山本五十六の逆襲

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ハワイ攻略作戦

第五八任務部隊の反撃

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「各艦、飛行甲板は15分以内に修復できるそうです」
ブローニングの言葉にスプールアンスはどこかそわそわしながら頷く。
「…それで、プリンストンの乗員はどうなった?」
ブローニングもスプールアンスがそわそわしていた理由を察して、一呼吸おいてから報告した。
「プリンストンは立て続けに爆弾が命中し、それが弾薬庫に誘爆したようで爆沈いたしました。生存者は100名前後です」
スプールアンスはこれを聞いてがっくり肩を落としたが、”艦隊司令長官の自分が艦上に左右されてはいけない!”とすぐにブローニングに問うた。
「ここは迎撃に徹するべきかね?」
難しい顔をするブローニングを見てスプールアンスは反撃が不可能であることを察したが、ブローニングの回答はスプールアンスの予想したものと違った。
「先の迎撃戦で味方戦闘機隊は180機近いF6Fを失いました。そのため、艦隊防空はもはや艦の対空砲火に頼る他ありません。幸い、偵察機が日本艦隊を捕捉いたしましたので、残存した36機のF6Fと護衛空母群のF4Fをもって攻撃隊の直掩とし、日本艦隊に一矢報いるべきと思います」
予想外の答えにスプールアンスは少し思案したが、確かにブローニングの言う通りだった。
(迎撃に徹したとして、使えるのはF6F36機にF4F132機の計168機。これでは迎撃を満足に行えないかもしれない…。それに、攻撃機を格納庫で待機させていたら誘爆する恐れがある!)
スプールアンスは勘案して反撃を決定した。
だが、その時にはすでに日本軍攻撃隊第二波が第五八任務部隊に迫りつつあった。


「レーダーが敵影補足!おおよそ40分後には艦隊上空に突入してきます!」
それは攻撃隊が発進し始めてから10分も経たない頃だった。
スプールアンスは苦虫を噛み潰したような顔をしたが、こればかりはどうしようもなかった。
「攻撃隊は発進にあと20分ほどですので、敵機に発艦を邪魔されることはありません。護衛空母群も艦載機を出撃させ始めましたので、敵機の攻撃を受けるころには我が空母の艦上は空になっております!」
ブローニングの言葉にスプールアンスは勇気づけられた。
(すでにエセックス級空母は大量に竣工しつつある…。ここで9隻の空母を失ったとしても、日本海軍の空母を4隻沈めればおつりがくる!)
スプールアンスはそう計算していたのである。
そうこうしていると攻撃隊は全機、大空に舞いあがり日本艦隊に向けて進撃して行ったのである。
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