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第5章 首都圏解放戦線
103 報復攻撃
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佐藤さんはあらかた話を終えると、自分たちのキャンプへと戻っていった。
俺と接触すれば、佐藤さん自身の身も危なくなるだろうに……
それでもこちらに誠意を見せようとする姿に、俺は佐藤さんに好意を覚えたのだった。
『ケントさん。なんだか面倒事が起きそうですね。』
「おそらくそうなるだろうね。しかも、起こるとすれば今夜じゃないかな?」
『であろうな、むしろ向こうの【ボルテージ】の佐藤という男が心配であるがな……』
タクマの心配はもっともだった。
俺の見立てだと、恐らく見せしめに【ボルテージ】のキャンプ地を襲うだろう。
そしてそのあと、俺のもとに佐藤さん達【ボルテージ】のメンバーをけしかけるのではないかな?
これも可能性にしか過ぎないけど、大方間違いないと思う。
むしろ、俺が馬場の立場ならそうするから。
『じゃあ、上空に煉獄を4基待機させますか?』
『何とも過剰戦力であるな。』
タケシ君は、ニヤリとしながら提案してきた。
その提案を聞いたタクマは、地獄絵図が見えたのか、豪快に笑っていた。
タクマもそうだけど、タケシ君もかなり好戦的だよな。
ただ、正直事を大きくしたくはないという思いも少なからずあった。
ここで問題を起こせば、また自衛隊に目を付けられかねないから。
だって、面倒としか言いようがないからね。
『でも、彼らをそのまま放置って訳にはいかないですよね?』
『ならば使い捨てのシェルターでも渡してはどうかの?魔道具なら問題無かろう?』
タクマの提案は一理あるな。
だがどうやらその話は既に時期を逸していたみたいだ。
ドゴ~~~~~~ン!!
激しい地鳴りと地揺れと共に、爆発音が聞こえてきた。
距離はかなり近くだったため、爆風でテントが激しく揺れている。
『どうやら遅かった様だの。』
「思いっきりの良いやつらだ!!」
俺はさすがに知らん顔が出来ないと感じ、防具は付けず魔剣【レガルド】をひっつかむと、慌ててテントから出ていった。
やはり前方には火の手が上がっており、建っていたであろうテントが吹っ飛んでいた。
けが人も多数出ているようで、現場は騒然としていた。
騒ぎの中央付近では応急処置が行われ、怒号も飛び交っていた。
「誰か!!回復薬を分けてくれ!!回復師が居れば手を貸してくれ!!」
その声は良く通る良い声をしていた。
声の主は佐藤さんだった。
「佐藤さんこれを!!」
俺は走りながら、インベントリからありったけの回復薬を取り出した。
中には上位ポーションも含まれており、それを見た佐藤さんは目を丸くしていた。
今はそれどころじゃないだろうに!!
ちなみに、下位・中位ポーションの人工的製造は開始されていた。
しかし、部位をつなげるまでは出来たが、欠損部位を復活させるまでには至っていなかった。
上位ポーションは、ダンジョン産しか今のところ出回っていない。
佐藤さんも欠損部位はあきらめて、死亡回避出来れば御の字と考えていたのだ。
「ケントさん!!」
「黙って使え!!おいそっちの女性にこれを使え!!今ならまだ間に合う!!」
俺はそう言うと、問答無用で上位ポーションを女性の救護にあたっていた男性に投げ渡す。
男性も慌ててそれを受け取ると、上位ポーションだと気が付き何度も頭を下げていた。
それからしばらく救護活動が続き、30分後にようやく全員の治療を完了することが出来たのだった。
「ケントさん恩に着ます。」
佐藤さんが改めて礼を述べていた。
だけど俺の視線は別のところに釘付けになっていた。
佐藤さんの左足……膝から下が無くなっていた。
「どうして……使わなかったんだ?」
「あの場所でできる最善をしただけです。それで仲間たちが誰も死ななかったんだから御の字ですよ。」
佐藤さんはそう言うと、悲しそうに笑みを浮かべた。
どうにか話を聞きだしたが、爆発に巻き込まれた際に、自身に下位ポーションを使い止血をした後現場指揮にあたっていたようだった。
俺が最初に佐藤さんに上位ポーションを渡したのには、そういった経緯があった。
だけど佐藤さんは自分には使わずに仲間や、周辺にキャンプを張っていて巻き添えを食らった別パーティーに渡してしまったのだ。
「すまない。もっと上位ポーションがあればなんとかなったんだけど……」
