14 / 57
12
しおりを挟む
レイの目が月光を反射して鋭く光る。
その姿は、ただ立っているだけなのに圧倒的な威圧感を放っていた。
「なっ……!」
刹那、レイが音もなく間合いを詰める。
男が刃を振るう前に、その腕が鋭く捻り上げられた。
「……っが!」
鈍い音が響き、男の膝が崩れ落ちる。
その目には冷徹な怒りが宿っている。男は抵抗しようとするが、レイの力には敵わない。
「お前か――内通者は」
冷たく言い放つレイの目には、冷徹な光が宿っていた。
だが、俺の顔を見た瞬間、その鋭さがふっと和らぐ。
「……お前は何をしている、と言いたいところだが――今は無事で良かった」
そう言って、レイはそっと俺の頭に手を置く。
「カイル、お前はもう少し自分を大切にしろ」
「……レイ!」
「お前は何をしている、と言いたいところだが――今は無事で良かった」
レイが俺に近づき、そっと頭に手を置く。その手は温かく、優しい。
「カイル、お前はもう少し自分を大切にしろ」
そう言って、レイは短い溜息を吐く。
「――ごめん。でも……俺だって、レイの役に立ちたい」
「……なら、無茶はするな。それが俺の望みだ。部屋に戻れ」
レイが俺を見つめ、僅かに微笑む。
そのまま踵を返し、闇の中へと消えていった。
月光が彼の背中を照らし、遠ざかる足音が静かに響く。
俺はその場に立ち尽くし、心臓の音が鳴りやまない。
「……俺、推しにまた助けられた……」
額に残る温もりを手で触れながら、部屋へと戻る足取りは妙に軽かった。
※
レイの「お前はもう少し自分を大切にしろ」という言葉と、温かく頭を撫でる手の感触を思い出しながら、俺はベッドに腰を下ろす。
「……しっかし、俺……役に立ってねぇ~~……」
自分が狙われていること、そしてレイがその全てを引き受けて守ろうとしてくれていること――嬉しい反面、やっぱり俺は守られているだけじゃダメだと痛感する。
申し訳なさすぎる……。
でも、レイがいなければ今ごろ俺は――。
そう思えば、喉の奥がぎゅっと苦しくなった。
生まれてこの方、俺は安全な国で暮らしていたので、あんな殺気を受けたことはない。
喧嘩だってしたことがない。ただただ地味に生きてきた。
「……レイ、ありがとう」
小さく呟いたところで、ふと廊下から騒がしい声が聞こえてきた。
「――侵入者を連れていけ!」
「本当にこいつが……?」
バタバタと足音が廊下を駆ける音。俺は思わず立ち上がり、扉へ向かう。
そして、ほんの少しだけ扉を開けて外を覗き込んだ。
そこには、兵士たちに拘束された先ほどの男――あの内通者が引きずられていくところだった。男の顔には薄暗い笑みが浮かび、何かを呟いている。
「――鍵が、いずれ……」
「黙れ!」
兵士が男の言葉を遮るように怒鳴るが、その一言が俺の耳に強烈に引っかかった。
「……鍵?」
その言葉が気になり、俺は扉の前で一度立ち止まった。
レイの「部屋を出るな」という声が頭をよぎる。
――でも、このままじっとしていていいのか?
俺の中で、小さな迷いが生まれる。
だけど、今はレイだけに任せたくない。少しでも手がかりが欲しい。
「……行くしかないか」
決意をして部屋を出た。
……侵入者が捕まったということは、多分安全に近づいたのではなかろうか……そう思いつつ、兵士たちを追う。
辿り着いたのは、初日にエミリーが説明してくれた執務室だ。
そこに兵士たちは入っていった。
「……牢屋ではないんだな」
どこにあるか知らんけど。牢屋と言えば地下がセオリーっぽい……。
「また部屋を出たな……」
背筋が凍るような声が、すぐ後ろから降ってくる。
「ひゃっ!?」
慌てて振り向くと、そこにはレイが立っていた。
「……!」
反射的に胸を押さえる。心臓、壊れるかと思った……!
