異世界転生した私は甘味のものがないことを知り前世の記憶をフル活用したら、甘味長者になっていた~悪役令嬢なんて知りません(嘘)~

詩河とんぼ

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4庭へ!さあ行くぞ!

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「お嬢様!?運動をされるとお聞きしたのですが……体調は大丈夫なのですか!?」

 私がウォーキングをするために準備運動を部屋でしていると、どこで聞きつけたのか私専属メイドのメアリー慌てた様子でやってきた。(ちなみにメアリーは子爵家の3女らしい)
 当の私は、運動がしやすそうな服(高級)を着て、腰まで伸びた朱色の髪を頭の高い位置で1つに結んでいる最中だった。
「ええ。少しでも抵抗力をつけ、家族やあなた――メアリーをわたしが病気にかかることで心配させたくないですから」

 と私が微笑んで言うと

「お嬢様ああぁぁ!ぐすん……必ず無理は、ぐすん、しないでくださいねぇ……ぐすん」

 メアリーはその場で泣き崩れた。
 メアリーのことを私は感情豊かだと私は思っていたが、いつも無表情で仕事を淡々とこなす真面目な侍女というイメージだと他の家族や使用人が思っていたということを後で聞き、とても驚いた。

 泣き崩れたメアリーが泣き止むのを見届けた後、私は庭への一歩を踏み出した。



 
「ぜーー。ぜーー。体力がっなさすぎじゃ……ありませんか。すーー」

 庭へ向かおうとした2分後、私は高級ベッドに横たわり、愚痴をこぼしていた。

 なんせ、約1分で部屋から出て廊下を歩いている途中で限界が来てしまい、倒れているところを使用人に見つかり、部屋に運ばれた。
 お父様とお母様にも報告がいったようで医者を呼んだと告げられ、今は医者を待っている最中だ。

 こ……これは怒られるやつな気がする。ということで、言い訳を考えよう!
 ―30秒後―

 ・廊下が長すぎる
 ・こんなに体力がないとは考えていなかった
 ・大丈夫だと思っていた

 よしこんなにあったらいいだろう。

 言い訳を考え、ビクビクしながら医者を待っていたら、ドアにノックされ入室の許可を出すと、

「お嬢様?いったいなぜ、このようなことになったのですか?」

 すごくにこにこした私の専属医が入ってきた。
 私の専属医はスラッとしたイケオジのルナヴ・ローゼ前男爵で医学のプロフェッショナルだ。
 読んだ本の中にも、インタビュー記事が載ってあったり、著したものがあった。

 こんなすごいお医者様がなぜ私の専属医をやっているは分からないが、まあ別に知らなくても大丈夫だろう。

「せ……先生?えーっと本日はお日柄も良く――「それで?どうしてですか?」

 ぐっ――話題そらしも無理だよな。
 ここは先ほど考えた言い訳を使うことにしよう。

「あのですね?私は体力をつけようと、運動をですね?しようとしたのですね?そしたら思ったよりも廊下が長いのと、体力がなかったのと、大丈夫だと考えていて――「そういうのはですね?実行する前に私に相談するものなんですよ?独断で行動をするのもやめてくださいと話しましたよね?そもそも――」

 説教されるよねぇ。無理だよねぇ―――

 それから私は体に障るからと30分程で説教は終わったが、体感では1~2時間程説教をされたように感じていた私だった。
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