38 / 131
38限目 大道寺家の教え
しおりを挟む
「父さん」
リョウは必死で足を動かし、貴文に追いつくと彼と同じ速さで隣を歩いた。カレンがその後ろを一定の距離は保ちついてくる。
「なんだ?」
「幸弘さんが言ったことは事実ですか? レイラさんも同じ証言はしていましたか?」
「していない。一方的に彼に襲われたと言っている。彼はレイラに好かれていると思ったようだ」
「ではなぜ、それを中村夫婦に言わないのですか」
「意味がないからだ」
貴文は車の前まで来ると立ち止まった。運転手が車の後部座席を開けて待っていた。
彼は運転手の方を見た。
「川野(かわの)さん、港(みなと)さんにリョウは私の車に乗るから帰るように伝えてください。それと1時間休憩してください」
「承知いたしました」
川野は頭を下げると、後ろに止まっているリョウの車へと向かった。
貴文はリョウの後ろにいるカレンに「それではまた」と声を掛けると車に乗り込んだ。カレンは頭を下げて自分の車に向かった。
貴文は車の中からリョウの見上げた。
「何をしている。乗りなさい」
眼鏡のテンプルを抑えながら、なにやらぶつぶつと言っているリョウに貴文は声を掛けた。彼はそれに気づくと返事をして、慌てて車に乗り込み扉を閉めた。
貴文はリョウが扉を閉めたのを確認すると声を掛けた。
「分かったかい」
「はい。レイラさんと幸弘の証言が食い違っています。証拠がない以上、平行線の議論しかできないからでしょうか」
「そうだ。ロビーの監視カメラを見たが、音声がないためどちらが誘ったかを判明するのは難しい」
リョウは壁を殴って赤くなった手をなぜながら頷いた。それを貴文は見てため息をついた。
「そうだ。ホテルの壁を叩いたのはどういう意味だ?」
「申し訳ありません。感情的になりました」
リョウは赤くなった手を服で隠してうつむいた。貴文は腕を組むと前を見た。通行人は誰もおらず、街頭が光っていた。
「それは減点だ。相手を威嚇してなにかするという目的があるのならばいいのだが、感情に任せた行動ならば問題だ。それは判断を鈍らせて、醜態をさらすことになる」
「申し訳ありません。落ち着て対処できるようにします。あの、それでレイラさんの様子はどうだったのでしょうか。状況説明ができたということは落ち着ていたということですか」
リョウは頭を上げて、貴文の方を見た。彼は目を細めて「う~ん」と悩むような声を上げた。
眉をひそめる彼を見て、リョウは不安そうな顔をした。
「医務室で、状況説明をしたレイラは泣きじゃくりフロント・クラークの女性に抱きしめられていた」
「え? そんな状態のレイラさんを一人で帰宅させたのですか?」
「一人ではない。車まではフロント・クラークが付き添った。そこからは運転手がいる」
「……襲われて、不安だったのではないでしょうか。そういう時は側にいて支えるべきではないのででしょうか? なぜ、医務室に行くのをとめたのですか? 中村一家に3人で対応する必要があったとは思えません」
興奮するリョウに貴文は手の平を見せた。それを見てリョウが口を閉じると貴文を腕を組んだ。
「申し訳ありません」
「リョウはレイラの事になると周りが見えなくなりすぎる。それでは、守れるものも失うことになる。今の自分の質問を冷静に考えなさい」
「は、はい」
リョウは深呼吸をすると目をつむった。貴文は相変わらず、腕を組み通行人の通らない道路を車のフロントガラス越して見ていた。
しばらくして、リョウは「あっ」という声を漏らして勢いよく貴文の方をみた。
「あ、先ほど監視カメラを見たとおっしゃいましたよね。何を見たのですか?」
「それはいい質問だ。まずは情報取集することが大切だ。安易に判断してはいけない。カメラに、ははっきりと彼とレイラが映っていた」
リョウは貴文の言葉を一つも聞き逃さないように全神経を集中させた。
「二人はロビーに来ると、フロントから見えない位置のソファに座った。これはどちらから誘ったか分からないが彼はレイラを抱き寄せた。そして、彼の座り方は下品だった」
そこまで、話すと貴文は言葉をとめて、口に手をやった。
リョウはじっと彼の言葉を待った。
「二人は少し会話をしていたようだ。そして、彼がレイラの胸に触れた」
その瞬間、リョウの目がキラリとひかり口を開いたが何も言わずに閉じた。貴文はそれを細い目で見ながら話を続けた。
「胸を触られてレイラはそのまま何かを話していたようだ。彼にレイラは倒され肩を抑えられていた。そこから悲鳴を上げるまで数秒間がある。それからは、悲鳴を聞きつけてベルボーイとフロント・クラークが駆けつけてきた。以上だよ」
リョウは目を開き、口元を抑えながら話を聞いていた。話終わると貴文はリョウの方をみた。
「それでは、レイラさんが幸弘さんを陥れようとしたと、とらえる事も可能ですね。ただ、レイラが幸弘さんの行動に動じなかった可能性もありますが、父さんにあった時に泣きじゃくっていたと言うのが引っかかります」
貴文はリョウの顔を見て頷いた。
「彼に襲われたから陥れようとした可能性もあるがそれは分からん。だが、この映像からはっきりしていることがある。分かるか?」
リョウは一度目をつぶり、そしてゆっくり開けた。
「レイラさんは冷静であった」
「そうだ。確実に逃げられる手をとったようだ」
「父さんとあった時泣きじゃくっていたというのは演技でしょうか。でも、思い出して怖くなったということもありますよね」
「どうだろうな」
貴文はゆっくり、息を吐いて腕を組みなおした。
「レイラは精神年齢が高い。それに比べてリョウ取り乱しすぎた。そんな状態でレイラの元へ行かせられない」
「……はい、すいません。私の付き添いに母さんが必要で、父さんは中村家との対話に集中したかったですね」
リョウはホテルでの自分の醜態を思い出してうつむき、小さくなった。
「構わない。学びなさい」
リョウは頷きながら、貴文をチラリと見た。彼を腕を組み、前を見ている。
「父さん……。さっきから、幸弘さんの名前呼びませんよね」
「……」
その時、トントンと窓を叩く音がした。リョウが窓を見ると、そこには運転手の川野が戻ってきた。
貴文が頷くと、彼は挨拶をしてから運転席に乗った。
それから、自宅に着くまで貴文は一言も話さなかった。
リョウは必死で足を動かし、貴文に追いつくと彼と同じ速さで隣を歩いた。カレンがその後ろを一定の距離は保ちついてくる。
「なんだ?」
「幸弘さんが言ったことは事実ですか? レイラさんも同じ証言はしていましたか?」
「していない。一方的に彼に襲われたと言っている。彼はレイラに好かれていると思ったようだ」
「ではなぜ、それを中村夫婦に言わないのですか」
「意味がないからだ」
貴文は車の前まで来ると立ち止まった。運転手が車の後部座席を開けて待っていた。
彼は運転手の方を見た。
「川野(かわの)さん、港(みなと)さんにリョウは私の車に乗るから帰るように伝えてください。それと1時間休憩してください」
「承知いたしました」
川野は頭を下げると、後ろに止まっているリョウの車へと向かった。
貴文はリョウの後ろにいるカレンに「それではまた」と声を掛けると車に乗り込んだ。カレンは頭を下げて自分の車に向かった。
貴文は車の中からリョウの見上げた。
「何をしている。乗りなさい」
眼鏡のテンプルを抑えながら、なにやらぶつぶつと言っているリョウに貴文は声を掛けた。彼はそれに気づくと返事をして、慌てて車に乗り込み扉を閉めた。
貴文はリョウが扉を閉めたのを確認すると声を掛けた。
「分かったかい」
「はい。レイラさんと幸弘の証言が食い違っています。証拠がない以上、平行線の議論しかできないからでしょうか」
「そうだ。ロビーの監視カメラを見たが、音声がないためどちらが誘ったかを判明するのは難しい」
リョウは壁を殴って赤くなった手をなぜながら頷いた。それを貴文は見てため息をついた。
「そうだ。ホテルの壁を叩いたのはどういう意味だ?」
「申し訳ありません。感情的になりました」
リョウは赤くなった手を服で隠してうつむいた。貴文は腕を組むと前を見た。通行人は誰もおらず、街頭が光っていた。
「それは減点だ。相手を威嚇してなにかするという目的があるのならばいいのだが、感情に任せた行動ならば問題だ。それは判断を鈍らせて、醜態をさらすことになる」
「申し訳ありません。落ち着て対処できるようにします。あの、それでレイラさんの様子はどうだったのでしょうか。状況説明ができたということは落ち着ていたということですか」
リョウは頭を上げて、貴文の方を見た。彼は目を細めて「う~ん」と悩むような声を上げた。
眉をひそめる彼を見て、リョウは不安そうな顔をした。
「医務室で、状況説明をしたレイラは泣きじゃくりフロント・クラークの女性に抱きしめられていた」
「え? そんな状態のレイラさんを一人で帰宅させたのですか?」
「一人ではない。車まではフロント・クラークが付き添った。そこからは運転手がいる」
「……襲われて、不安だったのではないでしょうか。そういう時は側にいて支えるべきではないのででしょうか? なぜ、医務室に行くのをとめたのですか? 中村一家に3人で対応する必要があったとは思えません」
興奮するリョウに貴文は手の平を見せた。それを見てリョウが口を閉じると貴文を腕を組んだ。
「申し訳ありません」
「リョウはレイラの事になると周りが見えなくなりすぎる。それでは、守れるものも失うことになる。今の自分の質問を冷静に考えなさい」
「は、はい」
リョウは深呼吸をすると目をつむった。貴文は相変わらず、腕を組み通行人の通らない道路を車のフロントガラス越して見ていた。
しばらくして、リョウは「あっ」という声を漏らして勢いよく貴文の方をみた。
「あ、先ほど監視カメラを見たとおっしゃいましたよね。何を見たのですか?」
「それはいい質問だ。まずは情報取集することが大切だ。安易に判断してはいけない。カメラに、ははっきりと彼とレイラが映っていた」
リョウは貴文の言葉を一つも聞き逃さないように全神経を集中させた。
「二人はロビーに来ると、フロントから見えない位置のソファに座った。これはどちらから誘ったか分からないが彼はレイラを抱き寄せた。そして、彼の座り方は下品だった」
そこまで、話すと貴文は言葉をとめて、口に手をやった。
リョウはじっと彼の言葉を待った。
「二人は少し会話をしていたようだ。そして、彼がレイラの胸に触れた」
その瞬間、リョウの目がキラリとひかり口を開いたが何も言わずに閉じた。貴文はそれを細い目で見ながら話を続けた。
「胸を触られてレイラはそのまま何かを話していたようだ。彼にレイラは倒され肩を抑えられていた。そこから悲鳴を上げるまで数秒間がある。それからは、悲鳴を聞きつけてベルボーイとフロント・クラークが駆けつけてきた。以上だよ」
リョウは目を開き、口元を抑えながら話を聞いていた。話終わると貴文はリョウの方をみた。
「それでは、レイラさんが幸弘さんを陥れようとしたと、とらえる事も可能ですね。ただ、レイラが幸弘さんの行動に動じなかった可能性もありますが、父さんにあった時に泣きじゃくっていたと言うのが引っかかります」
貴文はリョウの顔を見て頷いた。
「彼に襲われたから陥れようとした可能性もあるがそれは分からん。だが、この映像からはっきりしていることがある。分かるか?」
リョウは一度目をつぶり、そしてゆっくり開けた。
「レイラさんは冷静であった」
「そうだ。確実に逃げられる手をとったようだ」
「父さんとあった時泣きじゃくっていたというのは演技でしょうか。でも、思い出して怖くなったということもありますよね」
「どうだろうな」
貴文はゆっくり、息を吐いて腕を組みなおした。
「レイラは精神年齢が高い。それに比べてリョウ取り乱しすぎた。そんな状態でレイラの元へ行かせられない」
「……はい、すいません。私の付き添いに母さんが必要で、父さんは中村家との対話に集中したかったですね」
リョウはホテルでの自分の醜態を思い出してうつむき、小さくなった。
「構わない。学びなさい」
リョウは頷きながら、貴文をチラリと見た。彼を腕を組み、前を見ている。
「父さん……。さっきから、幸弘さんの名前呼びませんよね」
「……」
その時、トントンと窓を叩く音がした。リョウが窓を見ると、そこには運転手の川野が戻ってきた。
貴文が頷くと、彼は挨拶をしてから運転席に乗った。
それから、自宅に着くまで貴文は一言も話さなかった。
0
あなたにおすすめの小説
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる