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武人祭
ワークラフト家
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ウルとルウ、そして後からやってきたノワールに見送られて、家を出る俺とミランダ。
外には豪華な馬車と初老の見た目をした御者が待機していた。
その馬車に俺とミランダは向かい合って座ることとなる。
「そういえば、アヤト殿とこうやって二人きりで話すのは初めてだったか?」
何か話題が欲しかったのか、唐突にミランダがそんなことを言う。
「んにゃ?一番最初に出会い頭に斬りかかってきた時があるじゃないか」
ちょっとからかってやるつもりで、自分でもニヤけているのがわかるような笑みを浮かべながら言った。
するとどうやらからかい過ぎたようで、ミランダは頬を膨らませてしまっている。
「たしかに私にも非があるが、毎回その話を蒸し返さなくてもいいじゃないか……」
「すまんな、人の傷口見ると塩を塗りたくなるんだ、俺」
「んんっ!……そ、そうか」
今度はミランダが頬を赤らめて身悶え始めてしまい、なんとなく危険を感じるので話題を逸らそうと思う。
「そういえば、親には俺のことをなんて言ってあるんだ?娘を酷い目に合わせた男を迎えに行かせるのに、その娘を寄越すなんてよくわからんことを……しかも本人に直接会った時も怒りや憎しみの感情はなく、感心や申し訳なさばかりが伝わってきたし」
「そうなのか?……いや、そうなのだろうな。父は威厳があるが、同時に責任感も強い。私の噂を耳にしていたのかもしれないなさ」
「噂?」
ミランダの噂と言うと、美人だの強いだのと言った良い噂しか耳にしない気がするんだが……
俺の疑問を持った言葉に、ミランダが頷いて返してくれる。
「良い噂もあるが、悪い噂もされている。昔はかなりやんちゃしたからな……」
「一ヶ月前の出来事を昔って言うなよ」
俺のツッコミに乾いた笑いを浮かべる。
「迷惑をかけた人の中には、貴族の方もいた。階級が低いとはいえ同じ貴族だ、父様の耳に入っても不思議ではない」
「よく怒られなかったな」
「遠回しに注意はされたさ。多分、その時にはもう私の所行を知っていたのだろう。今思えば、その時の父は……悲しそうな表情をしていた気もするな」
そう言って遠い目をして馬車の外を見つめるミランダ。
今のこいつは完全に、反抗期を迎えてやらかしてしまって更生した後に後悔している娘の絵面だ。
「母様は最初から変わらず接してくれているが、父様とは最近言葉を交わしていないんだ。もしかしたら、私のことをあまり良く思ってないのかもしれないな……」
父親からの愛情に対する不安故に、暗い表情になるミランダ。
俺に殴られて頭がお花畑にでもなったのかと思ったが、ちゃんと考えてるところは考えているらしい。
なら、俺も少し手助けをしてやるかな。
――――
ミランダの屋敷はラライナ国内、メアの城のある場所からあまり離れていない領地にあったので、さして時間もかからずに着いた。
ミランダの父親、リンドールはこの街の領主らしい。
「ま、腐っても貴族様だもんな」
「く、腐ってなどいないぞ!?」
何気ない俺の呟きに、焦って反論するミランダ。
あまり貴族っぽく見えないという意味で言っただけであって、別にミランダたちが腐ってるって意味で言ったわけじゃ……いや、ミランダ単体で見れば腐ってるとも取れるけど。
そして街に入って数分、一つの大きな屋敷が立った敷地内へと着いた。
周囲の庭はやはり無駄と言えるくらいに広く、ポツポツと木々が立ち並ぶ中に高価そうな白いテーブルと机が遠目に見えたりする。
そこには綺麗な女がティーカップを持って座っている。
「あれはミランダの……妹?」
「アルニアがいるのか?……って、あっ!」
俺が見てる方向をミランダも覗き、その女を見付けて声を上げる。
「母様!」
あれがミランダの母親?
よく見ると、その女の耳先は尖っていた。異世界ものでよく見るエルフだな。
ミランダは御者に止まるよう呼びかけ、先に行くよう指示を出しながら馬車を降りる。
どうせなので俺も降りて、母親に駆け寄るミランダの後をゆっくりと歩きながら追う。
「あら、ミラちゃん。帰ってきてたの?ということは……その子がアヤトさん?」
日光対策なのか白い大きな帽子を被り、立ち上がった姿はミランダよりも身長が低い。
髪はミランダ同様長い金髪で、紫の瞳。さすが親子と言ったところか。
しかし体の方は筋肉質なミランダとは対称的にかなり細く華奢だ。
どことなく大人びて見える落ち着いた雰囲気はあるが、それでもミランダより年下という幼さが目立つ。
漫画などの話ではエルフは長命などとよく聞くが、やはりそうなのだろうか?