「お前は、少しも学ばないな」
レイは静かに溜息を吐き、俺を見下ろしてくる。
びっくりした……!ほんとに……心臓に悪い……。
レイはそんな俺を見つめ、少しだけ口元を緩める。
「本当に油断ならない奴だ」
「えっと、違うんだ!ただ、今の男が『鍵』って――」
「――聞いていたのか」
レイの目が一瞬だけ光る。その目に圧されて、俺は思わず口をつぐんだ。
ふう、と大きく溜息をレイは吐く。
「……ついて来い」
「えっ?」
「――お前にも知る権利がある」
そう言うと、レイは俺の手を取った。
手を引かれるまま廊下を進み、邸内の奥まった――執務室へと連れていかれる。
部屋に入ると、そこには先ほどの男が椅子に拘束されていた。周囲には数人の兵士、そしてレイの側近らしき男たちが睨みを利かせている。
「カイルはここで見ていろ」
レイの言葉に頷きながら、俺は部屋の端に立つ。
レイはゆっくりと男に近づき、鋭い視線を向けた。
「お前の背後には誰がいる。言え」
「……ふん、何も答えるつもりはない」
男は挑発的に笑うが、レイの目は微動だにしない。その冷徹な視線に、男の余裕が少しずつ崩れていくのが分かる。
「――言え。でなければ、ここで終わりだ」
レイが腰に下げた剣に手をかける。彼の気迫が部屋全体を覆い、俺でさえ息が詰まりそうだ。
「……っ、は……お前がどれだけ守ろうとも、いずれ終わるさ」
男がついに口を開いた。
「青二才がこの地を治められるわけがない……!真の統治者はあの方こそが……!」
「――アルベルトか」
レイの声が低く響き、部屋が凍りつく。
「やはり、お前は叔父の手先か」
「お前の『鍵』――その命が絶たれれば、結界は消える」
男の視線がこちら――俺の方へ向いた。
「っ……!」
一瞬で全身が冷たくなる。俺を、カイルを狙う理由――それは『鍵』という力にあるということか……?
「カイル!」
レイが俺の前に立ち、背中で男の視線を遮る。
「いくら守っても、どうせこの『鍵』はすぐ壊れる」
男はレイの背中越しに俺を見つめ、にやりと笑った。
「俺が壊させはしない」
レイの声が低く響く。
「お前らがどんな手を使おうとも……たとえ命を賭しても、カイルを失わせはしない」
男の顔が悔しそうに歪み、兵士たちによって引きずられていく。
その間際、男はもう一度俺に向かって吐き捨てた。
「……どうせ、すぐ死ぬさ」
その言葉が呪いのように、俺の頭に焼き付く。
「……レイ」
心がざわつく。冷たい侵入者の言葉が、まるで毒のように心に沈んでいく。
その瞬間、レイがそっと俺を抱き寄せた。
「……お前は何も気にしなくていい。」
レイの腕は強く、だけど温かい。
心臓の音がすぐ耳元で響く。
「俺が、お前を守る」
耳元で囁かれる声が、まるで誓いのように聞こえた。
その姿は、ただ立っているだけなのに圧倒的な威圧感を放っていた。
「なっ……!」
刹那、レイが音もなく間合いを詰める。
男が刃を振るう前に、その腕が鋭く捻り上げられた。
「……っが!」
鈍い音が響き、男の膝が崩れ落ちる。
その目には冷徹な怒りが宿っている。男は抵抗しようとするが、レイの力には敵わない。
「お前か――内通者は」
冷たく言い放つレイの目には、冷徹な光が宿っていた。
だが、俺の顔を見た瞬間、その鋭さがふっと和らぐ。
「……お前は何をしている、と言いたいところだが――今は無事で良かった」
そう言って、レイはそっと俺の頭に手を置く。
「カイル、お前はもう少し自分を大切にしろ」
「……レイ!」
「お前は何をしている、と言いたいところだが――今は無事で良かった」
レイが俺に近づき、そっと頭に手を置く。その手は温かく、優しい。
「カイル、お前はもう少し自分を大切にしろ」
そう言って、レイは短い溜息を吐く。
「――ごめん。でも……俺だって、レイの役に立ちたい」
「……なら、無茶はするな。それが俺の望みだ。部屋に戻れ」
レイが俺を見つめ、僅かに微笑む。
そのまま踵を返し、闇の中へと消えていった。
月光が彼の背中を照らし、遠ざかる足音が静かに響く。
俺はその場に立ち尽くし、心臓の音が鳴りやまない。
「……俺、推しにまた助けられた……」
