連合艦隊司令長官、井上成美

ypaaaaaaa

文字の大きさ
99 / 102
終戦へ向けて

欧州情勢

しおりを挟む
日本とアメリカが太平洋で激戦を繰り広げている頃、ドイツもまた戦闘に身を投じていた。
ただドイツでは特異な現象が起きていた。
ベルリンの核攻撃により臨時総統に就任したゲッベルスはヒトラーとは異なり自分が無知な軍事に関しては国防軍に一任したのだ。
これによりマンシュタインが東部戦線最高司令官に就任し東部戦線で機動防御を実行。
ソ連軍はじわじわと前進できていたが損害が多く、ついにドニエプル川を超えることは出来なかった。
またコーカサス戦線はロンメル率いるコーカサス軍団が山岳を利用しての遅滞戦術によりソ連軍の勢いをそぎ落としバクーを守り切った。
東部戦線が安定したとみたドイツ国防軍は西部方面での反抗作戦を計画した。


1944年8月12日、ブリュッセル。
「全軍、前進開始!」
第1装甲軍団軍団長であるハインツ・グデーリアン大将は装甲指揮車に乗りこみながら命令を下す。
目標はノルマンディーだった。
西部戦線は上陸こそ許したものルントシュテット西部戦線最高司令官の防衛戦術が上手くはまったのと、戦車部隊による機動防御の結果、北はパリを手前に南はヴィシー手前で連合軍を押しとどめていた。
そのため連合軍の補給は十分とは言えなかった。
そこにグデーリアンは目を付けた。
ノルマンディーまで突破すれば連合軍の補給は干上がるのではないか?
グデーリアンは早速参謀らと作戦を立案を始めついに作戦を開始したのだ。
作戦名は”夏の終わり”となりそのために5号戦車や4号戦車の中戦車に3号突撃砲や4号突撃砲等の駆逐戦車、そして6号戦車やそのⅡ型など総計3000両を超える装甲戦力が集められた。
また空軍もMe262をはじめとする新鋭機やJu87等の対戦初期からドイツ軍を支えた古参機などを総計1500機をそろえまさに一大攻勢作戦だった。


突如として開始されたドイツ軍による鉄と爆弾による反撃は連合軍の防衛陣地を次々と食い破っていった。
連合軍の戦車部隊はすぐにこれに対応しようとしたが37㎜砲を搭載したJu87が暴れまわり僅か1週間で100両以上のシャーマンやチャーチルが撃破された。
この影響もあり連合軍の対応は後手後手に回り、ついに第1装甲軍団がノルマンディーの海岸に到達。
そのまま間髪入れずブルターニュ半島に南下し80万人を超える連合軍を包囲した。
これに対して連合国は艦体などで撤退させようと奔走したがドイツ軍もダンケルクのような失態は再び起こさず大半の兵士はドイツに降伏するか戦車にひき潰されていった。
だがドイツ軍も一連の攻勢で2万の兵士と1300両もの戦車を喪失しており1年ほどはこのような大規模な攻勢作戦は不可能となった。
それでも連合軍が再び大西洋にたたき出されたのは事実である。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。

克全
歴史・時代
 西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。  幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。  北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。  清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。  色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。 一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。 印旛沼開拓は成功するのか? 蝦夷開拓は成功するのか? オロシャとは戦争になるのか? 蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか? それともオロシャになるのか? 西洋帆船は導入されるのか? 幕府は開国に踏み切れるのか? アイヌとの関係はどうなるのか? 幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?

対米戦、準備せよ!

湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。 そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。 3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。 小説家になろうで、先行配信中!

対ソ戦、準備せよ!

湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。 前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。 未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!? 小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

大東亜戦争を有利に

ゆみすけ
歴史・時代
 日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を

暁のミッドウェー

三笠 陣
歴史・時代
 一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。  真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、アメリカ海軍空母部隊の撃滅。  一方のアメリカ海軍は、暗号解読によって日本海軍の作戦を察知していた。  そしてアメリカ海軍もまた、太平洋にある空母部隊の総力を結集して日本艦隊の迎撃に向かう。  ミッドウェー沖で、レキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットが、日本艦隊を待ち構えていた。  日米数百機の航空機が入り乱れる激戦となった、日米初の空母決戦たるミッドウェー海戦。  その幕が、今まさに切って落とされようとしていた。 (※本作は、「小説家になろう」様にて連載中の同名の作品を転載したものです。)

処理中です...