11 / 171
序章:すべての旅は、茶番から始まる――剣も魔法もまだいらない
第11話:最強への道は、まずにんじんから
しおりを挟む
勇者セリナの前に、スライムが現れた。
スライム ×1
コマンド:
▶ 戦闣
スキル
魔法
道具
逃げる
勇者セリナはスライムにこうげきした!
──しかし、スライムは素早く攻撃をかわした。
スライムが勇者セリナに体当たりを仕掛けた!
勇者セリナは力尽きた。
「……これは、やばい」
マオウは、嫌でもこの残酷な現実に向き合わざるを得なかった。
勇者が、弱すぎる。
ずっとどこかで目を背けていた事実を、改めて思い知らされた。
「セリナ君。君、今まで戦闘訓練を受けたことは?」
「ありません!」
「……元気があってよろしい」
まずい。聖剣のような大きな武器は、
小柄な彼女には合わない。
もっと体格に見合ったものから始めるべきだ。
「セリナ君。まずはこれに慣れようか」
マオウは小さなナイフを手渡した。
「はい、頑張ります!」
セリナは「ナイフ」を装備した。
──その瞬間。
ナイフは、聖剣へと変貌した。
「……嘘だろ」
試しにいろんな武器を持たせてみた。
槍──聖剣に変わった。
盾──聖剣になった。
小枝──聖剣。
どうやらセリナは、
「武器」を装備すると自動的にそれが聖剣化するらしい。
ただし、装備を外せば元に戻る。
最初に渡されたあの"聖剣"も、
実はただの装飾剣だった。
「呪いじゃないか……」
こんなの、勇者物語のどこにも書いてないぞ。詐欺だ。
畜生、作者を呪ってやる。
……まあ、私は呪い系の魔法をまだ覚えていないが。
くそっ、今後絶対にマスターして、
一番えげつないのをかけてやる。
「仕方ない。武器を変えられないなら、
それを使いこなせるようになればいい。
さあ、切り込み練習だ。準備はいいか?」
「はい、先生!」
聖剣(仮)を手に、セリナが標的の丸太を切る。
──ドスッ。
鈍器のような鈍い音。
「……なまくらじゃないか」
料理人の包丁の方がまだマシだ。
これは、あくまで仮説だが……。
もしルーが言っていた「人を守る」概念が、
この聖剣の本質ならば──
セリナが「それが人間の脅威として認識していない」限り、
威力が出ないってことか?
「呪いじゃないか……」
仕様書くらい用意しておけ。
だから、人間ってやつは。
へとへとになるまで練習したセリナとは裏腹に、
丸太は傷一つついていない。
「これは……やばいな」
マオウは再び、現実の重さを痛感した。
一日の練習が終わり、
セリナは晩ご飯の支度を始めた。
当然のように、握った包丁は──聖剣と化した。
当然のように、野菜は──まったく切れなかった。
料理が得意なはずの彼女は、
なぜか今夜は包丁(聖剣)と格闘している。
……呪いじゃないか?と、また心の中で呟く。
「人間の敵だと想像して切れば、切れるんじゃないか?」
いつもは言わないようなアドバイスを口にした。
「ダメです!
にんじんさんも、
じゃがいもさんも、
たまねぎさんも、
みんな体にいい、ヘルシーな野菜たちです!
そんなことを思ったら、
育ててくれた農家の人たちに失礼です!」
……どうにも見ていられなかったので、
魔法で野菜を切ってあげた。
それに嬉しそうに笑って感謝する彼女を見て、
なぜか私の心もほっとした。
──ああ、この感じは。
ルーやリアと一緒にいたときと、どこか似ている。あたたかい。
図書館でこの娘に文字を教えていた時も、
なんやかんやで楽しかったな。
ご飯の時間。
明るく振る舞っているが、私にはわかる。
彼女は、私よりもずっと落ち込んでいる。
そして、ぽつりと、他愛のない雑談が途切れた。
「マオウさん。どうして……私と一緒にいるんですか?」
……やはり、来たか。
「君は、勇者だからだ」
「こんなに弱い私でも?
王子様についていた方が、
マオウさんの力も発揮できると思います。
私は足手まといです……」
「あいつはダメだ。
ちっぽけな信念に、安いプライド。
自滅しやすい上に、周囲を巻き込むタイプだ。
あのままじゃ、
魔王に辿り着く前にどこかでドジを踏んで死ぬ」
「でも……今の私は戦闘どころか、
得意だった家事すら満足にできません。
何の役にも立ちません……」
「いいじゃないか。
どうせ王子も家事はできないし」
「……ずるいです。
どうしてマオウさんは、
私にそんなに優しいんですか。
あなたみたいな人なら、
別に私にこだわらなくても……。
私には、返せるものなんて何もありません……」
彼女は泣いているのだろうか。
声が震え、頬に何かが流れているのを感じる。
なぜだろう。私まで、胸が締めつけられる。
「私はね、
生まれついての弱者なんだ。
誰にも気にも止められない、
ちっぽけで取るに足らない存在だった」
「……」
「だけど、
どうしても手に入れたい"何か"ができた。
だから、私は小さいままでいるわけにはいかなかった。
長い年月をかけて、
最底辺から這い上がった。──それが、私の覇道だ」
「……」
「だから、私は"弱いもの"を見くびったりはしない。
だって──」
最弱こそ、最強になれる道だ。
「マオウさん……?」
「料理、美味しかった。
明日からは、別の方法を探そう。
我々今歩いてのは決して楽な道ではないけど……
最善の道だ」
──そのころ。
「ふふ~ん♪♪♪」
「……なにニヤニヤしてるのよ、気持ち悪い」
「ごきげんよう。
今の私は、
おバカな天使の暴言すら微笑ましく受け入れられるほど気分がいいのですわ。
では──良い夜を」
なぜか、モリアは異様にご機嫌だった。
スライム ×1
コマンド:
▶ 戦闣
スキル
魔法
道具
逃げる
勇者セリナはスライムにこうげきした!
──しかし、スライムは素早く攻撃をかわした。
スライムが勇者セリナに体当たりを仕掛けた!
勇者セリナは力尽きた。
「……これは、やばい」
マオウは、嫌でもこの残酷な現実に向き合わざるを得なかった。
勇者が、弱すぎる。
ずっとどこかで目を背けていた事実を、改めて思い知らされた。
「セリナ君。君、今まで戦闘訓練を受けたことは?」
「ありません!」
「……元気があってよろしい」
まずい。聖剣のような大きな武器は、
小柄な彼女には合わない。
もっと体格に見合ったものから始めるべきだ。
「セリナ君。まずはこれに慣れようか」
マオウは小さなナイフを手渡した。
「はい、頑張ります!」
セリナは「ナイフ」を装備した。
──その瞬間。
ナイフは、聖剣へと変貌した。
「……嘘だろ」
試しにいろんな武器を持たせてみた。
槍──聖剣に変わった。
盾──聖剣になった。
小枝──聖剣。
どうやらセリナは、
「武器」を装備すると自動的にそれが聖剣化するらしい。
ただし、装備を外せば元に戻る。
最初に渡されたあの"聖剣"も、
実はただの装飾剣だった。
「呪いじゃないか……」
こんなの、勇者物語のどこにも書いてないぞ。詐欺だ。
畜生、作者を呪ってやる。
……まあ、私は呪い系の魔法をまだ覚えていないが。
くそっ、今後絶対にマスターして、
一番えげつないのをかけてやる。
「仕方ない。武器を変えられないなら、
それを使いこなせるようになればいい。
さあ、切り込み練習だ。準備はいいか?」
「はい、先生!」
聖剣(仮)を手に、セリナが標的の丸太を切る。
──ドスッ。
鈍器のような鈍い音。
「……なまくらじゃないか」
料理人の包丁の方がまだマシだ。
これは、あくまで仮説だが……。
もしルーが言っていた「人を守る」概念が、
この聖剣の本質ならば──
セリナが「それが人間の脅威として認識していない」限り、
威力が出ないってことか?
「呪いじゃないか……」
仕様書くらい用意しておけ。
だから、人間ってやつは。
へとへとになるまで練習したセリナとは裏腹に、
丸太は傷一つついていない。
「これは……やばいな」
マオウは再び、現実の重さを痛感した。
一日の練習が終わり、
セリナは晩ご飯の支度を始めた。
当然のように、握った包丁は──聖剣と化した。
当然のように、野菜は──まったく切れなかった。
料理が得意なはずの彼女は、
なぜか今夜は包丁(聖剣)と格闘している。
……呪いじゃないか?と、また心の中で呟く。
「人間の敵だと想像して切れば、切れるんじゃないか?」
いつもは言わないようなアドバイスを口にした。
「ダメです!
にんじんさんも、
じゃがいもさんも、
たまねぎさんも、
みんな体にいい、ヘルシーな野菜たちです!
そんなことを思ったら、
育ててくれた農家の人たちに失礼です!」
……どうにも見ていられなかったので、
魔法で野菜を切ってあげた。
それに嬉しそうに笑って感謝する彼女を見て、
なぜか私の心もほっとした。
──ああ、この感じは。
ルーやリアと一緒にいたときと、どこか似ている。あたたかい。
図書館でこの娘に文字を教えていた時も、
なんやかんやで楽しかったな。
ご飯の時間。
明るく振る舞っているが、私にはわかる。
彼女は、私よりもずっと落ち込んでいる。
そして、ぽつりと、他愛のない雑談が途切れた。
「マオウさん。どうして……私と一緒にいるんですか?」
……やはり、来たか。
「君は、勇者だからだ」
「こんなに弱い私でも?
王子様についていた方が、
マオウさんの力も発揮できると思います。
私は足手まといです……」
「あいつはダメだ。
ちっぽけな信念に、安いプライド。
自滅しやすい上に、周囲を巻き込むタイプだ。
あのままじゃ、
魔王に辿り着く前にどこかでドジを踏んで死ぬ」
「でも……今の私は戦闘どころか、
得意だった家事すら満足にできません。
何の役にも立ちません……」
「いいじゃないか。
どうせ王子も家事はできないし」
「……ずるいです。
どうしてマオウさんは、
私にそんなに優しいんですか。
あなたみたいな人なら、
別に私にこだわらなくても……。
私には、返せるものなんて何もありません……」
彼女は泣いているのだろうか。
声が震え、頬に何かが流れているのを感じる。
なぜだろう。私まで、胸が締めつけられる。
「私はね、
生まれついての弱者なんだ。
誰にも気にも止められない、
ちっぽけで取るに足らない存在だった」
「……」
「だけど、
どうしても手に入れたい"何か"ができた。
だから、私は小さいままでいるわけにはいかなかった。
長い年月をかけて、
最底辺から這い上がった。──それが、私の覇道だ」
「……」
「だから、私は"弱いもの"を見くびったりはしない。
だって──」
最弱こそ、最強になれる道だ。
「マオウさん……?」
「料理、美味しかった。
明日からは、別の方法を探そう。
我々今歩いてのは決して楽な道ではないけど……
最善の道だ」
──そのころ。
「ふふ~ん♪♪♪」
「……なにニヤニヤしてるのよ、気持ち悪い」
「ごきげんよう。
今の私は、
おバカな天使の暴言すら微笑ましく受け入れられるほど気分がいいのですわ。
では──良い夜を」
なぜか、モリアは異様にご機嫌だった。
0
あなたにおすすめの小説
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる