18 / 25
友達作ろう編
幼馴染でよかったよ
しおりを挟む
「そっか、じゃあ友達できたんだ」
放課後、帰る道中に寄ったコンビニの前で莉乃は意外そうに訊いてきた。
「いや、友達というか……まだ知り合ったばかりというか……」
「そこで友達って言い切れないのが実に拓海らしいね」
俺が睨むと、莉乃は笑いながら「ごめんて」と口にする。
けど軽々しい言い方、本気で謝罪しているわけではないのだろう。「あ、美味し」と言いながら、購入したデザート飲料を楽しんでいた。
「で、その瀬戸くんってのはどんな人なの? 同じクラスだけど話したことないから分かんないや」
「どんな人? うーん、そうだな……」
冷ましていたラテをようやく口に含む。舌先に馴染むような滑らかさ。エスプレッソの強烈な苦味にミルクが溶け込み、甘さを際立たさせる。この後味は悪くない。
「……優しい人だよ。最初はちょっと変な人だなって思ったけど、話してみたら意外とシンパシー感じてさ」
いつもは緊張して固まってしまうのに、瀬戸くんと話している時はそうならなかった。彼も似たような様子だったし、それが分かった途端、同士とさえ思えた。
「(……今度、また話してみようかな)」
高校生になって初めて友達になれるかもと思えるような人に出会えて、少々浮かれているのかもしれない。自然と笑みがこぼれる。
「……でもさ、急に話せるようになるなんて変じゃない? 拓海って自分から話しかける時、いつも緊張してモアイ像みたいになるじゃん」
「モアイ像て、そんなわけ……」
「多分皆そう思ってるよ。いきなり話しかけてきたと思ったら今度は直立不動になるし。イースター島から脱出してきた像だって噂も流れてたし」
酷い言われようだ。あまりにも風評被害過ぎる。
「てか、お前が挨拶しろって言うからやったのに……悪目立ちしてるの絶対莉乃のせいだろ」
「だからごめんて」と謝罪する莉乃。だがやはり口元がニヤついていた。どうせ俺をからかっているのだろう。
「それで? 結局のところ、なんで急に仲良くなれたの? 訊いた感じその子も自分から話しかけるタイプじゃなさそうだし、ちょっと気になる」
「それは……」
さり気なく視線を向ける。が、すぐに逸らした。こればかりは興味本位で覗いて良いものではない。
「……内緒」
「え、なんでー? 協力してあげたんだから訊く権利くらいあるのにー」
「おい、なんで仕方なく協力してやった感出してんだよ。お前はむしろ提案した側だろ」
「そんなの関係なーい、さっさと教えろー」
一方的な開示請求だが、そんなものは関係ない。こればかりは流石に話すこと自体が禁忌だと理解している。
迫りくる質問攻めを退け、どうにか体面を守ることができた。
「なんでそんなに頑ななの……ちょっとくらい良いじゃん……」
ことごとく突きつけられた敗訴、莉乃は機嫌を損ねてしまった。
だが、こちらとしても守りたいものがあるのだから仕方がない。泣き寝入りしても言うつもりは毛頭なかった。
その態度にようやく諦めたのか、「ちぇっ」と口にすると、莉乃は残っていたデザート飲料を余すことなく吸い上げる。中身がなくなった後でも吸い続けるその様子は、まるで今のやりきれない気持ちを表しているようだった。
「(…………)」
目線を外し、俺は再びラテを口に含む。すっかり冷めてしまったラテの味は、いつもよりほんのりと苦く思えた。
「……ねえ、私って役立たずだった?」
唐突にそう訊いてくる莉乃。垂れ下がった右手には、僅かに力が籠っているように見えた。
「いや……なんでそうなるんだよ。誰も役立たずなんて言ってないだろ」
「でも協力するとか言っておいて結局なんにもできてないし……これなら私がいなくても友達作れてたじゃん……」
莉乃は笑みを浮かべるが、それが取り繕ったであるとすぐに分かった。
「なあ、そんな悲しそうな顔すんなよ……」
「全然悲しくないし……いじけてるだけだし……」
「それなら尚更じゃねえか……」
その言葉に莉乃は返事をせず、代わりに顔を背けて溜息をつく。
確かに莉乃の言葉通り、その姿はまるで自分の思い通りにならずにいじけている子供のようだった。
「……」
正直、莉乃は可愛いと思う。
ルックスはさることながら、性格も悪くない。皆から好かれているし、現に
保育園の時も、小学生の時も、中学生の時もそうだった。そしてこれからも、莉乃を悪く思う人は一生現れないだろう。
でもそれは、彼女が笑顔であればこそ。今のように俯いたままでは彼女の魅力は失われてしまう。
そんな姿の彼女を俺は喜べない。莉乃には笑顔が一番似合う。そう思うのは決して悪いことではないはずだ。
「……莉乃、一つだけいい?」
依然として顔を背けている莉乃へ、俺はそう訊く。莉乃は口を尖らせながらも「なに」と返してくれた。
「莉乃は自分のことを悪く言うけどさ、俺はむしろ感謝したいくらいなんだよ」
「……なんで感謝? 私、なんもしてないのに」
「してるよ。実際、友達作ろうって言ってくれたのは莉乃だぞ? それのどこが協力していないって言えるんだよ?」
少し考える素振りを見せ、そして莉乃は振り返った。
「いや、それは詭弁じゃない……?」
「え、そうかな?」
「そうだよ、あー危なかった……もう少しで騙されそうになった」
言葉のレトリックだと思ったらしい。確かに、言われてみればペテン的にも受け取れる。
「まあ、でもさ……実際に莉乃が言い出さなかったら俺は友達作ろうだなんて微塵も考えなかったと思うよ」
初めから友達作りを意識しなければ、そもそも他人に話しかけようともしなかった。それは俺が一番よく分かっている。
単純に他人と話すだけなら俺でもできるが、他人と仲良くなろうと意識するとどうしても身体が強張ってしまう。
他人の領域に踏み入る勇気が出ない、それが俺自身のコンプレックスになっていた。
「だからさ、莉乃がそのきっかけをくれたことに感謝してるんだよ。ちょっとは苦手意識もなくなったと思う」
最後に「ありがとう」と付け加え、俺は残っていたラテを飲み干す。あんなに強く感じられたエスプレッソの苦味は全くしなかった。
「あはは、拓海の顔、すごく赤いね」
「……うるさい」
にやにやしながら覗き込んでくるので、俺は逃げるように顔を背けた。これではさっきと立場が逆だ。
「(くそ、素直になるんじゃなかった……)」
今後ずっと莉乃にからかわれ続けるかもしれない、そう思うと後悔が押し寄せてきた。ああ、早く離れてほしい。
「……まあでも、その詭弁とやらに騙されてあげますかな」
そう言うと莉乃は姿勢を戻し、その後手を差し出してくる。意図を察し、俺は空になったカップを手渡した。
「せっかく別のプランも考えてたのになー、なんか肩透かし」
手に持っていたものを捨てて戻って来ると、莉乃はそう口にした。
「別のプランって……挨拶以外にも考えてたのかよ」
「もちろん、提案者としての責務だしね。例えば私の仲良いグループに交じってどこか遊びに行くとか―――」
とんでもない計画だった。想像するだけでなんとも恐ろしい。
「それはちょっと……荒療治過ぎないか?」
「このくらいまで追い込めば他人の気持ちが理解できるようになるかなって」
「え、俺の気持ちは……? 俺の気持ち全然考えてなくない……?」
「冗談だって」と言いながら、莉乃は笑みを浮かべる。でも今度は違う。取り繕ってなどいない、本物の笑顔だった。
「……はぁ」
口ではそう溜息をつく。でも感情は正直で、いつも俺は詭弁に甘えてしまう。
やっぱり莉乃には笑顔が似合う、そう思うと笑みが零れてしまう、嬉しくて自然と口角が上がってしまう。
「(…………)」
莉乃は多分気づいていない。俺の幼馴染はそこまで裏表がある異性ではない。
だからこのまま気づかないでほしい。変わらずに、いつまでもそのままでいてほしい。
幼馴染でよかったと、そう思えるから。
放課後、帰る道中に寄ったコンビニの前で莉乃は意外そうに訊いてきた。
「いや、友達というか……まだ知り合ったばかりというか……」
「そこで友達って言い切れないのが実に拓海らしいね」
俺が睨むと、莉乃は笑いながら「ごめんて」と口にする。
けど軽々しい言い方、本気で謝罪しているわけではないのだろう。「あ、美味し」と言いながら、購入したデザート飲料を楽しんでいた。
「で、その瀬戸くんってのはどんな人なの? 同じクラスだけど話したことないから分かんないや」
「どんな人? うーん、そうだな……」
冷ましていたラテをようやく口に含む。舌先に馴染むような滑らかさ。エスプレッソの強烈な苦味にミルクが溶け込み、甘さを際立たさせる。この後味は悪くない。
「……優しい人だよ。最初はちょっと変な人だなって思ったけど、話してみたら意外とシンパシー感じてさ」
いつもは緊張して固まってしまうのに、瀬戸くんと話している時はそうならなかった。彼も似たような様子だったし、それが分かった途端、同士とさえ思えた。
「(……今度、また話してみようかな)」
高校生になって初めて友達になれるかもと思えるような人に出会えて、少々浮かれているのかもしれない。自然と笑みがこぼれる。
「……でもさ、急に話せるようになるなんて変じゃない? 拓海って自分から話しかける時、いつも緊張してモアイ像みたいになるじゃん」
「モアイ像て、そんなわけ……」
「多分皆そう思ってるよ。いきなり話しかけてきたと思ったら今度は直立不動になるし。イースター島から脱出してきた像だって噂も流れてたし」
酷い言われようだ。あまりにも風評被害過ぎる。
「てか、お前が挨拶しろって言うからやったのに……悪目立ちしてるの絶対莉乃のせいだろ」
「だからごめんて」と謝罪する莉乃。だがやはり口元がニヤついていた。どうせ俺をからかっているのだろう。
「それで? 結局のところ、なんで急に仲良くなれたの? 訊いた感じその子も自分から話しかけるタイプじゃなさそうだし、ちょっと気になる」
「それは……」
さり気なく視線を向ける。が、すぐに逸らした。こればかりは興味本位で覗いて良いものではない。
「……内緒」
「え、なんでー? 協力してあげたんだから訊く権利くらいあるのにー」
「おい、なんで仕方なく協力してやった感出してんだよ。お前はむしろ提案した側だろ」
「そんなの関係なーい、さっさと教えろー」
一方的な開示請求だが、そんなものは関係ない。こればかりは流石に話すこと自体が禁忌だと理解している。
迫りくる質問攻めを退け、どうにか体面を守ることができた。
「なんでそんなに頑ななの……ちょっとくらい良いじゃん……」
ことごとく突きつけられた敗訴、莉乃は機嫌を損ねてしまった。
だが、こちらとしても守りたいものがあるのだから仕方がない。泣き寝入りしても言うつもりは毛頭なかった。
その態度にようやく諦めたのか、「ちぇっ」と口にすると、莉乃は残っていたデザート飲料を余すことなく吸い上げる。中身がなくなった後でも吸い続けるその様子は、まるで今のやりきれない気持ちを表しているようだった。
「(…………)」
目線を外し、俺は再びラテを口に含む。すっかり冷めてしまったラテの味は、いつもよりほんのりと苦く思えた。
「……ねえ、私って役立たずだった?」
唐突にそう訊いてくる莉乃。垂れ下がった右手には、僅かに力が籠っているように見えた。
「いや……なんでそうなるんだよ。誰も役立たずなんて言ってないだろ」
「でも協力するとか言っておいて結局なんにもできてないし……これなら私がいなくても友達作れてたじゃん……」
莉乃は笑みを浮かべるが、それが取り繕ったであるとすぐに分かった。
「なあ、そんな悲しそうな顔すんなよ……」
「全然悲しくないし……いじけてるだけだし……」
「それなら尚更じゃねえか……」
その言葉に莉乃は返事をせず、代わりに顔を背けて溜息をつく。
確かに莉乃の言葉通り、その姿はまるで自分の思い通りにならずにいじけている子供のようだった。
「……」
正直、莉乃は可愛いと思う。
ルックスはさることながら、性格も悪くない。皆から好かれているし、現に
保育園の時も、小学生の時も、中学生の時もそうだった。そしてこれからも、莉乃を悪く思う人は一生現れないだろう。
でもそれは、彼女が笑顔であればこそ。今のように俯いたままでは彼女の魅力は失われてしまう。
そんな姿の彼女を俺は喜べない。莉乃には笑顔が一番似合う。そう思うのは決して悪いことではないはずだ。
「……莉乃、一つだけいい?」
依然として顔を背けている莉乃へ、俺はそう訊く。莉乃は口を尖らせながらも「なに」と返してくれた。
「莉乃は自分のことを悪く言うけどさ、俺はむしろ感謝したいくらいなんだよ」
「……なんで感謝? 私、なんもしてないのに」
「してるよ。実際、友達作ろうって言ってくれたのは莉乃だぞ? それのどこが協力していないって言えるんだよ?」
少し考える素振りを見せ、そして莉乃は振り返った。
「いや、それは詭弁じゃない……?」
「え、そうかな?」
「そうだよ、あー危なかった……もう少しで騙されそうになった」
言葉のレトリックだと思ったらしい。確かに、言われてみればペテン的にも受け取れる。
「まあ、でもさ……実際に莉乃が言い出さなかったら俺は友達作ろうだなんて微塵も考えなかったと思うよ」
初めから友達作りを意識しなければ、そもそも他人に話しかけようともしなかった。それは俺が一番よく分かっている。
単純に他人と話すだけなら俺でもできるが、他人と仲良くなろうと意識するとどうしても身体が強張ってしまう。
他人の領域に踏み入る勇気が出ない、それが俺自身のコンプレックスになっていた。
