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不沈艦隊計画
実験装甲空母鳳翔
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ワシントン海軍軍縮条約の結果、日本は空母にも保有トン数制限が掛けられた。
それは基準排水量にして81000トンであった。
日本海軍は2隻の巡洋戦艦を高速工作艦として改装しているため、現在の空母戦力は鳳翔だけだった。
鳳翔の排水量は8000トンだが、ワシントン海軍軍縮条約では10000トン以下の空母は保有トン数には含まれないため、日本海軍は81000トンを余すことなく使うことが出来た。
日本海軍として中型空母を6隻以上は整備する方針だった。
だが、不沈艦隊には当然空母も含まれている。
そのため、空母もある程度の防御が求められる。
最も簡潔なのは飛行甲板に装甲を張ることである。
こうすれば爆撃に対して有効な防御となる。
ただ、空母と言う艦種が誕生してから日が浅く、当然飛行甲板に装甲を施した空母も無かった。
このまま装甲を施した中型空母を建造したとしても、何らかの問題が起こるのはもはや明白であった。
そこで日本海軍は空母鳳翔を実験空母として装甲を施すこととした。
厚さは38㎜であったが、軽空母である鳳翔にとってはかなりの重荷に違いなく排水量は9500トンとなった。
それに、装甲を施すと言っても既存の飛行甲板の上に38㎜の装甲を設置した。
あくまで実験艦なのである。
バラストを追加する工事を終えて、空母鳳翔は世界初の装甲空母となった。
鳳翔は日本海軍に多種多様な教訓を教えてくれた。
まず、38㎜程度の装甲ならば高重心かの心配はほとんどないこと。
加えて、38㎜の装甲は250㎏爆弾の貫通を許さないことが分かった。
これは日本海軍が建造しようとしている中型空母に大いに活かされることになる。
ただ、飛行甲板に装甲を張ってしまうと排水量が増大してしまい、建造できる空母の数が減ってしまうかもしれない。
そこで、海軍は最初はこの中型空母を通常の空母として建造しておき、条約が失効した場合か戦時となった際に装甲を施すことにした。
飛行甲板に38㎜もの厚さの木材を敷き、いざという時にはこれを全て取り外して38㎜装甲を取り付けるのだ。
だが、これだとエレベーターが脆弱になってしまうため致し方なくエレベーターには元から38㎜装甲が施されることになる。
こうして新型空母の骨子が定まっていく。
もし巡洋戦艦2隻を空母に改装していたならばおそらくは合わせて50000トンもの排水量となり、建造枠を圧迫。
満足の行く中型空母を2隻から3隻しか建造できなかったに違いなかった。
それは基準排水量にして81000トンであった。
日本海軍は2隻の巡洋戦艦を高速工作艦として改装しているため、現在の空母戦力は鳳翔だけだった。
鳳翔の排水量は8000トンだが、ワシントン海軍軍縮条約では10000トン以下の空母は保有トン数には含まれないため、日本海軍は81000トンを余すことなく使うことが出来た。
日本海軍として中型空母を6隻以上は整備する方針だった。
だが、不沈艦隊には当然空母も含まれている。
そのため、空母もある程度の防御が求められる。
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ただ、空母と言う艦種が誕生してから日が浅く、当然飛行甲板に装甲を施した空母も無かった。
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そこで日本海軍は空母鳳翔を実験空母として装甲を施すこととした。
厚さは38㎜であったが、軽空母である鳳翔にとってはかなりの重荷に違いなく排水量は9500トンとなった。
それに、装甲を施すと言っても既存の飛行甲板の上に38㎜の装甲を設置した。
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満足の行く中型空母を2隻から3隻しか建造できなかったに違いなかった。
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