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エピローグ 繋がった縁②
しおりを挟むだけど、自分たちの関係はこれでいいのだとノアはそっとブラムウェルの手を上から重ねた。
やはり甘えられ、大事に思われて行動で示されると愛おしくなる。
「ああ」
そこでさらに腕の力をこめられ、密着される。
それを見たウォルトは心底呆れた表情を見せたが気遣しげに微笑み、それからノアたちの後ろへと視線をやった。
「もう、わかった。ノアが気にしていないならそれでいい。まあ、あまりに目が余るようなら口を挟ませてもらうけど、それよりもあんたの相棒何とかしてくれない?」
ノアたちの後ろには、ギルドに来るまでに出会い一緒に入ったマーヴィンが立っている。
これまで静かに様子を見守ってくれていた。
「マーヴィンがどうした?」
「デートしようってしつこいんだけど」
「別に悪いやつじゃない。二人の問題だから俺は口を挟む気はない」
他人のことは本当に興味がないようだ。
それでもこうして言葉を発するのは、自分の相棒とノアの友人が絡んでいるからだろう。
ウォルトなら本当に嫌ならはっきりそう告げるだろうし、マーヴィンも嫌な相手にしつこくするタイプには見えない。
そう思っていると、ようやくマーヴィンが口を開いた。
「俺はウォルトと仲良くなりたいだけだ。いろいろ聞きたいことがあるし、ウォルトも話しておくべきことがあると思って誘ってるのだけどな」
「…………」
朝から爽やかな声音だ。
聞いている分にはそこまで強引ではないように思えるのだけれど、そこでウォルトは悔しげに唇を噛んだ。
どうしたのかと顔を覗き込むと、そこでこれまでで一番深くウォルトは溜め息をついた。
「はあ……」
二人の間に一体何があったのか。
なんでもはっきりしているウォルトには珍しい反応だ。
嫌そうにしながらも、こうして相手をしているのは本当のところで嫌がっていないのではとノアはもう少しだけ様子を見ることにする。
二人に何があったのかはわからないが、本当に困っていたら手を差し伸べたらいいだろう。
それまでは二人の問題だろうから、下手に口を挟むべきものではない。何も知らないまま、余計なことをして拗れるほうが問題だ。
その後、二人はデートをして距離が近くなったのか言い合いが増え、それでもウォルトが本気で拒絶していない空気はあったのでノアは話を聞くことに徹した。
これから二人がどうなるかは、二人が決めることだ。
あとは、新人冒険者のワイアットとブラムウェルが言い合いになりなだめたり、周囲がビビったり、なぜか同情の目線を向けられたり嫉妬されたりと落ち着かなかったけれど、賑やかな日々に笑顔が絶えなかった。
ある晩。
「ノア、来て」
手招きされてブラムウェルの足の間に座ると、ふわりと頭が温かくなった。
もはや定番となった髪を乾かしてもらいながら、今日は業務が多くて疲れたなとその手の動きにうつらうつらしていると、髪を乾かし終えたブラムウェルはノアを抱き上げた。
ベッドに運ばれ横になると、ブラムウェルに当然のように正面からすっぽりと抱きしめられる。
ノアもその温もりにそっと顔を寄せた。
とくとくと規則正しい心音を聞いていると、さらに眠くなってくる。
「ノア。眠たい?」
「ん」
「でも、魔法も強化させたい。ノア、明日休みだし。ダメ?」
「エッチして?」
「そう。ノアをとろとろに溶かして一つになりたい」
うーんと眠たい頭で考える。
ブラムウェルとするのは気持ちいい。ずんずんと奥まで暴かれるともう快楽の波に落とされ何も考えられなくなる。
貪るようにすべてを欲されながらも、いつも丁寧に抱かれ、それが逆に最後は苦しいくらいでしかも長い。
眠たさに引きずられ悩んでいると、ブラムウェルがシャツを捲り上げ手を入れた。
するりと腹を撫でられ這い回る手の感触に、んっと声を漏らす。
「それに体力をつけたいと言ったのはノアだよ」
「だけど……」
「いい運動になってると思うけど」
「何か違う」
いずれ孤児院があった村と祭壇があった場所へ行くことに決め、それまでに体力をつけたいと話してあった。
自分の力を理解し使えるようになるのも課題なので、今すぐというわけではないけれど先の目標があるのはさらに日々が充実する。
それに気持ちよすぎてどうにかなりそうなのがつらいだけで、ノアだって愛し合う時間が嫌なわけではない。
「ね、ノア」
じっと見つめられ、軽く口づけられ、そのまま人差し指で唇を弄ばれわずかに指を入れられる。
あからさまな誘いと、ブラムウェルから伝えられる熱にノアは目を閉じた。
「んっ」
すぐにブラムウェルの唇が覆いかぶさってくる。
「ノア。愛してる。永遠に俺のものです。誰にも、何にも渡さない」
熱烈な愛撫に溺れ、ノアは官能の海に身を任せた。
✽.。.:*·゚ ✽.。.:*·゚ ✽.。.:*·゚ ✽.。.:*·゚ ✽.
最後までお付き合いありがとうございました!
両親など詳しい事情を知る相手の行方がわからなかったりと全ての事情は語りきれませんでしたが、現時点で知れるものを得て二人なりに今の答えと今後の見通しはついたところで完結です。
さらに追及すると、なぜ国が滅びたかにも関係しさらに長くなるのでここで一度終わらせていただきます。
ブラムウェルのブレない愛とマイペースなノアなら、この先何を知り、どんな状況になっても乗り越えていくと思います!
いいねやエール、そして感想とともに最後までお付き合い、本当にありがとうございます(人´口`)♪
忙しくなり更新が途中からゆっくりになりましたが、その中でも集中力が途切れなかったのは皆さまのおかげです!
またどこかでお会いできたら幸いです。
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雪花さま
面白かったと言っていただき、テンション上がりました♪
ウォルトとマーヴィンの二人も、いつかは書いてみたいとは思いながらも現在手がまわらずで…
あるかなくらいで、気長にお待ちいただけたら幸いです。
最後までお付き合い、そして感想をありがとうございます゚+.゚(´▽`人)゚+.゚!!
一気に最後まで読んでしまいました。この後の謎が想像できなくて、また期待にワクワクしてしまい…お待ちしております、伏線を〜回収できる日を楽しみに
takara99さま
ラストまで一気読みありがとうございます!
そしてそして、先を期待いただいて嬉しいです。
あれこれ妄想済みなのでいつかはとは思いながら……
もし再開する際はお付き合いいただけたら幸いです。
感想ありがとうございます(*´∀人)♪
完結お疲れ様でした&おめでとうございます。
ブラムさんの執着楽しませていただきました。
アーヴィンさんとウォルトも気になっていたり(笑)
堪能させていただきました。
四葩さま
最後までお付き合い、そしてここまでずっとたくさんの推測を伝えていただき、読ませていただく時間楽しかったです。゚(゚ノ∀`*゚)゚。
しかも完結最後まで感想いただき、ずっと寄り添っていただけたこと感謝です✨
ウォルトたちも気にしていただき嬉しいです。
彼らのこともしっかり妄想済みです笑
なかなか楽しい二人なのでいつか書けたらなと思ってる人たちです。
たくさんの励みをいただき、本当にありがとうございました!