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第6章 富士攻略編
107 忍野村
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「カイリ危ない!!」
「なんの……!!これしき!!」
カイリは襲い来る蜂の大軍にを前に、ひるむことなく魔法を発動させる。
爆炎が蜂の大軍に襲い掛かると、瞬く間に大炎上し、ぼたぼたと地面に墜落してく。
羽を焼かれた蜂の大軍は、地面の上でジタバタと藻掻き苦しんでいた。
「はいはい、手を止めないの!!」
カレンが風魔法を発動させると、地にひれ伏した蜂の大軍に強烈な突風が襲い掛かる。
その風は真空の刃を引き連れて、地面に転がる蜂をズタズタに切り刻んでいった。
そして突風が止むと、地面には切り刻まれた残骸が散らばっていたのだった。
蜂の大軍の残骸は、次第に大量の黒い靄となりダンジョンへと吸い込まれていった。
残されたのは、大量の魔石と羽や針といったドロップアイテムであった。
「あった~~~~!!」
ゴソゴソと何かを探していたアスカが手にしていたのは、一つの透明なガラス瓶だ。
その中には黄色く美しく輝く液体がなみなみと注がれていた。
その液体を見たメンバー全員が安堵の表情を浮かべていた。
「これで数がそろったわね。」
「ナナ姉ちゃん、そろそろ時間もやばいし戻ろう。冴島さんもいいですよね?」
「はい、おそらくこれがラストアタックでしょう。タイムリミットまで時間がありません。急ぎましょう。」
カイリたちと一緒にいる人物は、一ノ瀬から派遣された自衛官、冴島 忠臣。
一ノ瀬と同じく陸上自衛隊・東北方面隊・第9師団所属の三等陸曹だ。
当初は児島一等陸曹が護衛にあたっていたが、陸曹長への昇進に伴い人事異動が行われてしまった。
これについてはいろいろな憶測も考えられたが、一ノ瀬としてはやむを得ない話であった。
その為に招へいされたのが冴島であった。
冴島はケントが抜けた穴を埋めるべく、前衛アタッカーを任されている。
冴島は良くも悪くもケントとは真逆の戦闘スタイルといってもよかった。
腰に差した日本刀が彼のメインウェポンである。
長さ2尺5寸ほどの刀で、作刀は『スミスクラン』の鍛冶職人によるものだ。
その戦闘スタイルはただ一点……斬り伏せる。
防御のすべてを谷浦にゆだねている。
そのおかげもあり、目の前に迫りくるモンスターを後ろに通すことはこれまで一度もなかった。
その冴島が腕時計を気にしながら、メンバーを急がせる。
「確かに一分一秒争うからな。行こうナナ姉ちゃん!!」
谷浦の声を合図に、メンバー全員が全力で走りだした。
ダンジョンの出口を目指して。
——————
「いや~、いい景色だな。もうすぐ最前線基地か。」
『ケントさん、空中を走りながらよそ見しないでくださいよ!!』
『いつまでたってもお主はビビりよの。』
そんな会話をしつつ、俺は上空1000m付近を猛スピードで移動していた。
タケシ君は何やら俺が景色を楽しんでいることが気に入らないらしい。
こんないい景色を見ない手はないのにな。
タケシ君はそんな俺の態度に、ジェットコースターに安全バー無しで乗ってる気分だと訴えていた。
なるほど、俺の中からだとそういうふうに見えるのか。
まあ、俺は見ることはないだろうけどね。
「取り敢えず手前で降りて様子を見ようか。一ノ瀬さんのグループの勢力が強い事を祈るよ。」
『じゃあ煉獄を飛ばして様子見ますね。』
「たのむよ。【召喚・多田野】……」
俺が【召喚】を発動すると、タケシ君は空中に放り出される様に出現するも、器用に【結界】を発動させ、姿勢維持に成功していた。
【結界】を足場に立ち止まると、すぐさま4機の煉獄を起動させて空中に放った。
『じゃあ俺は煉獄操作しながら上空で待機します。』
「よろしく、俺はこれから下に降りて拠点を探すよ。見つかり次第連絡入れる。」
『了解です。』
タケシ君は設置した【結界】を蹴って宙に躍り出る。
空を駆けるタケシ君は何か楽しそうだよなと思いつつも、さっきまでの俺と何が違うのか理解に苦しんでしまった。
「じゃあ俺たちは拠点探しだな。この下の街でいいよね。」
俺が指さす方向には、崩壊した街並みが眼下に広がっていた。
モンスターもところどころ生息しているようで、いまだ解放されていないのが良く分かる。
ここに至るまで数個の野良ダンジョンを攻略してきたけど、野良ダンジョンのせいで荒れ果てた土地がいくつも点在していた。
自衛隊の管理下にあるダンジョン周辺や、解放された土地は人間が生活を再開させていた。
だけど、手付かずのダンジョンがいまだ無数に存在しているのが現状だった。
「ここもまた野良ダンジョン……ってより放置ダンジョン?があるせいで放棄されたみたいだね。あきらめたのか、それともわざとか……」
周囲の建物を見て回ると、すでに物資その他は運び出されておりもぬけの殻と言っても差し支えない状況ではあった。
『吾らとしては好都合ではあるがな。』
「確かにな。じゃあ、早いところ今日の寝床を確保しないとね。」
俺たちが降り立った町はそれほど大きな町ではない。
むしろ町というよりは村……集落と言ってもいいだろう。
古い家が山の中に数軒建っていた。
「確かここは……そうそう、忍野村だ。このそばにも自衛隊の駐屯地があったはず。」
『それが……駐屯地は既に放棄されたんですよ。最初のスタンピードの際に真っ先に壊滅した部隊です。』
そう追加情報をくれたのはタケシ君だった。
それほど激しい猛攻を受けたのかと思ったが、タケシ君の情報を聞く限り何やらきな臭い気がしてならなかった。
『確かに襲われたらしいです。ですがスタンピードの際、真っ先に逃げ出したのだそうです。正確には今最前線拠点を築きに【富士急ハイランド跡地】へ向かったそうですよ。まあ、これはうわさでしかないので真相は不明ですが。煉獄からの情報を分析すると……うん、やっぱり噂は本当のようです。抵抗したという割にはほとんど壊れてません。むしろ整備すればすぐに拠点として使えるレベルです。』
【魔王】軍……頭にそのことが浮かんできた。
タケシ君もタクマも同じ思いに至っていたようだ。
とかくタクマの憤りは強く、まさに鬼の形相となっていた。
『国民を見捨てるとは……何のための兵士だというのだ!!』
『でも、【魔王】軍って何がしたいんでしょうか?攻略したい者をフォローしたり、蹴落としたり。そのスタンスが全く読めません。』
タケシ君の疑問は最もだと俺も感じていた。
自衛隊を使いフォローして、モンスターを使って駆逐していく。
やっている事がチグハグすぎる。
「だよなぁ……。相手の意図が読めないから、正直一ノ瀬さんと合流するのも躊躇いがあるんだよね。」
それが俺の偽らざる考えだった。
俺は、腕に抱えたプルンとした物体を撫でながら、考えを巡らせていた。
ただ、いくら考えても答えは出ることはなかった。
俺は今一度、プルンとした物体を撫でつつ考えていた。
『主~そろそろこの状況をやめてほしいんだけど……』
声の主は先程から俺が撫でている物体だった。
今一度ブルンと震えると、俺の膝の上から地面に落ちた。
その物体は半透明な青色をしており、見るからに触り心地がよさそうに見える。
そう、どこからどう見ても〝スライム〟だった。
「ごめんごめん。ついさわり心地が良くてさ。機嫌なおしてよラー。」
ラーは改めて体を揺らすと、徐々にその体が大きくなり人型に近づいてく。
『ふぅ~。主~おなかすいた~何かない?』
さっきまでの不機嫌はどこへやら。
この甘えん坊スライムは腹ペコ虫みたいだった。
「はいこれ、ラーの分。ちゃんと味わって食べるんだよ?残り少ないんだから。ほんとどこかでちゃんと補給しないとなぁ~」
『でもこのお菓子おいしいよ?おばあちゃんの手作り的で。』
ラーは、俺が手渡したお菓子が入ったお菓子袋からクッキーを取り出して、頬張り始めた。
その動きが小動物っぽくてみてて癒されるんだよね。
そのやり取りが面白かったのか、タクマはゲラゲラと笑い転げていた。
ラーは笑い転げるタクマに避難の目を向けつつも、お菓子を食べるのをやめないあたりが可愛すぎる。
タクマもさすがにやり過ぎたかと思うも、やはり笑いが止められなかった。
『いや~笑ったぞ。二人はなかなか相性がいいようだな。それにしても、縁とは不思議な物よな。ラーよ、お主も別世界の住人だったのであろう?』
『うん、そうだね。僕がいた世界では魔王様が世界を統治していたよ。表向きは人間族が支配していたけど、実際にはほとんどの資源がダンジョン産。僕らはそれらを維持管理する要因としてダンジョンに生み出されていたんだ。』
