連合艦隊司令長官、井上成美

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FS作戦

4発爆撃機

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FS作戦の根幹たるポートモレスビーの攻略は9月上旬と決定された。
だがポートモレスビーの航空戦力が想定よりもかなり多い200機程度であることが零式飛行艇の決死の偵察で明らかにあった。
大本営は先にポートモレスビーの航空戦力を叩くことを優先した。


「やはり4発爆撃機は圧巻だな。」
ラバウル飛行基地の司令官である加藤健夫中佐が感嘆を述べる。
ラバウル基地に配備されたのはB17をもとに開発された4発爆撃機の連山だった。


陸軍名:連山(陸軍専用)
最高速度:火星一五型搭載で時速534㎞
武装:20㎜旋回連装機銃2基、12.7㎜旋回連装機銃2基
プロペラ:直径4.56mの可変ピッチ3枚
搭乗数:7人
搭載能力:500㎏爆弾10発
航続距離:時速350㎞で5000海里
全長:22.85m
全幅:31.43m


B17とほぼ同じスペックではあるが、ほとんどの部品が軽爆や陸攻、戦闘機と共通の物であり、それは現場での修理が容易なことを意味していた。
ここは陸海で航空機の統合を推し進めた成果であり、航空部品の規格化の成果だった。
だがまだ量産には至っておらず、今回ラバウルに配備されたのは先行量産された10機だった。
「ともかく、明日の出撃でこれがどれくらい暴れるか見ものだな。」


連山は日が沈みかけていた6時頃に出撃した。
なぜかというと連山の航続距離に鍾馗や零戦がついて行けず、ポートモレスビーでは連山だけで爆撃を行わねばならず敵戦闘機による迎撃により多大な損害が発生する可能性がった。
そのため敵戦闘機が飛べない夜間にポートモレスビーの飛行場を空爆することになったのだ。
連山10機はラバウルを飛び立つと南へ飛んでいく。
高度は8000mで速度は時速350㎞程度。
辺りは暗くなっていきたまに集落の明かりが見える程度になった。
少し経つとひと際明るい地帯が姿を現した。
「全機、爆弾投下用意。」
隊長が無線で各機に伝える。
ポートモレスビーの地図は戦前の物があり、大まかではあるもののどのあたりに飛行場があるかは分かっていた。
「投下!」
その言葉に合わせて各機10発、合計で100発の500㎏爆弾を投下した。
数秒後には地上でかなり大きな爆発が起こった。
火災の勢いから隊長は石油タンクを破壊したと判断した。
そして翌日に飛行艇による再度の偵察が行われた。
飛行場は完膚なきまでに破壊され航空機もかなりの数が残骸と化していた。
こうして連山によるポートもレスビー爆撃は成功したのである。
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