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葛藤(レイ目線)
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(……リリー、可愛いすぎるだろう!)
自分の理性が崩壊寸前のところ、何とか自室まで戻って来られた。
あのままあそこにいたら、抱いてしまったにちがいない。いずれ結婚するにせよ、まだ正式に婚約もしていない。今はまだ待つしかなさそうだ。
明日、正式にはあと一時間くらいでリリーの誕生日だ。リリーの誕生日は、マリアにだいぶ前に教えてもらっていた。商会の設立日を誕生日にしたいのもその時から知っていたが、あえて触れなかった。
リリーの誕生日には絶対にプロボーズすると決めていた。だから、特注でブルーサファイアの指輪も作らせた。マダム・フルールの店で見繕ったドレスも予想以上に似合っていた。
いつも明るく、前向きで優しいリリー。
プロボーズすることを先日両親にも伝えた。
母親は第二夫人のため、政略結婚の正妻からはことあるごとに虐げられていた。唯一の救いは、父親が母親を愛していたこと。俺が男で、商才があったことだろう。そのため母親も何とか公爵家で踏ん張ることが出来ている。
両親からは婿入り先で良いところがあれば、と前々から言われていた。マリーベルとの婚約の話も出たが、どうしても乗り気になれなかった。そんな時に出会った俺の恩人であり、女神リリー。
俺が嫡男のラインハルトの手の者に怪我を負わされたことは伝えた上で、助けてもらったのがリリーであり、これから侯爵家を継ぐリリーと商会を大きくしていきたい旨を伝えると、両親はとても喜んでくれた。
また、リリーが侯爵家で虐げられていることを伝えると、正式に婚約したら公爵家で保護したらどうか?と話が出た。
(まずは、両親に婚約の件を話して、侯爵代行にも面会しなくては。正式に婚約したら、すぐに公爵家で一緒に住もう)
そうすれば心置きなくリリーを堪能できる。
(もう少し待っていてくれ、リリー……!)
そして俺は一番に誕生日おめでとうを言うために、寝静まったリリーの部屋をこっそり訪れた。
ベッドでは侍女が用意したロングワンピースのような寝着をまとい、すやすやと寝息をたてるリリーの姿があった。
(可愛い……)
一歩間違えば変態行為だが、バレなければ大丈夫だろう。
――お誕生日おめでとう、リリー。愛してる。これからは俺が守るからー。
耳元で伝えると、俺はそっと唇にキスをした。
自分の理性が崩壊寸前のところ、何とか自室まで戻って来られた。
あのままあそこにいたら、抱いてしまったにちがいない。いずれ結婚するにせよ、まだ正式に婚約もしていない。今はまだ待つしかなさそうだ。
明日、正式にはあと一時間くらいでリリーの誕生日だ。リリーの誕生日は、マリアにだいぶ前に教えてもらっていた。商会の設立日を誕生日にしたいのもその時から知っていたが、あえて触れなかった。
リリーの誕生日には絶対にプロボーズすると決めていた。だから、特注でブルーサファイアの指輪も作らせた。マダム・フルールの店で見繕ったドレスも予想以上に似合っていた。
いつも明るく、前向きで優しいリリー。
プロボーズすることを先日両親にも伝えた。
母親は第二夫人のため、政略結婚の正妻からはことあるごとに虐げられていた。唯一の救いは、父親が母親を愛していたこと。俺が男で、商才があったことだろう。そのため母親も何とか公爵家で踏ん張ることが出来ている。
両親からは婿入り先で良いところがあれば、と前々から言われていた。マリーベルとの婚約の話も出たが、どうしても乗り気になれなかった。そんな時に出会った俺の恩人であり、女神リリー。
俺が嫡男のラインハルトの手の者に怪我を負わされたことは伝えた上で、助けてもらったのがリリーであり、これから侯爵家を継ぐリリーと商会を大きくしていきたい旨を伝えると、両親はとても喜んでくれた。
また、リリーが侯爵家で虐げられていることを伝えると、正式に婚約したら公爵家で保護したらどうか?と話が出た。
(まずは、両親に婚約の件を話して、侯爵代行にも面会しなくては。正式に婚約したら、すぐに公爵家で一緒に住もう)
そうすれば心置きなくリリーを堪能できる。
(もう少し待っていてくれ、リリー……!)
そして俺は一番に誕生日おめでとうを言うために、寝静まったリリーの部屋をこっそり訪れた。
ベッドでは侍女が用意したロングワンピースのような寝着をまとい、すやすやと寝息をたてるリリーの姿があった。
(可愛い……)
一歩間違えば変態行為だが、バレなければ大丈夫だろう。
――お誕生日おめでとう、リリー。愛してる。これからは俺が守るからー。
耳元で伝えると、俺はそっと唇にキスをした。
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