ケントはラーの話を興味深そうに聞き入っていた。
「なんの……!!これしき!!」
カイリは襲い来る蜂の大軍にを前に、ひるむことなく魔法を発動させる。
爆炎が蜂の大軍に襲い掛かると、瞬く間に大炎上し、ぼたぼたと地面に墜落してく。
羽を焼かれた蜂の大軍は、地面の上でジタバタと藻掻き苦しんでいた。
「はいはい、手を止めないの!!」
カレンが風魔法を発動させると、地にひれ伏した蜂の大軍に強烈な突風が襲い掛かる。
その風は真空の刃を引き連れて、地面に転がる蜂をズタズタに切り刻んでいった。
そして突風が止むと、地面には切り刻まれた残骸が散らばっていたのだった。
蜂の大軍の残骸は、次第に大量の黒い靄となりダンジョンへと吸い込まれていった。
残されたのは、大量の魔石と羽や針といったドロップアイテムであった。
「あった~~~~!!」
ゴソゴソと何かを探していたアスカが手にしていたのは、一つの透明なガラス瓶だ。
その中には黄色く美しく輝く液体がなみなみと注がれていた。
その液体を見たメンバー全員が安堵の表情を浮かべていた。
「これで数がそろったわね。」
「ナナ姉ちゃん、そろそろ時間もやばいし戻ろう。冴島さんもいいですよね?」
「はい、おそらくこれがラストアタックでしょう。タイムリミットまで時間がありません。急ぎましょう。」
カイリたちと一緒にいる人物は、一ノ瀬から派遣された自衛官、冴島 忠臣。
一ノ瀬と同じく陸上自衛隊・東北方面隊・第9師団所属の三等陸曹だ。
当初は児島一等陸曹が護衛にあたっていたが、陸曹長への昇進に伴い人事異動が行われてしまった。
これについてはいろいろな憶測も考えられたが、一ノ瀬としてはやむを得ない話であった。
その為に招へいされたのが冴島であった。
冴島はケントが抜けた穴を埋めるべく、前衛アタッカーを任されている。
冴島は良くも悪くもケントとは真逆の戦闘スタイルといってもよかった。
腰に差した日本刀が彼のメインウェポンである。
長さ2尺5寸ほどの刀で、作刀は『スミスクラン』の鍛冶職人によるものだ。
その戦闘スタイルはただ一点……斬り伏せる。
防御のすべてを谷浦にゆだねている。
そのおかげもあり、目の前に迫りくるモンスターを後ろに通すことはこれまで一度もなかった。
その冴島が腕時計を気にしながら、メンバーを急がせる。
「確かに一分一秒争うからな。行こうナナ姉ちゃん!!」
谷浦の声を合図に、メンバー全員が全力で走りだした。
ダンジョンの出口を目指して。
——————
「いや~、いい景色だな。もうすぐ最前線基地か。」
『ケントさん、空中を走りながらよそ見しないでくださいよ!!』
『いつまでたってもお主はビビりよの。』
そんな会話をしつつ、俺は上空1000m付近を猛スピードで移動していた。
タケシ君は何やら俺が景色を楽しんでいることが気に入らないらしい。
こんないい景色を見ない手はないのにな。
タケシ君はそんな俺の態度に、ジェットコースターに安全バー無しで乗ってる気分だと訴えていた。
なるほど、俺の中からだとそういうふうに見えるのか。
まあ、俺は見ることはないだろうけどね。
「取り敢えず手前で降りて様子を見ようか。一ノ瀬さんのグループの勢力が強い事を祈るよ。」
『じゃあ煉獄を飛ばして様子見ますね。』
「たのむよ。【召喚・多田野】……」
俺が【召喚】を発動すると、タケシ君は空中に放り出される様に出現するも、器用に【結界】を発動させ、姿勢維持に成功していた。
【結界】を足場に立ち止まると、すぐさま4機の煉獄を起動させて空中に放った。
『じゃあ俺は煉獄操作しながら上空で待機します。』
「よろしく、俺はこれから下に降りて拠点を探すよ。見つかり次第連絡入れる。」
『了解です。』
タケシ君は設置した【結界】を蹴って宙に躍り出る。
空を駆けるタケシ君は何か楽しそうだよなと思いつつも、さっきまでの俺と何が違うのか理解に苦しんでしまった。
「じゃあ俺たちは拠点探しだな。この下の街でいいよね。」
俺が指さす方向には、崩壊した街並みが眼下に広がっていた。
モンスターもところどころ生息しているようで、いまだ解放されていないのが良く分かる。
ここに至るまで数個の野良ダンジョンを攻略してきたけど、野良ダンジョンのせいで荒れ果てた土地がいくつも点在していた。
