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第二章:領主二年目第一部
行啓(七)
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レオナルト殿下、そして妻になったナターリエに町の案内をすることになった。そうは言っても見どころはそれほど多くない。むしろほとんどない。
「そう言えば、麦が二週間で実ると聞いたが、それはどういう意味だ?」
「そうです、それです。私も来た時から気になっておりました」
説明しても最初は誰もが首を捻る。それはそうだろう。そうなんだがそうとしか言えない。蒔けば二週間もかからずに収穫できる。
「そのままです。蒔けば一〇日で刈り入れです。そこから二日で土を起こし、二日で蒔き、また一〇日後に刈り入れます」
「どのような魔法だ?」
「カレンの父のクラースから教わったことですが、竜の鱗は土に良い影響を与え、植物の成長を早めるそうです。病気にも強くなるとか。それで鱗を粉末にして土に混ぜています。分量はカレンの母親のパウラから教わりましたが、鍋いっぱいのスープに塩小さじ半分程度の分量です。多すぎてもダメだとか」
「土地が痩せたりとかはしないのか?」
「今のところはありません」
農地に来たので、二人には少し試してもらう。
「これは花の種ですが、これを蒔いてみてください」
俺が農地の端の邪魔にならない場所に指で小さな穴を二つ掘り、そこにそれぞれ種を入れ、それから土を被せてもらう。そうしたら軽く水を与える。
しばらく見ていると土が動き、そこから緑の葉が現れる。
「見ていると気持ち悪いな」
「不思議です」
「成長の早い植物はこのような感じです。さすがに麦などはこうはなりませんが」
「体に悪くはないのか?」
「ここで育てられた麦や野菜は魔力を多く含んでいるようで、食べると体調が良くなる人が多いようです」
「体にいいのですね」
「女性たち曰く、肌が綺麗になったと夫に言われたと」
「しっかり食べます!」
農地を回り、それから魔獣の解体所へ向かう。さすがにナターリエに解体現場を見せるつもりはないが、表には一般向けの販売所がある。
「ここで魔獣を解体しています。一部は加工されてヴルストなどになっています」
「食事に使われていた物か?」
「そうです。職人たちはヴァイスドルフ男爵領から呼んでいます」
「美味しかったですわ」
今も熊が運河から引き上げられている。積み下ろしを行う場所には閘門と巻き揚げ機が設置され、巨大な魔獣も大きな労力なしに船から引き揚げられる。
「運河は石工のシュタイナーが、異国で『水の都』と呼ばれる町にある運河を参考に使りました。最初は町の中だけでしたが、山の方から木材や狩った魔獣を運搬するために町の外まで伸ばしました」
「たしかにあれだけの魔獣を運ぶのは大変だからな。一般的には現地で解体して高値で売れる部分だけ運ぶはずだが……軍学校のあれは悲惨だった。私は大丈夫だったが」
あの時はかなりの者が這いつくばって吐いていたな。だがこの場でその話をするとナターリエが絶対に興味を持つはずだ。
「お兄様、何がありましたの?」
「軍学校とは言っても、全員が軍で指揮官になるために来ていた訳ではない。血を見るのも嫌な者だって多かった訳だ。そこに来て自分たちで魔獣を狩って自分たちで解体をするという授業があった」
「それで分かりましたわ。気分が悪くなった人が多かったってことでしょう?」
「それだけではなくてな。なあ、エルマー」
「あれで退学した同期もいましたね」
「本当に何がありましたの?」
全部口にすることはできないから、あやふやな言い方しかできないな。どこでどう話を止めるかだが……。
「魔獣は人を襲う。それなら胃袋には何が入っている?」
「それは……そう言うことですの?」
「そう言うことだ。それ以上は気にしない方がいい」
「気にしません。絶対に気にしません」
魔獣を狩ろうとする者に言いたい。胃袋の中は覚悟して見ろと。
「私のせいで話がずれたが、あの一部が王都で売られているのか」
「はい。この町には食肉用の家畜はあまりいませんので、ほとんどは魔獣が使われています。肉の多くはこの町で消費されますが、それ以外は販売に回しています」
「毛皮も大量に出るな」
「はい。防寒具などは魔獣の毛皮を使った物が一般的です」
少し時期としては遅いが、ナターリエにも用意しないとな。
◆ ◆ ◆
「まだお見せできる場所がそれほどないですね」
「この領地ならではの場所と言えば、やはり森か?」
「この町ならではですか……」
あの山だろうか。今は出入り口も軽く閉めてあるので、単なる山にしか見えない。眺めは良いだろうな。
「お二人だけならお連れできますが。それで問題なければ」
「まあ大丈夫だろう」
護衛の騎士たちも問題ないと言う。
「少し寒いのでこれを上から羽織ってください」
異空間から防寒の外套を取り出して二人に渡す」
「では私の腕に捕まってください。では少しだけ消えます」
騎士たちに一言伝えると、殿下たちを連れて北の山へと移動した。
「こ、ここは?」
「た、高いですね」
「カレンの実家のある山です。北に見えた一番高い山の上の方にいます」
目の前には広大な盆地。ここからは領地全体がよく見える。その一番端のあたり、山裾に近いあたりにドラゴネットが見える。
「あの一番向こうにあるのがドラゴネットです」
「遠いなあ」
「正確ではありませんが、この山からトンネルのあたりまでで二四〇キロから二五〇キロほどあります」
「どの領地よりも広いのか」
「上空から見て地図は作ってありますが、使っているのは手前のほんの一部だけですね。ごく一部しか調査が終わっていませんので、どこに何があるのかすら分かっていない有様ですが。とりあえず植物の種類が多いのと、琥珀などが採れることは分かっています」
「それがこれなのですね?」
「ああ、うちの職人に頼んで作ってもらった」
ナターリエが胸元にあるティアラを象ったブローチに目をやった。
「広いのはどうしようもないが、やはり調査には時間がかかりそうか?」
「そうですね。あのトンネルの出口あたりはかなり魔獣が減りましたが、それでも東西に数キロ行けばまだまだ多くの魔獣が現れます。その魔獣を狩りつつ調査隊が地味に調べていますが、泊まりがけで調査をするのは危険です」
「宿泊地を襲われたら一溜まりもないな」
「ええ、日が暮れるのが早く、夜は長いですからね。それに離れれば離れるほど強い魔獣が出る傾向があります。トンネルから一五キロから二〇キロくらいが今のところ限界のようです」
エラが鍛えてくれているからやや行動範囲が広がったようだが、それでもそれくらいだ。なんとか獅子や虎を相手にできるようになったらしい。だがあまり向こうまで行くと帰るのに時間がかかりすぎる。
さほど見る場所のない町なので、楽しめるのはせいぜい食事くらいだろうか。だが城で出る料理はかなり質が高いと俺でも思える。
それと、レオナルト殿下とナターリエを北の山まで連れて行ったが、どうやらあの景色が気に入ってくれたらしく、騎士たちに自慢したようだ。結局騎士たちも俺とカレンで連れて行くことになった。
殿下も護衛の騎士たちもしばらくこの町を満喫し、そして帰る日になった。
「世話になった。また王都で」
「はい、殿下もお元気で」
「お兄様、いずれまたお会いしましょう」
「そうだな。次は二人の子どもを見にくる時だろうか」
「そう言えば、麦が二週間で実ると聞いたが、それはどういう意味だ?」
「そうです、それです。私も来た時から気になっておりました」
説明しても最初は誰もが首を捻る。それはそうだろう。そうなんだがそうとしか言えない。蒔けば二週間もかからずに収穫できる。
「そのままです。蒔けば一〇日で刈り入れです。そこから二日で土を起こし、二日で蒔き、また一〇日後に刈り入れます」
「どのような魔法だ?」
「カレンの父のクラースから教わったことですが、竜の鱗は土に良い影響を与え、植物の成長を早めるそうです。病気にも強くなるとか。それで鱗を粉末にして土に混ぜています。分量はカレンの母親のパウラから教わりましたが、鍋いっぱいのスープに塩小さじ半分程度の分量です。多すぎてもダメだとか」
「土地が痩せたりとかはしないのか?」
「今のところはありません」
農地に来たので、二人には少し試してもらう。
「これは花の種ですが、これを蒔いてみてください」
俺が農地の端の邪魔にならない場所に指で小さな穴を二つ掘り、そこにそれぞれ種を入れ、それから土を被せてもらう。そうしたら軽く水を与える。
しばらく見ていると土が動き、そこから緑の葉が現れる。
「見ていると気持ち悪いな」
「不思議です」
「成長の早い植物はこのような感じです。さすがに麦などはこうはなりませんが」
「体に悪くはないのか?」
「ここで育てられた麦や野菜は魔力を多く含んでいるようで、食べると体調が良くなる人が多いようです」
「体にいいのですね」
「女性たち曰く、肌が綺麗になったと夫に言われたと」
「しっかり食べます!」
農地を回り、それから魔獣の解体所へ向かう。さすがにナターリエに解体現場を見せるつもりはないが、表には一般向けの販売所がある。
「ここで魔獣を解体しています。一部は加工されてヴルストなどになっています」
「食事に使われていた物か?」
「そうです。職人たちはヴァイスドルフ男爵領から呼んでいます」
「美味しかったですわ」
今も熊が運河から引き上げられている。積み下ろしを行う場所には閘門と巻き揚げ機が設置され、巨大な魔獣も大きな労力なしに船から引き揚げられる。
「運河は石工のシュタイナーが、異国で『水の都』と呼ばれる町にある運河を参考に使りました。最初は町の中だけでしたが、山の方から木材や狩った魔獣を運搬するために町の外まで伸ばしました」
「たしかにあれだけの魔獣を運ぶのは大変だからな。一般的には現地で解体して高値で売れる部分だけ運ぶはずだが……軍学校のあれは悲惨だった。私は大丈夫だったが」
あの時はかなりの者が這いつくばって吐いていたな。だがこの場でその話をするとナターリエが絶対に興味を持つはずだ。
「お兄様、何がありましたの?」
「軍学校とは言っても、全員が軍で指揮官になるために来ていた訳ではない。血を見るのも嫌な者だって多かった訳だ。そこに来て自分たちで魔獣を狩って自分たちで解体をするという授業があった」
「それで分かりましたわ。気分が悪くなった人が多かったってことでしょう?」
「それだけではなくてな。なあ、エルマー」
「あれで退学した同期もいましたね」
「本当に何がありましたの?」
全部口にすることはできないから、あやふやな言い方しかできないな。どこでどう話を止めるかだが……。
「魔獣は人を襲う。それなら胃袋には何が入っている?」
「それは……そう言うことですの?」
「そう言うことだ。それ以上は気にしない方がいい」
「気にしません。絶対に気にしません」
魔獣を狩ろうとする者に言いたい。胃袋の中は覚悟して見ろと。
「私のせいで話がずれたが、あの一部が王都で売られているのか」
「はい。この町には食肉用の家畜はあまりいませんので、ほとんどは魔獣が使われています。肉の多くはこの町で消費されますが、それ以外は販売に回しています」
「毛皮も大量に出るな」
「はい。防寒具などは魔獣の毛皮を使った物が一般的です」
少し時期としては遅いが、ナターリエにも用意しないとな。
◆ ◆ ◆
「まだお見せできる場所がそれほどないですね」
「この領地ならではの場所と言えば、やはり森か?」
「この町ならではですか……」
あの山だろうか。今は出入り口も軽く閉めてあるので、単なる山にしか見えない。眺めは良いだろうな。
「お二人だけならお連れできますが。それで問題なければ」
「まあ大丈夫だろう」
護衛の騎士たちも問題ないと言う。
「少し寒いのでこれを上から羽織ってください」
異空間から防寒の外套を取り出して二人に渡す」
「では私の腕に捕まってください。では少しだけ消えます」
騎士たちに一言伝えると、殿下たちを連れて北の山へと移動した。
「こ、ここは?」
「た、高いですね」
「カレンの実家のある山です。北に見えた一番高い山の上の方にいます」
目の前には広大な盆地。ここからは領地全体がよく見える。その一番端のあたり、山裾に近いあたりにドラゴネットが見える。
「あの一番向こうにあるのがドラゴネットです」
「遠いなあ」
「正確ではありませんが、この山からトンネルのあたりまでで二四〇キロから二五〇キロほどあります」
「どの領地よりも広いのか」
「上空から見て地図は作ってありますが、使っているのは手前のほんの一部だけですね。ごく一部しか調査が終わっていませんので、どこに何があるのかすら分かっていない有様ですが。とりあえず植物の種類が多いのと、琥珀などが採れることは分かっています」
「それがこれなのですね?」
「ああ、うちの職人に頼んで作ってもらった」
ナターリエが胸元にあるティアラを象ったブローチに目をやった。
「広いのはどうしようもないが、やはり調査には時間がかかりそうか?」
「そうですね。あのトンネルの出口あたりはかなり魔獣が減りましたが、それでも東西に数キロ行けばまだまだ多くの魔獣が現れます。その魔獣を狩りつつ調査隊が地味に調べていますが、泊まりがけで調査をするのは危険です」
「宿泊地を襲われたら一溜まりもないな」
「ええ、日が暮れるのが早く、夜は長いですからね。それに離れれば離れるほど強い魔獣が出る傾向があります。トンネルから一五キロから二〇キロくらいが今のところ限界のようです」
エラが鍛えてくれているからやや行動範囲が広がったようだが、それでもそれくらいだ。なんとか獅子や虎を相手にできるようになったらしい。だがあまり向こうまで行くと帰るのに時間がかかりすぎる。
さほど見る場所のない町なので、楽しめるのはせいぜい食事くらいだろうか。だが城で出る料理はかなり質が高いと俺でも思える。
それと、レオナルト殿下とナターリエを北の山まで連れて行ったが、どうやらあの景色が気に入ってくれたらしく、騎士たちに自慢したようだ。結局騎士たちも俺とカレンで連れて行くことになった。
殿下も護衛の騎士たちもしばらくこの町を満喫し、そして帰る日になった。
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