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第33話:雨の帰宅
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午後の演習が終わるころ、教室の窓ガラスがにわかに暗くなった。さっきまで白っぽかった雲が、鉛の色を帯びて低く垂れ込めてくる。教授の「今日はここまで」という声とほぼ同時に、最初の一滴がガラスを斜めに走った。二滴、三滴――そして、音を立てるほどの本降りへ。
(……傘、ない)
朝は晴れていた。天気予報も「夕方から崩れるかも」と曖昧に言っただけで、信じる気にもならなかった。講義室のドアを開けると、廊下の向こうまで、雨の匂いが押し寄せてくる。濡れたアスファルトの匂い。石鹸みたいに清潔じゃないのに、どこか懐かしい湿り気。
階段を降り、玄関ホールのガラス越しに外を見る。校舎前のケヤキ並木が濃い緑色で揺れていた。人の出入りにあわせて、濡れた足音がタイルを奏でる。コンビニでビニール傘でも、と思ったが、ここから一番近い店までこの土砂降りの道を歩くのは、さすがに気が進まない。
(小降りになるの待つか……)
そう決めたふりをして、実際は「立ち尽くす」以上の選択肢がなかった。ガラスの庇の下に入っている学生たちの群れから少し離れて、柱にもたれる。濡れた地面に、水たまりが幾重にも重なって、街灯の白を震わせている。
「――陸」
名前が背中から落ちてきた。振り向くと、そこに桐嶋奏真が立っていた。いつも通りの白シャツに紺の傘。眼鏡のレンズに細い雨粒が散っている。前髪の先がしっとりと重そうに見えた。
「傘、忘れた?」
「……見ればわかるだろ」
拗ねたみたいな声になってしまったのが自分でもわかって、舌の裏で言葉を噛む。奏真は気にしたふうもなく、持ち手を少し傾けて差し出した。
「入る?」
一拍の間があって、俺はうなずいた。彼が一歩近づき、傘の内側に身体を引き入れる。雨の幕の向こう側が、急に遠くなる。薄い布一枚の屋根なのに、世界が変わったみたいだった。
「駅、こっちでいいよな」
「……ああ」
歩き出す。傘に当たる雨の音が、近くで絶えず囁いている。ふたりで一つの屋根を分け合うと、必然的に距離が近くなった。肩が、ほんの少し触れそうで触れない。俺が少しでも右へ寄れば、彼の肩が濡れる。左へ寄り過ぎれば、俺の腕が外へはみ出る。その加減が難しくて、歩幅までぎこちなくなる。
「もっと寄れ。濡れる」
低い声が、耳の近くで落ちた。素直に半歩寄る。シャツの袖がかすかに擦れて、布同士の音が出た。雨の匂いと、彼のシャツの洗剤の匂いが混じる。胸の奥が不意にざわめいて、咳払いで誤魔化す。
「ゼミ、次の回……レジェメどこまで出す?」
「……ああ、えっと……三節まで、だろ。先生、そう言ってた」
「二節終わりの図表だけ、見やすく直した方がいい。前のやつ、数値が潰れてた」
「あー……そうか」
どうってことのない会話だ。なのに、言葉と一緒に吐く息が傘の内側にこもって、互いの頬に当たっては消えるたび、鼓動の数が増える。彼は傘の中心を俺側に寄せる癖があるらしく、気づけば俺の肩はほとんど濡れていなかった。
(……俺、こいつを無視してたのに)
喋っているとどこか、安堵する。
そして、そう思った自分に、少し驚く。雨の白い線が視界の端を流れていく。舗道の縁に溢れた水が、車のタイヤに巻き上げられては低く跳ねた。街は雨に覆われると、やたら静かになる。いつも響いている自転車のベルも、サークルの呼び込みの声も、今日は聞こえない。聞こえるのは傘を叩く音と、隣の呼吸の近さ――そればかりだ。
「その……」