自衛隊の管理下にあるダンジョン周辺や、解放された土地は人間が生活を再開させていた。
だけど、手付かずのダンジョンがいまだ無数に存在しているのが現状だった。
「ここもまた野良ダンジョン……ってより放置ダンジョン?があるせいで放棄されたみたいだね。あきらめたのか、それともわざとか……」
周囲の建物を見て回ると、すでに物資その他は運び出されておりもぬけの殻と言っても差し支えない状況ではあった。
『吾らとしては好都合ではあるがな。』
「確かにな。じゃあ、早いところ今日の寝床を確保しないとね。」
俺たちが降り立った町はそれほど大きな町ではない。
むしろ町というよりは村……集落と言ってもいいだろう。
古い家が山の中に数軒建っていた。
「確かここは……そうそう、忍野村だ。このそばにも自衛隊の駐屯地があったはず。」
『それが……駐屯地は既に放棄されたんですよ。最初のスタンピードの際に真っ先に壊滅した部隊です。』
そう追加情報をくれたのはタケシ君だった。
それほど激しい猛攻を受けたのかと思ったが、タケシ君の情報を聞く限り何やらきな臭い気がしてならなかった。
『確かに襲われたらしいです。ですがスタンピードの際、真っ先に逃げ出したのだそうです。正確には今最前線拠点を築きに【富士急ハイランド跡地】へ向かったそうですよ。まあ、これはうわさでしかないので真相は不明ですが。煉獄からの情報を分析すると……うん、やっぱり噂は本当のようです。抵抗したという割にはほとんど壊れてません。むしろ整備すればすぐに拠点として使えるレベルです。』
【魔王】軍……頭にそのことが浮かんできた。
タケシ君もタクマも同じ思いに至っていたようだ。
とかくタクマの憤りは強く、まさに鬼の形相となっていた。
『国民を見捨てるとは……何のための兵士だというのだ!!』
『でも、【魔王】軍って何がしたいんでしょうか?攻略したい者をフォローしたり、蹴落としたり。そのスタンスが全く読めません。』
タケシ君の疑問は最もだと俺も感じていた。
自衛隊を使いフォローして、モンスターを使って駆逐していく。
やっている事がチグハグすぎる。
「だよなぁ……。相手の意図が読めないから、正直一ノ瀬さんと合流するのも躊躇いがあるんだよね。」
それが俺の偽らざる考えだった。
俺は、腕に抱えたプルンとした物体を撫でながら、考えを巡らせていた。
ただ、いくら考えても答えは出ることはなかった。
俺は今一度、プルンとした物体を撫でつつ考えていた。
『主~そろそろこの状況をやめてほしいんだけど……』
声の主は先程から俺が撫でている物体だった。
今一度ブルンと震えると、俺の膝の上から地面に落ちた。
その物体は半透明な青色をしており、見るからに触り心地がよさそうに見える。
そう、どこからどう見ても〝スライム〟だった。
「ごめんごめん。ついさわり心地が良くてさ。機嫌なおしてよラー。」
ラーは改めて体を揺らすと、徐々にその体が大きくなり人型に近づいてく。
『ふぅ~。主~おなかすいた~何かない?』
さっきまでの不機嫌はどこへやら。
この甘えん坊スライムは腹ペコ虫みたいだった。
「はいこれ、ラーの分。ちゃんと味わって食べるんだよ?残り少ないんだから。ほんとどこかでちゃんと補給しないとなぁ~」
『でもこのお菓子おいしいよ?おばあちゃんの手作り的で。』
ラーは、俺が手渡したお菓子が入ったお菓子袋からクッキーを取り出して、頬張り始めた。
その動きが小動物っぽくてみてて癒されるんだよね。
そのやり取りが面白かったのか、タクマはゲラゲラと笑い転げていた。
ラーは笑い転げるタクマに避難の目を向けつつも、お菓子を食べるのをやめないあたりが可愛すぎる。
タクマもさすがにやり過ぎたかと思うも、やはり笑いが止められなかった。
『いや~笑ったぞ。二人はなかなか相性がいいようだな。それにしても、縁とは不思議な物よな。ラーよ、お主も別世界の住人だったのであろう?』
『うん、そうだね。僕がいた世界では魔王様が世界を統治していたよ。表向きは人間族が支配していたけど、実際にはほとんどの資源がダンジョン産。僕らはそれらを維持管理する要因としてダンジョンに生み出されていたんだ。』
ケントはラーの話を興味深そうに聞き入っていた。
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