「いえ。仲間の命が助かっただけでも儲けものです。それに俺たちの巻き添えを食らった人も無事に生き残れましたから、感謝以外ありえません。」
そう言うと、佐藤さんはもう一度頭を下げた。
それに合わせて、近くにいた【ボルテージ】のメンバーも頭を下げた。
その感謝の輪は周囲にも広がり、一人また一人と感謝の言葉を発していた。
俺はその感謝の言葉に、何か居た堪れない気持ちでいっぱいだった。
恐らく俺に対する攻撃の一つであろう、この爆発。
怒りが込み上げてくるのを抑えるのに必死だった。
「それで、佐藤さんはこれからどうするんだい?」
「そうですね。腕だったら何とかなったんですが、足ですからね。俺は前衛型ですからこれで引退でしょうね……。あとは残りのメンバーと話し合って決めたいと思います。今回の爆発で預けていなかった装備品とかも吹っ飛びましたから。」
跡地を見るとそこには大きな窪みが出来上がっていた。
直径はおそらく40mに達しているだろうか。
それだけの爆発だったという事だ。
「ところでいったい何があったんだい?いきなり爆弾投げられたとかじゃないんだろ?むしろそれだったら対応できただろうしね。」
「……」
原因について尋ねると、なぜか佐藤さんは黙り込んでしまった。
そして下を俯いたまま、体を震わせていた。
それは悲しみからではなく、怒りがこみあげてくるのを必死で押さえつけているかのようだった。
「裏切り……もしくは人間爆弾か……」
俺の独り言に、佐藤さんの身体が一瞬跳ねた。
驚いたというよりも、恐怖が込み上げてきたという感じに思えた。
「そうか……人間爆弾だな。しかも、仲間の誰かがその犠牲になった……。もしくは身内か。」
俺の言葉に佐藤さんの後ろにいた女性が突如崩れ落ち、嗚咽を漏らしていた。
恐らくその女性の身内もしくは近親者か……
くそったれが!!
「彼女の……交際相手です。彼はこの駐屯地の食堂で働いてる料理人です。毎日俺たちに料理を届けてくれているんです。今日もいつものように届けてくれたんですが、その……いつもと様子が違って……彼が「逃げろ!!」って声をかけてくれなかったらどれだけ犠牲者が出たか……。彼の行動のおかげで、彼以外の死人が出ずに済みました……。」
何とか声を振り絞り、事の経緯を佐藤さんが教えてくれた。
人のやる事かよ……むしろモンスターの方が善良なんじゃないか?
『落ち着いてくださいケントさん。殺気が駄々洩れですって。』
『そうだの。お主の悪い癖だ。』
どうやら俺は怒りのあまりに自我が飛びかけていたみたいだった。
二人の声で元に戻れたが、殺気が溢れかえっていたのか、先ほどの女性も顔を引きつらせていた。
うん、ごめん。
「とりあえず犯人の目星は?」
「いえ。ですがおそらく馬場だと思います。」
俺は「そうか」と一言呟くと、踵を返してその場を後にした。
その後ろ姿に【ボルテージ】の面々は改めて頭を下げていた。
『どうするんです?』
タケシ君からの一言で俺はまた、腸が煮えくり返る思いだった。
俺は殺気を込めてある一点を見つめた。
その先にいるであろう、監視者に向けて。
先ほどまであった気配が消えたことから、どうやら逃げ帰ったらしいな。
なんとも頼りない斥候だよ。
『やるしかないの。』
嬉しそうにそう話したのはタクマだった。
戦いたくてうずうずしているようだった。
「悪いね二人とも。これは俺が片付けないといけない話なんだ。だから今回は俺に任せてくれないか?」
俺はそう言うと手にした魔道具4機を上空に放った。
上空に放たれたのは魔道具【煉獄】。
漆黒に塗装された無人機の【煉獄】は、先程の監視者をターゲットとして上空を飛行していく。
闇夜に消えていく【煉獄】を見送ると、俺は一歩踏み出した。
「さぁ、きっちり落とし前つけさせてもらおうじゃないか。」
俺と接触すれば、佐藤さん自身の身も危なくなるだろうに……
それでもこちらに誠意を見せようとする姿に、俺は佐藤さんに好意を覚えたのだった。
『ケントさん。なんだか面倒事が起きそうですね。』
「おそらくそうなるだろうね。しかも、起こるとすれば今夜じゃないかな?」
『であろうな、むしろ向こうの【ボルテージ】の佐藤という男が心配であるがな……』
タクマの心配はもっともだった。
俺の見立てだと、恐らく見せしめに【ボルテージ】のキャンプ地を襲うだろう。
そしてそのあと、俺のもとに佐藤さん達【ボルテージ】のメンバーをけしかけるのではないかな?
これも可能性にしか過ぎないけど、大方間違いないと思う。
むしろ、俺が馬場の立場ならそうするから。
『じゃあ、上空に煉獄を4基待機させますか?』
『何とも過剰戦力であるな。』
タケシ君は、ニヤリとしながら提案してきた。
その提案を聞いたタクマは、地獄絵図が見えたのか、豪快に笑っていた。
タクマもそうだけど、タケシ君もかなり好戦的だよな。
ただ、正直事を大きくしたくはないという思いも少なからずあった。
ここで問題を起こせば、また自衛隊に目を付けられかねないから。
だって、面倒としか言いようがないからね。
『でも、彼らをそのまま放置って訳にはいかないですよね?』
『ならば使い捨てのシェルターでも渡してはどうかの?魔道具なら問題無かろう?』
タクマの提案は一理あるな。
だがどうやらその話は既に時期を逸していたみたいだ。
ドゴ~~~~~~ン!!
激しい地鳴りと地揺れと共に、爆発音が聞こえてきた。
距離はかなり近くだったため、爆風でテントが激しく揺れている。
『どうやら遅かった様だの。』
「思いっきりの良いやつらだ!!」
俺はさすがに知らん顔が出来ないと感じ、防具は付けず魔剣【レガルド】をひっつかむと、慌ててテントから出ていった。
やはり前方には火の手が上がっており、建っていたであろうテントが吹っ飛んでいた。
けが人も多数出ているようで、現場は騒然としていた。
騒ぎの中央付近では応急処置が行われ、怒号も飛び交っていた。
「誰か!!回復薬を分けてくれ!!回復師が居れば手を貸してくれ!!」
その声は良く通る良い声をしていた。
声の主は佐藤さんだった。
「佐藤さんこれを!!」
俺は走りながら、インベントリからありったけの回復薬を取り出した。
中には上位ポーションも含まれており、それを見た佐藤さんは目を丸くしていた。
今はそれどころじゃないだろうに!!
ちなみに、下位・中位ポーションの人工的製造は開始されていた。
しかし、部位をつなげるまでは出来たが、欠損部位を復活させるまでには至っていなかった。
上位ポーションは、ダンジョン産しか今のところ出回っていない。
佐藤さんも欠損部位はあきらめて、死亡回避出来れば御の字と考えていたのだ。
「ケントさん!!」
「黙って使え!!おいそっちの女性にこれを使え!!今ならまだ間に合う!!」
俺はそう言うと、問答無用で上位ポーションを女性の救護にあたっていた男性に投げ渡す。
男性も慌ててそれを受け取ると、上位ポーションだと気が付き何度も頭を下げていた。
それからしばらく救護活動が続き、30分後にようやく全員の治療を完了することが出来たのだった。
「ケントさん恩に着ます。」
佐藤さんが改めて礼を述べていた。
だけど俺の視線は別のところに釘付けになっていた。
佐藤さんの左足……膝から下が無くなっていた。
「どうして……使わなかったんだ?」
「あの場所でできる最善をしただけです。それで仲間たちが誰も死ななかったんだから御の字ですよ。」
佐藤さんはそう言うと、悲しそうに笑みを浮かべた。
どうにか話を聞きだしたが、爆発に巻き込まれた際に、自身に下位ポーションを使い止血をした後現場指揮にあたっていたようだった。
俺が最初に佐藤さんに上位ポーションを渡したのには、そういった経緯があった。
だけど佐藤さんは自分には使わずに仲間や、周辺にキャンプを張っていて巻き添えを食らった別パーティーに渡してしまったのだ。
「すまない。もっと上位ポーションがあればなんとかなったんだけど……」
「いえ。仲間の命が助かっただけでも儲けものです。それに俺たちの巻き添えを食らった人も無事に生き残れましたから、感謝以外ありえません。」
そう言うと、佐藤さんはもう一度頭を下げた。
それに合わせて、近くにいた【ボルテージ】のメンバーも頭を下げた。
その感謝の輪は周囲にも広がり、一人また一人と感謝の言葉を発していた。
俺はその感謝の言葉に、何か居た堪れない気持ちでいっぱいだった。
恐らく俺に対する攻撃の一つであろう、この爆発。
怒りが込み上げてくるのを抑えるのに必死だった。
「それで、佐藤さんはこれからどうするんだい?」
「そうですね。腕だったら何とかなったんですが、足ですからね。俺は前衛型ですからこれで引退でしょうね……。あとは残りのメンバーと話し合って決めたいと思います。今回の爆発で預けていなかった装備品とかも吹っ飛びましたから。」
跡地を見るとそこには大きな窪みが出来上がっていた。
直径はおそらく40mに達しているだろうか。
それだけの爆発だったという事だ。
「ところでいったい何があったんだい?いきなり爆弾投げられたとかじゃないんだろ?むしろそれだったら対応できただろうしね。」
「……」
原因について尋ねると、なぜか佐藤さんは黙り込んでしまった。
そして下を俯いたまま、体を震わせていた。
それは悲しみからではなく、怒りがこみあげてくるのを必死で押さえつけているかのようだった。
「裏切り……もしくは人間爆弾か……」
俺の独り言に、佐藤さんの身体が一瞬跳ねた。
驚いたというよりも、恐怖が込み上げてきたという感じに思えた。
「そうか……人間爆弾だな。しかも、仲間の誰かがその犠牲になった……。もしくは身内か。」
俺の言葉に佐藤さんの後ろにいた女性が突如崩れ落ち、嗚咽を漏らしていた。
恐らくその女性の身内もしくは近親者か……
くそったれが!!
「彼女の……交際相手です。彼はこの駐屯地の食堂で働いてる料理人です。毎日俺たちに料理を届けてくれているんです。今日もいつものように届けてくれたんですが、その……いつもと様子が違って……彼が「逃げろ!!」って声をかけてくれなかったらどれだけ犠牲者が出たか……。彼の行動のおかげで、彼以外の死人が出ずに済みました……。」
何とか声を振り絞り、事の経緯を佐藤さんが教えてくれた。
人のやる事かよ……むしろモンスターの方が善良なんじゃないか?
『落ち着いてくださいケントさん。殺気が駄々洩れですって。』
『そうだの。お主の悪い癖だ。』
どうやら俺は怒りのあまりに自我が飛びかけていたみたいだった。
二人の声で元に戻れたが、殺気が溢れかえっていたのか、先ほどの女性も顔を引きつらせていた。
うん、ごめん。
「とりあえず犯人の目星は?」
「いえ。ですがおそらく馬場だと思います。」
俺は「そうか」と一言呟くと、踵を返してその場を後にした。
その後ろ姿に【ボルテージ】の面々は改めて頭を下げていた。
『どうするんです?』
タケシ君からの一言で俺はまた、腸が煮えくり返る思いだった。
俺は殺気を込めてある一点を見つめた。
その先にいるであろう、監視者に向けて。
先ほどまであった気配が消えたことから、どうやら逃げ帰ったらしいな。
なんとも頼りない斥候だよ。
『やるしかないの。』
嬉しそうにそう話したのはタクマだった。
戦いたくてうずうずしているようだった。
「悪いね二人とも。これは俺が片付けないといけない話なんだ。だから今回は俺に任せてくれないか?」
俺はそう言うと手にした魔道具4機を上空に放った。
上空に放たれたのは魔道具【煉獄】。
漆黒に塗装された無人機の【煉獄】は、先程の監視者をターゲットとして上空を飛行していく。
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