ワンチームで、勝利を

ハリマオ65

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30話:台風とラグビーW杯、首里城全焼、新型感染症?!

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 千葉県内で約2千本の電柱が損壊したほか、送電用の鉄塔2本が倒壊するなどし、最大約93万戸で停電が発生。停電の解消に約2週間を要し市民生活に大きな影響が出た。10月1日、安倍政権は消費税を10%に引き上げた。

 2014年4月に5%から8%になった後2度延期されており、増税は5年半ぶり。消費税率は平成元年の1989年に3%でスタートし、30年後の令和元年に2桁に達した。酒類・外食を除く飲食料品や宅配の新聞を8%のまま据え置く軽減税率なども実施された。

 これで、国民の負担増を和らげて景気が失速しないようにする対策も増税と同時に導入したのである。現金を使わないキャッシュレス決済で最大5%を戻すポイント還元事業もその一つだが、いずれも分かりにくく複雑だ。

 さらに増税による税収増の一部を新たに幼児教育・保育の無償化などに充てることにした。そのため、増税の目的だった国の借金抑制に回す分が減少。財政黒字化の目標時期は25年度となり5年間先送りされた。

 10月12日には台風19号が静岡県に上陸した後、関東地方を縦断し、気象庁は13都県に大雨特別警報を発表。関東甲信と東北を中心に記録的大雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ。死者は90人を超え住宅被害は約9万戸に上った。

 この台風で、長野市では千曲川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生。避難者数は一時約6千人に上ったほか、車両センターに止めていた北陸新幹線の10編成120両が水に漬かった。

 10月22日の「即位礼正殿の儀」には191の国や機関などの代表らが参列。11月10日の「祝賀御列の儀」では、皇后さまとオープンカーでパレードし、沿道に12万人近くが集まった。

 11月14~15日には皇居・東御苑の大嘗宮で、天皇が一世に一度行う「大嘗祭」に臨んだ。ラグビーの第9回ワールドカップ・日本大会が9月20日から11月2日まで開催された。アジア初の祭典に日本中が熱狂した。

 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ率いる日本代表は開幕戦でロシアに勝ち、2戦目で強豪アイルランドから歴史的勝利。サモアにも快勝。4戦目のスコットランドも破って、1次リーグ4連勝で史上初の8強入りを決めた。

 日本は優勝した南アフリカに準々決勝で敗れたが、世界を驚かせる快進撃。出身地がニュージーランド、トンガなど7カ国に及ぶ多国籍チームをリーチマイケル主将がまとめ、チームスローガンの「ONE TEAM」は流行語大賞となった。

 日本戦以外の試合もほぼ満員。南アフリカとイングランドの決勝は平均視聴率「関東地区」が、20%を超えた。10月31日未明、那覇市の世界遺産、首里城跡に復元された首里城の正殿から出火し、約11時間後に鎮火した。

 木造の正殿は激しく炎上して焼け落ち、北殿、南殿など6棟に延焼。消防当局は電気系統のトラブルが出火原因との見方を強めているが、現場はほぼ全てが燃え尽きており原因特定は難航した。

 首里城正殿などは戦前に国宝に指定されたが、戦災で失われ1992年に復元された。文化財には当たらないため、内部にスプリンクラーが設置されていなかったことも被害拡大の一因となった。

 火災により収蔵されていた文化財400点超が焼失し世界遺産に登録された正殿地下の遺構も、がれきが入り込み一部損傷した可能性がある。日本政府は、国主体で首里城再建を進める方針を示している。

 その後、誰も予想しない出来事が、中国で起こった。ボストン大学のイレーン・ゾイジー氏率いる研究チームは、2018年1月から2020年4月に撮影した武漢市の衛星写真111枚を分析し中国インターネット検索エンジン百度で、特定の症状が検索された頻度も調べた。

 研究チームによると武漢市内の病院の駐車場に止められた車の数が、2019年8月から急増し始め、その数は2019年12月にピークを迎えたという。また百度については、「咳」の検索数は例年のインフルエンザの流行に合わせて増加する。

 そのため、特有の症状とされる「下痢」の検索数を調べた。この結果、8月に増加がみられたことが分かった。これはこれまでのインフルエンザの流行時期にはみられなかった現象であるとともに、咳の検索データとも異なったという。
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