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第5章 首都圏解放戦線
094 否定したい結論
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『どうやら話はまとまったようだな。それにしても【神の権能】のその一端……見せてもらった。感謝する。』
そう言うとモンスターは、普通に頭を下げていた。
それは完全に人間臭く、その容姿さえなければ普通の人間と変わりなかった。
タケシ君はその姿に、ただただ唖然としていたみたいだ。
俺としても、本当にモンスターなのか?と疑いたくなってしまった。
さっきまでのタケシ君の殺気を垂れ流した態度にも臆することなく、ただただ受け流していた。
それもまた強者としての貫禄を見せていた。
「で、こんな話をするために俺たちを待っていたわけじゃないだろ?」
『ふむ、頭はきちんと回るようだな。そしてスキルに飲み込まれていない……。つまり適合者であるという事か……。』
〝適合者〟ね……
やはりこのモンスターは、俺の知らない情報を持っていると思って間違いはないようだ。
そのまま自問自答を開始してしまったために確認はでいなかったけど、ほぼそう思っていて間違いはないと思う。
俺はモンスターが答えを出すのを待つことにした。
それから幾分か経過したときだった。
思考の海から這い出てきたモンスターが何か思いついたようだった。
その瞳はまさに研究者を思わせる輝きを放っていた。
『貴様たちの質問の前に、いくつか確認をしたいがいいかな?』
「答えられることならな。」
『なに、難しい事は無い。まずは貴様から見て吾はどう見える?』
俺は、その質問の意図が分からなかった。
どっからどう見てもモンスター……人間の敵にしか見えない。
しかも俺のように精神力を強化してかければ、タケシ君同様に敵愾心がどんどん上昇してしまう。
まさに人類の敵にしか見えなかった。
だから俺は隠すことなくそれを伝えた。
「気を悪くしたら謝るが、どこからどう見ても俺たちの敵であるモンスターに変わりないな。」
『なるほど……やはりか……。続いてだが、貴様らが使うスキルについてだ。スキルとは何だと考える?』
今度はスキルについての質問だった。
タケシ君も聞いていたようで、自衛隊の通説のようなものを話して聞かせた。
自称神から与えられた人類にとって過ぎた力、それがスキルであると。
それを聞いたモンスターは、なぜか首をかしげてしまった。
しかし俺の意見は違った。
それは明らかにおかしいからだ。
特に俺のスキル【スキルクリエイター】の説明がつかない。
特殊だからだと言ってしまえばそれまでだが、それでも納得のいく答えとは言い難い。
そして以前スキル【強欲】が口にしていた事が気にかかっていた。
【プロメテウス】という神話の神の名前を……
【強欲】が口にした【プロメテウス】という名前は、ギリシャ神話に登場する【人に火を与えた神】だと言われている。
もし仮に俺たちに与えられた【スキル】が、この【火】にあたるとしたら……
人間は【火】を得たられたことで【文明の進化】させてきた。
それはサルが道具を使いはじめ、落雷の火事によって得た【火】という新たな現象。
サルから人へと進化し、【文明を進化】させた【火】。
もしも【プロメテウス】が今回は【スキル】を与えることで【生物の進化】をさせるつもりだとしたら……
おそらくこれが答えなのだと俺の直感がそう告げていた。
「【スキル】とはすなわち【神話の火】。」
俺の答えを聞いたモンスターは、ニヤリと口角を持ち上げ笑った。
いまだ台座の上から動こうとはしていない。
俺は危険と感じ警戒を続けていた。
だがその警戒が時間と共に薄らいでいくのを感じていた。
警戒したいのに警戒できない……そん感覚に襲われていた。
『ふむ、正解だ。貴様らが使う【スキル】とは進化の為に吾らが主神が与えたもうた【神話の火】に相違ない。そして、吾らは進化した。そしてその最後の仕上げがこの戦いだ。』
この時俺は唐突に答えに行きついた。
違うな、導かれたのか?
