63 / 108
5章 旅立つ日はいつ?
おちび達を捕まえろ!
しおりを挟む
ああ見えて多忙なジェラルドは、食事をしたあと直ぐに王宮に戻っていった。遊び相手がいなくなり最初はグズっていたおちび達も、食後のデザートが運ばれてきた時には機嫌が良くなっていた。
「おちび達、これを食べ終わったらお風呂に入りますよ!」
「「「はーーい!」」」
口にクリームをいっぱいつけて元気良くお返事するおちび達。
「エチカ王女…まさか貴女が入れるのか?」驚くカイデルとビビアン
「えぇ、これでも孤児院では倍以上のおちび達を面倒みてましたから、3人ぐらい朝飯前ですわ!」
唖然とする2人と苦笑いのランバート。
「奥様!私達をお手伝い致します!」
聞いていたメイド達がエチカに申し出る。
「うーん…大変よ?」
「大丈夫です!私には兄弟が5人いましたから!」
「本当!?それなら問題ないわね!…でも一応聞くけど、子供達の行動も一緒かしら?」
「お風呂場に行く途中でトイレに行きたがるし、お風呂場でも大惨事になります、それに服を着たがらないですね…風呂場に行く前に脱ぎ出します!」
メイドが熱く語ると、エチカが立ち上がり固い握手をかわす。するとおちび達もその上に手を乗せてきたので、その場に笑いが起こった。
「さぁ!おちび達共!風呂に行くぞ!私のあとに続きなさい!」
「「「はーーい!」」」
エチカはそう言うとゆっくり歩き出した。そのあとをヒヨコの様についていくおちび達、それが可愛くて、カイデルとビビアンそしてランバートは微笑ましく見守る。
「かーしゃん!うんちちたい!」堂々と宣言するチロ
「リクはだいじょぶー!」どや顔のリク
「ぼきゅ…でりゅ…」恥ずかしがりながら言うエドワード
「奥様!私がエドワード坊っちゃんを抱えます!」
「お願い!チロこちらにいらっしゃい!」
「あい!」
エチカとメイドが各々おちび達を抱えて走り出して、そのあとを追うリク。そんな騒々しい光景を唖然と見つめるカイデル夫妻。
暫くして戻ってきたチロとエドワードは全裸で走っている。何故かリクも全裸で、3人を追うようにエチカとメイドがやってくる。
「そのまま捕まえて、お風呂場へ直行でお願い!」
「分かりました!」
走り回る3人を囲い混んでいき、一気に捕まえる。
「捕まえた!風呂に行くわよ!」
暴れるチロを捕まえたエチカは、直ぐ様お風呂に駆け込んでいった。ベテランのメイドは右にリク、左にエドワードを小脇に抱えて冷静に風呂場に連れていく。
その光景を見て爆笑するランバートと開いた口が塞がらない夫妻だった。
「おちび達、これを食べ終わったらお風呂に入りますよ!」
「「「はーーい!」」」
口にクリームをいっぱいつけて元気良くお返事するおちび達。
「エチカ王女…まさか貴女が入れるのか?」驚くカイデルとビビアン
「えぇ、これでも孤児院では倍以上のおちび達を面倒みてましたから、3人ぐらい朝飯前ですわ!」
唖然とする2人と苦笑いのランバート。
「奥様!私達をお手伝い致します!」
聞いていたメイド達がエチカに申し出る。
「うーん…大変よ?」
「大丈夫です!私には兄弟が5人いましたから!」
「本当!?それなら問題ないわね!…でも一応聞くけど、子供達の行動も一緒かしら?」
「お風呂場に行く途中でトイレに行きたがるし、お風呂場でも大惨事になります、それに服を着たがらないですね…風呂場に行く前に脱ぎ出します!」
メイドが熱く語ると、エチカが立ち上がり固い握手をかわす。するとおちび達もその上に手を乗せてきたので、その場に笑いが起こった。
「さぁ!おちび達共!風呂に行くぞ!私のあとに続きなさい!」
「「「はーーい!」」」
エチカはそう言うとゆっくり歩き出した。そのあとをヒヨコの様についていくおちび達、それが可愛くて、カイデルとビビアンそしてランバートは微笑ましく見守る。
「かーしゃん!うんちちたい!」堂々と宣言するチロ
「リクはだいじょぶー!」どや顔のリク
「ぼきゅ…でりゅ…」恥ずかしがりながら言うエドワード
「奥様!私がエドワード坊っちゃんを抱えます!」
「お願い!チロこちらにいらっしゃい!」
「あい!」
エチカとメイドが各々おちび達を抱えて走り出して、そのあとを追うリク。そんな騒々しい光景を唖然と見つめるカイデル夫妻。
暫くして戻ってきたチロとエドワードは全裸で走っている。何故かリクも全裸で、3人を追うようにエチカとメイドがやってくる。
「そのまま捕まえて、お風呂場へ直行でお願い!」
「分かりました!」
走り回る3人を囲い混んでいき、一気に捕まえる。
「捕まえた!風呂に行くわよ!」
暴れるチロを捕まえたエチカは、直ぐ様お風呂に駆け込んでいった。ベテランのメイドは右にリク、左にエドワードを小脇に抱えて冷静に風呂場に連れていく。
その光景を見て爆笑するランバートと開いた口が塞がらない夫妻だった。
170
あなたにおすすめの小説
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
追放された引きこもり聖女は女神様の加護で快適な旅を満喫中
四馬㋟
ファンタジー
幸福をもたらす聖女として民に崇められ、何不自由のない暮らしを送るアネーシャ。19歳になった年、本物の聖女が現れたという理由で神殿を追い出されてしまう。しかし月の女神の姿を見、声を聞くことができるアネーシャは、正真正銘本物の聖女で――孤児院育ちゆえに頼るあてもなく、途方に暮れるアネーシャに、女神は告げる。『大丈夫大丈夫、あたしがついてるから』「……軽っ」かくして、女二人のぶらり旅……もとい巡礼の旅が始まる。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる