、国民を守るなんて烏滸がましいセリフ、口が裂けても言えません。ですからこのダンジョン探索終了し次第、手続きを行いたいと考えています。」
タケシ君は、思いのたけを一気に語り出した。
タケシ君としては一世一代の事柄。
どれだけ悩んだんだろうな。
「いいんじゃないかな……どうするかは自由だからね。それに今ここに居るのは〝自衛隊〟のタケシ君なの?それとも〝ただの一般人〟の多田野武君?俺は〝探索者〟多田野武だと思っていたけど?だから背を任せているんだけどね。」
タケシ君は、俺の言葉に驚きを隠せない様子だった。
俺はタケシ君を、この探索である程度は信じようと決めていた。
だからこそ迷いもある。
どこまで話していいものかと……
探索者として、このままタケシ君と過ごすのが良いのかもしれない。
ここ最近の戦闘傾向を考えると、自分の背中を任せられる仲間の存在は必要不可欠なように感じていた。
だからこそ、タケシ君と別れるという選択肢は俺の中にはなかったのだった。
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