33 / 131
33限目 契約終了
しおりを挟む
レイラはトメが見えなくなるまで彼女から目をはなさなかった。
トメか見えなくなると姿勢を正して、カバンから手紙を出した。何も書かれていない、白の無地封筒だ。鞄からハサミを取り出すと、封を切り中からは1枚手紙が出てきた。
封筒を鞄にしまってから手紙を広げた。
そこにはいつもの様に明朝体で要件のみが書かれ、そこから感情が全く読めない。
『昨日付けで、山田サトエ。そして、本日付けで、鈴木トメを契約を終了する。以降の大道寺レイラ専属の家政婦は伊藤(いとう)カナエとする。明日、朝食後に居間で打ち合わせをすること』
(え……サトエさんにトメさんが? その話を今からするじゃねぇのか。誰だよ。伊藤カナエって……)
レイラの手紙を持つてが震え、今にも手紙を破りそうであったが必死におさえた。深呼吸をして、丁寧に手紙を折ると鞄から封筒を出してそこに入れた。その封筒を鞄に戻した。
(クソクソクソクソ)
レイラは頭を下げてかかえた。
眉間にシワがより目が潤んでいた。そして、膝に掛かっているスカートが濡れた。
「う……」
レイラは鞄からハンカチを出すと、スカートを拭き、目を抑えた。ハンカチはあっという間に湿ってしまった。
その時。
突然車が止まった。目をハンカチから離し、外を見るとそこは車の部品を売ったり修理をしたりする店の駐車場であった。
「レイラさん。申し訳ございません。車の調子が悪いので部品を見てきますね」
運転手は前を見たままレイラに話しかけてきた。レイラは彼が顔を見ずに話しかけてきた事に驚いた。礼儀正しい彼は運転中以外でレイラに話がある時は必ずレイラの目を見て話しをする。
「それから、これは以前レイラさんが車に忘れたハンカチです。置いときますね」
そう言ってハンカチをコンソールボックスの上に置くと車のドアを開けて出て行ってしまった。その間、彼は一回もレイラの方を見なかった。
レイラは震える手で、コンソールボックスのハンカチに触れた。運転手はハンカチと言っていたがそれはフェイスタオルであった。
「……新品の匂いが……する……う、う……あぁぁ」
レイラは運転手に貰ったフェイスタオルに顔を押し付けて大きな声で泣いた。全身の水分が出て行ってしまうかと思うほど涙がでた。
「トメ…さ……ん」
しばらくすると、涙に限界がきたようで出なくなり気持ちも落ち着いてきた。
どのくらいの時間が経ったのレイラには分からなかったが、運転手が帰ってきたので会食の時間が迫っているのだと思った。
トントン
運転手は運転席の扉をノックすると開けて入ってきた。そして、前を向いたまま紙袋をコンソールボックスの上に置いた。
「お待たせして申し訳ありません。紙袋の中身はお待たせしたお詫びでございます。“今”、ご確認ください」
運転手は“今”という部分を強調するのでレイラはフェイスタオルで顔を抑えながら紙袋に手をかけ自分の膝に置いた。
「あ……」
中身は言っていたのは袋に入っていたのはビニールに入ってたタオルとペットボトルの水であった。レイラはそのタオルを触れた。
(冷たい……)
レイラはフェイスタオルを横に置き、濡れたタオルを目の上に置いた。
(気持ちいい)
しばらくすると、タオルが温まってきてしまったため、目から外し袋に戻した。それからペットボトルの水を口にいれる。
「もし、長い間コンタクトをつけていて疲れましたら眼鏡にしたほうが良いかと思いますよ。顔……特に目のあたりが相手から見えなくなってしまいますが……。もし、目が疲れているのでしたら眼鏡の方が良いかと思います」
相変わらず、運転手は前を見たまま呟くようにいった。
(あぁ、なるほど。優しいな。……って、この人の名前なんだってけ? いや、忘れたじゃない。知らない)
「ありがとうございます。あ、えっと……」
「飯島敏則(いいじまとしのり)と申します」
「ありがとうございます。敏則さん」
レイラは敏則の優しさ触れ嬉しくなったと同時に恥ずかしさも感じた。こんなにも暖かい人間の名前を知らない自分を穴があったら埋めてしまいたかった。
「いえいえ、それはお詫びの品でございますから。私の都合で車を止めてしまい申し訳ありません」
「いえ、そうで……」
「都合でございます」
バックミラーに移った敏則(としのり)は穏やかに笑い、前を見ていた。それ以上の言葉は彼の優しさを無にするように感じてレイラは口を閉じた。
(トメさんといい、敏則さんといい。皆優しすぎる)
「それでは出発致しますね」
敏則がそういうと、車はゆっくりと動き始めた。
レイラは車の窓から修理店を見ていた。ごく普通の修理店であり、濡れたタオルやペットボトルの水が売っているようには見えない。
車が走りはじめてしばらくしてからレイラは気持ちを落ち着けせて敏則に話しかけた。
(悲しんでいる場合じゃね。切り替えねぇと。これからのこと考えねぇと。そういえば、敏則さんはトメさんと同じくらい俺(レイラ)の専属運転手だよな。なんで契約終了になんねぇんだ)
「敏則さんはどこかの会社に所属しているのですか」
「私はレイラさんのお母様が経営されたている会社の社員でございます。今はレイラさんの送迎が主な仕事ですが以前は社長や役員の運転手をしておりました」
「母の会社はどのような業務なのでしょうか」
「カレンさんは多くの仕事をしています。メインは家政婦の人材派遣とホテル経営ですね。それと、レイラさんのお父様、貴文さんの病院経営の助言のなさっているようですね」
「家政婦の人材派遣??」
「そうですよ。レイラさんの家に派遣されている家政婦さんはカレンさんの会社の社員ですよ」
「……」
(そういえば、“契約終了”と書いてあったな。始めから決まっていたことなのか)
レイラは顎に手をあてて考え込んだ。
(周囲は家政婦変更を知っていたと言うことか。あの優しいトメさんがそれを俺(レイラ)に言わないのは家のルールか)
貴文の理不尽さにレイラはイライラした。それと同時にゲームのレイラの性格が歪むのもなんとなく理解できて寂しい気持ちになった。
トメか見えなくなると姿勢を正して、カバンから手紙を出した。何も書かれていない、白の無地封筒だ。鞄からハサミを取り出すと、封を切り中からは1枚手紙が出てきた。
封筒を鞄にしまってから手紙を広げた。
そこにはいつもの様に明朝体で要件のみが書かれ、そこから感情が全く読めない。
『昨日付けで、山田サトエ。そして、本日付けで、鈴木トメを契約を終了する。以降の大道寺レイラ専属の家政婦は伊藤(いとう)カナエとする。明日、朝食後に居間で打ち合わせをすること』
(え……サトエさんにトメさんが? その話を今からするじゃねぇのか。誰だよ。伊藤カナエって……)
レイラの手紙を持つてが震え、今にも手紙を破りそうであったが必死におさえた。深呼吸をして、丁寧に手紙を折ると鞄から封筒を出してそこに入れた。その封筒を鞄に戻した。
(クソクソクソクソ)
レイラは頭を下げてかかえた。
眉間にシワがより目が潤んでいた。そして、膝に掛かっているスカートが濡れた。
「う……」
レイラは鞄からハンカチを出すと、スカートを拭き、目を抑えた。ハンカチはあっという間に湿ってしまった。
その時。
突然車が止まった。目をハンカチから離し、外を見るとそこは車の部品を売ったり修理をしたりする店の駐車場であった。
「レイラさん。申し訳ございません。車の調子が悪いので部品を見てきますね」
運転手は前を見たままレイラに話しかけてきた。レイラは彼が顔を見ずに話しかけてきた事に驚いた。礼儀正しい彼は運転中以外でレイラに話がある時は必ずレイラの目を見て話しをする。
「それから、これは以前レイラさんが車に忘れたハンカチです。置いときますね」
そう言ってハンカチをコンソールボックスの上に置くと車のドアを開けて出て行ってしまった。その間、彼は一回もレイラの方を見なかった。
レイラは震える手で、コンソールボックスのハンカチに触れた。運転手はハンカチと言っていたがそれはフェイスタオルであった。
「……新品の匂いが……する……う、う……あぁぁ」
レイラは運転手に貰ったフェイスタオルに顔を押し付けて大きな声で泣いた。全身の水分が出て行ってしまうかと思うほど涙がでた。
「トメ…さ……ん」
しばらくすると、涙に限界がきたようで出なくなり気持ちも落ち着いてきた。
どのくらいの時間が経ったのレイラには分からなかったが、運転手が帰ってきたので会食の時間が迫っているのだと思った。
トントン
運転手は運転席の扉をノックすると開けて入ってきた。そして、前を向いたまま紙袋をコンソールボックスの上に置いた。
「お待たせして申し訳ありません。紙袋の中身はお待たせしたお詫びでございます。“今”、ご確認ください」
運転手は“今”という部分を強調するのでレイラはフェイスタオルで顔を抑えながら紙袋に手をかけ自分の膝に置いた。
「あ……」
中身は言っていたのは袋に入っていたのはビニールに入ってたタオルとペットボトルの水であった。レイラはそのタオルを触れた。
(冷たい……)
レイラはフェイスタオルを横に置き、濡れたタオルを目の上に置いた。
(気持ちいい)
しばらくすると、タオルが温まってきてしまったため、目から外し袋に戻した。それからペットボトルの水を口にいれる。
「もし、長い間コンタクトをつけていて疲れましたら眼鏡にしたほうが良いかと思いますよ。顔……特に目のあたりが相手から見えなくなってしまいますが……。もし、目が疲れているのでしたら眼鏡の方が良いかと思います」
相変わらず、運転手は前を見たまま呟くようにいった。
(あぁ、なるほど。優しいな。……って、この人の名前なんだってけ? いや、忘れたじゃない。知らない)
「ありがとうございます。あ、えっと……」
「飯島敏則(いいじまとしのり)と申します」
「ありがとうございます。敏則さん」
レイラは敏則の優しさ触れ嬉しくなったと同時に恥ずかしさも感じた。こんなにも暖かい人間の名前を知らない自分を穴があったら埋めてしまいたかった。
「いえいえ、それはお詫びの品でございますから。私の都合で車を止めてしまい申し訳ありません」
「いえ、そうで……」
「都合でございます」
バックミラーに移った敏則(としのり)は穏やかに笑い、前を見ていた。それ以上の言葉は彼の優しさを無にするように感じてレイラは口を閉じた。
(トメさんといい、敏則さんといい。皆優しすぎる)
「それでは出発致しますね」
敏則がそういうと、車はゆっくりと動き始めた。
レイラは車の窓から修理店を見ていた。ごく普通の修理店であり、濡れたタオルやペットボトルの水が売っているようには見えない。
車が走りはじめてしばらくしてからレイラは気持ちを落ち着けせて敏則に話しかけた。
(悲しんでいる場合じゃね。切り替えねぇと。これからのこと考えねぇと。そういえば、敏則さんはトメさんと同じくらい俺(レイラ)の専属運転手だよな。なんで契約終了になんねぇんだ)
「敏則さんはどこかの会社に所属しているのですか」
「私はレイラさんのお母様が経営されたている会社の社員でございます。今はレイラさんの送迎が主な仕事ですが以前は社長や役員の運転手をしておりました」
「母の会社はどのような業務なのでしょうか」
「カレンさんは多くの仕事をしています。メインは家政婦の人材派遣とホテル経営ですね。それと、レイラさんのお父様、貴文さんの病院経営の助言のなさっているようですね」
「家政婦の人材派遣??」
「そうですよ。レイラさんの家に派遣されている家政婦さんはカレンさんの会社の社員ですよ」
「……」
(そういえば、“契約終了”と書いてあったな。始めから決まっていたことなのか)
レイラは顎に手をあてて考え込んだ。
(周囲は家政婦変更を知っていたと言うことか。あの優しいトメさんがそれを俺(レイラ)に言わないのは家のルールか)
貴文の理不尽さにレイラはイライラした。それと同時にゲームのレイラの性格が歪むのもなんとなく理解できて寂しい気持ちになった。
0
あなたにおすすめの小説
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる