小沢機動部隊

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FS作戦

珊瑚海海戦

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第一次攻撃隊は艦戦81機、艦爆90機、艦攻108機の計279機を江草少佐が率いていた。
また、第二次攻撃隊の艦戦45機、艦爆72機、艦攻90機の計207機を村田少佐が率いた。
結局、小沢機動部隊は486機を出撃させたことになる。
それでも、なおも艦戦99機が直掩として母艦に残っていた。


第一次攻撃隊は300海里の距離を1時間30分ほどで走破し、ついに敵機動部隊に襲い掛かろうとしていた。
「そろそろ歓迎が来る頃だが…」
江草は辺りを見回す。
だが一向に”歓迎”らしき機影は見えない。
(不気味だな)
江草はそう思いつつ、攻撃隊にト連送を発し自身も眼下の敵機動部隊めがけて急降下していった。


「敵雷撃機、左から6、右から3機!」
「回避せよ!」
キンケイドはとにかく命令するがどうしようもない。
9機の雷撃機の内1機は対空砲火で撃墜できたものの残りの8機は難なく魚雷を投下。
またこれと同時に9機の爆撃機が急降下爆撃を敢行しており、もはや回避は不可能だった。
かくしてサラトガは250㎏爆弾を2発、魚雷を3発喰らった。
また同時にヨークタウンも攻撃を受けており、ヨークタウンは250㎏爆弾3発に魚雷を3発喰らっていた。
どちらも沈む気配こそ見せなかったが、艦は傾斜し飛行甲板は大炎上。
速力も15ノット程度まで落ち込んだ。
「総員、退艦準備!」
キンケイドの決断は早かった。
(この速力なら、日本海軍の航空隊なら確実に撃沈してくる。なら、その前に出来るだけ多くの乗組員を救う!)
またキンケイドは司令部を重巡アストリアに移すことも決めていた。


僅か5分後にキンケイドの予想が正しかったことが証明された。
第一次攻撃隊は速力の落ち込んだ両空母を決して野放しにはせず、次々と魚雷と爆弾を命中させていった。
結局、サラトガは5発の爆弾に3本の魚雷を喰らって沈没。
ヨークタウンは3発の爆弾に2本の魚雷を喰らって航行不能となった。
また、この時点で第二次攻撃隊が到着し、機動部隊に随伴していた3隻の重巡並びに2隻の軽巡も血祭に上げられ、キンケイド機動部隊は壊滅した。
キンケイドは駆逐艦デューイに司令部を移し、珊瑚海を後にした。
ヨークタウンに関しては魚雷による自沈処理もなされず、そのまま放置されることとなった。
この戦闘での日本軍攻撃隊の損失は12機の艦爆と9機の艦攻だった。



第一次攻撃隊がキンケイド機動部隊を攻撃している頃、小沢機動部隊も攻撃を受けていた。
「敵攻撃隊接近!数は180以上!」
源田の報告に小沢と草鹿は驚愕しつつも、冷静に分析した。
「敵さん、刺し違えてでも我々の空母を撃沈する意気ですな」
「あぁ、とにかく直掩の零戦を全て上げろ」
そして次々と零戦が飛行甲板を蹴っていった。
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