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2章.冒険者編
25話.告白
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「こんな言葉でいいのかわからないけど…… ありがとな」
「どういたしまして?」
クロムの感謝の言葉に笑いながら答えるアキナ。
クロムは話が脱線してしまったことを詫びた上で、説明を再開した。
従属に至った経緯を説明し終えたクロムは、続いて自分の秘密を話し始めた。
自分がカオスという神の手でこの世界に転生された異世界人であること。
その際に特別な能力を数個もらっていること。
そして、自分が持っている特別な能力についても説明を始めた。
「能力に関しては俺も把握しきれてないところはあるし、まだまだ発展途中でもあるんだ」
「普通なら冗談として流すしかないような話だけど……
クロムの場合は逆にその強さを説明できることになるから意外とすんなりと受け入れれるかもね」
「あはは……
あとはこの世界に辿り着いたときにカオスに埋め込まれたナビという眷属が俺の頭の中? にいるんだ」
「え??」
「たぶんナビの存在も従属関係にある今なら共有できると思う」
そう言うとクロムはナビの存在をアキナと共有することを願った。
「ナビ、なんかしゃべってみて」
『なんかって……』
「!!!!???
声が聞こえた!!!!
…… この声がナビさん???」
『本当に声が聞こえるようになったのね……
自己紹介しておくわね、僕の名前はナビ。
空間を司る神であるカオス様の眷属よ。
とはいっても実体はなくて、クロムの頭の中に住み着いているような存在になるわね。
あと、ナビでいいわよ』
「あはは……
話のスケールが大きすぎてよくわかんないけど……
まぁクロムだしなぁ……」
「それで納得されるのはどうなのよ……
で、今いるこの場所だけど、ルームと言われる空間術で使った亜空間内の部屋…… ってことになるかな。
そだそだ、ついでだからあいつらも紹介しておくわ、ちょっと待っててな」
クロムはそういうと席を立ち、どこかへ出て行った。
しばらくして戻ったクロムの背後には、なんとゴブリンや狼たちがいたのである。
「!!!!!!!
クロム! 後ろに魔物が!!!!!!」
「落ち着いてくれ、こいつらは俺に従属している魔物だよ。
んで、こいつがこのゴブリンたちのリーダーのゴブ太だ」
「先ほど主様よりお話は伺いました、ゴブ太と申します。
あなた様がアキナ様ですか? どうぞお見知りおきを」
「ど、どうも…… こちらこそよろしくです……
…… ゴブリンって人族の言葉を操れるんだっけ……?」
「名前を付けたらしゃべれるようになったな、色々と戸惑うことも多いとは思うけど、こんな奴もいるってことでよろしくな。
たぶん秘密はこんなもんだと思うよ」
クロムは今まで秘密にして嘘で誤魔化してたことを謝罪した上で、これが全てだと告げたのであった。
アキナは想像をはるかに超える内容に戸惑うことしかできなかったが、最後には納得してそのすべてを受け入れるのであった。
『クロムの順応の速さにも驚いたけど、アキナも相当なもんだね』
「あはは、クロムの強さを知ったうえでこれを聞けば、クロムだもんそういうこともあるよねって納得しちゃうというか……」
『言いたいことはなんとなくわかるわね』
「…… おまえらなぁ……
腹減ったし飯でも食いたいところだけど……
街って騒ぎになってるか?」
『あんたが氷の彫像にした男のことで騒ぎになってなければ問題ないんじゃない?』
「あーあいつか、氷像になった直後に粉雪になってたし誰も気づいてないんじゃないか?」
「なんかとんでもないことをサラっと言わなかった…… ?」
「まぁ気にするなって!」
「騒ぎになってても証拠も何もないし、ルーナのところに飯食いにいこうぜ!」
「もぉ…… わかったわよ」
アキナはクロムの言動に呆れと戸惑いを感じつつもクロムと共にルーナのお店に向かうのであった。
「どういたしまして?」
クロムの感謝の言葉に笑いながら答えるアキナ。
クロムは話が脱線してしまったことを詫びた上で、説明を再開した。
従属に至った経緯を説明し終えたクロムは、続いて自分の秘密を話し始めた。
自分がカオスという神の手でこの世界に転生された異世界人であること。
その際に特別な能力を数個もらっていること。
そして、自分が持っている特別な能力についても説明を始めた。
「能力に関しては俺も把握しきれてないところはあるし、まだまだ発展途中でもあるんだ」
「普通なら冗談として流すしかないような話だけど……
クロムの場合は逆にその強さを説明できることになるから意外とすんなりと受け入れれるかもね」
「あはは……
あとはこの世界に辿り着いたときにカオスに埋め込まれたナビという眷属が俺の頭の中? にいるんだ」
「え??」
「たぶんナビの存在も従属関係にある今なら共有できると思う」
そう言うとクロムはナビの存在をアキナと共有することを願った。
「ナビ、なんかしゃべってみて」
『なんかって……』
「!!!!???
声が聞こえた!!!!
…… この声がナビさん???」
『本当に声が聞こえるようになったのね……
自己紹介しておくわね、僕の名前はナビ。
空間を司る神であるカオス様の眷属よ。
とはいっても実体はなくて、クロムの頭の中に住み着いているような存在になるわね。
あと、ナビでいいわよ』
「あはは……
話のスケールが大きすぎてよくわかんないけど……
まぁクロムだしなぁ……」
「それで納得されるのはどうなのよ……
で、今いるこの場所だけど、ルームと言われる空間術で使った亜空間内の部屋…… ってことになるかな。
そだそだ、ついでだからあいつらも紹介しておくわ、ちょっと待っててな」
クロムはそういうと席を立ち、どこかへ出て行った。
しばらくして戻ったクロムの背後には、なんとゴブリンや狼たちがいたのである。
「!!!!!!!
クロム! 後ろに魔物が!!!!!!」
「落ち着いてくれ、こいつらは俺に従属している魔物だよ。
んで、こいつがこのゴブリンたちのリーダーのゴブ太だ」
「先ほど主様よりお話は伺いました、ゴブ太と申します。
あなた様がアキナ様ですか? どうぞお見知りおきを」
「ど、どうも…… こちらこそよろしくです……
…… ゴブリンって人族の言葉を操れるんだっけ……?」
「名前を付けたらしゃべれるようになったな、色々と戸惑うことも多いとは思うけど、こんな奴もいるってことでよろしくな。
たぶん秘密はこんなもんだと思うよ」
クロムは今まで秘密にして嘘で誤魔化してたことを謝罪した上で、これが全てだと告げたのであった。
アキナは想像をはるかに超える内容に戸惑うことしかできなかったが、最後には納得してそのすべてを受け入れるのであった。
『クロムの順応の速さにも驚いたけど、アキナも相当なもんだね』
「あはは、クロムの強さを知ったうえでこれを聞けば、クロムだもんそういうこともあるよねって納得しちゃうというか……」
『言いたいことはなんとなくわかるわね』
「…… おまえらなぁ……
腹減ったし飯でも食いたいところだけど……
街って騒ぎになってるか?」
『あんたが氷の彫像にした男のことで騒ぎになってなければ問題ないんじゃない?』
「あーあいつか、氷像になった直後に粉雪になってたし誰も気づいてないんじゃないか?」
「なんかとんでもないことをサラっと言わなかった…… ?」
「まぁ気にするなって!」
「騒ぎになってても証拠も何もないし、ルーナのところに飯食いにいこうぜ!」
「もぉ…… わかったわよ」
アキナはクロムの言動に呆れと戸惑いを感じつつもクロムと共にルーナのお店に向かうのであった。
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