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1章 中部編
第8話 超連射
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永栄小学校 グラウンド
「スミス・ノア君、おめでとうございます!」
「どうも・・・ありがとうございます」
少しばかり日が進んだある8月。
夏休み期間の登校日で、グラウンドには生徒や先生。
そして、マスコミが大勢集まって場をうめていた。
国からの認定が決まるやいなや、新型を小学生が
作ったゴシップさがしに来ていたようで、
集会が終わって予定変更で直見せ。
「では、さっそく作ってくれたウォーターガンを
はいけんさせてもらいましょう!」
「いきます」
実際にTV公開するのは今回初。
どういった性能をほこるとされているのか確認と、
はだか待機してた1人のスタッフにめがけて放射した。
キュイイイン パラララララララララ
「シュワァ~オ!」
無数の水玉が口に入って発泡を口の中へ満たさせる。
水素ガスでおされた水が健康的に放射。
味がしないまでも、ぞくに言うさわやかを体で伝えさせる。
一応ヘッドショットのつもりでエイムしたつもりで、
見栄え良く打ってみたが。
「こ、これはなんと打たれがいあるってゆーか、
さわやかすぎて例えられませんよおお!」
「かつ、相手に反げきを許さぬ連射っぷり!
さすがノア君ッ!」
パシャパシャ ←シャッター音
といった文字通り、参考にもならない反応。
無数の水玉も写真にする側を画像に収めてゆく。
ジュウゾウ校長も側で観ているだけあって、
ちっぽけな表現は許されない。
企業さん下の組織はマスコミもズケズケとした態度で
対応できないから最もらしくふるまう。
ボクにとってはどうということもないが、
世間へのアピールでとにかくスゴイと言えば
それらしく思われる。今はそれだけで良い。
性能の細かさなんて伝えても理解する気もないから。
外見なら前バージョンよりもおとっているが、
大きさだけなら地方で最も大きいこれは、
インパクトさを伝えられるだろう。
実現できただけでも十分。
BWを持ってかまえたところをさつえい。
新型のひろうはそこそこに、今日のイベントを終える。
ジュウゾウ校長が来て労いの言葉を放った。
「まずは第1難問をこえたな」
「先生方のおかげです、一時はどうなるかと思いましたが
イリーナ先生の教育課程を入念にたどり、
わずかな中心部から見つけられました」
「日ごろの効き目が出て私もうれしいぞ。
が、一スポーツだけの成果とも言い切れん。
大人としても大変意義のある物だ」
「大人の意義、ですか?」
「はたからすればただの水鉄砲であるが、
現代の夏をしのぎ、乗りこえるための大いなる物。
子どもが生み出した物といえど、
貴重な発明品には変わりないのだ」
意味はたかがオモチャとしてみなすのはダメ。
かこくな夏において、人を冷たくさせる要素は
命を保つために欠かせないもの。
そして、さらに大人にとっても有利な点をもつと
言いたいのだろう。
「確かに、ただの物品ならTVも来たりしませんね。
今日集まった注目数からうかがえます」
「これだけマスコミも来ていたということは、
経済的有利になりえるからこそ。
BWのパーツも工場より回り、向上できる。
よって、中部にとってさらなる利益となるのだ」
「なるほど、先を見すえた方針ですね。
国よりこれからの環境をしのぐための先物出資だと」
「ふふふ、要約しても君と我々おたがいのおかげだ。
父上も同様、スポーツを通したわく組みからの
発展を願っているだろう」
「そうですね、アイチ工業を様々に展開できるよう、
他地方に先んじて技術競争に勝って、
あのトウキョウすらも対応してみせます」
校長の言い分は経済観点からボクに言いさとす。
他地方も色々と対さくをねっているだろう。
まだ、関東の強豪チームなどの話はあまりないが、
すごうでの選手の情報も入っている。
同年代にしぼれば、必ず大会で顔合わせするはずだ。
そう言いつつも、何から何までBWにはたよれない。
通常の連射に交じりつつ、超連射をすきまから
打ち出していかなければならないから。
いわゆる時差の波、アサルトライフル型との共演、
となりでタンクを支えているメルが今になって発言。
「「後何発打つつもりだ?」」
「もう終わりにするよ、さつえいもないだろうし。
ボクもしびれてきた、おつかれさん」
「最近、なんだか役に立ってるのかって思ってきた。
おれのポジションってこんなものか」
「いや、メルしかできないことだってあると思う。
水素ガス製造ラインもオースティン家から受注できて。
でも、今度からもっと大変になるけど」
「そうだな、他地方も同じ製法始めているらしいし。
こっちもこんなんでヘバるわけにはいかないから、
超連射が通用するよう願ってるぞ、キャプテン」
手を放して小声から元の調子へもどす。
ことのついでだが、ここ栄小学校のウオバト部の
キャプテンもボクに決まった。
本来なら部活をやらないはずが、これを機に
正式なウオバト部として活動することとなる。
目的は試合に勝つ以外で世界を涼で満たす。
さんずいのシは水を表し、京は皇位の国を表すから、
さらに人も身体を支えたいと求めてゆくはず。
それはともかく、知的財産を高めつつチームを作り上げ、
ますます段取りを積み上げてゆく。
たまにメルにも聞かれる、“なぜそこまでやる”のか。
理由は先の校長が発言していた語に始まる。
あくまでもこの理念を前提としてきた。
(そう、利益だ。
人が最もほしがる経済において重要な素材。
だから、ボクの生み出した利液でさらに大きな
うるおいを中部にじゅんかんさせる)
少々デリケートだから口には出さないでおく。
自分のメガネをかけなおして、内側に収める。
イリーナ先生が今度の予定を教えてきた。
「それじゃノア君、さっそく次のスケジュールが
入ってきたわ。ナガノで試合よ」
(次はそこか・・・)
黒備小学校。
中部でも自然が多いエリアで試合をすることが決定。
さっそく来年に向けてするべき新たな課題のため、
次はナガノへ出向くことになった。
「スミス・ノア君、おめでとうございます!」
「どうも・・・ありがとうございます」
少しばかり日が進んだある8月。
夏休み期間の登校日で、グラウンドには生徒や先生。
そして、マスコミが大勢集まって場をうめていた。
国からの認定が決まるやいなや、新型を小学生が
作ったゴシップさがしに来ていたようで、
集会が終わって予定変更で直見せ。
「では、さっそく作ってくれたウォーターガンを
はいけんさせてもらいましょう!」
「いきます」
実際にTV公開するのは今回初。
どういった性能をほこるとされているのか確認と、
はだか待機してた1人のスタッフにめがけて放射した。
キュイイイン パラララララララララ
「シュワァ~オ!」
無数の水玉が口に入って発泡を口の中へ満たさせる。
水素ガスでおされた水が健康的に放射。
味がしないまでも、ぞくに言うさわやかを体で伝えさせる。
一応ヘッドショットのつもりでエイムしたつもりで、
見栄え良く打ってみたが。
「こ、これはなんと打たれがいあるってゆーか、
さわやかすぎて例えられませんよおお!」
「かつ、相手に反げきを許さぬ連射っぷり!
さすがノア君ッ!」
パシャパシャ ←シャッター音
といった文字通り、参考にもならない反応。
無数の水玉も写真にする側を画像に収めてゆく。
ジュウゾウ校長も側で観ているだけあって、
ちっぽけな表現は許されない。
企業さん下の組織はマスコミもズケズケとした態度で
対応できないから最もらしくふるまう。
ボクにとってはどうということもないが、
世間へのアピールでとにかくスゴイと言えば
それらしく思われる。今はそれだけで良い。
性能の細かさなんて伝えても理解する気もないから。
外見なら前バージョンよりもおとっているが、
大きさだけなら地方で最も大きいこれは、
インパクトさを伝えられるだろう。
実現できただけでも十分。
BWを持ってかまえたところをさつえい。
新型のひろうはそこそこに、今日のイベントを終える。
ジュウゾウ校長が来て労いの言葉を放った。
「まずは第1難問をこえたな」
「先生方のおかげです、一時はどうなるかと思いましたが
イリーナ先生の教育課程を入念にたどり、
わずかな中心部から見つけられました」
「日ごろの効き目が出て私もうれしいぞ。
が、一スポーツだけの成果とも言い切れん。
大人としても大変意義のある物だ」
「大人の意義、ですか?」
「はたからすればただの水鉄砲であるが、
現代の夏をしのぎ、乗りこえるための大いなる物。
子どもが生み出した物といえど、
貴重な発明品には変わりないのだ」
意味はたかがオモチャとしてみなすのはダメ。
かこくな夏において、人を冷たくさせる要素は
命を保つために欠かせないもの。
そして、さらに大人にとっても有利な点をもつと
言いたいのだろう。
「確かに、ただの物品ならTVも来たりしませんね。
今日集まった注目数からうかがえます」
「これだけマスコミも来ていたということは、
経済的有利になりえるからこそ。
BWのパーツも工場より回り、向上できる。
よって、中部にとってさらなる利益となるのだ」
「なるほど、先を見すえた方針ですね。
国よりこれからの環境をしのぐための先物出資だと」
「ふふふ、要約しても君と我々おたがいのおかげだ。
父上も同様、スポーツを通したわく組みからの
発展を願っているだろう」
「そうですね、アイチ工業を様々に展開できるよう、
他地方に先んじて技術競争に勝って、
あのトウキョウすらも対応してみせます」
校長の言い分は経済観点からボクに言いさとす。
他地方も色々と対さくをねっているだろう。
まだ、関東の強豪チームなどの話はあまりないが、
すごうでの選手の情報も入っている。
同年代にしぼれば、必ず大会で顔合わせするはずだ。
そう言いつつも、何から何までBWにはたよれない。
通常の連射に交じりつつ、超連射をすきまから
打ち出していかなければならないから。
いわゆる時差の波、アサルトライフル型との共演、
となりでタンクを支えているメルが今になって発言。
「「後何発打つつもりだ?」」
「もう終わりにするよ、さつえいもないだろうし。
ボクもしびれてきた、おつかれさん」
「最近、なんだか役に立ってるのかって思ってきた。
おれのポジションってこんなものか」
「いや、メルしかできないことだってあると思う。
水素ガス製造ラインもオースティン家から受注できて。
でも、今度からもっと大変になるけど」
「そうだな、他地方も同じ製法始めているらしいし。
こっちもこんなんでヘバるわけにはいかないから、
超連射が通用するよう願ってるぞ、キャプテン」
手を放して小声から元の調子へもどす。
ことのついでだが、ここ栄小学校のウオバト部の
キャプテンもボクに決まった。
本来なら部活をやらないはずが、これを機に
正式なウオバト部として活動することとなる。
目的は試合に勝つ以外で世界を涼で満たす。
さんずいのシは水を表し、京は皇位の国を表すから、
さらに人も身体を支えたいと求めてゆくはず。
それはともかく、知的財産を高めつつチームを作り上げ、
ますます段取りを積み上げてゆく。
たまにメルにも聞かれる、“なぜそこまでやる”のか。
理由は先の校長が発言していた語に始まる。
あくまでもこの理念を前提としてきた。
(そう、利益だ。
人が最もほしがる経済において重要な素材。
だから、ボクの生み出した利液でさらに大きな
うるおいを中部にじゅんかんさせる)
少々デリケートだから口には出さないでおく。
自分のメガネをかけなおして、内側に収める。
イリーナ先生が今度の予定を教えてきた。
「それじゃノア君、さっそく次のスケジュールが
入ってきたわ。ナガノで試合よ」
(次はそこか・・・)
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中部でも自然が多いエリアで試合をすることが決定。
さっそく来年に向けてするべき新たな課題のため、
次はナガノへ出向くことになった。
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