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1章 東北編
第2話 思惑
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子どもに姿を見られてしまった。
住民に気付かれる前に離れようとしたつもりが、寝すぎて遅れてしまう。
誰かに通報されるかもしれない。
逃げようと体を起こしたかったが、なんだかダルい。
頭も異様に熱く、意識がうまく動かずに苦しかった。
「ぐっ・・・」
「大丈夫? ちょっと待ってて」
子どもは誰か連れてくると言って一度離れる。
こんな物置小屋で一晩過ごせば体に悪いのも当然か。
俺は結局、また横になってしまった。
ここの住民らしき人がやって来て俺の体を持ち上げ、
民家に連れていかれた。
そして頭に冷たいタオルを当てられ、介護される。
おっさんとばあさんの2人に事情を聞かれた。
「おめぇ、あんべわりーんか? どこからさ来ただ?」
「ここらのモンじゃあんめえ。
離れの路線でなんかあっただらしいわな?」
言いたくなかったが、ここまでしてくれているから
反抗するわけにはいかずと分当たりにウソをついて
身内がバレないように話した。
「ちょっと道に迷って・・・」
「腹減ってるじゃろ? これお前にける」
「バッケのミソがっこと白飯じゃ。
残りモンでここにゃあまり良いもんないが食え」
フキノトウの味噌漬けだ、一度食べた事はあった。
自分としてはあんまり美味くないが、逃走中の身で
昨日から何も食べていなかったから勢い一口で食べる。
お礼のついでに俺は聞いた。
「ここはどこなんだ?」
「ここはアキタちゃ、アキタシーエヌというっちゃ」
「あんた、ボロボロになった服着てっけ。
戦争でもしてっかや?
ここはしゃっけてるから風邪ひくんだや」
「・・・・・・」
この辺りで盗人してるなんて言えなかった。
俺は今、CNに所属していない。
ここ東北のエリアを転々と渡り歩く放浪者で、
明日もろくに見えない人生を歩き続けてきたからだ。
別に恥だと思ってなく、何を思われようと気にも留めないが、
この場で何と言えば良いか口をモゴモゴ動かしかけた時、
先の子どもがやって来て話しかけてきた。
「あんちゃん、軍人なはん?
ぼくにも知り合いがいるっちゃ」
「そ、そうなのか・・・」
内心、ヒヤッとする。鉄道兵団かもしれない。
ここ周辺でもそいつらの陣地があったはずだ。
追われているなんて言えるはずがない。
おっさんは俺の顔をジ~ッと見つめてこう言い出した。
「これに着替え、そのカッコじゃ目立つ」
そう言われて、古着のジャケットとズボンを渡された。
サイズが少し窮屈だが、先の物は視認されてるから都合が良い。
「おっとんの若いときの服どんどはりゃ、
ちょうどあんたに合うっちゃ」
「あ、ありがとう・・・すまない」
好都合な事にここで新しい服を手に入れた。
これなら奴らの目を少しの間でも誤魔化せられるだろう。
ただ、これからどうしたら良いのか迷っていた。
「おめえ、これからあべあんのか?」
「え?」
意味がよく分からず、顔が固まった。
助けられたのは幸運だが、逃走先には当てがなく少しでも安全な場所を
探そうにもアキタ内地はあまり土地勘がなかったのだ。
「あんちゃん、これからどこかに行くのか?」
子どもが分かりやすく通訳してくれた。
しかし、このエリアは俺もよく知らない所で、いつもは列車で
移動ばかりしていたからエリアすら取りようがないのだ。
もう、頼れる場所も当てもない。
返答に迷い、悩んでいると。
「じゃあ、あそこへ行こうよ!」
子どもはある所へ行こうと誘っているようだ。
行く当てもない自分は、鉄道兵団じゃないと知る。
そこに一度行ってこの辺りで身を隠す場所探しを見つけようと
聞くのも良いかなと思い始めていた。
イワテCN拠点 指令室
女性の司令官がモニターでMと会話をしている。
兵士の配置について話し合いをしているようだ。
「「あなた方、アキタCNの人数は3年前以来理想残数から減少低下気味です。
よって、イワテCNとの完全な統合配備を勧告します。
CN法、交戦権1:1法に基づき、同盟後の資源共有を進め、
1つのCNが消滅する事は避けるべきです」」
「ですが、私たちの者がリソースの共有を拒否し続けております。
現段階で直ぐに配分を行えば混乱をもたらしやすく、
返答はもう少し待っていただけますか?」
司令官会議の一端、話はMという統制者によるCN資源統合について
組むよう勧告を迫られているようだ。アキタの司令官はためらっていて、
乗っかりに周りの司令官達がなじって言ってきた。
「だから、末端地域への懸念はイワテ本部で調整すると言ったろうに。
万が一不備が起これば、ここよりもっとサポートできるんだぞ?」
「完全な同盟を拒む事になんらメリットはないのだがね。
資源分配に悩むのも分かるが、時が経てば滑らかに事は運ぶ。
決まったルールに反意した不満点を言いたいのもあるが、
そこをなんとかするのが司令官のラボリだろう、サラ君?」
「そうですが、今回の統合は少し・・・」
サラは言いかけたが、なにか気まずい事があったのか
供述以上の事を言わなかった。
「アドルフ司令官のおかげで、ここ東北のCNは
均衡を保つことができたんだ、どんな判断だ?」
アキタ司令官サラは同盟から発生する資源価値の問題に悩んでいた。
A.D元年から続いた東北の分配整理はようやく統合を果たせたものの、
人口の少なさで物品の変化が貧民を惑わせてしまう。
真ん中にいるまとめ役と思わしき男が静かに発言しだした。
「少数派の弊害の1つでもあるな。
人口数の少ない地域というのは長年固められた習慣が強いゆえに、
他に対する拒否反応を示しやすいものだ。
しかし、産業の割合は範囲拡大こそ多く届かせられる。
技術共有は満たされぬ者にとって何より繁栄の要となるだろう」
イワテCN司令官、アドルフは彼女の否定する理由を
先読みするような言い方でくるめてくる。
内容は同盟による資源分配の細小で揉めている事だった。
また、東北界隈の国境の制限も緩和された後に、
市民も兵も申請なく入れるので関係のない人の流入も起きており、
新たな課題で悩んでいたのだ。
説得されるサラは他の司令官達に懐疑的な目で質問した。
「チャス司令、クリーズ司令、リュウノスケ司令。
そちらの近況は如何でしょうか?
士気は大丈夫なのですか?」
「私の軍は問題ない、むしろ同盟による合併で兵力が増強したくらいだ。
君はそこに不満があるのか?」
「居住区間の事業で弊害が起きてゆくのが不安なんです。
市民が“自分の領地が荒らされる”事件も多発し始めていると」
「ならば、なおさら統合して脇を固めるべきだと思わないかね?
さほど困難ではあるまい」
「ですから、その統合に問題が――」
「伝令があります、アキタCNに新たな兵士が
1人配置されるという情報があります」
側近が突如、報告を上げてきた。
「ここで言う事かね?」
「この者はどのCNにも属していないと判明しました」
「そ、そうなの?」
「まさか例の列車事件となにか関連性が?」
「その件についてはサラ君に任せよう、
ではこれにて通常会議を終了とする、解散!」
「「ではこれにて会議を終了いたします。
お疲れさまでした、同盟後もラボリを果たして下さい」」
プツン
Mも通信を切り、会議は終わる。
東北連合の重鎮達がそれぞれ部屋を後にしていく。
アドルフは去り際にサラへ諭すように言う。
「これは東北のためなのだ、我々が一帯を囲わなければ
強大なる南西側に対抗する事ができないのだからな」
ウィーン
なけなしの一言を告げられて出ていった。
サラは聞こえないくらいの声で呟く。
「「戦争で統合を繰り返して何の意味があるのかしらね」」
住民に気付かれる前に離れようとしたつもりが、寝すぎて遅れてしまう。
誰かに通報されるかもしれない。
逃げようと体を起こしたかったが、なんだかダルい。
頭も異様に熱く、意識がうまく動かずに苦しかった。
「ぐっ・・・」
「大丈夫? ちょっと待ってて」
子どもは誰か連れてくると言って一度離れる。
こんな物置小屋で一晩過ごせば体に悪いのも当然か。
俺は結局、また横になってしまった。
ここの住民らしき人がやって来て俺の体を持ち上げ、
民家に連れていかれた。
そして頭に冷たいタオルを当てられ、介護される。
おっさんとばあさんの2人に事情を聞かれた。
「おめぇ、あんべわりーんか? どこからさ来ただ?」
「ここらのモンじゃあんめえ。
離れの路線でなんかあっただらしいわな?」
言いたくなかったが、ここまでしてくれているから
反抗するわけにはいかずと分当たりにウソをついて
身内がバレないように話した。
「ちょっと道に迷って・・・」
「腹減ってるじゃろ? これお前にける」
「バッケのミソがっこと白飯じゃ。
残りモンでここにゃあまり良いもんないが食え」
フキノトウの味噌漬けだ、一度食べた事はあった。
自分としてはあんまり美味くないが、逃走中の身で
昨日から何も食べていなかったから勢い一口で食べる。
お礼のついでに俺は聞いた。
「ここはどこなんだ?」
「ここはアキタちゃ、アキタシーエヌというっちゃ」
「あんた、ボロボロになった服着てっけ。
戦争でもしてっかや?
ここはしゃっけてるから風邪ひくんだや」
「・・・・・・」
この辺りで盗人してるなんて言えなかった。
俺は今、CNに所属していない。
ここ東北のエリアを転々と渡り歩く放浪者で、
明日もろくに見えない人生を歩き続けてきたからだ。
別に恥だと思ってなく、何を思われようと気にも留めないが、
この場で何と言えば良いか口をモゴモゴ動かしかけた時、
先の子どもがやって来て話しかけてきた。
「あんちゃん、軍人なはん?
ぼくにも知り合いがいるっちゃ」
「そ、そうなのか・・・」
内心、ヒヤッとする。鉄道兵団かもしれない。
ここ周辺でもそいつらの陣地があったはずだ。
追われているなんて言えるはずがない。
おっさんは俺の顔をジ~ッと見つめてこう言い出した。
「これに着替え、そのカッコじゃ目立つ」
そう言われて、古着のジャケットとズボンを渡された。
サイズが少し窮屈だが、先の物は視認されてるから都合が良い。
「おっとんの若いときの服どんどはりゃ、
ちょうどあんたに合うっちゃ」
「あ、ありがとう・・・すまない」
好都合な事にここで新しい服を手に入れた。
これなら奴らの目を少しの間でも誤魔化せられるだろう。
ただ、これからどうしたら良いのか迷っていた。
「おめえ、これからあべあんのか?」
「え?」
意味がよく分からず、顔が固まった。
助けられたのは幸運だが、逃走先には当てがなく少しでも安全な場所を
探そうにもアキタ内地はあまり土地勘がなかったのだ。
「あんちゃん、これからどこかに行くのか?」
子どもが分かりやすく通訳してくれた。
しかし、このエリアは俺もよく知らない所で、いつもは列車で
移動ばかりしていたからエリアすら取りようがないのだ。