「初めまして、フィアです……あっ、すいません、フィア・ワークラフトです!外の人に名乗るなんて、結婚してから初めてだから忘れちゃってたわ」
口に手を当ててうふふと嬉しそうに笑うミランダの母親、フィア。
母親という割には可愛いと言える部類だ。、
「冒険者をしているアヤトだ」
「聞いているわ、ミラちゃんと同じSSランクになったんだってね。おめでとう」
フィアは心の底から祝福するように、微笑んだ表情になる。
「……あんたは俺を恨んでないのか?」
「え?」
フィアは何のことだかわかっていないかのように首を傾げる。
「ミランダとの決闘の件だ。こいつから聞いてるってことは当然、俺がこいつをボロボロにしたことも知ってるんだろ?」
「お、おい、仮にも私の母なのだから、もう少し敬意を表してくれ……」
そう言いながらブルリと身震いするミランダ。お前の方こそ親の前なんだから、その変態的な性癖を抑えろよ。
フィアは俺たちを見て、クスリと笑う。
「えぇ、聞いたわ。『あの人は意地悪な性格をしているが凄い人だ』なんて、楽しそうに語っていたもの。他にも――」
「母様っ!?」
色々暴露しようとするフィアを、ミランダが慌てて遮って止めようとする。
「だって本当のことじゃない。あんなに楽しそうなミラちゃん、ずいぶん久しぶりだったしね♪」
「私はそんなに楽しそうだったか……?」
そう呟いて顔を紅潮させたままのミランダが、俺の顔をチラッと見る。
「まぁ、お前って結構マゾだし……日頃、俺たちと修業してるのを思い出せば、興奮するんじゃないかとは思――」
「ちょぉぉぉっ!?」
ミランダがさっきと同様、焦った様子で俺の口を手で塞ぐ。
そして耳に顔を近付けて小さく呟く。
「何を考えているんだ!?よりにもよって母様の前で言うなんて……!」
「親の前だけいい顔しようだなんて、そんな甘い考えが通るわけねえだろ?」
ミランダの手を外して意地悪な笑いながらそう言ってやると、ミランダは恥ずかしそうに赤くした顔を両手で覆って隠そうとする。
そこでもやはりフィアは俺たちのやり取りを見て、「本当に仲がいいのね」と言って笑っていた。
なんというか……こっちこそ本当にこいつとアルニア、二人の母親なのかと疑問を抱いてしまうくらいにマイペースな人だなと思ってしまう。
するとそこにミランダの父親、リンドールがやってくる。
「ここにいたか。迎えの馬車に誰も乗ってないというから、少し焦ったよ」
「あら、あなた」
「父様……」
フィアは嬉しそうに、ミランダは困った表情になる。ミランダの方はさっきまで父親の話をしていたから、少し気まずいのだろう。
「こうして話しているということは、紹介は済ませたようだね?だが一応、私からも紹介させてもらうとするよ。妻のフィア……アルニアから聞いてるとは思うが、エルフだ」
「エルフです♪」
フィアは嬉しそうにそう言って、特徴的な耳を上下に動かす。
凄いな、ああもハッキリと耳を動かせるのか。
俺が関心を寄せていると、リンドールが何かを探すように周囲を見る。
「アルニアはこっちにもいないのか」
「いいえ、朝見たっきりですね……家の中にはいませんでしたか?」
首を横に振って答えるリンドール。
そこに俺が割って入る。
「アルニアがどうかしたのか?」
「いや、そんな大したことではないのだが、君が今日来ると聞いて舞い上がっていたんだ。なのに、この時間になってもいないというのが、どうもおかしくてな」
「……そういえば」
俺たちの会話を聞いていたフィアが、何かを思い出したように呟く。
「その朝にアルニアが張り切ってどこかへ出かけようとしてるのを見たわね」
「どこに?」
「さぁ?」
フィアの受け答えに、リンドールが溜め息を吐く。
「だって、子供が一々どこかへ出かけるのを探る親なんて嫌でしょう?」
「しかしだなぁ……」
という会話を聞きつつも、俺も少し嫌な予感がする。
こういう時の勘って、地味に当たるから嫌なんだよな……特に俺に限っては。
外には豪華な馬車と初老の見た目をした御者が待機していた。
その馬車に俺とミランダは向かい合って座ることとなる。
「そういえば、アヤト殿とこうやって二人きりで話すのは初めてだったか?」
何か話題が欲しかったのか、唐突にミランダがそんなことを言う。
「んにゃ?一番最初に出会い頭に斬りかかってきた時があるじゃないか」
ちょっとからかってやるつもりで、自分でもニヤけているのがわかるような笑みを浮かべながら言った。
するとどうやらからかい過ぎたようで、ミランダは頬を膨らませてしまっている。
「たしかに私にも非があるが、毎回その話を蒸し返さなくてもいいじゃないか……」
「すまんな、人の傷口見ると塩を塗りたくなるんだ、俺」
「んんっ!……そ、そうか」
今度はミランダが頬を赤らめて身悶え始めてしまい、なんとなく危険を感じるので話題を逸らそうと思う。
「そういえば、親には俺のことをなんて言ってあるんだ?娘を酷い目に合わせた男を迎えに行かせるのに、その娘を寄越すなんてよくわからんことを……しかも本人に直接会った時も怒りや憎しみの感情はなく、感心や申し訳なさばかりが伝わってきたし」
「そうなのか?……いや、そうなのだろうな。父は威厳があるが、同時に責任感も強い。私の噂を耳にしていたのかもしれないなさ」
「噂?」
ミランダの噂と言うと、美人だの強いだのと言った良い噂しか耳にしない気がするんだが……
俺の疑問を持った言葉に、ミランダが頷いて返してくれる。
「良い噂もあるが、悪い噂もされている。昔はかなりやんちゃしたからな……」
「一ヶ月前の出来事を昔って言うなよ」
俺のツッコミに乾いた笑いを浮かべる。
「迷惑をかけた人の中には、貴族の方もいた。階級が低いとはいえ同じ貴族だ、父様の耳に入っても不思議ではない」
「よく怒られなかったな」
「遠回しに注意はされたさ。多分、その時にはもう私の所行を知っていたのだろう。今思えば、その時の父は……悲しそうな表情をしていた気もするな」
そう言って遠い目をして馬車の外を見つめるミランダ。
今のこいつは完全に、反抗期を迎えてやらかしてしまって更生した後に後悔している娘の絵面だ。
「母様は最初から変わらず接してくれているが、父様とは最近言葉を交わしていないんだ。もしかしたら、私のことをあまり良く思ってないのかもしれないな……」
父親からの愛情に対する不安故に、暗い表情になるミランダ。
俺に殴られて頭がお花畑にでもなったのかと思ったが、ちゃんと考えてるところは考えているらしい。
なら、俺も少し手助けをしてやるかな。
――――
ミランダの屋敷はラライナ国内、メアの城のある場所からあまり離れていない領地にあったので、さして時間もかからずに着いた。
ミランダの父親、リンドールはこの街の領主らしい。
「ま、腐っても貴族様だもんな」
「く、腐ってなどいないぞ!?」
何気ない俺の呟きに、焦って反論するミランダ。
あまり貴族っぽく見えないという意味で言っただけであって、別にミランダたちが腐ってるって意味で言ったわけじゃ……いや、ミランダ単体で見れば腐ってるとも取れるけど。
そして街に入って数分、一つの大きな屋敷が立った敷地内へと着いた。
周囲の庭はやはり無駄と言えるくらいに広く、ポツポツと木々が立ち並ぶ中に高価そうな白いテーブルと机が遠目に見えたりする。
そこには綺麗な女がティーカップを持って座っている。
「あれはミランダの……妹?」
「アルニアがいるのか?……って、あっ!」
俺が見てる方向をミランダも覗き、その女を見付けて声を上げる。
「母様!」
あれがミランダの母親?
よく見ると、その女の耳先は尖っていた。異世界ものでよく見るエルフだな。
ミランダは御者に止まるよう呼びかけ、先に行くよう指示を出しながら馬車を降りる。
どうせなので俺も降りて、母親に駆け寄るミランダの後をゆっくりと歩きながら追う。
「あら、ミラちゃん。帰ってきてたの?ということは……その子がアヤトさん?」
日光対策なのか白い大きな帽子を被り、立ち上がった姿はミランダよりも身長が低い。
髪はミランダ同様長い金髪で、紫の瞳。さすが親子と言ったところか。
しかし体の方は筋肉質なミランダとは対称的にかなり細く華奢だ。
どことなく大人びて見える落ち着いた雰囲気はあるが、それでもミランダより年下という幼さが目立つ。
漫画などの話ではエルフは長命などとよく聞くが、やはりそうなのだろうか?
「初めまして、フィアです……あっ、すいません、フィア・ワークラフトです!外の人に名乗るなんて、結婚してから初めてだから忘れちゃってたわ」
口に手を当ててうふふと嬉しそうに笑うミランダの母親、フィア。
母親という割には可愛いと言える部類だ。、
「冒険者をしているアヤトだ」
「聞いているわ、ミラちゃんと同じSSランクになったんだってね。おめでとう」
フィアは心の底から祝福するように、微笑んだ表情になる。
「……あんたは俺を恨んでないのか?」
「え?」
フィアは何のことだかわかっていないかのように首を傾げる。
「ミランダとの決闘の件だ。こいつから聞いてるってことは当然、俺がこいつをボロボロにしたことも知ってるんだろ?」
「お、おい、仮にも私の母なのだから、もう少し敬意を表してくれ……」
そう言いながらブルリと身震いするミランダ。お前の方こそ親の前なんだから、その変態的な性癖を抑えろよ。
フィアは俺たちを見て、クスリと笑う。
「えぇ、聞いたわ。『あの人は意地悪な性格をしているが凄い人だ』なんて、楽しそうに語っていたもの。他にも――」
「母様っ!?」
色々暴露しようとするフィアを、ミランダが慌てて遮って止めようとする。
「だって本当のことじゃない。あんなに楽しそうなミラちゃん、ずいぶん久しぶりだったしね♪」
「私はそんなに楽しそうだったか……?」
そう呟いて顔を紅潮させたままのミランダが、俺の顔をチラッと見る。
「まぁ、お前って結構マゾだし……日頃、俺たちと修業してるのを思い出せば、興奮するんじゃないかとは思――」
「ちょぉぉぉっ!?」
ミランダがさっきと同様、焦った様子で俺の口を手で塞ぐ。
そして耳に顔を近付けて小さく呟く。
「何を考えているんだ!?よりにもよって母様の前で言うなんて……!」
「親の前だけいい顔しようだなんて、そんな甘い考えが通るわけねえだろ?」
ミランダの手を外して意地悪な笑いながらそう言ってやると、ミランダは恥ずかしそうに赤くした顔を両手で覆って隠そうとする。
そこでもやはりフィアは俺たちのやり取りを見て、「本当に仲がいいのね」と言って笑っていた。
なんというか……こっちこそ本当にこいつとアルニア、二人の母親なのかと疑問を抱いてしまうくらいにマイペースな人だなと思ってしまう。
するとそこにミランダの父親、リンドールがやってくる。
「ここにいたか。迎えの馬車に誰も乗ってないというから、少し焦ったよ」
「あら、あなた」
「父様……」
フィアは嬉しそうに、ミランダは困った表情になる。ミランダの方はさっきまで父親の話をしていたから、少し気まずいのだろう。
「こうして話しているということは、紹介は済ませたようだね?だが一応、私からも紹介させてもらうとするよ。妻のフィア……アルニアから聞いてるとは思うが、エルフだ」
「エルフです♪」
フィアは嬉しそうにそう言って、特徴的な耳を上下に動かす。
凄いな、ああもハッキリと耳を動かせるのか。
俺が関心を寄せていると、リンドールが何かを探すように周囲を見る。
「アルニアはこっちにもいないのか」
「いいえ、朝見たっきりですね……家の中にはいませんでしたか?」
首を横に振って答えるリンドール。
そこに俺が割って入る。
「アルニアがどうかしたのか?」
「いや、そんな大したことではないのだが、君が今日来ると聞いて舞い上がっていたんだ。なのに、この時間になってもいないというのが、どうもおかしくてな」
「……そういえば」
俺たちの会話を聞いていたフィアが、何かを思い出したように呟く。
「その朝にアルニアが張り切ってどこかへ出かけようとしてるのを見たわね」
「どこに?」
「さぁ?」
フィアの受け答えに、リンドールが溜め息を吐く。
「だって、子供が一々どこかへ出かけるのを探る親なんて嫌でしょう?」
「しかしだなぁ……」
という会話を聞きつつも、俺も少し嫌な予感がする。
こういう時の勘って、地味に当たるから嫌なんだよな……特に俺に限っては。
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