異世界転生した私は甘味のものがないことを知り前世の記憶をフル活用したら、甘味長者になっていた~悪役令嬢なんて知りません(嘘)~

詩河とんぼ

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37なんか思ってたのと違かった

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 こ、こ、こ、こ、婚約者ぁぁ!?
 わ、私に?

 え、え~、まじで~?

 と緩みそうになる頬を必死に我慢し、父に聞いた。

「もう婚約者ですか?それに私と婚約してくれる方なんて……」

「ああ。リューナももうすぐ9歳だ。いてもおかしくはまったくないだろう。それに、同じ年頃のご令嬢は婚約者がいる方も多いんだ。後、リューナへの縁談は山ほど来ている」

「そうよ!私譲りの朱色の髪、お父さん譲りのルビーの瞳。それに綺麗に整った顔立ち!こんな美少女、みんな喉から手が出るほど欲しいに決まってるわ!」

 メナードさんの言葉を聞き、うんうん。と頷く父をみて、
 ……まあ、リューナ可愛いものね。 
 と納得して、2人が選んだ人からの縁談を受けることにした。



「はじめまして、クワソン伯爵家のリューナ・クワソンと申します」

「はじめまして、グリュック子息家のドイル・グリュックと申します」

 記念すべき一人目の方との縁談!なんだか優しそうだな。
 そして、親たちが退出して1対1で会話をするときとなった

「僕は、中位精霊と契約をしている未来を約束されたエリートなんです!そして―――――」

 ……なっがぁ。自分の話、なっがぁ。
 そろそろ表情筋が疲れてきた。
 この人は……ないな。

 ということで次!

「俺と婚約をしたいなんて、身の程――」

 はい次!
 
「あなたは可憐な花のよ――」

 ニコッ、次

「ぐへへ――」

 次!



 はいね、十数人、私と合いそうな方がいらっしゃりませんでしたわ。
 なんか、思ってたのと違かったですわ。大分!!
 そして最後のお見合いですね。

「お久しぶりですリューナ・クワソン様」

「……ごきげんよう――」

 ……そこには見知った顔の彼がいた。

「ルイス・アンスリウム様」

 
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