「だからさ、莉乃がそのきっかけをくれたことに感謝してるんだよ。ちょっとは苦手意識もなくなったと思う」
最後に「ありがとう」と付け加え、俺は残っていたラテを飲み干す。あんなに強く感じられたエスプレッソの苦味は全くしなかった。
「あはは、拓海の顔、すごく赤いね」
「……うるさい」
にやにやしながら覗き込んでくるので、俺は逃げるように顔を背けた。これではさっきと立場が逆だ。
「(くそ、素直になるんじゃなかった……)」
今後ずっと莉乃にからかわれ続けるかもしれない、そう思うと後悔が押し寄せてきた。ああ、早く離れてほしい。
「……まあでも、その詭弁とやらに騙されてあげますかな」
そう言うと莉乃は姿勢を戻し、その後手を差し出してくる。意図を察し、俺は空になったカップを手渡した。
「せっかく別のプランも考えてたのになー、なんか肩透かし」
手に持っていたものを捨てて戻って来ると、莉乃はそう口にした。
「別のプランって……挨拶以外にも考えてたのかよ」
「もちろん、提案者としての責務だしね。例えば私の仲良いグループに交じってどこか遊びに行くとか―――」
とんでもない計画だった。想像するだけでなんとも恐ろしい。
「それはちょっと……荒療治過ぎないか?」
「このくらいまで追い込めば他人の気持ちが理解できるようになるかなって」
「え、俺の気持ちは……? 俺の気持ち全然考えてなくない……?」
「冗談だって」と言いながら、莉乃は笑みを浮かべる。でも今度は違う。取り繕ってなどいない、本物の笑顔だった。
「……はぁ」
口ではそう溜息をつく。でも感情は正直で、いつも俺は詭弁に甘えてしまう。
やっぱり莉乃には笑顔が似合う、そう思うと笑みが零れてしまう、嬉しくて自然と口角が上がってしまう。
「(…………)」
莉乃は多分気づいていない。俺の幼馴染はそこまで裏表がある異性ではない。
だからこのまま気づかないでほしい。変わらずに、いつまでもそのままでいてほしい。
幼馴染でよかったと、そう思えるから。
0
あなたにおすすめの小説
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
【完】クレオメの時間〜花屋と極道〜
ムラサキ
恋愛
極道・百目鬼組。
その当主の孫娘である百目鬼小夜(ももめきさよ)はヤクザとバレぬように念入りな努力をして穏やかな高校生活をおくっていた。しかし、そんな生活も終わりを告げる。
ある日、小夜が極道の娘だということが学校内で広まってしまう。小夜は帰り道に涙を堪えられず、ある花屋に駆け込み涙を流した。
偶然にも、その花屋の店長は小夜が小さい頃に知り合っていた宇津井朔也(うついさくや)だった。
偶然の再会から動き出す小夜の行方はどうなるのか…。
年齢や生い立ちなど、周りに許されない現実に立ち向かいながらひたむきに恋をする女の子のお話。
2月31日 ~少しずれている世界~
希花 紀歩
恋愛
プロポーズ予定日に彼氏と親友に裏切られた・・・はずだった
4年に一度やってくる2月29日の誕生日。
日付が変わる瞬間大好きな王子様系彼氏にプロポーズされるはずだった私。
でも彼に告げられたのは結婚の申し込みではなく、別れの言葉だった。
私の親友と結婚するという彼を泊まっていた高級ホテルに置いて自宅に帰り、お酒を浴びるように飲んだ最悪の誕生日。
翌朝。仕事に行こうと目を覚ました私の隣に寝ていたのは別れたはずの彼氏だった。
ホウセンカ
えむら若奈
恋愛
☆面倒な女×クセ強男の不器用で真っ直ぐな純愛ラブストーリー!
誰もが振り返る美しい容姿を持つ姫野 愛茉(ひめの えま)は、常に“本当の自分”を隠して生きていた。
そして“理想の自分”を“本当の自分”にするため地元を離れた大学に進学し、初めて参加した合コンで浅尾 桔平(あさお きっぺい)と出会う。
目つきが鋭くぶっきらぼうではあるものの、不思議な魅力を持つ桔平に惹かれていく愛茉。桔平も愛茉を気に入り2人は急接近するが、愛茉は常に「嫌われるのでは」と不安を抱えていた。
「明確な理由がないと、不安?」
桔平の言葉のひとつひとつに揺さぶられる愛茉が、不安を払拭するために取った行動とは――
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※イラストは自作です。転載禁止。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる