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E級昇格試験
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今日は昇級試験の日だ。どんな試験か分からないがレベル100もあればどんな試験が来ても大丈夫だろう。ということで、
「倍加」
ーーーーーーーーーー
ウメ・ハナダ Lv 104
武道家 Lv3 無職 Lv1 ( )
人間 Lv2
HP:1180
MP:1040
攻撃力:114
防御力:113
魔力:108
精神力:108
素早さ:120
器用さ:108
運:5
SP:110
スキル:倍加、格闘、必要経験値1/2、環境適応、索敵
ーーーーーーーーーー
レベル100を超えるとまた特典が貰えていた。職業スロット解放と新スキルが増えたようだ。こんなに簡単に特典が貰えていいのかとも思ったが、普通の人はレベルを50上げるのに何年も費やしているだろうから妥当なのだろう。
職業スロットに空きがあるのは勿体無いし、今はSPも多いのでSPを50消費して新しい職業を獲得しようと思う。ステータスボードをポチポチ押していくと、演出などはなく職業スロットに盗賊、スキルには盗賊技が追加されていた。
ーーーーーーーーーー
盗賊・・・盗むことに特化した職業。物音を立てない動きが得意になり、スキル『盗賊技』を得る。
盗賊技・・・下級開錠や逃走などの便利な技が習得可能。
ーーーーーーーーーー
職業に盗賊が追加されてしまったが、これで犯罪者扱いされないだろうな。鑑定とかのスキルありそうで怖い。今の残りSPが60だからキリよく50にするために10消費してスキルも1つ獲得しよう。能力隠蔽とか鑑定遮断とか来い!
ーーーーーーーーーー
共有・・・パーティメンバー内でスキルを1つ共有ができる。
ーーーーーーーーーー
俺には関係ないスキルだった…。まぁ、いつか役に立つ日が来るだろう。気を取り直して昇級試験に向かうぞ!
冒険者ギルドに着いた俺は、昇級試験参加者10名と共に試験の説明を受けていた。
「今回の試験では1時間以内のゴブリン5匹の討伐を行なっていただきます。冒険者としての依頼遂行能力を確認する試験ですので、最後まで気を抜かずに取り組んでください」
想像より簡単な試験内容に拍子抜けしながらも試験会場であるいつもの草原に着いた。
「1時間後に試験終了の合図をするが、それまでにゴブリン5匹の討伐を終わらせたものは私に報告するように。合格したものはギルドでカードの更新をした後は、自由にしてもらって構わない。後は忠告だが、事前に確保しておいたゴブリンの耳などを提出しても意味は無いどころか不合格になるので、しっかりと試験開始以降に討伐したゴブリンの耳を持ってくるように。では、試験始め!」
早速始まった試験に俺は手に入れたばかりの索敵を使おうとするが、
ーーーーーーーーーー
索敵・・・自身の半径50mの範囲内の生物を知覚できる。
ーーーーーーーーーー
目で確認した方がゴブリンは見つけやすそうだ。300m先に居たゴブリンを見つけたので、不意打ちの蹴撃をぶちかます。
バチュンッ!
今まではどんな攻撃でも限界は留めていたが、ステータスが上がりすぎたのかゴブリンの体はぐちゃぐちゃに吹き飛んだ。耳を探して回収し、次のゴブリンを探す。
今度は耳を探す手間を省くため、ゴブリンの背後から近寄り後ろから耳を掴む。もう片方の手で後頭部を殴打すると、
ボヒュンッ!
耳と体を残して頭だけが飛んでいった。ちょっとグロいが耳を引きちぎるよりマシだと思うことにして、引き続きゴブリンを狩っていった。
試験開始から3分後
「終わりました」
「も、もうか?ゴブリンの耳は…5つあるな。不正もないようだな。文句なしの合格だ。ギルドへ行ってカードを更新してもらうと良い」
言われた通りギルドに行き、昇級手続きをしてもらう。ついでにゴブリン討伐の報酬75ダルトを受け取った。
「いや~、それにしても昇級試験を受けてからこんなに早く冒険者ギルドに戻ってきた方は初めて見ましたよ。ハナダさんはいつもの依頼達成数からも強いとは思っていましたが、想像以上でしたね」
「はぁ、ありがとうございます…?」
褒められ慣れていないので褒められてるのか分からないが、たぶん褒められているので感謝。
「今日はどうされますか?まだ依頼を受けられます?」
まだ帰って寝るには早いので適当に討伐依頼を受けることにした。E級に昇格したことで受けられるようになったコボルト討伐やポイズンスネーク討伐などを行った。ゴブリンやホーンラビットとあまり強さは変わらないような気がした。
「コボルト7匹、ポイズンスネーク3匹、ゴブリン4匹、ホーンラビット5匹、スライム7匹で合計579ダルトになります」
ステータス上昇で稼ぎも凄いことになったな。
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所持金 1507ダルト
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「倍加」
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ウメ・ハナダ Lv 104
武道家 Lv3 無職 Lv1 ( )
人間 Lv2
HP:1180
MP:1040
攻撃力:114
防御力:113
魔力:108
精神力:108
素早さ:120
器用さ:108
運:5
SP:110
スキル:倍加、格闘、必要経験値1/2、環境適応、索敵
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レベル100を超えるとまた特典が貰えていた。職業スロット解放と新スキルが増えたようだ。こんなに簡単に特典が貰えていいのかとも思ったが、普通の人はレベルを50上げるのに何年も費やしているだろうから妥当なのだろう。
職業スロットに空きがあるのは勿体無いし、今はSPも多いのでSPを50消費して新しい職業を獲得しようと思う。ステータスボードをポチポチ押していくと、演出などはなく職業スロットに盗賊、スキルには盗賊技が追加されていた。
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盗賊・・・盗むことに特化した職業。物音を立てない動きが得意になり、スキル『盗賊技』を得る。
盗賊技・・・下級開錠や逃走などの便利な技が習得可能。
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職業に盗賊が追加されてしまったが、これで犯罪者扱いされないだろうな。鑑定とかのスキルありそうで怖い。今の残りSPが60だからキリよく50にするために10消費してスキルも1つ獲得しよう。能力隠蔽とか鑑定遮断とか来い!
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共有・・・パーティメンバー内でスキルを1つ共有ができる。
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俺には関係ないスキルだった…。まぁ、いつか役に立つ日が来るだろう。気を取り直して昇級試験に向かうぞ!
冒険者ギルドに着いた俺は、昇級試験参加者10名と共に試験の説明を受けていた。
「今回の試験では1時間以内のゴブリン5匹の討伐を行なっていただきます。冒険者としての依頼遂行能力を確認する試験ですので、最後まで気を抜かずに取り組んでください」
想像より簡単な試験内容に拍子抜けしながらも試験会場であるいつもの草原に着いた。
「1時間後に試験終了の合図をするが、それまでにゴブリン5匹の討伐を終わらせたものは私に報告するように。合格したものはギルドでカードの更新をした後は、自由にしてもらって構わない。後は忠告だが、事前に確保しておいたゴブリンの耳などを提出しても意味は無いどころか不合格になるので、しっかりと試験開始以降に討伐したゴブリンの耳を持ってくるように。では、試験始め!」
早速始まった試験に俺は手に入れたばかりの索敵を使おうとするが、
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索敵・・・自身の半径50mの範囲内の生物を知覚できる。
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目で確認した方がゴブリンは見つけやすそうだ。300m先に居たゴブリンを見つけたので、不意打ちの蹴撃をぶちかます。
バチュンッ!
今まではどんな攻撃でも限界は留めていたが、ステータスが上がりすぎたのかゴブリンの体はぐちゃぐちゃに吹き飛んだ。耳を探して回収し、次のゴブリンを探す。
今度は耳を探す手間を省くため、ゴブリンの背後から近寄り後ろから耳を掴む。もう片方の手で後頭部を殴打すると、
ボヒュンッ!
耳と体を残して頭だけが飛んでいった。ちょっとグロいが耳を引きちぎるよりマシだと思うことにして、引き続きゴブリンを狩っていった。
試験開始から3分後
「終わりました」
「も、もうか?ゴブリンの耳は…5つあるな。不正もないようだな。文句なしの合格だ。ギルドへ行ってカードを更新してもらうと良い」
言われた通りギルドに行き、昇級手続きをしてもらう。ついでにゴブリン討伐の報酬75ダルトを受け取った。
「いや~、それにしても昇級試験を受けてからこんなに早く冒険者ギルドに戻ってきた方は初めて見ましたよ。ハナダさんはいつもの依頼達成数からも強いとは思っていましたが、想像以上でしたね」
「はぁ、ありがとうございます…?」
褒められ慣れていないので褒められてるのか分からないが、たぶん褒められているので感謝。
「今日はどうされますか?まだ依頼を受けられます?」
まだ帰って寝るには早いので適当に討伐依頼を受けることにした。E級に昇格したことで受けられるようになったコボルト討伐やポイズンスネーク討伐などを行った。ゴブリンやホーンラビットとあまり強さは変わらないような気がした。
「コボルト7匹、ポイズンスネーク3匹、ゴブリン4匹、ホーンラビット5匹、スライム7匹で合計579ダルトになります」
ステータス上昇で稼ぎも凄いことになったな。
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所持金 1507ダルト
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