真・八八艦隊

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ハワイ作戦

索敵戦

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真珠湾を完膚なきまでに叩き潰した第一航空艦隊だったが、連合艦隊から命令されていた任務の1つを達成したに過ぎなかった。
まだ、敵空母撃破と言う任務が残っていたのである。
既に、南雲は麾下の艦攻27機を駆使して索敵を開始している。
だが、攻撃隊は全てハワイ攻撃に使用したため、空母を攻撃するには一旦艦載機を収容してから、対艦装備を装備させなければならない。
となると、3時間ほどは必ずかかる。
南雲にとって、この3時間はこれからの吉凶を占う物であった。
もし、この3時間の間に敵機の接触を許せば、敵に先手を奪われることになる。
逆に、この3時間の間に何もなければ対等か先手を取れるのである。


この時、ハワイ周辺の空母は1隻あった。
それがキンケイド少将率いるサラトガであった。
サラトガはオーバーホール工事を完了し、真珠湾へ帰投途中だった。
だが、その間に日本海軍第一航空艦隊によって真珠湾が奇襲され、姉のレキシントンと後輩のエンタープライズを撃沈されてしまっていた。
サラトガとしては何とかして敵討ちと行きたいところである。
キンケイドは16機のSBDを用いて索敵戦を展開。
そして、SBD1機が日本軍機動部隊を発見。
情報を打電するとともに。その機体は俄かに急降下。
アメリカ海軍は偵察機のSBDに500ポンド爆弾を装備させていた。
だが、この急降下爆撃は直掩についていた零戦によりそしされ、SBDは撃墜されてしまった。
それでも、しっかり情報はサラトガに到達していた。
「敵空母は8隻!」
参謀長のムラニクス大佐の報告にキンケイドは驚きを隠せない。
「8隻だと⁉何かの間違いではないのか?」
キンケイドは概ね6隻程度だろうと考えていただけに、8隻と言う数字は驚きだった。
「いえ、間違いありません!敵は大型空母8隻をハワイに押し出してきたのです!」
ムラニクスからそう強く言われるとキンケイドも認めざるを得ない。
「…この8隻の空母に我々だけで攻撃を仕掛けたとして、まともな攻撃が出来ると思うか?」
「十中八九、無理でしょう」
キンケイドは瞬間、決断した」
「我が艦隊はブラウン艦隊と合同を目指す!」
ブラウン艦隊は重巡を基幹とうする艦隊で、ラハイナ泊地での訓練を完了していた。


対して、第一航空艦隊も敵空母部隊を発見していた。
発見したのはサラトガであった。
「攻撃隊の準備はあとどれくらいで終わるのか」
「20分ほどで完了いたします」
南雲はすぐに命令を下した。
「準備出来次第、順次発艦せよ」
ここに史上初めての空母対空母の海戦が生起しようとしていたのである。
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