これまでの一連の出来事は、すべてこのために有ったのだ。
つまり、俺たち【人間の進化】ではなく、【モンスターたちの進化】の礎でしかなかったのだと。
だからこそ、各国の首脳を【魔王】に変えてしまった。
つまり、【モンスターの王】へと〝強制進化〟させたのだ……
そうか、そうだったのか……
自称神の目的……
つまりはそういうことか……
「なぁ。改めて聞かせてくれ……。お前は何なんだ?」
『くくくっ。あははっ。はぁ~ッはッは!!ようやく至ったか!!ようやく!!』
高笑いを続けるモンスターに、俺は自分の答えが間違っていないと確信が持てた。
すなわち、モンスターとは人間の進化の先にいる存在。
もしくは違う次元で、自分たち人間とは違う進化を遂げた生物。
つまりは人間と何ら変わらない【生命体】であるという事。
「くそったれが!!あのくそ自称神はいらない事しかしないな!!」
『いやはや、吾が記憶した中でそこに行きついたものは幾ばくかしかいなかったぞ。ほとんどの者は問答無用で襲い掛かってくるからな。その度に返り討ちにしていただけだ。貴様らとて自分の領域に踏み込んできた者を返り討ちにするだろう?それと同じだ。』
タケシ君は話に付いて行けなくなっていたらしい。
隣でずっときょとんとしていたから。
「ケントさん……いったい何の話なんです?」
「タケシ君は自衛隊内部で何か話を聞いていなかったかい?」
俺はタケシ君の疑問に答えるべく、確認を行った。
タケシ君は少し悩む素振りを見せていたが、何かと折り合いが付いたようで、答えてくれた。
「自衛隊……いえ、神宮寺准尉から聞き及んでいるのは、今の世界は自称神と【魔王】のサバイバル……デスゲームだということです。」
「そうだね。じゃあ、そのサバイバルとは何だと思う?」
俺はさらに質問を重ねた。
タケシ君はさらに考えを巡らせていたけど、どうやら限界を迎えてしまったらしい。
両手を上げて降参のポーズをとっていた。
「すみません。俺には良く分かりません。」
「じゃあ、質問を変えるよ。【魔王】の配下は誰だい?」
【魔王】……それは自分たちが住む日本という国の首相だった人間。
今ではモンスターの王様になってしまった。
それが自衛隊内の常識。
自分の所属する自衛隊の親分が、人類の敵である【魔王】。
どう考えたってマッチポンプだ。
だからこそ、タケシ君は答えに行きついたみたいだった。
「【魔王】の配下はモンスター……そして自称神の駒は……俺たち人間……。」
その答えを言葉にした瞬間、タケシ君は何かから解放されたかのように表情が和らいでいった。
その直後タケシ君は何か違和感を感じたようで、すぐに自分のステータスを確認していた。
「ケントさん……これって……」
そこには見た事の無い称号が追加されていた。
——————
称号 :解放者(リノベータ―)
——————
『どうやら無事進化を果たしたようだな。どうだ吾らが主神から解放された気分は?』
タケシ君はモンスターに対してどう返答に困っていた。
普通に考えて、敵対するべき相手に教えを乞うている状況。
それを普通にしてしまっている自分が不思議でならない様子だった。
「タケシ君。君がこれからどうするのかは君に任せるよ。俺は今あるスキルのせいで神の駒を下りられそうにない。君は君で神に抗うことが出来るはずだ。」
「俺は……俺はこのままケントさんといたいと思います。まだ心の整理がついてませんが、ケントさんが目指すものがなんとなく見えてきましたから。」
良かった、タケシ君の目に気力が戻ってきている。
ようやく地に足が付いたってところかな?
モンスターに視線を戻すと、またもニヤリと笑みを浮かべていた。
やっぱり何を考えているのが読めないのは、あまり気持ちが良い物ではないね。
そして、ついにそのモンスターは己が目的を告げてきた。
『答えは出たようだな。では貴様らに頼みがある……吾と戦え!!そしてその力を示せ!!この先に待つ更なるダンジョンの住人は貴様らを歓迎しようぞ!!』
その言葉と共に一気に膨れ上がる威圧と殺気に一瞬たじろいでしまった。
タケシ君も同様で、顔がまた強張っていた。
どうやらこの気にのまれてしまったようで、焦りの色が見て取れた。
だけど、タケシ君はあと一歩引くことはなかった。
何とか耐えて見せた。
次第に収まるその巨大な殺気の本流は、それまで隠していたものを露わにしていた。
目の前に現れたのは、先ほどまでの小柄なモンスターではなかった。
背丈は4mを超えるであろうか、筋骨隆々とした、いかにもと言えるほどの肉体を誇っている。
体は青味がかり、手には一本の大槍を持つ。
そして一番の特徴はその瞳だった。
ただ一つ……ただ一つの瞳が全てを見透かすかのように、タケシ君を睨み付けていた。
「【鑑定】」
俺は慌てることなく【鑑定】を行った。
「マジかよ……」
俺はこの情報に笑うしかなかった。
そう言うとモンスターは、普通に頭を下げていた。
それは完全に人間臭く、その容姿さえなければ普通の人間と変わりなかった。
タケシ君はその姿に、ただただ唖然としていたみたいだ。
俺としても、本当にモンスターなのか?と疑いたくなってしまった。
さっきまでのタケシ君の殺気を垂れ流した態度にも臆することなく、ただただ受け流していた。
それもまた強者としての貫禄を見せていた。
「で、こんな話をするために俺たちを待っていたわけじゃないだろ?」
『ふむ、頭はきちんと回るようだな。そしてスキルに飲み込まれていない……。つまり適合者であるという事か……。』
〝適合者〟ね……
やはりこのモンスターは、俺の知らない情報を持っていると思って間違いはないようだ。
そのまま自問自答を開始してしまったために確認はでいなかったけど、ほぼそう思っていて間違いはないと思う。
俺はモンスターが答えを出すのを待つことにした。
それから幾分か経過したときだった。
思考の海から這い出てきたモンスターが何か思いついたようだった。
その瞳はまさに研究者を思わせる輝きを放っていた。
『貴様たちの質問の前に、いくつか確認をしたいがいいかな?』
「答えられることならな。」
『なに、難しい事は無い。まずは貴様から見て吾はどう見える?』
俺は、その質問の意図が分からなかった。
どっからどう見てもモンスター……人間の敵にしか見えない。
しかも俺のように精神力を強化してかければ、タケシ君同様に敵愾心がどんどん上昇してしまう。
まさに人類の敵にしか見えなかった。
だから俺は隠すことなくそれを伝えた。
「気を悪くしたら謝るが、どこからどう見ても俺たちの敵であるモンスターに変わりないな。」
『なるほど……やはりか……。続いてだが、貴様らが使うスキルについてだ。スキルとは何だと考える?』
今度はスキルについての質問だった。
タケシ君も聞いていたようで、自衛隊の通説のようなものを話して聞かせた。
自称神から与えられた人類にとって過ぎた力、それがスキルであると。
それを聞いたモンスターは、なぜか首をかしげてしまった。
しかし俺の意見は違った。
それは明らかにおかしいからだ。
特に俺のスキル【スキルクリエイター】の説明がつかない。
特殊だからだと言ってしまえばそれまでだが、それでも納得のいく答えとは言い難い。
そして以前スキル【強欲】が口にしていた事が気にかかっていた。
【プロメテウス】という神話の神の名前を……
【強欲】が口にした【プロメテウス】という名前は、ギリシャ神話に登場する【人に火を与えた神】だと言われている。
もし仮に俺たちに与えられた【スキル】が、この【火】にあたるとしたら……
人間は【火】を得たられたことで【文明の進化】させてきた。
それはサルが道具を使いはじめ、落雷の火事によって得た【火】という新たな現象。
サルから人へと進化し、【文明を進化】させた【火】。
もしも【プロメテウス】が今回は【スキル】を与えることで【生物の進化】をさせるつもりだとしたら……
おそらくこれが答えなのだと俺の直感がそう告げていた。
「【スキル】とはすなわち【神話の火】。」
俺の答えを聞いたモンスターは、ニヤリと口角を持ち上げ笑った。
いまだ台座の上から動こうとはしていない。
俺は危険と感じ警戒を続けていた。
だがその警戒が時間と共に薄らいでいくのを感じていた。
警戒したいのに警戒できない……そん感覚に襲われていた。
『ふむ、正解だ。貴様らが使う【スキル】とは進化の為に吾らが主神が与えたもうた【神話の火】に相違ない。そして、吾らは進化した。そしてその最後の仕上げがこの戦いだ。』
この時俺は唐突に答えに行きついた。
違うな、導かれたのか?
これまでの一連の出来事は、すべてこのために有ったのだ。
つまり、俺たち【人間の進化】ではなく、【モンスターたちの進化】の礎でしかなかったのだと。
だからこそ、各国の首脳を【魔王】に変えてしまった。
つまり、【モンスターの王】へと〝強制進化〟させたのだ……
そうか、そうだったのか……
自称神の目的……
つまりはそういうことか……
「なぁ。改めて聞かせてくれ……。お前は何なんだ?」
『くくくっ。あははっ。はぁ~ッはッは!!ようやく至ったか!!ようやく!!』
高笑いを続けるモンスターに、俺は自分の答えが間違っていないと確信が持てた。
すなわち、モンスターとは人間の進化の先にいる存在。
もしくは違う次元で、自分たち人間とは違う進化を遂げた生物。
つまりは人間と何ら変わらない【生命体】であるという事。
「くそったれが!!あのくそ自称神はいらない事しかしないな!!」
『いやはや、吾が記憶した中でそこに行きついたものは幾ばくかしかいなかったぞ。ほとんどの者は問答無用で襲い掛かってくるからな。その度に返り討ちにしていただけだ。貴様らとて自分の領域に踏み込んできた者を返り討ちにするだろう?それと同じだ。』
タケシ君は話に付いて行けなくなっていたらしい。
隣でずっときょとんとしていたから。
「ケントさん……いったい何の話なんです?」
「タケシ君は自衛隊内部で何か話を聞いていなかったかい?」
俺はタケシ君の疑問に答えるべく、確認を行った。
タケシ君は少し悩む素振りを見せていたが、何かと折り合いが付いたようで、答えてくれた。
「自衛隊……いえ、神宮寺准尉から聞き及んでいるのは、今の世界は自称神と【魔王】のサバイバル……デスゲームだということです。」
「そうだね。じゃあ、そのサバイバルとは何だと思う?」
俺はさらに質問を重ねた。
タケシ君はさらに考えを巡らせていたけど、どうやら限界を迎えてしまったらしい。
両手を上げて降参のポーズをとっていた。
「すみません。俺には良く分かりません。」
「じゃあ、質問を変えるよ。【魔王】の配下は誰だい?」
【魔王】……それは自分たちが住む日本という国の首相だった人間。
今ではモンスターの王様になってしまった。
それが自衛隊内の常識。
自分の所属する自衛隊の親分が、人類の敵である【魔王】。
どう考えたってマッチポンプだ。
だからこそ、タケシ君は答えに行きついたみたいだった。
「【魔王】の配下はモンスター……そして自称神の駒は……俺たち人間……。」
その答えを言葉にした瞬間、タケシ君は何かから解放されたかのように表情が和らいでいった。
その直後タケシ君は何か違和感を感じたようで、すぐに自分のステータスを確認していた。
「ケントさん……これって……」
そこには見た事の無い称号が追加されていた。
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称号 :解放者(リノベータ―)
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『どうやら無事進化を果たしたようだな。どうだ吾らが主神から解放された気分は?』
タケシ君はモンスターに対してどう返答に困っていた。
普通に考えて、敵対するべき相手に教えを乞うている状況。
それを普通にしてしまっている自分が不思議でならない様子だった。
「タケシ君。君がこれからどうするのかは君に任せるよ。俺は今あるスキルのせいで神の駒を下りられそうにない。君は君で神に抗うことが出来るはずだ。」
「俺は……俺はこのままケントさんといたいと思います。まだ心の整理がついてませんが、ケントさんが目指すものがなんとなく見えてきましたから。」
良かった、タケシ君の目に気力が戻ってきている。
ようやく地に足が付いたってところかな?
モンスターに視線を戻すと、またもニヤリと笑みを浮かべていた。
やっぱり何を考えているのが読めないのは、あまり気持ちが良い物ではないね。
そして、ついにそのモンスターは己が目的を告げてきた。
『答えは出たようだな。では貴様らに頼みがある……吾と戦え!!そしてその力を示せ!!この先に待つ更なるダンジョンの住人は貴様らを歓迎しようぞ!!』
その言葉と共に一気に膨れ上がる威圧と殺気に一瞬たじろいでしまった。
タケシ君も同様で、顔がまた強張っていた。
どうやらこの気にのまれてしまったようで、焦りの色が見て取れた。
だけど、タケシ君はあと一歩引くことはなかった。
何とか耐えて見せた。
次第に収まるその巨大な殺気の本流は、それまで隠していたものを露わにしていた。
目の前に現れたのは、先ほどまでの小柄なモンスターではなかった。
背丈は4mを超えるであろうか、筋骨隆々とした、いかにもと言えるほどの肉体を誇っている。
体は青味がかり、手には一本の大槍を持つ。
そして一番の特徴はその瞳だった。
ただ一つ……ただ一つの瞳が全てを見透かすかのように、タケシ君を睨み付けていた。
「【鑑定】」
俺は慌てることなく【鑑定】を行った。
「マジかよ……」
俺はこの情報に笑うしかなかった。
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