超空の艦隊

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双発爆撃機飛龍

九七式戦闘機

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軽戦闘機の開発に成功した日本軍だったが、重戦闘機に関しては開発に苦労していた。
九六式戦闘機はかなり完成された戦闘機に違いなく、開発中の重戦闘機は九六戦の速度と火力を上回らなければならなかった。
だが、エンジンはどちらも金星エンジンであり、馬力の差で速力だったり武装を強化することは出来ない。
つまり設計で差をつける他ないのである。
だが、このヒントはまたも九六式艦戦がもたらした。
九六艦戦は直線を基調とした主翼を持っていたが、三菱が開発した試作機は違っていた。
九試単座戦闘機と名付けられていたその戦闘機は逆ガル翼を採用してプロペラを大型のものに変更。
大馬力エンジンの採用もあり、量産型の九六一号艦戦より時速にして50㎞も優速であった。
開発を行っていた航空技術廠(陸海統合)はこれに目を付けて逆ガル翼の機体を開発することとした。
そしてその結果、九七式戦闘機が開発されたのである。


九七式戦闘機
最高速度:時速489㎞
武装:12.7㎜機銃4挺
翼面荷重:140㎏/㎡
プロペラ:直径3.82mが3枚
搭乗数:1人
航続距離:時速350㎞で600海里
全長:7.55m
全幅:10.4m(折り畳み時7.55m)


九七式戦は12.7㎜機銃を主翼に4挺搭載し、また九六式戦とは違い引込み脚を採用。
また、胴体もかなり絞り込み空気抵抗を極限まで抑え込んだ。
加えて翼端は九六式戦のような丸みを帯びた形状ではなく、角ばった物を採用。
主翼面積もテーパー翼を採用により削減して、九六式戦より時速にして40㎞も優速だった。
その代わり機動性は悪化した。
ただ、満足の行く重戦闘機が開発されたことは事実であった。


九六式戦闘機と九七式戦闘機と言う2機種を揃えた日本軍航空隊は小さくも影響は大きい変更を行った。
それは戦闘単位の変更である。
従来、航空隊は3機一体となっていたが扱う戦闘機が2機種存在するようになったため、戦闘単位を4機とした。
2機が重戦闘機、2機が軽戦闘機である。
両者はそれぞれを補完するように戦えるように無線が搭載され巴戦では無く集団戦を行うように訓練が成されていくことになる。
この影響は大きく、少し練度に劣る搭乗員が居たとしても他の機体との連携がしっかり取れていれば十分に戦えるようになったのだ。
これから空中艦隊を建設している日本軍にとって搭乗員の数と質は重要な課題であったが、質に関してはある程度妥協できるようになったことで、数も揃えやすくなり後顧の憂いを断つことが出来たのである。
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