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26.間接キス(佑樹)
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──カラン、カラン……
店の出入口には玄関チャイムがないので、来客を知らせるために最近ドアに取り付けたカウベルが鳴る。
「佑樹くーん! 来たよ──!」
思っとったよりだいぶ早かったな。僕は今しがたバイトから帰ってきたばかりで今から妹と二人分の昼飯を作るところだ。
「サク、とりあえず上がってもらって」
「あい。了解なのだ。香奈姉をお迎えに行ってくるのだ」
咲良がトトトッと階段を降りていき、やがて香奈を連れて戻ってくる。
「お邪魔しまーす」
ちょうど火を使っている僕は声だけで返事する。
「どうぞー。ごめんな。俺も今しバイトから帰ってきたばっかで昼飯も今からやで適当に寛いで待っといて」
「りょーかい。あたしも早よぉ来すぎたね。……って、おぉ? なんか中華鍋でめっちゃガチなチャーハン作っとる男子高校生がいてるし」
「サクの今日のリクエストがチャーハンやったからな」
「んふ。兄上のチャーハンは絶品なのだ」
「そうなん? ええなぁサクちゃん」
「ん? 香奈ちゃんは昼飯食ったん? まだやったらチャーハン増やせれるけど?」
「や、さっき沙羅姉さんとこに寄ってパン食べてきたから大丈夫やに。ありがとね」
最近、香奈は姉貴のことを沙羅姉さんと呼ぶ。……というか姉貴がそう呼ばせている。その流れで咲良も香奈を香奈姉と呼ぶようになった。血が繋がらない女子たちが姉妹みたいに仲良くしてるのってええよなぁ。これがてぇてぇか。
「まぁ、香奈ちゃんが早よ乗りたい気持ちも分かるけどな。でももうちょっと待ってぇな。ぶっちゃけ来るのもあと2時間ぐらい後やろうと思っとったもんで……」
「あははー……ごめんなぁ。焦らんでええよ。今日、佑樹君が午前中バイトやって聞いてたのにすっかり忘れてたあたしが悪いし。あたしは適当に寛がせてもらうから」
「すまんね。あ、コーヒー飲む?」
「うん、ありがと。そんなら、佑樹君たちが食べてる間にあたしが豆挽いとくよ」
「サンキュ。……じゃ、これ宜し……」
ガスコンロの近くの棚からコーヒーミルと豆を手に取って香奈に渡そうと振り返った僕はそこで言葉を失った。
最近すっかりおなじみのオイルや塗料で汚れたオーバーオール姿に腕捲りした長袖のワークシャツ。尻ポケットから軍手がはみ出しているのもだいぶ板についてきた。
そんなことより、僕の目を惹いたのは彼女の髪型。
後頭部の上のほうで一つに結んだ、いわゆるポニーテール。自然な感じにウェーブがかった髪が尻尾みたいにゆらゆら揺れている。普段は降ろしてある髪で隠されている、すらりとした首筋があらわになっていて、そこにかかるおくれ髪が妙に色っぽくて……。
やばい。なんかめっちゃ可愛い。
「えへへ……。今日はポニテにしてみたんやけど似合う?」
小首をかしげて照れたように笑う香奈がかなりいい感じで、僕は自分の動悸が早くなるのを自覚しながら慌てて何度かうなずいた。
「う、うん! めっちゃええやん! すっげー似合ってる! でもなんで急に?」
「え、えーと、深い意味はないんやけどねっ? ほら、暑いやん? 髪を下ろしとると首がムレムレになってあせもになっちゃうし?」
なぜか焦ったようにワタワタと手を振りながら言い訳じみたものを口にする香奈。すごく似合ってるんだからそんなに必死に弁解しなくてもいいと思うのだが。
えっと、今何しとったっけ?
ポニテショックで直前の記憶がショートしてしまった。やりかけの作業を思いだそうとした僕の鼻腔を刺激するほのかな焦げた匂いと焦った咲良の声。
「兄上! チャーハンが焦げるのだ!」
はっ!? やばい! チャーハン火にかけっぱなしや!
「ごめんっ! じゃこれ宜しく!」
「わっわっ!?」
コーヒーミルと豆を香奈に押し付けて、慌ててコンロの火を消してフライパンの中を木杓子でかき混ぜる。ちょっと焦げたけどかろうじて香ばしいオコゲの範囲内に収まった。
「大丈夫やった?」
「ん、まあギリギリセーフやな。サク、お待たせ。食べてええで」
「わーい。いただきますなのだ」
中華鍋のチャーハンを皿二つに移して蓮華スプーンを添えてテーブルの僕と咲良の席の前に置くと、咲良がさっそく両手を合わせて食べ始める。僕は一旦台所に戻り、細口のケトルにコーヒー用の水を満たしてコンロにかけてテーブルに戻る。
「もぐもぐ」
「ちょ、なにしとん? それ俺の昼飯。そもそもいらんて言うたやん」
見れば、香奈が僕のチャーハンをつまみ食いしている。
「ちょっと、あ・じ・み。だって佑樹君の作ったチャーハン美味しそうなんやもん」
「……でっ、美食家の先生の御口には合いましたかな?」
諦め気味に訊くと、香奈は満面の笑みでうなずいた。
「うん! このパラッとしたご飯が香ばしくて実に旨いアルねー。今はお腹いっぱいだけど、今度あたしにも作ってほしいアルよ?」
「……」
悪びれずに言う香奈にちょっとむっとしたので、彼女が使った蓮華スプーンを取り上げて、洗いもせずにそのまま使って食べ始める。
「あっ!! そ、そのスプーン……」
「このスプーンがなんなん?」
「あう……。そ、その……」
香奈が真っ赤になって目を白黒させるが、知らん顔をして食べ続けた。どうせ間接キスとかそんなことを気にしてるのだろうが、姉貴や咲良で慣れてる僕はそんなことは気にしない。
一人っ子め、せいぜい気まずい思いをすればいい。食い物の恨みは恐ろしいのだ。
……と思ってたけど、やっぱ恥ずかしいなコレ。
お互い異性と意識しないから姉や妹相手だと平気なんやなーと今更ながらに悟る。間接キスと認識した上であえて同じスプーンを使うのがこんなに気まずいとは。
しかも、僕が食べているあいだずーっと、香奈は赤い顔でうらめしそうに睨み続けているのだ。……なんか、晒し者にされとるみたいや。
「む? 兄上も香奈姉も顔が真っ赤なのだ」
「「気のせいや!」」
ここに到ってはスプーンを取り替えるのも今さらできないので、結局そのまま知らん顔で最後まで食べきったが、正直、味なんか感じる余裕はなかった。
◻️香奈Side◻️
──カラン……カラン……
「……ご、ごめんくださーい」
一階からカウベルの音と誰かの声が聞こえてきた。
「お、来たな。ちょっと対応してくるわ。香奈ちゃんも飲み終わったら下に来てな」
食後のコーヒーを飲み干した佑樹がそう言いながら立ち上がり、階段を降りていく。
「う、うん。ちょ、ちょっと待って!」
あたしは慌ててマグカップにちょっと残ったコーヒーを飲み切った。
佑樹が淹れてくれたコーヒーはちょっと温くなってたけど、それでもすごく美味しい。
普通、コーヒーって冷めてくると酸味とえぐ味が強くなってそれが苦手だったんだけど、沙羅姉さんや佑樹の淹れるコーヒーは冷めても不味くならない。豆の質と淹れ方に秘密があるらしい。おかげですっかりブラック党になってしまった。
使い終わったマグカップをキッチンのシンクに置きにいく。そこに佑樹が使ったチャーハンの皿とスプーンがあるのを見て、またちょっとドキドキした。
思わず自分の唇に人差し指で触れてしまう。
間接キス……やんね。
まさか、あたしが使ったスプーンをそのまま使うなんて思いもしなかった。嫌っちゃうけど、めっちゃ恥ずかしかった。
でも、あたしがあんなにドキドキしてたのに、佑樹はそんなこと全然気に留めてない感じで、あまりにも普通で、やっぱりあたしは友だちとしか思われてへんのやなぁってつくづく思い知らされてしまった。
友だちでいい。彼のそばにいられるんやったら友だちでもいいってちゃんと自分に納得させたつもりやったけど、やっぱりちょっと胸が痛かった。
「あ、香奈姉、洗い物はワタシがやっておくのだ。兄上も待ってるから行ってくださいなのだ」
「ええの? ごめんな」
そして、階段を降りて店舗スペースに入ると、そこには最近学校でよく見かける白いゴリラとその持ち主である轟響子の姿があった。
【作者コメント】
ということで、間接キスの実績解除。咲良の存在が実に良い緩衝材として働いてると感じる今日この頃。
今回の話、楽しんでいただけましたか? 応援やいいねいただけると嬉しいです。
店の出入口には玄関チャイムがないので、来客を知らせるために最近ドアに取り付けたカウベルが鳴る。
「佑樹くーん! 来たよ──!」
思っとったよりだいぶ早かったな。僕は今しがたバイトから帰ってきたばかりで今から妹と二人分の昼飯を作るところだ。
「サク、とりあえず上がってもらって」
「あい。了解なのだ。香奈姉をお迎えに行ってくるのだ」
咲良がトトトッと階段を降りていき、やがて香奈を連れて戻ってくる。
「お邪魔しまーす」
ちょうど火を使っている僕は声だけで返事する。
「どうぞー。ごめんな。俺も今しバイトから帰ってきたばっかで昼飯も今からやで適当に寛いで待っといて」
「りょーかい。あたしも早よぉ来すぎたね。……って、おぉ? なんか中華鍋でめっちゃガチなチャーハン作っとる男子高校生がいてるし」
「サクの今日のリクエストがチャーハンやったからな」
「んふ。兄上のチャーハンは絶品なのだ」
「そうなん? ええなぁサクちゃん」
「ん? 香奈ちゃんは昼飯食ったん? まだやったらチャーハン増やせれるけど?」
「や、さっき沙羅姉さんとこに寄ってパン食べてきたから大丈夫やに。ありがとね」
最近、香奈は姉貴のことを沙羅姉さんと呼ぶ。……というか姉貴がそう呼ばせている。その流れで咲良も香奈を香奈姉と呼ぶようになった。血が繋がらない女子たちが姉妹みたいに仲良くしてるのってええよなぁ。これがてぇてぇか。
「まぁ、香奈ちゃんが早よ乗りたい気持ちも分かるけどな。でももうちょっと待ってぇな。ぶっちゃけ来るのもあと2時間ぐらい後やろうと思っとったもんで……」
「あははー……ごめんなぁ。焦らんでええよ。今日、佑樹君が午前中バイトやって聞いてたのにすっかり忘れてたあたしが悪いし。あたしは適当に寛がせてもらうから」
「すまんね。あ、コーヒー飲む?」
「うん、ありがと。そんなら、佑樹君たちが食べてる間にあたしが豆挽いとくよ」
「サンキュ。……じゃ、これ宜し……」
ガスコンロの近くの棚からコーヒーミルと豆を手に取って香奈に渡そうと振り返った僕はそこで言葉を失った。
最近すっかりおなじみのオイルや塗料で汚れたオーバーオール姿に腕捲りした長袖のワークシャツ。尻ポケットから軍手がはみ出しているのもだいぶ板についてきた。
そんなことより、僕の目を惹いたのは彼女の髪型。
後頭部の上のほうで一つに結んだ、いわゆるポニーテール。自然な感じにウェーブがかった髪が尻尾みたいにゆらゆら揺れている。普段は降ろしてある髪で隠されている、すらりとした首筋があらわになっていて、そこにかかるおくれ髪が妙に色っぽくて……。
やばい。なんかめっちゃ可愛い。
「えへへ……。今日はポニテにしてみたんやけど似合う?」
小首をかしげて照れたように笑う香奈がかなりいい感じで、僕は自分の動悸が早くなるのを自覚しながら慌てて何度かうなずいた。
「う、うん! めっちゃええやん! すっげー似合ってる! でもなんで急に?」
「え、えーと、深い意味はないんやけどねっ? ほら、暑いやん? 髪を下ろしとると首がムレムレになってあせもになっちゃうし?」
なぜか焦ったようにワタワタと手を振りながら言い訳じみたものを口にする香奈。すごく似合ってるんだからそんなに必死に弁解しなくてもいいと思うのだが。
えっと、今何しとったっけ?
ポニテショックで直前の記憶がショートしてしまった。やりかけの作業を思いだそうとした僕の鼻腔を刺激するほのかな焦げた匂いと焦った咲良の声。
「兄上! チャーハンが焦げるのだ!」
はっ!? やばい! チャーハン火にかけっぱなしや!