もう、頼れる場所も当てもない。
返答に迷い、悩んでいると。
「じゃあ、あそこへ行こうよ!」
子どもはある所へ行こうと誘っているようだ。
行く当てもない自分は、鉄道兵団じゃないと知る。
そこに一度行ってこの辺りで身を隠す場所探しを見つけようと
聞くのも良いかなと思い始めていた。
イワテCN拠点 指令室
女性の司令官がモニターでMと会話をしている。
兵士の配置について話し合いをしているようだ。
「「あなた方、アキタCNの人数は3年前以来理想残数から減少低下気味です。
よって、イワテCNとの完全な統合配備を勧告します。
CN法、交戦権1:1法に基づき、同盟後の資源共有を進め、
1つのCNが消滅する事は避けるべきです」」
「ですが、私たちの者がリソースの共有を拒否し続けております。
現段階で直ぐに配分を行えば混乱をもたらしやすく、
返答はもう少し待っていただけますか?」
司令官会議の一端、話はMという統制者によるCN資源統合について
組むよう勧告を迫られているようだ。アキタの司令官はためらっていて、
乗っかりに周りの司令官達がなじって言ってきた。
「だから、末端地域への懸念はイワテ本部で調整すると言ったろうに。
万が一不備が起これば、ここよりもっとサポートできるんだぞ?」
「完全な同盟を拒む事になんらメリットはないのだがね。
資源分配に悩むのも分かるが、時が経てば滑らかに事は運ぶ。
決まったルールに反意した不満点を言いたいのもあるが、
そこをなんとかするのが司令官のラボリだろう、サラ君?」
「そうですが、今回の統合は少し・・・」
サラは言いかけたが、なにか気まずい事があったのか
供述以上の事を言わなかった。
「アドルフ司令官のおかげで、ここ東北のCNは
均衡を保つことができたんだ、どんな判断だ?」
アキタ司令官サラは同盟から発生する資源価値の問題に悩んでいた。
A.D元年から続いた東北の分配整理はようやく統合を果たせたものの、
人口の少なさで物品の変化が貧民を惑わせてしまう。
真ん中にいるまとめ役と思わしき男が静かに発言しだした。
「少数派の弊害の1つでもあるな。
人口数の少ない地域というのは長年固められた習慣が強いゆえに、
他に対する拒否反応を示しやすいものだ。
しかし、産業の割合は範囲拡大こそ多く届かせられる。
技術共有は満たされぬ者にとって何より繁栄の要となるだろう」
イワテCN司令官、アドルフは彼女の否定する理由を
先読みするような言い方でくるめてくる。
内容は同盟による資源分配の細小で揉めている事だった。
また、東北界隈の国境の制限も緩和された後に、
市民も兵も申請なく入れるので関係のない人の流入も起きており、
新たな課題で悩んでいたのだ。
説得されるサラは他の司令官達に懐疑的な目で質問した。
「チャス司令、クリーズ司令、リュウノスケ司令。
そちらの近況は如何でしょうか?
士気は大丈夫なのですか?」
「私の軍は問題ない、むしろ同盟による合併で兵力が増強したくらいだ。
君はそこに不満があるのか?」
「居住区間の事業で弊害が起きてゆくのが不安なんです。
市民が“自分の領地が荒らされる”事件も多発し始めていると」
「ならば、なおさら統合して脇を固めるべきだと思わないかね?
さほど困難ではあるまい」
「ですから、その統合に問題が――」
「伝令があります、アキタCNに新たな兵士が
1人配置されるという情報があります」
側近が突如、報告を上げてきた。
「ここで言う事かね?」
「この者はどのCNにも属していないと判明しました」
「そ、そうなの?」
「まさか例の列車事件となにか関連性が?」
「その件についてはサラ君に任せよう、
ではこれにて通常会議を終了とする、解散!」
「「ではこれにて会議を終了いたします。
お疲れさまでした、同盟後もラボリを果たして下さい」」
プツン
Mも通信を切り、会議は終わる。
東北連合の重鎮達がそれぞれ部屋を後にしていく。
アドルフは去り際にサラへ諭すように言う。
「これは東北のためなのだ、我々が一帯を囲わなければ
強大なる南西側に対抗する事ができないのだからな」
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