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転生者モチ編
第36話:猫鍋と召喚獣(画像あり)
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捕獲されたトゥッティがオネエな先生に監禁調教される件……。
ま、まあ他人事だし、気にしないでおこう。
「さて、転生者たちに見せたい場所があるニャ。聖者になった江原も一緒に行くニャン」
「「「え?」」」
「「どこ飛ばす気?!」」
俺たちに金貨を渡した後、三毛猫王様がニコニコしながら言う。
キョトンとする江原、カジュちゃん、妹ちゃん。
なんかまたどっか飛ばされる予感がして、ハモりツッコミする俺とイオ。
「これから行く場所は、猫人の中ではアサケ王家の者だけが入れる森ニャ」
その言葉を聞いた時、俺の中の人がハッと何かに気付いたような感じがした。
一瞬脳裏に浮かんだのは、夢で見た大樹のある森だ。
俺たちは三毛猫国王に連れられて、庭園に移動した。
「まずはここを出て、専用の転送陣がある場所まで行くニャン。召喚獣で飛べるのはモチとイオだけかニャ?」
「あ、僕も飛べる召喚獣がいます。……出ておいで、シロ」
「ぺ……天馬が出てくるとは想定外ニャ……」
「イオさんがくれた、白いタマゴから生まれたんです」
「完全復活や完全治癒の魔法が使える聖者なら、神話の聖獣が生まれるのは当然かもしれないニャ……」
庭園に着いて問いかける国王に、江原が答えて右手に呼びかける。
その手の人差し指にはまっている白い指輪から、シュルンと出てくるのは、真っ白ボディに白い翼の神々しい馬、神話級の召喚獣。
まだ少し動揺しつつも、江原の聖魔法を思えば、王様もなるほどという感じで言った。
……俺はそれよりも、江原のネーミングセンスにツッコミ入れたいけど!
「じゃあ、男子3名はそれぞれの召喚獣で、女子にはこれを貸し出すニャン」
「「なんで土鍋?!」」
三毛猫国王が転送魔法で俺たちの前に出したモノ。
それは、日本人には馴染みの【土鍋】だった。
「これは王家の者が愛用する、ドナベという飛行用魔導具ニャ」
「まんまその名前……」
「……まるで巨大猫鍋……」
そう言いながら、国王はもう1つデカイ土鍋を出すと、でっぷり太った身体を丸めて中に納まる。
女性陣が呟く通り、その姿は正に【猫鍋】だ。
「こちらで操作するから座ってるだけでいいニャン。さあ、リユとカジュも乗り込むのニャ」
「「はーい」」
巨大猫鍋に一瞬呆然としたものの、乗れと言われて素直に従う女子2人。
男子3人は、それぞれ召喚獣を呼び出して、その背に乗った。
UFOみたいに水平飛行する2つの土鍋の存在感!
その後ろを、不死鳥、福音鳥、天馬が続いた。
「あ、意外と座り心地は良いかも」
「さすが王家愛用品、いいクッション使ってるね」
土鍋の中に座るカジュちゃんと妹ちゃんが、そんな話をしている。
どうやら乗り心地は良いらしい。
後で俺も土鍋の座り心地を確かめてみたいところだ。
萌葱色の葉が茂る春の森からプランの街まで上空を通過する一行。
街の向こうにある大木に近付くと、枝葉に隠れた転送陣が見えた。
「これをくぐるニャン」
三毛猫国王を乗せた土鍋が先に通過、女子たちが乗ってる自動運転状態の土鍋が続く。
続いてイオ、俺、江原の順に俺たちも転送陣を通過。
その先に見えた風景は、懐かしくも切なく感じるものだった。
ま、まあ他人事だし、気にしないでおこう。
「さて、転生者たちに見せたい場所があるニャ。聖者になった江原も一緒に行くニャン」
「「「え?」」」
「「どこ飛ばす気?!」」
俺たちに金貨を渡した後、三毛猫王様がニコニコしながら言う。
キョトンとする江原、カジュちゃん、妹ちゃん。
なんかまたどっか飛ばされる予感がして、ハモりツッコミする俺とイオ。
「これから行く場所は、猫人の中ではアサケ王家の者だけが入れる森ニャ」
その言葉を聞いた時、俺の中の人がハッと何かに気付いたような感じがした。
一瞬脳裏に浮かんだのは、夢で見た大樹のある森だ。
俺たちは三毛猫国王に連れられて、庭園に移動した。
「まずはここを出て、専用の転送陣がある場所まで行くニャン。召喚獣で飛べるのはモチとイオだけかニャ?」
「あ、僕も飛べる召喚獣がいます。……出ておいで、シロ」
「ぺ……天馬が出てくるとは想定外ニャ……」
「イオさんがくれた、白いタマゴから生まれたんです」
「完全復活や完全治癒の魔法が使える聖者なら、神話の聖獣が生まれるのは当然かもしれないニャ……」
庭園に着いて問いかける国王に、江原が答えて右手に呼びかける。
その手の人差し指にはまっている白い指輪から、シュルンと出てくるのは、真っ白ボディに白い翼の神々しい馬、神話級の召喚獣。
まだ少し動揺しつつも、江原の聖魔法を思えば、王様もなるほどという感じで言った。
……俺はそれよりも、江原のネーミングセンスにツッコミ入れたいけど!
「じゃあ、男子3名はそれぞれの召喚獣で、女子にはこれを貸し出すニャン」
「「なんで土鍋?!」」
三毛猫国王が転送魔法で俺たちの前に出したモノ。
それは、日本人には馴染みの【土鍋】だった。
「これは王家の者が愛用する、ドナベという飛行用魔導具ニャ」
「まんまその名前……」
「……まるで巨大猫鍋……」
そう言いながら、国王はもう1つデカイ土鍋を出すと、でっぷり太った身体を丸めて中に納まる。
女性陣が呟く通り、その姿は正に【猫鍋】だ。
「こちらで操作するから座ってるだけでいいニャン。さあ、リユとカジュも乗り込むのニャ」
「「はーい」」
巨大猫鍋に一瞬呆然としたものの、乗れと言われて素直に従う女子2人。
男子3人は、それぞれ召喚獣を呼び出して、その背に乗った。
UFOみたいに水平飛行する2つの土鍋の存在感!
その後ろを、不死鳥、福音鳥、天馬が続いた。
「あ、意外と座り心地は良いかも」
「さすが王家愛用品、いいクッション使ってるね」
土鍋の中に座るカジュちゃんと妹ちゃんが、そんな話をしている。
どうやら乗り心地は良いらしい。
後で俺も土鍋の座り心地を確かめてみたいところだ。
萌葱色の葉が茂る春の森からプランの街まで上空を通過する一行。
街の向こうにある大木に近付くと、枝葉に隠れた転送陣が見えた。
「これをくぐるニャン」
三毛猫国王を乗せた土鍋が先に通過、女子たちが乗ってる自動運転状態の土鍋が続く。
続いてイオ、俺、江原の順に俺たちも転送陣を通過。
その先に見えた風景は、懐かしくも切なく感じるものだった。
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