「ごめんっ! じゃこれ宜しく!」
「わっわっ!?」
コーヒーミルと豆を香奈に押し付けて、慌ててコンロの火を消してフライパンの中を木杓子でかき混ぜる。ちょっと焦げたけどかろうじて香ばしいオコゲの範囲内に収まった。
「大丈夫やった?」
「ん、まあギリギリセーフやな。サク、お待たせ。食べてええで」
「わーい。いただきますなのだ」
中華鍋のチャーハンを皿二つに移して蓮華スプーンを添えてテーブルの僕と咲良の席の前に置くと、咲良がさっそく両手を合わせて食べ始める。僕は一旦台所に戻り、細口のケトルにコーヒー用の水を満たしてコンロにかけてテーブルに戻る。
「もぐもぐ」
「ちょ、なにしとん? それ俺の昼飯。そもそもいらんて言うたやん」
見れば、香奈が僕のチャーハンをつまみ食いしている。
「ちょっと、あ・じ・み。だって佑樹君の作ったチャーハン美味しそうなんやもん」
「……でっ、美食家の先生の御口には合いましたかな?」
諦め気味に訊くと、香奈は満面の笑みでうなずいた。
「うん! このパラッとしたご飯が香ばしくて実に旨いアルねー。今はお腹いっぱいだけど、今度あたしにも作ってほしいアルよ?」
「……」
悪びれずに言う香奈にちょっとむっとしたので、彼女が使った蓮華スプーンを取り上げて、洗いもせずにそのまま使って食べ始める。
「あっ!! そ、そのスプーン……」
「このスプーンがなんなん?」
「あう……。そ、その……」
香奈が真っ赤になって目を白黒させるが、知らん顔をして食べ続けた。どうせ間接キスとかそんなことを気にしてるのだろうが、姉貴や咲良で慣れてる僕はそんなことは気にしない。
一人っ子め、せいぜい気まずい思いをすればいい。食い物の恨みは恐ろしいのだ。
……と思ってたけど、やっぱ恥ずかしいなコレ。
お互い異性と意識しないから姉や妹相手だと平気なんやなーと今更ながらに悟る。間接キスと認識した上であえて同じスプーンを使うのがこんなに気まずいとは。
しかも、僕が食べているあいだずーっと、香奈は赤い顔でうらめしそうに睨み続けているのだ。……なんか、晒し者にされとるみたいや。
「む? 兄上も香奈姉も顔が真っ赤なのだ」
「「気のせいや!」」
ここに到ってはスプーンを取り替えるのも今さらできないので、結局そのまま知らん顔で最後まで食べきったが、正直、味なんか感じる余裕はなかった。
◻️香奈Side◻️
──カラン……カラン……
「……ご、ごめんくださーい」
一階からカウベルの音と誰かの声が聞こえてきた。
「お、来たな。ちょっと対応してくるわ。香奈ちゃんも飲み終わったら下に来てな」
食後のコーヒーを飲み干した佑樹がそう言いながら立ち上がり、階段を降りていく。
「う、うん。ちょ、ちょっと待って!」
あたしは慌ててマグカップにちょっと残ったコーヒーを飲み切った。
佑樹が淹れてくれたコーヒーはちょっと温くなってたけど、それでもすごく美味しい。
普通、コーヒーって冷めてくると酸味とえぐ味が強くなってそれが苦手だったんだけど、沙羅姉さんや佑樹の淹れるコーヒーは冷めても不味くならない。豆の質と淹れ方に秘密があるらしい。おかげですっかりブラック党になってしまった。
使い終わったマグカップをキッチンのシンクに置きにいく。そこに佑樹が使ったチャーハンの皿とスプーンがあるのを見て、またちょっとドキドキした。
思わず自分の唇に人差し指で触れてしまう。
間接キス……やんね。
まさか、あたしが使ったスプーンをそのまま使うなんて思いもしなかった。嫌っちゃうけど、めっちゃ恥ずかしかった。
でも、あたしがあんなにドキドキしてたのに、佑樹はそんなこと全然気に留めてない感じで、あまりにも普通で、やっぱりあたしは友だちとしか思われてへんのやなぁってつくづく思い知らされてしまった。
友だちでいい。彼のそばにいられるんやったら友だちでもいいってちゃんと自分に納得させたつもりやったけど、やっぱりちょっと胸が痛かった。
「あ、香奈姉、洗い物はワタシがやっておくのだ。兄上も待ってるから行ってくださいなのだ」
「ええの? ごめんな」
そして、階段を降りて店舗スペースに入ると、そこには最近学校でよく見かける白いゴリラとその持ち主である轟響子の姿があった。
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ということで、間接キスの実績解除。咲良の存在が実に良い緩衝材として働いてると感じる今日この頃。
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