言いかけて、やめる。何を言うつもりだったのか、自分でもわからない。傘の骨が、風でわずかにしなる。奏真は、柄を握る手の位置をそっと持ち替えた。その指が、いちど俺の手の甲をかすめる。ほんの一瞬。触れたかどうか、曖昧な手応え。それだけで、胸の中のどこかが落ちたみたいに、息が詰まる。
(近い。いや、……落ち着け)
心の中で言い聞かせる。歩道橋の下をくぐると、雨音がいったん大きくなり、すぐにまたやむ。コンクリートの匂い、冷えた金属の匂い、雨の匂い。どれも湿っていて、やけに鮮明だ。
「こないだの発表、助かった」
ぽつりと、奏真が言った。思いがけない話題に、反射的に顔を上げる。
「え」
「図の差し替え。お前、夜中にやっただろ。データの桁、全部揃えてた」
「あ……」
「見やすかった。ああいうの、地味に効く」
褒められて、どう反応するか迷っているうちに、耳の内側が熱くなる。雨のせいじゃない。彼の声の質量が、傘の内側の狭い空間でやけに濃くなるからだ。
「別に……暇だっただけだ」
言い慣れた逃げ道で返す。奏真は短く息を笑わせただけで、それ以上は何も言わなかった。からかわない。そのことが、逆に落ち着かない。
横断歩道の手前で信号が赤になった。足を止める。傘の外では、雨が斜めに走り続けている。俺たちの足元で、水たまりが波紋を重ね、ひとつの円の上にまた別の円が広がっては消える。信号待ちの間、斜め向かいのショーウィンドウに、二人の姿がぼんやり映った。傘の下で並ぶ影。距離が近すぎる、と映像の中の俺が小さく身を引いた。
「濡れるって」
すかさず、肩を軽く引かれる。触れているのか、触れていないのか、曖昧なところに指先が置かれた。そこから体温が伝わる気がして、思わず息を飲む。信号が青に変わっても、頭の中の時間は半拍遅れて動き出した。
駅前のアーケードの下に入ると、雨は少し遠のいた。天井の蛍光灯が、濡れた髪を白く縁取る。奏真の前髪から、ぽとりと小さな雫が落ちた。指で押さえたくなる衝動を、喉の奥で飲み込む。何を考えているんだ。
「……あのさ」
彼がふいに言った。傘を畳み、親指で水滴を払う所作は無駄がない。俺は返事をせずに、ただ横に並んだまま歩幅を合わせる。濡れたシャツの袖が肌に張りつく感覚が気になって仕方がない。
「諦めないって言ったの、前に。覚えてる?」
足が止まりかけた。けれど、止まらなかった。歩きながら、視線だけを前に固定する。
「……さぁ……」
「そう」
軽く、短く。責めるでも、試すでもない声。そこで会話は途切れた。代わりに、雨上がりの匂いが濃くなる。濡れた土と葉の匂い。遠くで雷が小さく鳴った。空のどこかで、雲がやっと薄くなる気配がする。
駅へ続く最後の横断歩道の手前、ふいに風が強くなって、アスファルトに残った水が低く波立った。傘がないと、雨脚が少し復活したのがわかる。前から来た自転車が水をはねて、冷たい粒が足首にかかった。ひやりとして、思わず小さく息を呑む。隣で「大丈夫」と、誰に聞かせるでもない声が落ちた。その短い言葉に、心臓がまた一拍分、余計に動く。
駅前の屋根のある広場までくると、雨はほとんど霧になっていた。天井のライトが薄い霧の粒を白く照らす。周囲の人々がそれぞれ傘をたたみ、肩を払っている。足元の水が、光を抱き込んで緩く流れる。
「ここまででいいか」
「……ああ」
振り向けば近すぎる気がして、正面のまま答える。奏真は「またな」と短く言って、傘を手の甲にぶら下げるように持ち替えた。濡れた前髪が一束、眉にかかっている。無造作に指で払うしぐさ。顎のライン。濡れたまつげ。ふいに――
(……かっこいい)
頭の中で、言葉が勝手に形を持った。自分のものじゃないみたいに、はっきりと。心臓が大きく鳴る。慌てて視線を逸らす。広告看板のどうでもいい文字列に、焦点を合わせる。
(どうして、胸が熱くなるんだ。……違う、俺は……)
喉の奥で、否定の言葉が小さく弾けて消える。
足元で、水がきらきらとほどけた。
彼の足音が少しずつ遠ざかる。雨の匂いだけが、まだ傘の内側みたいに息のまわりに残っている。
(……傘、ない)
朝は晴れていた。天気予報も「夕方から崩れるかも」と曖昧に言っただけで、信じる気にもならなかった。講義室のドアを開けると、廊下の向こうまで、雨の匂いが押し寄せてくる。濡れたアスファルトの匂い。石鹸みたいに清潔じゃないのに、どこか懐かしい湿り気。
階段を降り、玄関ホールのガラス越しに外を見る。校舎前のケヤキ並木が濃い緑色で揺れていた。人の出入りにあわせて、濡れた足音がタイルを奏でる。コンビニでビニール傘でも、と思ったが、ここから一番近い店までこの土砂降りの道を歩くのは、さすがに気が進まない。
(小降りになるの待つか……)
そう決めたふりをして、実際は「立ち尽くす」以上の選択肢がなかった。ガラスの庇の下に入っている学生たちの群れから少し離れて、柱にもたれる。濡れた地面に、水たまりが幾重にも重なって、街灯の白を震わせている。
「――陸」
名前が背中から落ちてきた。振り向くと、そこに桐嶋奏真が立っていた。いつも通りの白シャツに紺の傘。眼鏡のレンズに細い雨粒が散っている。前髪の先がしっとりと重そうに見えた。
「傘、忘れた?」
「……見ればわかるだろ」
拗ねたみたいな声になってしまったのが自分でもわかって、舌の裏で言葉を噛む。奏真は気にしたふうもなく、持ち手を少し傾けて差し出した。
「入る?」
一拍の間があって、俺はうなずいた。彼が一歩近づき、傘の内側に身体を引き入れる。雨の幕の向こう側が、急に遠くなる。薄い布一枚の屋根なのに、世界が変わったみたいだった。
「駅、こっちでいいよな」
「……ああ」
歩き出す。傘に当たる雨の音が、近くで絶えず囁いている。ふたりで一つの屋根を分け合うと、必然的に距離が近くなった。肩が、ほんの少し触れそうで触れない。俺が少しでも右へ寄れば、彼の肩が濡れる。左へ寄り過ぎれば、俺の腕が外へはみ出る。その加減が難しくて、歩幅までぎこちなくなる。
「もっと寄れ。濡れる」
低い声が、耳の近くで落ちた。素直に半歩寄る。シャツの袖がかすかに擦れて、布同士の音が出た。雨の匂いと、彼のシャツの洗剤の匂いが混じる。胸の奥が不意にざわめいて、咳払いで誤魔化す。
「ゼミ、次の回……レジェメどこまで出す?」
「……ああ、えっと……三節まで、だろ。先生、そう言ってた」
「二節終わりの図表だけ、見やすく直した方がいい。前のやつ、数値が潰れてた」
「あー……そうか」
どうってことのない会話だ。なのに、言葉と一緒に吐く息が傘の内側にこもって、互いの頬に当たっては消えるたび、鼓動の数が増える。彼は傘の中心を俺側に寄せる癖があるらしく、気づけば俺の肩はほとんど濡れていなかった。
(……俺、こいつを無視してたのに)
喋っているとどこか、安堵する。
そして、そう思った自分に、少し驚く。雨の白い線が視界の端を流れていく。舗道の縁に溢れた水が、車のタイヤに巻き上げられては低く跳ねた。街は雨に覆われると、やたら静かになる。いつも響いている自転車のベルも、サークルの呼び込みの声も、今日は聞こえない。聞こえるのは傘を叩く音と、隣の呼吸の近さ――そればかりだ。
「その……」
言いかけて、やめる。何を言うつもりだったのか、自分でもわからない。傘の骨が、風でわずかにしなる。奏真は、柄を握る手の位置をそっと持ち替えた。その指が、いちど俺の手の甲をかすめる。ほんの一瞬。触れたかどうか、曖昧な手応え。それだけで、胸の中のどこかが落ちたみたいに、息が詰まる。
(近い。いや、……落ち着け)
心の中で言い聞かせる。歩道橋の下をくぐると、雨音がいったん大きくなり、すぐにまたやむ。コンクリートの匂い、冷えた金属の匂い、雨の匂い。どれも湿っていて、やけに鮮明だ。
「こないだの発表、助かった」
ぽつりと、奏真が言った。思いがけない話題に、反射的に顔を上げる。
「え」
「図の差し替え。お前、夜中にやっただろ。データの桁、全部揃えてた」
「あ……」
「見やすかった。ああいうの、地味に効く」
褒められて、どう反応するか迷っているうちに、耳の内側が熱くなる。雨のせいじゃない。彼の声の質量が、傘の内側の狭い空間でやけに濃くなるからだ。
「別に……暇だっただけだ」
言い慣れた逃げ道で返す。奏真は短く息を笑わせただけで、それ以上は何も言わなかった。からかわない。そのことが、逆に落ち着かない。
横断歩道の手前で信号が赤になった。足を止める。傘の外では、雨が斜めに走り続けている。俺たちの足元で、水たまりが波紋を重ね、ひとつの円の上にまた別の円が広がっては消える。信号待ちの間、斜め向かいのショーウィンドウに、二人の姿がぼんやり映った。傘の下で並ぶ影。距離が近すぎる、と映像の中の俺が小さく身を引いた。
「濡れるって」
すかさず、肩を軽く引かれる。触れているのか、触れていないのか、曖昧なところに指先が置かれた。そこから体温が伝わる気がして、思わず息を飲む。信号が青に変わっても、頭の中の時間は半拍遅れて動き出した。
駅前のアーケードの下に入ると、雨は少し遠のいた。天井の蛍光灯が、濡れた髪を白く縁取る。奏真の前髪から、ぽとりと小さな雫が落ちた。指で押さえたくなる衝動を、喉の奥で飲み込む。何を考えているんだ。
「……あのさ」
彼がふいに言った。傘を畳み、親指で水滴を払う所作は無駄がない。俺は返事をせずに、ただ横に並んだまま歩幅を合わせる。濡れたシャツの袖が肌に張りつく感覚が気になって仕方がない。
「諦めないって言ったの、前に。覚えてる?」
足が止まりかけた。けれど、止まらなかった。歩きながら、視線だけを前に固定する。
「……さぁ……」
「そう」
軽く、短く。責めるでも、試すでもない声。そこで会話は途切れた。代わりに、雨上がりの匂いが濃くなる。濡れた土と葉の匂い。遠くで雷が小さく鳴った。空のどこかで、雲がやっと薄くなる気配がする。
駅へ続く最後の横断歩道の手前、ふいに風が強くなって、アスファルトに残った水が低く波立った。傘がないと、雨脚が少し復活したのがわかる。前から来た自転車が水をはねて、冷たい粒が足首にかかった。ひやりとして、思わず小さく息を呑む。隣で「大丈夫」と、誰に聞かせるでもない声が落ちた。その短い言葉に、心臓がまた一拍分、余計に動く。
駅前の屋根のある広場までくると、雨はほとんど霧になっていた。天井のライトが薄い霧の粒を白く照らす。周囲の人々がそれぞれ傘をたたみ、肩を払っている。足元の水が、光を抱き込んで緩く流れる。
「ここまででいいか」
「……ああ」
振り向けば近すぎる気がして、正面のまま答える。奏真は「またな」と短く言って、傘を手の甲にぶら下げるように持ち替えた。濡れた前髪が一束、眉にかかっている。無造作に指で払うしぐさ。顎のライン。濡れたまつげ。ふいに――
(……かっこいい)
頭の中で、言葉が勝手に形を持った。自分のものじゃないみたいに、はっきりと。心臓が大きく鳴る。慌てて視線を逸らす。広告看板のどうでもいい文字列に、焦点を合わせる。
(どうして、胸が熱くなるんだ。……違う、俺は……)
喉の奥で、否定の言葉が小さく弾けて消える。
足元で、水がきらきらとほどけた。
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