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第二章:領主二年目第一部
新しい土地と問題(四):地下の調査と報告
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王城で殿下に面会を求め、挨拶もほどほどにすぐに説明を行った。
「そんな物が地下にか。それは確認が必要だな」
「とりあえず方向を確認した限りでは西南西、つまり王城の方へ伸びていました。勝手に進んで何かあれば問題になりますので、調査の前に報告をと思いまして」
「ああ、それでいいと思う。すぐに調べさせよう。お前は同行するか?」
「はい、同行します。しばらく屋敷の方にいますので、何かあれば屋敷か商会までお願いします」
王族の脱出路という可能性は低いだろうが、元脱出路という可能性もなくはない。つまり忘れられてしまった脱出路という可能性も捨てきれない。いつの間にか忘れられ、出口であるはずの建物が売り払われてしまったということだ。
だがあの部屋に何もなかったことを考えれば、あの部屋から地下通路に入れることは屋敷の持ち主、つまり大公派の貴族に連なる商家には知られていたはず。何にせよ殿下も知らないようなので、陛下にも確認してもらうことになった。それで調べて問題なければ調査をするということになった。
断言はできないが、俺たちの足音以外に音は聞こえなかった。だから仮に現在使われているとしても、少なくともあの時には誰もいなかったはずだ。
◆ ◆ ◆
昨日の今日で地下通路に調査が入ることになった。場所が場所なのであまり大人数も問題だろうということで、調査は少人数で行うことになった。空気が悪くなる可能性もあるからだ。
王城で警備や巡回を行っている者たちには、地下から俺たちが現れる可能性があることを知らせてもらうことになった。いきなり顔を出したら斬りかかられる可能性があるからだ。そのためにも数人の兵士と役人にも同行してもらうことになった。
「説明は受けましたが、本当に真っ直ぐなのですね」
若い役人のライマーが地下通路を見て驚く。
「傾斜はあるが気持ち悪いくらい左右には曲がっていない。作られた理由は分からないが、陛下も殿下も知らないのなら、真っ当な理由で作られたものではないのだろう」
何があるか分からないので、役人も体が丈夫な者たちを選んでもらった。あれから何度か下り坂があり、それなりの深さにいるはずだ。
「距離的にはそろそろ王城の下に到達するはずだが」
「あそこに階段がありますが、通路はまっすぐ続いていますね」
「向こう側からも入れるようにしているのかもしれないな」
うちの裏から伸びているこの地下通路は、坂道を何度も下りながらさらにまっすぐ続いている。そして時間的にちょうど王城の下に来たあたりで、横に上りの階段が設けられていた。
仮にここを調べている時に向こうから人が来たら面倒だから、向こう側に大きな岩を置いた。
「それで、この上は王城のはずだが、どこに続いているのか……」
注意しながら階段を上ると、小部屋のような場所に出た。部屋の中には何もない。床に先ほどの階段があるだけで、四方も天井も何もない。壁に魔力を流すと、一方の壁にだけ向こうに何かがあった。
「この壁の向こうに空洞がある」
「深さ的に一番下なら地下牢のあたりです」
「仕掛けもないようだから、穴を開けてもいいか?」
「はい、事情が事情ですので、地下から侵入する場合があると通達を出しています」
「では開けるぞ」
さすがにペラペラの壁ではない。崩れないように補強しながら穴を開けると、机と椅子だけがある部屋があった。地下牢ではないな。穴を空けた反対側の壁には扉がある。
「ここは何の部屋だ?」
「一度外に出てみましょう」
王城の一角のようだが、誰もが見てすぐにどの部屋か分かるわけでもない。机と椅子があるだけの部屋だ。扉を開ければ廊下でもあるだろう。
揃って扉から出ると、そこにいた兵士たちがいきなり現れた俺たちに驚いたのか固まっていた。
「ここは廊下か。すまない、ここは王城のどこになる?」
「はっ、宝物庫の隣であります」
四人の兵士が立っていたので聞いてみた。
「俺たちはレオナルト殿下の指示で地下の調査を行なっていた。今の小部屋は、あれは何だ?」
「そちらの部屋ですか? 何もありませんので休憩室として使っていました。あるのは小さな机と椅子だけです」
「このあたりの管轄は誰になる?」
「今は国王陛下であります。以前はノイフィーア伯爵だったと思います。我々も最近ここの担当になりましたので、以前のことは詳しくは分かりません」
「ありがとう」
ノイフィーア伯爵か。副料理長であるアグネスの元勤め先だ。
「では至急殿下と陛下にこの件について伝えてほしい。それと殿下に時間があるようならこちらに来てもらえるように頼んでくれ」
「分かりました」
同行していたライマーには、どこからどう繋がっていたのかを説明してもらうことになった。俺が行ってもいいが、万が一地下で何かがあれば、ここで食い止めなければならない。
◆ ◆ ◆
「なるほど。ここにな」
すぐに殿下が来てくれたので簡単に事情を説明する。
「あくまで現段階での考えですが、宝物庫から金やら財宝やらを持ち出す、あるいはこの場所に兵を送り込む、そのような目的ではないでしょうか。場所としては目立ちにくいところにありますので」
「先があるといったか?」
「はい。ここからまだ先に伸びています。先の方はまだ調査していません」
「私はここにいるから、調べてくれ。何かあれば連絡してほしい」
「分かりました。ではすぐに」
何かあれば殿下の判断を仰ぐことになる。ここにいてくれるなら手間が省ける。あの向こう側がどこまで続いているかは分からないが、宝物庫に繋がっていたくらいだからまともな場所ではないだろう。
地下に戻ってまたしばらく歩くと、しばらく進んだ場所に階段があった。そこからまたしばらく進むと行き止まりになっていた。掘っている途中で作業をやめたようだ。中途半端な状態になっている。
「この先は無理か」
「では戻りましょうか」
「先ほどの階段だが、この距離なら王都でもそれなりにいい場所のはずだが、何がありそうだ?」
地図を持ったライマーに確認する。
「この時間なら……貴族街の一つでしょう。一番可能性が高いのが元ノイフィーア伯爵の屋敷でしょうね」
「やはりそうか。今はどうなっているか分かるか?」
「元ノイフィーア伯爵の屋敷ならツェーデン子爵が購入しました」
「場合によっては立ち入らせてもらう可能性があるな。一度戻ろう」
「はっ」
◆ ◆ ◆
「戻ったばかりで悪いが、何かあったか?」
「しばらく進むと階段がありました。その先は行き止まりになっています。その階段ですが、位置的には元ノイフィーア伯爵の屋敷に繋がっている可能性があります。ツェーデン子爵が購入したそうです」
「買ったのがツェーデン子爵なら、単に空きが出たから購入しただけだろう。芸術以外には興味がない人物だからな。私の名前で彼に手紙を出す。ライマーはそれをツェーデン子爵の屋敷に持っていってくれ。私も少ししたら向かう」
「かしこまりました」
隣の部屋にある机を使って殿下がササッと手紙を書いて封をすると、ライマーはそれを持って部屋を飛びだした。王城の建っている小島、その周囲の湖、そしてそこから向こうに貴族街がある。ありがたいことに地下はまっすぐだが、地上から向かえば何度も角を曲がることになるだろう。
「では私もそろそろ行こう。もう少ししたらエルマーも地下から向かってくれ」
「分かりました。では現地で」
ライマーが向こうに到着して説明し、それから殿下が向かってさらに説明し、それから俺が地下から現れる。ツェーデン子爵にとっては嫌がらせに思えるかもしれないが、放っておくわけにもいかないからな。今回限りだから諦めてもらおう。
「そんな物が地下にか。それは確認が必要だな」
「とりあえず方向を確認した限りでは西南西、つまり王城の方へ伸びていました。勝手に進んで何かあれば問題になりますので、調査の前に報告をと思いまして」
「ああ、それでいいと思う。すぐに調べさせよう。お前は同行するか?」
「はい、同行します。しばらく屋敷の方にいますので、何かあれば屋敷か商会までお願いします」
王族の脱出路という可能性は低いだろうが、元脱出路という可能性もなくはない。つまり忘れられてしまった脱出路という可能性も捨てきれない。いつの間にか忘れられ、出口であるはずの建物が売り払われてしまったということだ。
だがあの部屋に何もなかったことを考えれば、あの部屋から地下通路に入れることは屋敷の持ち主、つまり大公派の貴族に連なる商家には知られていたはず。何にせよ殿下も知らないようなので、陛下にも確認してもらうことになった。それで調べて問題なければ調査をするということになった。
断言はできないが、俺たちの足音以外に音は聞こえなかった。だから仮に現在使われているとしても、少なくともあの時には誰もいなかったはずだ。
◆ ◆ ◆
昨日の今日で地下通路に調査が入ることになった。場所が場所なのであまり大人数も問題だろうということで、調査は少人数で行うことになった。空気が悪くなる可能性もあるからだ。
王城で警備や巡回を行っている者たちには、地下から俺たちが現れる可能性があることを知らせてもらうことになった。いきなり顔を出したら斬りかかられる可能性があるからだ。そのためにも数人の兵士と役人にも同行してもらうことになった。
「説明は受けましたが、本当に真っ直ぐなのですね」
若い役人のライマーが地下通路を見て驚く。
「傾斜はあるが気持ち悪いくらい左右には曲がっていない。作られた理由は分からないが、陛下も殿下も知らないのなら、真っ当な理由で作られたものではないのだろう」
何があるか分からないので、役人も体が丈夫な者たちを選んでもらった。あれから何度か下り坂があり、それなりの深さにいるはずだ。
「距離的にはそろそろ王城の下に到達するはずだが」
「あそこに階段がありますが、通路はまっすぐ続いていますね」
「向こう側からも入れるようにしているのかもしれないな」
うちの裏から伸びているこの地下通路は、坂道を何度も下りながらさらにまっすぐ続いている。そして時間的にちょうど王城の下に来たあたりで、横に上りの階段が設けられていた。
仮にここを調べている時に向こうから人が来たら面倒だから、向こう側に大きな岩を置いた。
「それで、この上は王城のはずだが、どこに続いているのか……」
注意しながら階段を上ると、小部屋のような場所に出た。部屋の中には何もない。床に先ほどの階段があるだけで、四方も天井も何もない。壁に魔力を流すと、一方の壁にだけ向こうに何かがあった。
「この壁の向こうに空洞がある」
「深さ的に一番下なら地下牢のあたりです」
「仕掛けもないようだから、穴を開けてもいいか?」
「はい、事情が事情ですので、地下から侵入する場合があると通達を出しています」
「では開けるぞ」
さすがにペラペラの壁ではない。崩れないように補強しながら穴を開けると、机と椅子だけがある部屋があった。地下牢ではないな。穴を空けた反対側の壁には扉がある。
「ここは何の部屋だ?」
「一度外に出てみましょう」
王城の一角のようだが、誰もが見てすぐにどの部屋か分かるわけでもない。机と椅子があるだけの部屋だ。扉を開ければ廊下でもあるだろう。
揃って扉から出ると、そこにいた兵士たちがいきなり現れた俺たちに驚いたのか固まっていた。
「ここは廊下か。すまない、ここは王城のどこになる?」
「はっ、宝物庫の隣であります」
四人の兵士が立っていたので聞いてみた。
「俺たちはレオナルト殿下の指示で地下の調査を行なっていた。今の小部屋は、あれは何だ?」
「そちらの部屋ですか? 何もありませんので休憩室として使っていました。あるのは小さな机と椅子だけです」
「このあたりの管轄は誰になる?」
「今は国王陛下であります。以前はノイフィーア伯爵だったと思います。我々も最近ここの担当になりましたので、以前のことは詳しくは分かりません」
「ありがとう」
ノイフィーア伯爵か。副料理長であるアグネスの元勤め先だ。
「では至急殿下と陛下にこの件について伝えてほしい。それと殿下に時間があるようならこちらに来てもらえるように頼んでくれ」
「分かりました」
同行していたライマーには、どこからどう繋がっていたのかを説明してもらうことになった。俺が行ってもいいが、万が一地下で何かがあれば、ここで食い止めなければならない。
◆ ◆ ◆
「なるほど。ここにな」
すぐに殿下が来てくれたので簡単に事情を説明する。
「あくまで現段階での考えですが、宝物庫から金やら財宝やらを持ち出す、あるいはこの場所に兵を送り込む、そのような目的ではないでしょうか。場所としては目立ちにくいところにありますので」
「先があるといったか?」
「はい。ここからまだ先に伸びています。先の方はまだ調査していません」
「私はここにいるから、調べてくれ。何かあれば連絡してほしい」
「分かりました。ではすぐに」
何かあれば殿下の判断を仰ぐことになる。ここにいてくれるなら手間が省ける。あの向こう側がどこまで続いているかは分からないが、宝物庫に繋がっていたくらいだからまともな場所ではないだろう。
地下に戻ってまたしばらく歩くと、しばらく進んだ場所に階段があった。そこからまたしばらく進むと行き止まりになっていた。掘っている途中で作業をやめたようだ。中途半端な状態になっている。
「この先は無理か」
「では戻りましょうか」
「先ほどの階段だが、この距離なら王都でもそれなりにいい場所のはずだが、何がありそうだ?」
地図を持ったライマーに確認する。
「この時間なら……貴族街の一つでしょう。一番可能性が高いのが元ノイフィーア伯爵の屋敷でしょうね」
「やはりそうか。今はどうなっているか分かるか?」
「元ノイフィーア伯爵の屋敷ならツェーデン子爵が購入しました」
「場合によっては立ち入らせてもらう可能性があるな。一度戻ろう」
「はっ」
◆ ◆ ◆
「戻ったばかりで悪いが、何かあったか?」
「しばらく進むと階段がありました。その先は行き止まりになっています。その階段ですが、位置的には元ノイフィーア伯爵の屋敷に繋がっている可能性があります。ツェーデン子爵が購入したそうです」
「買ったのがツェーデン子爵なら、単に空きが出たから購入しただけだろう。芸術以外には興味がない人物だからな。私の名前で彼に手紙を出す。ライマーはそれをツェーデン子爵の屋敷に持っていってくれ。私も少ししたら向かう」
「かしこまりました」
隣の部屋にある机を使って殿下がササッと手紙を書いて封をすると、ライマーはそれを持って部屋を飛びだした。王城の建っている小島、その周囲の湖、そしてそこから向こうに貴族街がある。ありがたいことに地下はまっすぐだが、地上から向かえば何度も角を曲がることになるだろう。
「では私もそろそろ行こう。もう少ししたらエルマーも地下から向かってくれ」
「分かりました。では現地で」
ライマーが向こうに到着して説明し、それから殿下が向かってさらに説明し、それから俺が地下から現れる。ツェーデン子爵にとっては嫌がらせに思えるかもしれないが、放っておくわけにもいかないからな。今回限りだから諦めてもらおう。
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