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第一章 どうやら、異世界に転移したらしい
4. 当面の生活費を確保する
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目の前にある一軒家はツタに覆われており、森と完全に同化していた。
「マホーの家は、すごい場所にあるんだな?」
⦅晩年は、ずっと人目を避けて生活しておったからな⦆
「でも、トーアル村近くの森なんだろう?」
⦅おぬしは、何を言っておるのじゃ。ここは、あの国からは何か国も跨いだ遠く離れた場所だぞい⦆
「……えっ? だって、俺と一緒に召喚された蚊にマホーも血を吸われたよな?」
同じ蚊に血を吸われたはずなのに、どういうことだ?と首をかしげる俺に、マホーは簡単な話じゃと笑う。
⦅おそらく、何らかの理由であやつは時空内でおぬしとはぐれ、この地に飛ばされた。その後、儂から取り込んだ転移魔法と探知魔法を駆使して、おぬしの気配を辿ったのじゃろう⦆
蚊に取り込まれたときは、まだマホーの意識は定着していなかったそうだ。
ということは、蚊自身が魔法を使ったってことだよな。
俺よりも、蚊のほうが優秀だなんて……少々、複雑だぞ。
「どうしても、おぬしの血が欲しかったんじゃな」とか言われたけど、蚊の執念には顔が引きつる。
もし俺に成敗されていなかったら、あの蚊はいろんな生物の能力を取り込んで、いずれ『史上最強の蚊』になっていたのかもしれない。
⦅では、中へ入ってくれ⦆
「あのさ……マホーは、ここで亡くなったんだよな? もしかしなくても、まだご遺体が……」
⦅ホッホッホ! 安心せよ、儂の体は魔力の消失と共にすでに消えておるわい⦆
「そ、そうか」
いくら遺体はないと言っても、さすがにベッドの前で手は合わせておく。
どうか、安らかにお眠りください。
あなたの残滓とは、これから仲良くやっていきますので……
「それで、ここに来て何をするんだ?」
⦅これからおぬしが必要となる物を、すべてアイテムボックスへ入れるのじゃ⦆
「必要な物って、たとえば?」
⦅お金やポーション、素材に書物に武器……とにかく、ここに置いておいても朽ち果てていくだけじゃから、遠慮はいらん。どんどん持っていけ! 当面の生活費にはなるじゃろう⦆
やっぱり、マホーは頭が良い。
これから先のことを、しっかりと見据えている。
俺はお言葉に甘え、マホーにアイテムボックスの使い方を教えてもらいながら収納していった。
アイテムボックスに収納されたのは、以下の通り。
【お金】 金貨 27枚、銀貨 195枚、銅貨 386枚
【ポーション】 上級 9本、中級 13本、下級 15本
【素材】 魔物の皮・牙等、薬草など多数
【書物】 魔法、薬草関係のもの数十冊
【武器・防具】 剣 12本、盾 3枚
【壺】 大きいもの 1個
小さいもの 1個
この世界の貨幣価値は、俺が理解しやすいようにマホーがざっくりと教えてくれた。
金貨一枚、約十万円。銀貨は約一万円。銅貨は約千円。
今ここにはないが、銅貨の下に鉄貨があって一枚約百円とのこと。
うん、大変わかりやすくて有り難い。
集計すると、手持ちの金は約五百万円てことだね。
結構な大金だけど、住む家のない俺にはこれから宿代も必要だから、無駄遣いをせずに計画的に使わないといけない。
ホント、マホー様様だな。
ポーションは、全てマホーのお手製らしい。
上級一本金貨一枚。中級は銀貨一枚。下級は銅貨一枚くらいが、一般的な売買の相場とのこと。
儂のは効能が良いからもっと高く売れるぞ!と、見えないはずのドヤ顔が見えた。
素材は、名を聞いたことがあるような・ないような魔物の皮・牙・爪などがたくさんあった。
薬草は、ポーションを作る素材となるもの。
書物は、マホーが五百年もの間に集めた、英知の結晶なんだとか。
何冊かパラパラと見てみたけど、すごく難しそうな内容だった。
武器は、マホーが世界を旅している間に遭遇し戦った者たちが落としていったもの。
いわゆる、戦利品ってやつ。
マホーいわく、相手が向かってきたから仕方なく戦ったらしい。
でも、彼が好戦的な人物だったら、戦利品はもっとたくさんあっただろうな。
だって、五百年も生きていたのだから。
マホーからは手を出したことも人を殺めたこともないそうだけど、俺も人を殺すのは絶対に無理だ。
変な輩に遭遇したら、逃げるが勝ちだよね。
最後に、大小の壺だけど……
「これは、中に何が入っているんだ?」
⦅大きいほうが『いろんな魔物の目玉』で、小さいほうは『アンデッド』じゃな⦆
「……はあっ? 目玉とアンデッド!?」
俺が抱えてようやく持ち運ぶことができるくらいの大きさの壺の中身が、すべて目玉って……気色悪!
⦅儂が倒した魔物の左目だけが入っておる。それで、薬を作ろうと思ったのじゃ⦆
「薬って、どんな?」
⦅昔読んだ書物に、ありとあらゆる生き物の目玉を集めると『蘇生薬』ができるとあったから、本当かどうか試してみようと収集しておったが、その前に寿命がつきたようじゃわい⦆
「ハハハ……」
さすが、大魔法使い様は探究心が旺盛だね。
俺なら、どんなに有り余るほど時間があったとしても、これだけは絶対にやらないと断言できる。
「じゃあ、アンデッドのほうは?」
たしかアンデッドって、『死霊』のことだよな。
まさか、幽霊でも秘薬を作れるとか?
⦅それは、隣国の王城に住み着いておったアンデッドの一体じゃな。儂が若かりし頃に、友の魔法使いが依頼を受けて一緒にこの壺に封印したのじゃ⦆
マホーは神聖魔法は行使できないから、その使い手であった友人が浄化したのだという。
しかし、コイツはとんでもなく強力な霊だったらしく、弱体化はしたが浄化されずに生き残った。
それで、仕方なく壺に入れて持ち帰ったそうだ。
だから、こっちの壺には御札みたいなものが貼られているわけね。
依頼を受けた友人が長らく保管していたが、彼が亡くなったためマホーが受け継いだとのこと。
「これ、もし封印が解けたらどうなるんだ?」
⦅こやつは、人を呪い殺すとかそんな物騒なものではない。ただ、いたずらが過ぎるだけでな⦆
住み着いていた王城内で、夜な夜な物を隠したり、落書きをしたり、人を驚かせたりしていたらしい。
やけに子供っぽいことをするなと思ったら、大昔に幼くして亡くなった王子様の霊とのこと。
そんな話を聞いてしまうと何だか可哀想に思えるけど、家の中をめちゃくちゃにされるのはマジ勘弁だ。
⦅ここに置いておいてもいいが、封印が解けてしまったときに、こやつのことだから家や森に留まらずに人の集まる場所へ行ってしまうじゃろうな⦆
人好きな、寂しがりの霊ってことね。
万が一ってこともあるし、持っていくしか選択肢はないのかな……二つとも、非常に気味が悪いけど。
◆◆◆
和樹がせっせとアイテムボックスに収納しているころ、トーアル村ではゴウドとルビーの父娘が話をしていた。
「ねえ、父さん。カズキは、本当に旅人なのかしら?」
「どうして、そう思うんだい?」
「父さんも見たでしょう? カズキの持ち物を……」
鞄の中は、旅人とは思えぬほど荷物が少なかった。
質の良い紙で綴じられた冊子。
ペンのような細長い棒。
カズキが手に持っていた、見たこともない素材で出来た硬くてツルツルとした手触りの薄くて長方形型の物体。
革で出来た入れ物には、色の異なる紙が数枚と他国の銀貨や銅貨らしきもの、カードのような物も数枚入っていた。
他には、少々の着替えと、袋に入った用途不明のものなど。
そして、鞄自体も革ではない素材と不思議な形状で出来ていた。
所持品のなかに武器やこの国の貨幣はなく、ルビーはどうしてもカズキが旅人とは思えなかった。
「カズキくんはとても流暢にこの国の言葉を話すから、もしかしたら、王都に親戚や知り合いがいるのかもしれないよ」
王都とトーアル村は、馬車で一時間と近い距離にある。
何らかの理由で倒れてしまい帰りそびれたが、日帰りするつもりだったのではないか?とゴウドは言う。
「まあ…何にせよ、悪い子ではなさそうだ。ハルばあの見立てでも、何も出なかったじゃないか」
「私は、色がない人を初めて見たわ」
どんな人間でも、多少は色がつく。
それなのに、和樹には一切色がなかったと、ハルも驚いたように話をしていた。
彼は悪人ではないが、一応気にかけておく必要がある。
ルビーは、心に留め置いたのだった。
「マホーの家は、すごい場所にあるんだな?」
⦅晩年は、ずっと人目を避けて生活しておったからな⦆
「でも、トーアル村近くの森なんだろう?」
⦅おぬしは、何を言っておるのじゃ。ここは、あの国からは何か国も跨いだ遠く離れた場所だぞい⦆
「……えっ? だって、俺と一緒に召喚された蚊にマホーも血を吸われたよな?」
同じ蚊に血を吸われたはずなのに、どういうことだ?と首をかしげる俺に、マホーは簡単な話じゃと笑う。
⦅おそらく、何らかの理由であやつは時空内でおぬしとはぐれ、この地に飛ばされた。その後、儂から取り込んだ転移魔法と探知魔法を駆使して、おぬしの気配を辿ったのじゃろう⦆
蚊に取り込まれたときは、まだマホーの意識は定着していなかったそうだ。
ということは、蚊自身が魔法を使ったってことだよな。
俺よりも、蚊のほうが優秀だなんて……少々、複雑だぞ。
「どうしても、おぬしの血が欲しかったんじゃな」とか言われたけど、蚊の執念には顔が引きつる。
もし俺に成敗されていなかったら、あの蚊はいろんな生物の能力を取り込んで、いずれ『史上最強の蚊』になっていたのかもしれない。
⦅では、中へ入ってくれ⦆
「あのさ……マホーは、ここで亡くなったんだよな? もしかしなくても、まだご遺体が……」
⦅ホッホッホ! 安心せよ、儂の体は魔力の消失と共にすでに消えておるわい⦆
「そ、そうか」
いくら遺体はないと言っても、さすがにベッドの前で手は合わせておく。
どうか、安らかにお眠りください。
あなたの残滓とは、これから仲良くやっていきますので……
「それで、ここに来て何をするんだ?」
⦅これからおぬしが必要となる物を、すべてアイテムボックスへ入れるのじゃ⦆
「必要な物って、たとえば?」
⦅お金やポーション、素材に書物に武器……とにかく、ここに置いておいても朽ち果てていくだけじゃから、遠慮はいらん。どんどん持っていけ! 当面の生活費にはなるじゃろう⦆
やっぱり、マホーは頭が良い。
これから先のことを、しっかりと見据えている。
俺はお言葉に甘え、マホーにアイテムボックスの使い方を教えてもらいながら収納していった。
アイテムボックスに収納されたのは、以下の通り。
【お金】 金貨 27枚、銀貨 195枚、銅貨 386枚
【ポーション】 上級 9本、中級 13本、下級 15本
【素材】 魔物の皮・牙等、薬草など多数
【書物】 魔法、薬草関係のもの数十冊
【武器・防具】 剣 12本、盾 3枚
【壺】 大きいもの 1個
小さいもの 1個
この世界の貨幣価値は、俺が理解しやすいようにマホーがざっくりと教えてくれた。
金貨一枚、約十万円。銀貨は約一万円。銅貨は約千円。
今ここにはないが、銅貨の下に鉄貨があって一枚約百円とのこと。
うん、大変わかりやすくて有り難い。
集計すると、手持ちの金は約五百万円てことだね。
結構な大金だけど、住む家のない俺にはこれから宿代も必要だから、無駄遣いをせずに計画的に使わないといけない。
ホント、マホー様様だな。
ポーションは、全てマホーのお手製らしい。
上級一本金貨一枚。中級は銀貨一枚。下級は銅貨一枚くらいが、一般的な売買の相場とのこと。
儂のは効能が良いからもっと高く売れるぞ!と、見えないはずのドヤ顔が見えた。
素材は、名を聞いたことがあるような・ないような魔物の皮・牙・爪などがたくさんあった。
薬草は、ポーションを作る素材となるもの。
書物は、マホーが五百年もの間に集めた、英知の結晶なんだとか。
何冊かパラパラと見てみたけど、すごく難しそうな内容だった。
武器は、マホーが世界を旅している間に遭遇し戦った者たちが落としていったもの。
いわゆる、戦利品ってやつ。
マホーいわく、相手が向かってきたから仕方なく戦ったらしい。
でも、彼が好戦的な人物だったら、戦利品はもっとたくさんあっただろうな。
だって、五百年も生きていたのだから。
マホーからは手を出したことも人を殺めたこともないそうだけど、俺も人を殺すのは絶対に無理だ。
変な輩に遭遇したら、逃げるが勝ちだよね。
最後に、大小の壺だけど……
「これは、中に何が入っているんだ?」
⦅大きいほうが『いろんな魔物の目玉』で、小さいほうは『アンデッド』じゃな⦆
「……はあっ? 目玉とアンデッド!?」
俺が抱えてようやく持ち運ぶことができるくらいの大きさの壺の中身が、すべて目玉って……気色悪!
⦅儂が倒した魔物の左目だけが入っておる。それで、薬を作ろうと思ったのじゃ⦆
「薬って、どんな?」
⦅昔読んだ書物に、ありとあらゆる生き物の目玉を集めると『蘇生薬』ができるとあったから、本当かどうか試してみようと収集しておったが、その前に寿命がつきたようじゃわい⦆
「ハハハ……」
さすが、大魔法使い様は探究心が旺盛だね。
俺なら、どんなに有り余るほど時間があったとしても、これだけは絶対にやらないと断言できる。
「じゃあ、アンデッドのほうは?」
たしかアンデッドって、『死霊』のことだよな。
まさか、幽霊でも秘薬を作れるとか?
⦅それは、隣国の王城に住み着いておったアンデッドの一体じゃな。儂が若かりし頃に、友の魔法使いが依頼を受けて一緒にこの壺に封印したのじゃ⦆
マホーは神聖魔法は行使できないから、その使い手であった友人が浄化したのだという。
しかし、コイツはとんでもなく強力な霊だったらしく、弱体化はしたが浄化されずに生き残った。
それで、仕方なく壺に入れて持ち帰ったそうだ。
だから、こっちの壺には御札みたいなものが貼られているわけね。
依頼を受けた友人が長らく保管していたが、彼が亡くなったためマホーが受け継いだとのこと。
「これ、もし封印が解けたらどうなるんだ?」
⦅こやつは、人を呪い殺すとかそんな物騒なものではない。ただ、いたずらが過ぎるだけでな⦆
住み着いていた王城内で、夜な夜な物を隠したり、落書きをしたり、人を驚かせたりしていたらしい。
やけに子供っぽいことをするなと思ったら、大昔に幼くして亡くなった王子様の霊とのこと。
そんな話を聞いてしまうと何だか可哀想に思えるけど、家の中をめちゃくちゃにされるのはマジ勘弁だ。
⦅ここに置いておいてもいいが、封印が解けてしまったときに、こやつのことだから家や森に留まらずに人の集まる場所へ行ってしまうじゃろうな⦆
人好きな、寂しがりの霊ってことね。
万が一ってこともあるし、持っていくしか選択肢はないのかな……二つとも、非常に気味が悪いけど。
◆◆◆
和樹がせっせとアイテムボックスに収納しているころ、トーアル村ではゴウドとルビーの父娘が話をしていた。
「ねえ、父さん。カズキは、本当に旅人なのかしら?」
「どうして、そう思うんだい?」
「父さんも見たでしょう? カズキの持ち物を……」
鞄の中は、旅人とは思えぬほど荷物が少なかった。
質の良い紙で綴じられた冊子。
ペンのような細長い棒。
カズキが手に持っていた、見たこともない素材で出来た硬くてツルツルとした手触りの薄くて長方形型の物体。
革で出来た入れ物には、色の異なる紙が数枚と他国の銀貨や銅貨らしきもの、カードのような物も数枚入っていた。
他には、少々の着替えと、袋に入った用途不明のものなど。
そして、鞄自体も革ではない素材と不思議な形状で出来ていた。
所持品のなかに武器やこの国の貨幣はなく、ルビーはどうしてもカズキが旅人とは思えなかった。
「カズキくんはとても流暢にこの国の言葉を話すから、もしかしたら、王都に親戚や知り合いがいるのかもしれないよ」
王都とトーアル村は、馬車で一時間と近い距離にある。
何らかの理由で倒れてしまい帰りそびれたが、日帰りするつもりだったのではないか?とゴウドは言う。
「まあ…何にせよ、悪い子ではなさそうだ。ハルばあの見立てでも、何も出なかったじゃないか」
「私は、色がない人を初めて見たわ」
どんな人間でも、多少は色がつく。
それなのに、和樹には一切色がなかったと、ハルも驚いたように話をしていた。
彼は悪人ではないが、一応気にかけておく必要がある。
ルビーは、心に留め置いたのだった。
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