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南方作戦
砲戦開始
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「長官、日本艦隊です。距離、30000です!」
戦艦ネルソンの艦長であるジョン・リーチ大佐の報告に東洋艦隊司令長官のトーマス・フィリップスは苦虫を噛みつぶしたような顔をする。
「日本はこれを狙っていたのか…。砲戦用意!何としてでも活路を見出すぞ!」
ここにマレー沖海戦が生起したのである。
第三艦隊は妙高型重巡6隻と球磨型軽巡6隻、そして駆逐艦16隻によって構成されている。
このうち、軽巡6隻と駆逐艦16隻を分派して敵艦隊に肉薄させるのが第三艦隊の考えであった。
残った重巡6隻は戦艦2隻を相手に堂々たる砲撃戦を展開することになる。
ネルソンとロドニーは何とかして敵艦隊の射程に入る前に敵に損害を与えようと必死に砲撃を開始した。
この時点で、ネルソンは6門、ロドニーは7門に使用可能な門数が減ってはいたが依然として強大な戦力に違いなかった。
だが、30000mでは有効な砲撃を行えないのもまた事実である。
それでも砲撃戦は開始された。
13門の40.6㎝砲が日本艦隊の先頭を行く妙高に照準を付けた。
次々と砲弾は繰り出されていくが、先の空襲によって両艦の速力は20ノット以下までに低下しており、これに対して日本艦隊は30ノット以上の速力を発揮できた。
妙高は回避に専念して、自らの主砲が敵艦隊を射程に捉えるまで無被弾に抑えた。
「主砲、砲撃準備完了!」
福留の報告に三川は頷き、間髪入れず命令を下した。
「撃ち方始め!」
ここから日本艦隊の反撃が始まった。
6隻の重巡から合計54発もの28㎝砲弾が飛び出す。
28㎝砲では舷側装甲を打ち破ることは出来ないが、既に距離は20000に縮まっており第三艦隊の各艦は酸素魚雷を投下し始めた。
数は104本にのぼる。
これが着弾するのは10分後の事である。
それまでは敵艦隊の意識を砲撃戦に向けなければならなかった。
第三艦隊は3隻で敵戦艦1隻を砲撃する形をとった。
速射性能に優れる28㎝砲は次々と東洋艦隊に降り注ぎ、艦上構造物を破壊して火災を引き起こした。
だが、妙高も砲撃にさらされておりついに1発の被弾を許してしまう。
妙高型は対25.5㎝防御しか施されていなかったため、貫通を許した。
命中したのは艦後部であり、第三砲塔が使用不能となった。
だが、弾薬庫への誘爆は阻止し戦闘力を維持したのである。
「まだ戦えるな?」
三川の問いに福留は少し顔をこわばらせながらも答える。
「まだまだいけます!」
これに三川は大きくなづいたのである。
戦艦ネルソンの艦長であるジョン・リーチ大佐の報告に東洋艦隊司令長官のトーマス・フィリップスは苦虫を噛みつぶしたような顔をする。
「日本はこれを狙っていたのか…。砲戦用意!何としてでも活路を見出すぞ!」
ここにマレー沖海戦が生起したのである。
第三艦隊は妙高型重巡6隻と球磨型軽巡6隻、そして駆逐艦16隻によって構成されている。
このうち、軽巡6隻と駆逐艦16隻を分派して敵艦隊に肉薄させるのが第三艦隊の考えであった。
残った重巡6隻は戦艦2隻を相手に堂々たる砲撃戦を展開することになる。
ネルソンとロドニーは何とかして敵艦隊の射程に入る前に敵に損害を与えようと必死に砲撃を開始した。
この時点で、ネルソンは6門、ロドニーは7門に使用可能な門数が減ってはいたが依然として強大な戦力に違いなかった。
だが、30000mでは有効な砲撃を行えないのもまた事実である。
それでも砲撃戦は開始された。
13門の40.6㎝砲が日本艦隊の先頭を行く妙高に照準を付けた。
次々と砲弾は繰り出されていくが、先の空襲によって両艦の速力は20ノット以下までに低下しており、これに対して日本艦隊は30ノット以上の速力を発揮できた。
妙高は回避に専念して、自らの主砲が敵艦隊を射程に捉えるまで無被弾に抑えた。
「主砲、砲撃準備完了!」
福留の報告に三川は頷き、間髪入れず命令を下した。
「撃ち方始め!」
ここから日本艦隊の反撃が始まった。
6隻の重巡から合計54発もの28㎝砲弾が飛び出す。
28㎝砲では舷側装甲を打ち破ることは出来ないが、既に距離は20000に縮まっており第三艦隊の各艦は酸素魚雷を投下し始めた。
数は104本にのぼる。
これが着弾するのは10分後の事である。
それまでは敵艦隊の意識を砲撃戦に向けなければならなかった。
第三艦隊は3隻で敵戦艦1隻を砲撃する形をとった。
速射性能に優れる28㎝砲は次々と東洋艦隊に降り注ぎ、艦上構造物を破壊して火災を引き起こした。
だが、妙高も砲撃にさらされておりついに1発の被弾を許してしまう。
妙高型は対25.5㎝防御しか施されていなかったため、貫通を許した。
命中したのは艦後部であり、第三砲塔が使用不能となった。
だが、弾薬庫への誘爆は阻止し戦闘力を維持したのである。
「まだ戦えるな?」
三川の問いに福留は少し顔をこわばらせながらも答える。
「まだまだいけます!」
これに三川は大きくなづいたのである。
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