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再びのデート?
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「――さあ、今日は打ちに打ちまくりますよ先輩!」
「はい、降宮さん! ボール拾いはお任せください!」
「……いや、お任せしませんよ。私のことなんだと思ってるんですか」
それから、数日経た休日のこと。
そう、意気込み言い放つ降宮さん。だけど、僕の返答に何とも呆れたような……あっ、お任せしないんだ。僕としては、出来うる限りサポートする気万全だったのだけども。
さて、今いるのは地元のバッティングセンター。たまには一緒に爽やかな汗を流しましょう、との降宮さんのご提案で今日こちらにやって来たわけで。……それにしても、偏見ではあるけれど降宮さんがこういうところに来るのはちょっと意外かも。……うん、なんだか嬉《うれ》――
「……ところで、真織先輩。一応、お尋ねしますが……これって、デートですよね? 二回目の」
そう、少し躊躇うように――それでも、心做しか嬉しそうに尋ねる降宮さん。そんな彼女に、僕は徐に口を開いて――
「……そうですね、かの有名な辞書によると――」
「もう良いわそのパターン!!」
「ところで、降宮さんは野球がお好きなのですか?」
「……うーん、どうでしょうね。もちろん嫌いではないですけど、そこまで好きというほどでは。ですが、ふと思いっきり打ちたくなる時がありまして。先輩は?」
「……ふむ、なるほど。……そうですね、僕もそれほど好きというわけでも――あっ、やったホームランですよ降宮さん!」
「……いや、めっちゃ大好きじゃないですか」
その後、施設の中を歩きつつそんなやり取りを交わす僕ら。ところで、何を叫んでいたのかと言うと……上方に備え付けられているテレビにて、応援しているプロ野球チームの選手がたった今ホームランを打ったことに関してで……うん、その、つい……うん、ごめんなさい。
「……ふふっ」
「……降宮さん?」
「いえ、思いがけず先輩の意外な――それも、とっても可愛い一面を見られたなって。そんなにお好きなら、是非とも今度一緒に行きましょうよ、野球観戦に」
「……へっ? あっ、でも僕はともかく降宮さんはそれほど野球がお好きなわけでは……」
「ええ、そうですね。画面越しであれば時折観る時もありましたが、私一人ならわざわざ現地まで足を運ぼうとは思わなかったでしょう。ですが、先輩となら行ってみたいなって。さっきみたいに、先輩のはしゃいでいる貴重なお姿を拝見したいなと」
「……べ、別にはしゃいでいたわけでは……ですが、はい。是非とも、いつかご一緒に」
すると、柔らかな――そして、最後には少し揶揄うような笑顔で告げる降宮さん。……べ、別にはしゃいでいたわけでは……まあ、それはともあれ……はい、いつか是非とも。
「――それでは、私から打たせていただきますね。幼い頃、令和の織田信長と称された私の勇姿をとくとご覧あれ!」
「……いや、野球と関係ないような……ですが、とくと拝見させていただきます、降宮さん」
その後、ややあってそう言い残し颯爽とバッティングゲージへと入っていく降宮さん。そして、そんな彼女を微笑ましく見送る僕。……うわぁ、楽しみ。
「はい、降宮さん! ボール拾いはお任せください!」
「……いや、お任せしませんよ。私のことなんだと思ってるんですか」
それから、数日経た休日のこと。
そう、意気込み言い放つ降宮さん。だけど、僕の返答に何とも呆れたような……あっ、お任せしないんだ。僕としては、出来うる限りサポートする気万全だったのだけども。
さて、今いるのは地元のバッティングセンター。たまには一緒に爽やかな汗を流しましょう、との降宮さんのご提案で今日こちらにやって来たわけで。……それにしても、偏見ではあるけれど降宮さんがこういうところに来るのはちょっと意外かも。……うん、なんだか嬉《うれ》――
「……ところで、真織先輩。一応、お尋ねしますが……これって、デートですよね? 二回目の」
そう、少し躊躇うように――それでも、心做しか嬉しそうに尋ねる降宮さん。そんな彼女に、僕は徐に口を開いて――
「……そうですね、かの有名な辞書によると――」
「もう良いわそのパターン!!」
「ところで、降宮さんは野球がお好きなのですか?」
「……うーん、どうでしょうね。もちろん嫌いではないですけど、そこまで好きというほどでは。ですが、ふと思いっきり打ちたくなる時がありまして。先輩は?」
「……ふむ、なるほど。……そうですね、僕もそれほど好きというわけでも――あっ、やったホームランですよ降宮さん!」
「……いや、めっちゃ大好きじゃないですか」
その後、施設の中を歩きつつそんなやり取りを交わす僕ら。ところで、何を叫んでいたのかと言うと……上方に備え付けられているテレビにて、応援しているプロ野球チームの選手がたった今ホームランを打ったことに関してで……うん、その、つい……うん、ごめんなさい。
「……ふふっ」
「……降宮さん?」
「いえ、思いがけず先輩の意外な――それも、とっても可愛い一面を見られたなって。そんなにお好きなら、是非とも今度一緒に行きましょうよ、野球観戦に」
「……へっ? あっ、でも僕はともかく降宮さんはそれほど野球がお好きなわけでは……」
「ええ、そうですね。画面越しであれば時折観る時もありましたが、私一人ならわざわざ現地まで足を運ぼうとは思わなかったでしょう。ですが、先輩となら行ってみたいなって。さっきみたいに、先輩のはしゃいでいる貴重なお姿を拝見したいなと」
「……べ、別にはしゃいでいたわけでは……ですが、はい。是非とも、いつかご一緒に」
すると、柔らかな――そして、最後には少し揶揄うような笑顔で告げる降宮さん。……べ、別にはしゃいでいたわけでは……まあ、それはともあれ……はい、いつか是非とも。
「――それでは、私から打たせていただきますね。幼い頃、令和の織田信長と称された私の勇姿をとくとご覧あれ!」
「……いや、野球と関係ないような……ですが、とくと拝見させていただきます、降宮さん」
その後、ややあってそう言い残し颯爽とバッティングゲージへと入っていく降宮さん。そして、そんな彼女を微笑ましく見送る僕。……うわぁ、楽しみ。
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