異世界転生した私は甘味のものがないことを知り前世の記憶をフル活用したら、甘味長者になっていた~悪役令嬢なんて知りません(嘘)~

詩河とんぼ

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6精霊

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 ―――はるか昔、精霊神達は世界を創った。
 土を司る精霊神は生物が生きてゆける豊かな大地を。
 花を司る精霊神は美しい花々を。
 炎を司る精霊神は大地を照らす美しい炎を。
 水を司る精霊神はその土地に潤いを与える綺麗な水を。
 風を司る精霊神は澄んだ風を。
 生死を司る精霊神は人間などの生物を。
 知識を司る精霊神は生物に知識を。
 未来と過去を司る精霊神はこの世界が滅びぬように調律を。

 精霊神によって生み出された最初の人間は8名。その人間たちは大地を8人で分け自身を王とする国をつくった。王達はそれぞれ精霊神の力を借り、自身の国を繁栄させてきた。

 という逸話がのこっている。
 
 その国々というのは、
 世界地図で一番西に位置し、土の精霊神の力を借りて国を繁栄させたソルランド王国。
 ソルランド王国の隣に位置し、花の精霊神の力を借りて国を繫栄させたフィオーレ王国。
 フィオーレ王国の隣国で北の方に位置し、炎の精霊神の力を借りて国を繁栄させたイグニス王国。
 イグニス王国の南に位置し、水の精霊神の力を借りて国を繫栄させたアクア王国。
 上の2国の隣に位置し、風を司る精霊神の力を借りて国を繫栄させたヴィント王国。
 ヴィント王国の隣に位置し、生死の精霊神の力を借りて国を繫栄させたヴィータモルテ王国。
 7国がある大陸からかなり離れている島国で、知識の精霊神の力を借りて国を繫栄させたノレッジ王国。
 そして、私が住んでいる国でヴィータモルテ王国の隣の国、未来と過去の精霊神の力を借りて国を繫栄させたメールソン王国。
 の8つの国々だ。

 この8つの国々は、昔対立関係になってしまったこともあったが、ここ数百年は友好関係にあるそう。


  この話のとおりこの世界には、〝精霊〟が存在する。精霊は精霊神、上位精霊、中位精霊、下位精霊と大まかに分けることが出来る。
 精霊神は精霊の神々。8神しかない。上位精霊は精霊神が最初につくった精霊で16体。中位精霊は精霊神が生み出した精霊のまあまあ優秀な精霊で1000体ほど。下位精霊は10000体ほどだと言われている。
 精霊は土、花、炎、水、風、生死、知識、未来と過去の8つのうちどれか1つを司っていて、人間は、精霊に気に入られ契約をできればその力を使えるようになるのだ。 
 また、精霊様は位によって使える力の火力が上がっていく。
 下位精霊の力を1とすると、中位精霊の力は10、上位精霊の力は100、精霊神の力は未知といったところだ。
 
 ちなみに、各国々が崇めている精霊神と契約したと歴史にのこっているのは最初の王のみで、2代目以降の王達は契約はしないが自国の神として祀っている精霊神と友好的な関係を築いているとのことだった。

 この世界に生きるものは、8歳になると性別関係なく精霊と契約をする。
 精霊と契約するためには、精霊のすみかとよばれる各王国1箇所づつある洞窟に行き、自力で魔物らを倒し、最奥の、精霊を呼び出す。という内容だ。
 魔物とは、動物が精霊と契約をして力を得たが、その力に耐えきれず暴走化してしまう元は動物だった生き物のことらしい。魔物には知能がなく、捨て身で破壊の限りをつくす厄介な生き物だ。精霊の力も使えるため、人間が100人で挑んでも勝てないくらいのとても強い魔物もいるらしい。

 そんな恐ろしい魔物だが、洞窟の魔物は弱体化されており、本来の魔物よりずっと討伐が簡単らしい。しかし、命を落としてしまう子供も何十人もでてしまうらしい。

 ジョージとジョセフも1年前洞窟に行き、ジョージは風の精霊と、ジョセフは水の中位精霊と契約をし、ジョージの風の精霊の力をつかってここまできたらしい。
 8歳で精霊と契約をするが、中位精霊と契約をできるのは、ごくわずかでとてもすごいことらしい。
 また、8歳で契約した後、4年に1度そこに行き精霊と契約を破棄し、別の精霊と契約をするか、とても稀なケースだが、契約をしたまま、別の精霊とも契約をすることができるらしい。

 話の初めに、これは前にリュリュにも伝えたけど――と言われたので、知ったかぶりをして聞いていた私だった。

 
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