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第二章
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しおりを挟むでも1つだけ訂正したいことがある。
「私はヒロインよりイリーナの方が好きって言っただけで、イリーナを推してた訳じゃないからね?」
推しのキャラに転生できたら、本当に推してる人にとっては最高なんだろうけど、私はそこまで熱中してたわけじゃないから微妙な気分になる。
好きなキャラに転生したからってナルシストになるわけじゃないんだろうけど、好きなキャラに転生した=ナルシストって言われてるみたいで複雑な気分
「わかってるよ。それよりお姉ちゃんはヒロインにあったんだよね?どんな人だったの?詳しく聞いてなかったと思ってさ、お姉ちゃんは勿論のこと、セミュン様やイワン様もヒロインちゃんの話は地雷みたいな雰囲気だから、聞きづらかったんだけどそろそろ本編が始まるから知っておきたいんだよね」
この子は昔っから周りの空気を読むのは美味かったからな。
私は聞かれてもそこまで気にならないけど、確かにお兄さんとお父様は嫌な気分になるかもしれない。
2人はシスコンで親バカだから、私のことを悪く言っていたリリヤを嫌っていたからね。
「リリヤは私達と同じで転生者だったはずだよ。性格に難がある子だったかな?ここを現実の世界だと理解してるのか怪しかったかな?ヒロインだから何をしても良いって考えをしてる様子だったよ」
数年前にあった出来事をレイチェルに詳しく話す。
我が家の汚点になる話だけど、レイチェルはお兄様の婚約者だから問題ないわよね。
お母様とリリヤが修道院から出てくるとは思わないけど、もしものことを考えて知っていて貰ったほうがいいはず
「あぁ~、典型的なザマァされる系のヒロインか~、それは駄目だ。絶対に戻ってきそうな気がする。1番気になるのは、お姉ちゃんのお母さんが盲目的にヒロインちゃんを擁護してたのが気になるね。ヒロインちゃんの行動もちょっと問題だし、その両親もかなりやばい親だったみたいだしね」
そうなんだよね~
父親がかなり性格に問題があるのは社交界での様子を聞いてたらわかるけど、お母様はマリア叔母様はいい子だったって言ってるけど、盗まれたら困る家宝を盗むような人だから、お母様が言ってたマリア叔母様の評価が正しいとは思えないのよね。
自分が育った家のことなんだから、あの家宝がどれだけ大切なのか知っていたはずだもの。
例えどんなに大金になりそうでも、自分の親や兄が困るようなことはしないよね。
「レイチェルが遊びに来てくれて助かったわ。近いうちに来てもらおうと思ってたんだよね」
「何かあったの?」
「リリヤが学園に来るとは思ってないんだけど、私達以外の転生者が居ないとは限らないじゃない?すでに3人も転生者が居るわけですし」
私とリリヤだけなら、悪役令嬢とヒロインだからって無理やり納得できるけど、レイチェルも転生者って考えると他にも居そうな気がしてしまうのよね。
「確かに居ないとは断言できないよね」
「もしも他の転生者がいたとして、このゲームの内容を知ってたとしたら、リリヤ居ないことで自分がヒロインになろうって思う可能性があるでしょ?リリヤが戻ってくる可能性だってあるし」
「あると思うよ。王太子妃や高位貴族の結婚出来るのはかなりのメリットだからね~、もしそうなったら私とお姉ちゃんは困ることになるよね」
王太子様の婚約者候補から辞退したのにやっぱり巻き込まれるのかな?
「もう王太子様の婚約者候補じゃないのにやっぱり巻き込まれるの?それとレイチェルは関係ないよね?お兄様は攻略キャラじゃないよね?」
「あれ?お姉ちゃん知らなかったんだ。隠しキャラでセミュン様とイワン様も攻略キャラだよ。その2人を攻略する場合は、お姉ちゃんと仲良くなる必要があるけどね」
えっ!?
お兄様は攻略キャラでも何となく納得できるけど、お父様まで攻略キャラなの?
このゲームってやっぱりおかしいよね。
「えっと…………、ゲームの中でお父様とお母様って離婚してたっけ?」
「してないよ。ヒロインは第2夫人になるんだよ」
娘と同い年の子を側室に…………、
やっぱりこのゲームおかしいよ!!
ゲームの中のお母様はなんとも思わなかったの?
私やお兄様は歓迎してたの!?
「はぁ~、レイチェルと出会えて良かった。このゲームのことを全然知らないから困るところだったわ」
レイチェルが居なかったらどうなってたんだろう?
レイチェルは色々な乙女ゲームや乙女ゲームの中に転生した小説とか、好きだったから私が知らない知識が沢山あるわよね。
私が好きだったのは恋愛系より、ファンタジー要素が多いゲームや小説だったんだよね。
転生して冒険者になったり、領地改革するお話とか、飯テロ系のファンタジーとか、VR系の小説が好きだった。
だからそっち系の知識はあるけど、今は全く役に立たないのよね。
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