額に残る温もりを手で触れながら、部屋へと戻る足取りは妙に軽かった。
※
レイの「お前はもう少し自分を大切にしろ」という言葉と、温かく頭を撫でる手の感触を思い出しながら、俺はベッドに腰を下ろす。
「……しっかし、俺……役に立ってねぇ~~……」
自分が狙われていること、そしてレイがその全てを引き受けて守ろうとしてくれていること――嬉しい反面、やっぱり俺は守られているだけじゃダメだと痛感する。
申し訳なさすぎる……。
でも、レイがいなければ今ごろ俺は――。
そう思えば、喉の奥がぎゅっと苦しくなった。
生まれてこの方、俺は安全な国で暮らしていたので、あんな殺気を受けたことはない。
喧嘩だってしたことがない。ただただ地味に生きてきた。
「……レイ、ありがとう」
小さく呟いたところで、ふと廊下から騒がしい声が聞こえてきた。
「――侵入者を連れていけ!」
「本当にこいつが……?」
バタバタと足音が廊下を駆ける音。俺は思わず立ち上がり、扉へ向かう。
そして、ほんの少しだけ扉を開けて外を覗き込んだ。
そこには、兵士たちに拘束された先ほどの男――あの内通者が引きずられていくところだった。男の顔には薄暗い笑みが浮かび、何かを呟いている。
「――鍵が、いずれ……」
「黙れ!」
兵士が男の言葉を遮るように怒鳴るが、その一言が俺の耳に強烈に引っかかった。
「……鍵?」
その言葉が気になり、俺は扉の前で一度立ち止まった。
レイの「部屋を出るな」という声が頭をよぎる。
――でも、このままじっとしていていいのか?
俺の中で、小さな迷いが生まれる。
だけど、今はレイだけに任せたくない。少しでも手がかりが欲しい。
「……行くしかないか」
決意をして部屋を出た。
……侵入者が捕まったということは、多分安全に近づいたのではなかろうか……そう思いつつ、兵士たちを追う。
辿り着いたのは、初日にエミリーが説明してくれた執務室だ。
そこに兵士たちは入っていった。
「……牢屋ではないんだな」
どこにあるか知らんけど。牢屋と言えば地下がセオリーっぽい……。
「また部屋を出たな……」
背筋が凍るような声が、すぐ後ろから降ってくる。
「ひゃっ!?」
慌てて振り向くと、そこにはレイが立っていた。
「……!」
反射的に胸を押さえる。心臓、壊れるかと思った……!
「お前は、少しも学ばないな」
レイは静かに溜息を吐き、俺を見下ろしてくる。
びっくりした……!ほんとに……心臓に悪い……。
レイはそんな俺を見つめ、少しだけ口元を緩める。
「本当に油断ならない奴だ」
「えっと、違うんだ!ただ、今の男が『鍵』って――」
「――聞いていたのか」
レイの目が一瞬だけ光る。その目に圧されて、俺は思わず口をつぐんだ。
ふう、と大きく溜息をレイは吐く。
「……ついて来い」
「えっ?」
「――お前にも知る権利がある」
そう言うと、レイは俺の手を取った。
手を引かれるまま廊下を進み、邸内の奥まった――執務室へと連れていかれる。
部屋に入ると、そこには先ほどの男が椅子に拘束されていた。周囲には数人の兵士、そしてレイの側近らしき男たちが睨みを利かせている。
「カイルはここで見ていろ」
レイの言葉に頷きながら、俺は部屋の端に立つ。
レイはゆっくりと男に近づき、鋭い視線を向けた。
「お前の背後には誰がいる。言え」
「……ふん、何も答えるつもりはない」
男は挑発的に笑うが、レイの目は微動だにしない。その冷徹な視線に、男の余裕が少しずつ崩れていくのが分かる。
「――言え。でなければ、ここで終わりだ」
レイが腰に下げた剣に手をかける。彼の気迫が部屋全体を覆い、俺でさえ息が詰まりそうだ。
「……っ、は……お前がどれだけ守ろうとも、いずれ終わるさ」
男がついに口を開いた。
「青二才がこの地を治められるわけがない……!真の統治者はあの方こそが……!」
「――アルベルトか」
レイの声が低く響き、部屋が凍りつく。
「やはり、お前は叔父の手先か」
「お前の『鍵』――その命が絶たれれば、結界は消える」
男の視線がこちら――俺の方へ向いた。
「っ……!」
一瞬で全身が冷たくなる。俺を、カイルを狙う理由――それは『鍵』という力にあるということか……?
「カイル!」
レイが俺の前に立ち、背中で男の視線を遮る。
「いくら守っても、どうせこの『鍵』はすぐ壊れる」
男はレイの背中越しに俺を見つめ、にやりと笑った。
「俺が壊させはしない」
レイの声が低く響く。
「お前らがどんな手を使おうとも……たとえ命を賭しても、カイルを失わせはしない」
男の顔が悔しそうに歪み、兵士たちによって引きずられていく。
その間際、男はもう一度俺に向かって吐き捨てた。
「……どうせ、すぐ死ぬさ」
その言葉が呪いのように、俺の頭に焼き付く。
「……レイ」
心がざわつく。冷たい侵入者の言葉が、まるで毒のように心に沈んでいく。
その瞬間、レイがそっと俺を抱き寄せた。
「……お前は何も気にしなくていい。」
レイの腕は強く、だけど温かい。
心臓の音がすぐ耳元で響く。
「俺が、お前を守る」
耳元で囁かれる声が、まるで誓いのように聞こえた。
361
あなたにおすすめの小説
悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】
瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。
そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた!
……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。
ウィル様のおまけにて完結致しました。
長い間お付き合い頂きありがとうございました!
異世界で孵化したので全力で推しを守ります
のぶしげ
BL
ある日、聞いていたシチュエーションCDの世界に転生してしまった主人公。推しの幼少期に出会い、魔王化へのルートを回避して健やかな成長をサポートしよう!と奮闘していく異世界転生BL 執着最強×人外美人BL
俺の異世界先は激重魔導騎士の懐の中
油淋丼
BL
少女漫画のような人生を送っていたクラスメイトがある日突然命を落とした。
背景の一部のようなモブは、卒業式の前日に事故に遭った。
魔王候補の一人として無能力のまま召喚され、魔物達に混じりこっそりと元の世界に戻る方法を探す。
魔物の脅威である魔導騎士は、不思議と初対面のようには感じなかった。
少女漫画のようなヒーローが本当に好きだったのは、モブ君だった。
異世界に転生したヒーローは、前世も含めて長年片思いをして愛が激重に変化した。
今度こそ必ず捕らえて囲って愛す事を誓います。
激重愛魔導最強転生騎士×魔王候補無能力転移モブ
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
【本編完結】最強魔導騎士は、騎士団長に頭を撫でて欲しい【番外編あり】
ゆらり
BL
帝国の侵略から国境を守る、レゲムアーク皇国第一魔導騎士団の駐屯地に派遣された、新人の魔導騎士ネウクレア。
着任当日に勃発した砲撃防衛戦で、彼は敵の砲撃部隊を単独で壊滅に追いやった。
凄まじい能力を持つ彼を部下として迎え入れた騎士団長セディウスは、研究機関育ちであるネウクレアの独特な言動に戸惑いながらも、全身鎧の下に隠された……どこか歪ではあるが、純粋無垢であどけない姿に触れたことで、彼に対して強い庇護欲を抱いてしまう。
撫でて、抱きしめて、甘やかしたい。
帝国との全面戦争が迫るなか、ネウクレアへの深い想いと、皇国の守護者たる騎士としての責務の間で、セディウスは葛藤する。
独身なのに父性強めな騎士団長×不憫な生い立ちで情緒薄めな甘えたがり魔導騎士+仲が良すぎる副官コンビ。
甘いだけじゃない、骨太文体でお送りする軍記物BL小説です。番外は日常エピソード中心。ややダーク・ファンタジー寄り。
※ぼかしなし、本当の意味で全年齢向け。
★お気に入りやいいね、エールをありがとうございます! お気に召しましたらぜひポチリとお願いします。凄く励みになります!
異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた
k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。
言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。
小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。
しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。
湊の生活は以前のような日に戻った。
一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。
ただ、明らかに成長スピードが早い。
どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。
弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。
お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。
あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。
後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。
気づけば少年の住む異世界に来ていた。
二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。
序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年BLです。
【完結】悪役に転生したので、皇太子を推して生き延びる
ざっしゅ
BL
気づけば、男の婚約者がいる悪役として転生してしまったソウタ。
この小説は、主人公である皇太子ルースが、悪役たちの陰謀によって記憶を失い、最終的に復讐を遂げるという残酷な物語だった。ソウタは、自分の命を守るため、原作の悪役としての行動を改め、記憶を失ったルースを友人として大切にする。
ソウタの献身的な行動は周囲に「ルースへの深い愛」だと噂され、ルース自身もその噂に満更でもない様子を見せ始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる