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第四章
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しおりを挟む私とユーリ様の婚約が決まってから1か月が経ち、とうとう陛下の生誕パーティーの日が来てしまった。
今から私の心臓はバクバクではち切れそうだわ。
この1か月間は婚約のことで色々と決めることがあり、私とユーリ様は慌ただしくゆっくりする暇はあまりなかった。
仕事で忙しいはずなのに少しでも時間が開くと、ユーリ様は我が家まで来てくれて、私と少しでもコミュニケーションを取ろうとしてくれた。
改めて婚約者がユーリ様で良かった。
政略結婚ってことで、婚約者に歩み寄ろうとしない人も居る。
小さい頃は仲良くしてたとしても、お互いに思春期になり異性を意識するようになると、婚約者って存在を邪魔に感じて邪険に扱ってしまうものも居る。
そう考えると私を大切にしてくれる相手が婚約者の私はとても幸せなのよね。
私とユーリ様は私が学園を卒業したら結婚するつもりだけど、もしかしたら学園に在学してる途中で結婚する可能性もある。
どうするかはミハイル様の態度で決まるのよね。
今日婚約の発表して、ミハイル様が関わってこなくなるのならこのまま卒業してから入籍するけど、もしもしつこく関わってくるのなら、私とユーリ様はすぐにでも結婚する。
流石に結婚したら絡んで来ないだろって話てるけど、週に3回は絡んでくるミハイル様を見てる感じ、相手が結婚したからって態度を変えるとは思えない。
ミハイル様は何がしたいのかしら?
私が嫌いなら関わってこなければいいのに、授業をサボって特進クラスの休憩時間に絡みに来る意味が分からない。
リリヤを毎回連れてくるからストレスなのよね。
最初の頃は私が正論をぶつけると黙り込んでたけど、最近は話が噛み合わないこともあるのよね。
最近は意味がわからない難癖をつけられることもある。
リリヤは一般クラスでも浮いてるみたいで、攻略対象以外にリリヤに関わろうとする人は居ないみたいで、私がリリヤを孤立させるように指示してるなどと言われている。
いつ何処で私が指示できるのか教えてもらいたいわ。
一般クラスと特進クラスは関わる機会が極端に少ない、この1か月間は学園になれるためと、婚約の為に色々と準備とかしてるから、令嬢達を集めてお茶会などもまだ開いてないから、私が一般クラスの人達に指示できる機会はない。
それを説明しても納得しないから、休憩時間になると気分が沈むのよね。
またミハイル様達が来たらどうしようって、最近の私は鬱になりそう。
会話が出来ない人を相手するのがこんなに疲れるとは思わなかったわ。
それに何で私がリリヤに嫉妬しないといけないのか理解出来ない。
私がリリヤに劣等感を感じる部分なんてある?
ミハイル様はまだ私が自分を好きだと勘違いしてるみたいだけど、昔の私はもういませんし、たぶん好きだったって気持ちも、恋愛に夢を見てただけだと思うのよね。
貴族は愛のない結婚が普通だとは思ってたけど、もしかしたら婚約者とは愛のある結婚が出来るかもしれないって希望は持ってた。
ミハイル様の婚約者候補は複数人居たけど、ほぼ私で決まってたようなものだから、ミハイル様と少しでも親しくなれればって努力もしてたのよね。
愛のある結婚をするためには、私はミハイル様を好きにならないとって、自分で自分を洗脳してたんだと思う。
じゃないとミハイル様に嫌われてたのは理解してましたし、ミハイル様が素晴らしい人とは言えるような性格でもなかったから、無理矢理にも自分の目に恋愛フィルターをかけないと耐えられなかった。
そのせいでミハイル様は今も勘違いをしてるのよね。
だけど今日でそれも終わるわよね。
私はユーリ様と婚約しますし、今の私は心の底からユーリ様を愛してる。
ミハイル様だって自ずと分かってくるはず、当時の私はミハイル様を好きだと言ってたけど、心の底からではなかったから、ミハイル様とユーリ様では自然と態度が変わると思うのよね。
当時の私はそこまでミハイル様を好きじゃなかったって、普通なら気が付くと思う。
だって好意は示しては居たけど、何でもかんでも肯定してたわけではなかった。
家族とミハイル様では、家族の方を当たり前に優先してた。
ミハイル様に向けてた笑顔は、今考えると作り物の笑顔だったのよね。
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