零式艦上マルチロール機

ypaaaaaaa

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緒戦

ミッドウェー島空襲

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既に敵艦隊は補足している。
だが、ミッドウェー沖を通過するのは2日後の事である。
そのため、第一航空艦隊は先にミッドウェーの飛行場を叩くことにした。
ミッドウェー攻略を目指す第一航空艦隊としてはミッドウェーの航空隊は排除すべき対象であり、やらない手は無かった。
「攻撃隊は戦闘大隊と爆撃大隊だけで編成せよ」
南雲はそう指示を出した。
「雷撃大隊にも出撃命令を出した方が良いのではないでしょうか?」
草鹿がそう問うと南雲はすぐに答えた。
「新型の零式多攻は500㎏爆弾による急降下爆撃が可能になった。ならば、爆撃大隊だけでも問題あるまい。それに、敵艦隊との戦いを前に攻撃の要である雷撃大隊を消耗させたくない」
南雲の考えに草鹿は頷き、そのように攻撃隊は編成される。


1942年4月20日午前5時。
薄明を期してミッドウェー攻撃隊は出撃していった。
戦力としては2個戦闘大隊と3個爆撃大隊で機数としては艦偵15機に多攻135機である。
それでもなお、第一航空艦隊の艦上には200機以上の艦載機がうなっていたのである。


ミッドウェーへの空襲は大成功の内に終わった。
2000馬力級エンジンである惑星エンジンを搭載する零式多攻三一型は、迎撃に上がって来た敵F4Fなどをものともせず、次々と500㎏爆弾を敵飛行場に叩き込んでいった。
また、攻撃を終えた爆撃大隊所属の零式多攻はそのまま20㎜機銃による機銃掃射を行い、地上に駐機されていた機体を次々と破壊していった。
上空の戦いでも、零式多攻が各所で敵戦闘機を追い詰めている。
20㎜機銃の威力は上空でも発揮されたのである。
結局、ミッドウェー航空隊は壊滅してしまい、反撃はもとより防衛すら不可能となったのである。


ミッドウェー空襲の報はすぐに第五八任務部隊にもたらされた。
「日本海軍の空母はすでにミッドウェーに居るではないか!」
スプールアンスはそう叱責したが、先ほどまであれほど強気だったキンケイドも意気消沈といった様子だった。
「もはや敵艦隊との戦闘は避けられん…」
スプールアンスは自らが破滅に向かっていると感じていた。
B25を艦載していたため、2隻の空母には十分な数の艦載機が無かったのである。
そんな状態の艦隊と万全な日本艦隊とがぶつかればどうなるか。
小学生でもわかる問題である。
「…とにかく、我々は最善を尽くす他ない。もはやミッドウェーは安全地帯ではなく、真珠湾まで一気に帰還しなければならない」
スプールアンスの顔には苦悩が見て取れた。
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