39 / 102
ハワイ・インド攻略作戦
米国の対応
しおりを挟む
マーシャル沖海戦の結果はすぐにホワイトハウスに伝わった。
これに対し、ルーズベルト大統領は情報を編集した。
マーシャル沖海戦
被害:空母エンタープライズ、レキシントン戦没、サラトガ中破
:戦艦アリゾナ戦没、ノースカロライナ中破
:重巡ヒューストン戦没
:駆逐艦4隻戦没、5隻中破
また英海軍の空母1隻、戦艦2隻、重巡1隻戦没
戦果:空母6隻撃沈、2隻大破
:戦艦4隻撃沈(うち1隻は新型戦艦)、1隻中破
:重巡3隻撃沈、2隻大破
:軽巡3隻撃沈
:駆逐艦10隻以上撃沈
この戦果にアメリカ国民は熱狂した。
だが軍上層部はハワイをいかにして護るのかに頭を悩ませていた。
大西洋艦隊からはもう引き抜けない。
かといって重爆を展開しようとしても飛行場の修復がまだ完了していないためすぐには不可能。
そしてひねり出した答えが陸軍部隊の増援だった。
「本当にこの兵力でハワイを守り切れるのか?」
ハワイ防衛総司令官に主任したマッカーサーは不安をこぼす。
ハワイの防衛兵力は増援の1万を合わせても3万しかいなかった。
もともとハワイは強力な艦隊戦力に防衛を依存していて要塞こそ存在するもののそれを扱う兵士の練度は高くなかった。
だが今回のマーシャル沖海戦で太平洋艦隊が文字通り消滅してしまったばかりか、そのことを政府が隠蔽してしまったことで現地の兵士たちには戦勝気分が漂い、朝から酒を飲むものが出てきていた。
「…我々のできることをするしかなありません。」
参謀の言葉にマッカーサーは深くうなずいた。
5月12日。
ハルゼーとレイトンがカタリナ飛行艇に乗りオーストラリアからハワイに帰還した。
「後任の太平洋艦隊司令長官は未定…ですか。」
レイトンはマッカーサーから伝えられた言葉を反芻する。
「世間的にはマーシャル沖で日本海軍を撃滅したことになっている。それなのに司令長官が交代するのはおかしいだろう。それに仮に司令長官の後任が決まったとして、その者が指揮する艦艇は現在駆逐艦十数隻だけだ。」
レイトンとハルゼーは押し黙ってしまった。
「直にここも戦場になる。君達海軍の人間はサンフランシスコに明日、飛行艇で向かってもらう。これは大統領命令でもある。」
大統領命令である。
このことが意味することを両名は分かっていた。
つまるところ、大統領との面会があるということだ。
レイトンは如何なる処罰も受け入れる覚悟で今日泊まる太平洋艦隊総司令部に向かった。
ハルゼーも同様に宿舎に向かった
だが両名には明らかに距離があった。
これに対し、ルーズベルト大統領は情報を編集した。
マーシャル沖海戦
被害:空母エンタープライズ、レキシントン戦没、サラトガ中破
:戦艦アリゾナ戦没、ノースカロライナ中破
:重巡ヒューストン戦没
:駆逐艦4隻戦没、5隻中破
また英海軍の空母1隻、戦艦2隻、重巡1隻戦没
戦果:空母6隻撃沈、2隻大破
:戦艦4隻撃沈(うち1隻は新型戦艦)、1隻中破
:重巡3隻撃沈、2隻大破
:軽巡3隻撃沈
:駆逐艦10隻以上撃沈
この戦果にアメリカ国民は熱狂した。
だが軍上層部はハワイをいかにして護るのかに頭を悩ませていた。
大西洋艦隊からはもう引き抜けない。
かといって重爆を展開しようとしても飛行場の修復がまだ完了していないためすぐには不可能。
そしてひねり出した答えが陸軍部隊の増援だった。
「本当にこの兵力でハワイを守り切れるのか?」
ハワイ防衛総司令官に主任したマッカーサーは不安をこぼす。
ハワイの防衛兵力は増援の1万を合わせても3万しかいなかった。
もともとハワイは強力な艦隊戦力に防衛を依存していて要塞こそ存在するもののそれを扱う兵士の練度は高くなかった。
だが今回のマーシャル沖海戦で太平洋艦隊が文字通り消滅してしまったばかりか、そのことを政府が隠蔽してしまったことで現地の兵士たちには戦勝気分が漂い、朝から酒を飲むものが出てきていた。
「…我々のできることをするしかなありません。」
参謀の言葉にマッカーサーは深くうなずいた。
5月12日。
ハルゼーとレイトンがカタリナ飛行艇に乗りオーストラリアからハワイに帰還した。
「後任の太平洋艦隊司令長官は未定…ですか。」
レイトンはマッカーサーから伝えられた言葉を反芻する。
「世間的にはマーシャル沖で日本海軍を撃滅したことになっている。それなのに司令長官が交代するのはおかしいだろう。それに仮に司令長官の後任が決まったとして、その者が指揮する艦艇は現在駆逐艦十数隻だけだ。」
レイトンとハルゼーは押し黙ってしまった。
「直にここも戦場になる。君達海軍の人間はサンフランシスコに明日、飛行艇で向かってもらう。これは大統領命令でもある。」
大統領命令である。
このことが意味することを両名は分かっていた。
つまるところ、大統領との面会があるということだ。
レイトンは如何なる処罰も受け入れる覚悟で今日泊まる太平洋艦隊総司令部に向かった。
ハルゼーも同様に宿舎に向かった
だが両名には明らかに距離があった。
23
あなたにおすすめの小説
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる